感じない男ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-08-31

[]草・ハイク

左バーに、草・俳句ツールを付けてみました。みなさんもお戯れにぜひどうぞ。

これ、俳句のためのツールじゃないみたいだけど、うちでは俳句ツールとして使おう。

2008-08-28

[]草・情報

読売新聞東京版広告の画像を、ある方から送っていただきましたので、縮小して紹介します。

f:id:kanjinai:20080828134904j:image

↓拡大

f:id:kanjinai:20080828135548j:image

2008-08-27

[]草・情報

うわさでは、27日の読売新聞夕刊東京版に、婚活特集?広告があったらしく、そこに、『婚活時代』と並んで?『草』の広告が載ったらしい。まだ見てないので、伝聞情報。なるほど、世間的には婚活−草食系という連想線があるのか。知らなかった。(なおいま東京以外圏にて草品薄状態っぽいです。来週半ばにはなんとかなるようです)

2008-08-26

[]草・反響

sjs7さんが反応してくれている。

http://d.hatena.ne.jp/sjs7/20080826/1219743479

それだけ長い文章が書けるんだからその芸風を磨いてみるというのは? 言及著者に一エントリー立てさせる何かをもっているんだからさ。いらぬおせっかいだけどさ。

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追記:

他の反応。

http://d.hatena.ne.jp/goodseason/20080826#p1

2008-08-25

[]熊野純彦批判??

先週、ある特殊な書店の特殊な棚を見ていたら、黒田寛一『〈異〉の解釈学―熊野純彦批判』という新刊が出ていた。平積みで置いてあったので、中身をパラパラ見てみたが、なんじゃこりゃ??という内容。黒田ファンが買うんだろうか。熊野ファンが買うとも思えんが。

“異”の解釈学―熊野純彦批判

“異”の解釈学―熊野純彦批判

黒田寛一とは、革マル派の最高指導者だった人で、2006年に死去。熊野純彦は東京大学教授で、レヴィナスの翻訳や研究でコアなファンが多い(と思う)。というか、熊野さんは大学時代の私の同級生。倫理学教室で私が異端の道を突っ走ったとすれば、彼は正統派の道を駆け上り、哲学文献研究では右に出るものあまりいないところまで行ったのではないだろうか。若いころから廣松渉に将来を嘱望され、まわりから嫉妬されていたですな。この、廣松というあたりで、黒田が絡んできてるらしいのが上記の本。しかし、熊野純彦批判とは何ぞや? このあたりのことは業界事情に詳しい人しか分からないかもしれないので、このくらいにしておきます。

そういえば、廣松さんはとてもマメな人で、晩年は、自分の弟子や、その周辺や、関係ない人のことまでよく目配りをして、自分の本の註とかに1行ずつ言及してくれておりました。私のことも、『存在と意味』のどっかの註に一言だけ触れてくださっていますよ。

2008-08-23

[]マル激トーク・オン・ディマンドで草食系男子について語ってみた

ということで、ビデオニュースドットコムのネット番組、「マル激トーク・オン・ディマンド」で、宮台真司さんと、武田徹さんの3人で「草食系男子」について語り合ってきました。その様子がネット配信されています。

マル激トーク・オン・ディマンド 第386回(2008年08月23日)

なぜ日本人男子は結婚しなくなったのか

http://www.videonews.com/

タイトルは「なぜ結婚しなくなったのか」とされていますが、内容的には結婚の話は枕でして、そのあと、恋愛の話と、草食系の話と、宮台さんの興味深い体験談など盛りだくさんになってます。

宮台さんとは、以前から何度もトークなどをしているので間合いはお互いによく分かってまして、武田さんとは不思議なことに今回が初めての対面だったのですが、とても話しやすい方でした。

話のはじめのほうで宮台さんがオウム事件のときに一緒に朝生に出たときの話を振って、そのあとで「感じない男」のことに言及するのですが、それを受けて私が「感じない男」の出版は1995年でと言い間違えるシーンがあります(ほんとうは2005年刊行。1995年はオウム事件)。人間の無意識って怖いですね・・・。

2008-08-22

[]草・反響

elegantly cruelさんが「草食系男子・・」についての書評を書いてくれている。面白いので紹介したい。

ヘテロセクシュアルな男子どものツラを、この本の背表紙でいてこましたい。」

http://d.hatena.ne.jp/elegantlycruel/20080822/1219410030

[]「女性専用車両の学際的研究」を公開しました

大阪府立大学大学院の、現代人間社会分野の院生たちによる研究レポート、『女性専用車両の学際的研究:性暴力としての痴漢犯罪とアクセス権の保障』居永正宏・川端多津子・寺野朱美・橋爪由紀著(2008年8月)が、大学サイトにて公開されました。

女性専用車両の成立経緯と、痴漢犯罪のとらえ方についての、現状でもっともまとまった研究レポートではないかと思います。インタビュー、アンケート結果は、学術的価値も高いと思われます。

以下に「はじめに」の一部と目次を載せておきます。

女性専用車両の学際的研究:性暴力としての痴漢犯罪とアクセス権の保障

居永正宏・川端多津子・寺野朱美・橋爪由紀

はじめに

 本報告書は、女性専用車両を中心軸とし、それに直接関係する痴漢 、さらに近年頓に社会的な関心を集めている痴漢冤罪を扱ったものである。「女性専用車両」とは、女性のみが乗車できる電車の車両のことであり、近年日本各地の鉄道会社で痴漢犯罪対策の一環として導入が進んでいる(一般的には小学生以下の男児と男性障害者なども乗車可能となっているが、本報告書では、女性専用車両の本義である対痴漢という側面に絞って取り上げる)。女性専用車両は、私たちが行ったアンケート(第四章参照)でも示されているように、既にかなりの社会的な認知を得ている。しかし、単に多くの人が女性専用車両のことを知っており、また利用しているということは、同じだけ多くの人が女性専用車両という存在の意義を理解しているということを意味するものではない。そもそも、女性専用車両は何を目的としたものなのか。そして、どういう経緯で、これだけ急速に普及することになったのだろうか。

 女性専用車両以外にも、私たちの社会には同じように「女性専用○○(またはレディース○○など)」と謳うサービスが数多く存在している。しかし、集客を主な目的としたそれらのサービスと、電車内における痴漢犯罪という文脈の中にある女性専用車両は、本質的に異なるものとして考えなければならない。なぜなら、女性専用車両は単に女性に対する「サービス」といったものではないからである。それは、安全な生活、犯罪や恐怖に脅かされない生活を送るという女性の基本的な権利を保障するものなのである。そのことを理解するには、まず、痴漢という犯罪を女性に対する性暴力という大きな枠組みの中に位置付ける必要がある。

 そのような認識の下、本報告書の第一章では、性暴力の一般理論の中に痴漢を位置付ける作業を行なう。第二章ではさらに痴漢被害の実態と痴漢冤罪の構図を分析し、女性専用車両がそれに基づいて理解されるべき基本的な枠組みを提示する。第三章では、日本において女性専用車両が導入されてきた経緯を時系列的に辿ることで、上の理論的枠組の中で理解されるべき女性専用車両が現実的にどう位置付けられてきたかを探る。第四章では、私たちが行なった女性専用車両と電車内における痴漢に関するアンケートの結果を分析する。これは、女性専用車両の普及がある程度終了した時点で第三者が信頼のおける方法で行なったアンケートとしては最初のものだと思われる。そして報告書の最後に、女性専用車両という存在の意義を改めて確認し、今後の展望を行う。なお、各章毎にある程度テーマが独立したものであるため、引用・参考文献は各章末もしくは節末に示すかたちをとった。

 また、本報告書は、これら本文とは別に資料編として、報告書を執筆するために収集・整理した資料を添えている。鉄道各社へのアンケートと大阪市交通局へのインタヴュー、鉄道警察隊へのアンケート、「性暴力を許さない女の会」へのインタヴュー、女性専用車両と痴漢に関する先行資料の整理、女性専用車両に関する年表、そして、学生を対象に行なったアンケートに関する資料などである。

・・(後略)・・

目次

はじめに 1

第一章 性暴力としての痴漢行為と女性専用車両 3

 第一節 性暴力とは 3

 第二節 女性を制約する潜在的知識 4

 第三節 アクセス権と女性専用車両 6

 第四節 他の「女性専用」サービス 6

 第五節 女性専用車両の必要性 8

第二章 痴漢犯罪 10

 第一節 痴漢行為とその法的位置づけ 10

  第一項 痴漢被害の実態 10

  第二項 痴漢行為に適用されるおもな法令 14

  第三項 迷惑防止条例違反と強制わいせつ罪 15

  第四項 痴漢犯罪に対する新たな取り組み 18

 第二節 痴漢冤罪 27

  第一項 痴漢冤罪が生まれる背景 27

  第二項 痴漢冤罪をどのようにとらえるか 28

  第三項 痴漢冤罪はなぜおこるのか―現行犯逮捕・勾留・自白の罠― 30

  第四項 腹いせ・示談金目的でおこる冤罪は多発しているのか 32

  第五項 痴漢冤罪を防ぐてだて 34

第三章 女性専用車両の導入および普及の経緯 37

 第一節 女性に対する性暴力防止策としての女性専用車両 37

 第二節 女性の人権に関する国際的動向と国政 37

 第三節 車両内における痴漢事件および痴漢冤罪事件 40

 第四節 調査と検討の過程で生まれた女性専用車両 41

 第五節 事業者による女性専用車両導入および普及 45

 第六節 海外の女性専用車両 46

第四章 女性専用車両に関するアンケート調査 50

 第一節 調査目的 50

 第二節 調査対象・期間・方法・回答者数 50

 第三節 回答者の内訳 51

 第四節 結果 52

  第一項 女性専用車両について 52

  第二項 電車内における痴漢について 56

  第三項 クロス集計 62

  第四項 自由記述から 65

  第五節 考察 68

総括 71

資料編 73

〈資料1〉鉄道各社への女性専用車両に関する聴き取り調査(インタヴュー)とアンケート 74

〈資料2〉鉄道各社アンケートのまとめ 77

〈資料3〉大阪市交通局へのインタヴュー 85

〈資料4〉「性暴力を許さない女の会」とのインタヴュー―概要― 95

〈資料5〉大阪府警察本部地域部鉄道警察隊への女性専用車両等に関する調査(依頼書と調査の質問項目) 97

〈資料6〉公的機関による、女性専用車両に関するアンケート調査結果 101

〈資料7〉女性専用車両導入に関する年表 130

〈資料8〉女性専用車両に関するアンケート 133

>>続きを読む

2008-08-17

[]「読売新聞」書評欄に著者紹介載った

8月17日「読売新聞」(全国版)書評欄・<著者来店>コーナーに、「草食系男子の恋愛学」の著者紹介が載りました。

「心優しい男性に勇気を」という見出しで、

・・・男性の作者が男性の読者のために、これほど女性に寄り添った本を書けるとは。男女関係の新たな時代を感じさせる1冊である。(西田朋子)

と結ばれています。写真が載っているんですが、これはまあ衝撃的ですねえ・・・。大学のキャンパスで撮ってもらった多数のなかのひとつですが・・。(協力してくれた学生さんたち、写真に使ってもらえなくって、ごめんなさい!)

気になる方は、図書館とかで見てみてください。

2008-08-14

[]楊逸「時が滲む朝」

芥川賞受賞の、楊逸「時が滲む朝」が「文藝春秋」に出ていたので、立ち読みした。映画でもそうだけど、中国作家は激動する社会を背景にした人間ドラマを書ける。それに比していまの日本作家は、どうしても日常の細々した細部のできごとに集中する傾向がある。セカイ系というのもその亜流だろう。面白かったのは、「時が滲む朝」のなかで尾崎豊がいきなり出てきたことだ。「I love you」が何度も使われている。実際、天安門事件当時の中国で尾崎が聴かれたりしていたのだろうか。こういうエピソードに、日中文学交流史の現在形を見る気がする。

ついでに、橋田壽賀子「夫婦の格式」という新書を立ち読み。これには深く失望。男は男らしくしろ、女は男を立てろ、という時代錯誤的な繰り言が延々と続く。同じことは、さきごろ亡くなった河合隼雄がよく言っていたな。日本とは女が男を立てるシステムだと。きみらが、草食系男子を苦しめてきたのだ。

2008-08-12

[]まいどすんません・草反響

というわけで、草の反響の一部。

http://nasuhiko.exblog.jp/7389082/

「って言うかカメラマンもレイヤーも、試しに読んでみると良いと思うよ!」

http://hinoataranaitokorode.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_fa71.html

 トーンダウンかあ・・・、うーん。

http://d.hatena.ne.jp/ecua/20080810/1218352043

「そういう恋愛に興味がない男子の人間観とか恋愛観が解説されている本かな、と想像していたのだった。」→ごめんなさい。実用書なんです。

http://d.hatena.ne.jp/Sekihara/20080812/p1

 総まとめ。

2008-08-10

[]ヒロシマは特別なのか?という問い

なんか、ずっと気になっているので、簡単に書いておきたい。ちょっとまえに、広島で行なわれた某国際会議で、戦争について議論していたときに、あるアラブ系の国から来た学者が、「広島はほんとうに特別なのか?」と発言した。「広島では数多くの人々が死んだというが、ドレスデン空襲で、その他の都市で、同じかそれ以上の人々が死んだ。広島のことを特別視する傾向があるが、どこが特別なのか」と。その後、会合はちょっと荒れたが、しかしこの問いへの正面からの答えはなかった。私の頭には、被爆後遺症の問題、環境汚染の問題、核戦争への扉を開いたという問題、などが浮かんだが、しかし前2者は他の空爆その他の被害者についても言えることだろうし、最後のものは、象徴的な問題に過ぎないようにも思える(最初の核爆弾攻撃と、最初の空爆と、どっちが特別なのか。一瞬で、と、一晩でと、どっちが特別なのか)。被爆による遺伝子へのダメージが子孫に引き継がれていくかもしれないという点は、空爆一般とは違うように思ったが、しかし広島の特別性というのはそれだけなのだろうか? この問いはいままでも繰り返されてきたもののように思うが、でもどう考えればいいのだろうか。またそれについて、日本現代史を知らない外国人にどうやって伝えたらいいのだろうか。「どこが特別なのか」という問いの立て方それ自体が問題なのだ、というような学者然として答え方で、伝わっていくものなのだろうか。

2008-08-09

[]なんでも鑑定書を付けてみた

よく分からんが、「なんでも鑑定書」というのを付けてみた。(サイドバー左下および、↓)

面白いのかもしれない。よくわからん。

BLOG鑑定書BLOG鑑定結果

2008-08-07

[]ダ・ヴィンチでの紹介

食傷気味とは存じますが、草食系男子ネタ。雑誌『ダヴィンチ』の9月号の195ページで、本書の広告記事が全面に出ていますので、コンビニとかでごらんになってみてください。

ダヴィンチ 2008/09月号

ダヴィンチ 2008/09月号

「「草食系男子」はどこへ行く? 新しい形の"恋愛教科書"が登場!」という見出しで、私へのインタビューが載ってます。イラストの浅野いにおさんの表紙イラストもでっかく載っていて、さすがインパクトありますねこれは。『ダヴィンチ』は、綴じ込みで入っている、山岸凉子『テレプシコーラ・舞姫』第9回を目当てに買う人が多いのかな?

さて、発売後3週間。はたして本書は草食系男子たちの元に届いているのか?

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追記:草食系男子本へのコメント

http://mediamarker.net/u/codeslinger/?asin=4840123764

「この本であまりに腑に落ちたので。もう他の恋愛本は読む気が失せた」

http://booklog.jp/users/ibusaki/archives/4840123764

→ 懐疑的コメント。たしかに明日から効果あるかといえば、そうではないだろう。だがこのスタンスで時間をかければいずれ変容が訪れるという点を見てほしいなあ。草食系男子の定義は、今後の課題。

http://d.hatena.ne.jp/Sekihara/20080806/p3

「いいひとで終わってしまう、とか、都合のいい人になるという人は、ぐっとくる男っぽさがない(P181)わけではなく、その滲み出る積年の「受け入れてほしい」オーラのようなものが女性を引かせている可能性があるのではないか」という鋭い指摘が見られます。勉強になりました。

2008-08-05

[]光文社古典新訳文庫の翻訳がエラいことになっているらしい

われわれの業界では、光文社古典新訳文庫の翻訳の品質についての疑問をひんぱんに耳にするようになった。もちろん、いつの時代でも翻訳というのは誤訳の山だし、そもそも翻訳は不可能という声すらあるわけなのだが、それにしても、古典新訳文庫はひどいのではないか、というのである。

たとえば「カラマーゾフの兄弟」が古典新訳文庫でベストセラーとなったのは記憶に新しいが、それも非常にやばいらしい。「赤と黒」もそのようであるらしい。トロツキーもやばいらしい。私は原語で確認できないのだが、専門家たちがそのように言っているから、根も葉もない噂ではないのだろう。

たとえば、このサイトと、そこから辿っていけるページをたんねんに見てみよう。

http://book.geocities.jp/ifujii3/

「カラマーゾフの兄弟」についてはこちら

http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dos117.htm

なかなか壮観である。

みなさんは、どう思われるか。(そこあたりでほのめかされている、既訳書の日本語を訂正してから原語と照らし合わせて新訳とするという話も、すごいものである)

私が光文社新訳問題に気づいたのは、大学院の演習でJSミルの「自由論」を、岩波訳、古典新訳文庫訳、原文、で読み比べたときだった。たしかに古典新訳文庫の日本語は、日本語として読みやすくなっているが、そのぶんだけ、原文の含蓄が失われているし、はっきり言って、原文の哲学的ポイントが翻訳できていない箇所が多々ある。その点では、古い岩波訳のほうが、日本語は読みにくい反面、原文の意図に忠実に訳されている(ただ翻訳者が複数のためムラがある)。上での議論は、おもに「小説」をめぐってであるが、同じことは「哲学」についても言えるだろう。前にもどこかに書いたが、哲学書の翻訳は、その哲学者が何を言おうとしているのかを理解できる程度の論理脳を持った人が訳すべきである。そうじゃないと、その哲学書のレベルが、訳者の脳のレベルにまで下がってしまうことになる。なぜなら訳者は自分の脳で理解できる範囲のことしか訳せないからである。

2008-08-04

[]草食系男子の恋愛学を女性はどう読むのか

草食系男子の恋愛学』の書店配備状況の情報を、りんごさんが蓄積してくれている。

http://www.geocities.jp/life_ringojp/haibi2008.html

これを見ても分かるように、今回の本は、置かれている棚にすごくバラエティーがある。

注目すべきは、女性恋愛棚にメンチンで置かれているケースがあること。(たとえばジュンク堂なんば店)。そのせいかどうかわからないが、ネットでの本書へのコメントには、意外なほど女性からのものがある。これはあきらかに男性向けに書かれた実用書であるのに、なんで女性読者が多いのだろう。女性がけっこう買ってくれているというのは、出版社側も把握している。

女性は、この本を、どういうふうに読んで、楽しんでいるのだろうか? 私の知人の女性読者の多くは、知り合いの男性に読ませたいと言っている。

ある女性は、「本を読んでもういちど恋をしたくなった」と言った。ひょっとして、自分を主人公とした恋愛小説として楽しんでいるのだろうか? そういえば、事前に原稿を読んでくれた女性のなかに、本書のことを「小説」と呼んでいた方がおられるそうだ(伝聞)。これも何かのヒントにならないか。

女性に支持されているということは、裏返せば、男性にとっての本書の実用度はけっこう高いということだろう。女性は、こういうふうにしてほしいと思っているわけだろうから。

でもやはり謎なのは、女性読者がこの本からどういう快を引き出しているかということである。

[]「ヒロシマ・ナガサキ」NHKを観た

さっきNHKで、ドキュメンタリー映画「ヒロシマ ナガサキ」を観た。日系米国人監督によって制作されたもので、米国でもテレビ放映されたとのこと。よく取材されていて、とくに被爆者の生の声と、被爆者たちが描いた絵がすごい。

その映画のなかで紹介された、もっともdisgustingなシーンが、終戦直後の米国のテレビ番組で、米国に治療のために渡った原爆乙女の人たちと日本人医師を、原爆投下機の乗務員に対面させるシーンであった。番組では日本人被害者たちへの寄付を呼びかけ、その乗務員が最初の札束を寄付するところが映されていた。これはまさに自らのしたことを無痛化し、みずからを慈善者としてアイデンティファイさせる行為にほかならない。(別のシーンで乗務員たちは、原爆投下したことを後悔してないし、悪夢も見ないと言っていた)。「地獄の黙示録」のセリフ、「米国は片手で銃を撃っておきながら、もう片手で絆創膏を差し出す」を思い出す。

2008-08-03

[]草食系男子の恋愛学への反響・4

今日、目に付いたもの。

女性の声

こういうこと真面目に考えてる

男子と恋愛したーいと思います

いわゆるモテ本とは違います

いかに様々な種類女性とその場限りの

付き合いを後腐れなく実現するか

という本が多い中

これは本当に長続きするつきあいの

実現のためにというか

誠実さにあふれてるんですねえ

http://plaza.rakuten.co.jp/frogs358/diary/200807260001/

この本へのコメントを書いてくれる女性が意外と多い。

ホームヘルパーさんの声

立ち読みしてみたら、読み応えのある本だと気づきましたよ。

ついつい買っちゃいましたよ。

今、ホームヘルパー2級講座で、老人との共感についての

コミュニケーション論を受けてるんですが、共通するところがありますよ。

老人介護は、男は早く死ぬので、女性相手が多いので

大いに参考になりましたよ。

技能より精神に重点を置いた、鋭い視点の本ですね

キャッシュ No.577

介護への応用というのは、考えたこともなかった。目から鱗である。

[]橋爪紳也ほか「心斎橋と大阪の出版文化」講演会

以下のような講演会があります。

講演会「心斎橋と大阪の出版文化」を下記のとおり開催いたします。事前の申し込みは不要です。ぜひ、ご参加ください。


1.講演日時:平成20年8月26日(火)午後1時30分〜4時

2.講師及び演題:

(1)大阪府立大学人間社会学研究科院生 大橋眞由美

「心斎橋の出版文化と住吉大社御文庫」

(2)大阪府立大学特別教授 橋爪紳也

「大大阪の時代と心斎橋 風俗・商い・都市景観」

3.講演会場:大阪府立大学学術交流会館多目的ホール

4.参加費:無料

詳細

http://www.osakafu-u.ac.jp/event/000651.html

リンク先のポスターが面白い。

2008-08-02

[]映画「闇の子供たち」の映画評を『朝日新聞』に書いた

『朝日新聞』大阪版(7月31日)夕刊に、本日公開の日本映画「闇の子供たち」(坂本順治監督、江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡)の映画評を書いた。いろんな意味で見応えのある映画だと思うので、興味ある人で観ても大丈夫な方は観てみては。ただしデートでは行かないほうがよいと思う。

全文はこちら。

映画「闇の子供たち」が暴くもの − 日本人の重い自画像

森岡正博

 ああ、なんてずっしりと重い映画を観てしまったのだろうと、多くの人は感じるにちがいない。満員の試写室も、上映後はほとんど誰もしゃべっていなかった。・・・

http://www.lifestudies.org/jp/yamino.htm

映画公式サイト。

http://www.yami-kodomo.jp/

これから映画を観る人のために、内容については↑以上のことは書かないが、いちおう後日談。というか、新聞メディアでは書けなかったことを以下に。

まず、映画のどこかで桑田佳祐の歌が流れるのだが、これはぜったいにないほうがよいと思った。試写会で観たときはそうだったが、劇場公開版でもやっぱり使われているのだろうか? もしそうだとしても、海外に持って行くときには、削除してくれるとうれしい。これはあかんと思う。(わたしはいちおうサザンのファンですが)

あとは、臓器移植のエピソード。ここをもっと突っ込んでほしかった。シナリオ進行上、むずかしいか・・・。残念ではある。

撃ち合いのシーンは不要。カット。

性虐待のシーンについては、映画パンフに詳しいことが載っているので読むとよい。書かれている内容自体についての慎重な議論は必要である。制作者は批判覚悟だろうと思う。私自身全肯定はできない。性虐待被害者が観たら吐くかも。出演児童はほんとうにこれでよかったのか。表現の可能性と限界について議論すべき。

2008-08-01

[]草食系男子本への反響・3

仕事があわただしくて、丁寧にフォローしてないのですが、読み応えのある反響をリンクしておきます(hatena村が多いのは、やっぱりこのネタに萌えるのはhatena住人ということだろうか)。

■小野登志郎

東京虚業大学

http://henkoukanousei.blog61.fc2.com/blog-entry-40.html

■建築・デザイン・本・街・散歩

http://d.hatena.ne.jp/xsw23edc/20080731

■mesomeso

ゆるゆるモード

http://d.hatena.ne.jp/mesomeso/20080731

→著者は女性?

■Sekihara

河の向こうに灯が見える

『草食系男子の恋愛学』とドリカム構造

http://d.hatena.ne.jp/Sekihara/20080730

草食系男子にまつわるメモ/妥協に似たもの

http://d.hatena.ne.jp/Sekihara/20080731

■Masao_hateさんのエントリーのブックマークコメント群

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080729/1217341569

→女性のコメントも興味深い