Thelonious Monk / Misterioso

Misterioso

Misterioso

 ファイヴ・スポット・カフェで "Thelonious In Action" と同日に録音されたライヴ盤。
 オリジナル LP は全6曲入り。CD は2曲追加。追加曲はステレオのバランスがやや劣るが、普通のスピーカーで聴いているかぎり問題ないレベルである。
 "Thelonious In Action" に比べると、ジョニー・グリフィンの垂れ流し的なフレーズが少なめ(それでも十分すごいのだけど)で、全体の演奏というか選曲は本アルバムに軍配が上がる。それにしても、グリフィンは長いフレーズの合間のブレス(息継ぎ)の際に、「ああ!」と声をあげているのだ。どうやって呼吸しているんだろう?
 いずれにしても、1950年代のモダン・ジャズを代表するライヴ・アルバムだと思う。