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2007-06-17 生贄夫人;狂った果実;女教師狩り;フラガール;武士の一分

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先週、今週と日活ロマンポルノを計6本見た訳なのだけど、今回の映画では人の死なないものもあったりとなかなか良かった。それだけで満足、みたいな。それにしても、世の男どもは、というか今日見た映画全てに通じるところなのだけど、女を見るとレイプしてしまう。愛があるのか欲があるのか、よく分からないくらいに、『狂った果実』では時に愛情を込めたセックスをし、時にただ欲望のままに動くレイプをする。『生贄夫人』では、そんなレイプ的行為、この映画の場合はサディスティックな行為に対して、女は愛情を感じ取り、もっとやってと言う。小沼のこの辺の演出は、エロスというものを感じられ、そのエロス=愛が成り立つからこそ、ラストの谷ナオミの台詞が生まれるのだろう。

そして根岸は反対に、エロスはそこそこで青臭さを感じさせる。青春というもの。主人公の男のしているバイトは、ガソリンスタンドにピンサロのバーテン! これだけでも、やばすぎる設定だ。そして、クライマックスでのバーでの流血、ラストのジョギング、既視感に襲われるこれらのシーンは、今まで見てきた青春映画の蓄積から来るものだろう。

最後に鈴木潤一。男も女も性格の二面性があるっていうのを、いやというほど見せつける。それは単純には、女教師の相手に家庭があることから、もっと複雑には彼女を持っているはずの男子高校生(主人公)の矛盾したような、かといってそうでもないようなよくわからない最後の雨の中でのレイプシーン。男子高校生の彼女に好意を抱いている男に襲わせるという…。そして女教師は最後にあっけらかんとしてレイプされた女子高生をプールに誘う。気持ち良いのよ、と。グッピーをめだかだと言ってしまう、この能天気さ! でもって女子高生もプールで楽しく泳ぎ始めてしまう。触れるか触れないかの微妙すぎる心理的移り変わりが、なんとも言えない。