感じない男ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-04-29

[]草食系男子に恋すれば

草食系男子に恋すれば

草食系男子に恋すれば

メディアファクトリーから、このような本が出るようです。これで草食系男子本は、4冊目になるのかな。著者の実体験に基づいた話とのことです。内容はどんなだろう。これまで4冊のうち、3冊は女性著者ですね。

メディアファクトリーなので、「草食系男子の恋愛学」と一緒に本屋さんに並べてくれるようにしてくれるのかな?

[]羅紗商とその活動の軌跡―近代都市大阪の社会・まち・ファッションにみる諸相

kinokopress.comから、新刊、石角容子『羅紗商とその活動の軌跡―近代都市大阪の社会・まち・ファッションにみる諸相』がPDFで刊行されました。無料でダウンロードできます。

石角容子『羅紗商とその活動の軌跡―近代都市大阪の社会・まち・ファッションにみる諸相』

 ポルトガル語に由来する「羅紗(らしゃ)」とは、「(厚手の)毛織物」の総称で、紳士用洋服に使用され、羅紗商とはその羅紗を主として洋服商に服地として供給する専門業者であった。

  1972(明治5)年、「爾後日本の式服は洋服とする」旨の太政官布告がなされ、一般でも逐次紳士服の着用が始まった。それとともに羅紗を扱う羅紗商は都市部で広くみられるようになったが、とりわけ大阪は「羅紗の本場」といわれ、その商圏は大阪を拠点にアジアや遠く南アメリカにまでおよんでいた。当初はほとんどを輸入に依存していた羅紗も、洋服化の浸透とともに国産品が重用されるようになった。

  このような背景のもと、近代都市への発展過程における大阪羅紗商の活動の歴史を掘り起こし、羅紗商と時代、社会、地域、文化的役割などを浮かびあがらせたいと考えた。そこで、?羅紗商の成立と展開、?羅紗商の業態と機能、?その商業活動と紳士服の流行、?社会集団としての羅紗商、?まちと羅紗商、を切り口に検討を行った。

  そして以下の3点を、羅紗商の活動の所産として示した。すなわち、

 (1)商品開発や販売手法に独特の商業活動がみられた羅紗商は、生産販売のエージェントとしてのみでなく、紳士服ファッションを方向づける、いわばトレンドセッターであったといえること。当時の紳士服は服地(羅紗)の色柄・風合いが流行の決め手であり、それは紳士服飾全般の流行にも大きな影響をおよぼしたからである。

 (2)羅紗商の属する地域社会では、商家同族組織と一体をなす伝統的な丁稚〜別家制度が戦時にいたるまで保持された。新旧の価値観が共存する羅紗商の社会であったが、丁稚〜別家制度は羅紗の専門的な知識の涵養、 大阪商人の育成や心性の継承、独立支援という点では有意義で、なおかつ大阪を起業機会に富んだ都市として、有為の人材を集めることができたと考えられること。

 (3)「羅紗は船場」「洋服は谷町」という言説を戦前の羅紗商の集積から検討したところ、大手通周辺、谷町筋で羅紗商の類集が際立った。また羅紗商の同業者町としての観点から、船場を加えた三地区で商店の移動状況を検討し、慣習や風習が独特の空間の文化としてそれぞれの地区に蓄積している可能性が示唆され、今後大阪のまちの見せ方に羅紗のまちのイメージづけが考えられるとした。

  これらを集約し、総じて大阪の羅紗商は、その活動を通じて紳士服の定着を支援するとともに、「近代都市大阪」のあゆみを地方や海外にまで発信し、大阪の求心力を高める役割の一端を果たしていたところに、その存在意義があるのではないかと考えた。

http://www.kinokopress.com/sosho/ishizumi01.htm

文化史に興味ある方はぜひ読んでみては。

今回の出版は、版下をプロに作っていただきました。見ていただくと分かると思いますが、すばらしくきれいです。このまま紙の書籍の版下として使えるものです。これは、新しい電子出版の道ではないでしょうか。

2009-04-28

[]「将来世代を産出する義務はあるか」という論文を書きました

大阪府立大を拠点に、「生命の哲学」プロジェクトを進めている。その成果の一端は、先日の応用哲学会のワークショップ「生命の哲学の可能性を考える」でも発表した。2008年から、年に1本のペースで、「生命の哲学」の共著論文を刊行しているが、その第2回が出たので、紹介する。

森岡正博・吉本陵「将来世代を産出する義務はあるか?:生命の哲学の構築に向けて(2)」

http://www.lifestudies.org/jp/philosophylife02.htm

哲学者のハンス・ヨーナスは、環境倫理学の基盤として、将来世代への責任を提唱した。しかし、そもそも将来世代は将来に存在しないといけないのだろうか。我々は、将来世代を産出する義務を負っているのだろうか。これが論文のテーマである。前半では、ヨーナスに沿って考えたときにどうなるのかを検討した。後半では、ヨーナスを離れて、そもそもわれわれはそのような義務を負っているのかいないのか、について検討した。その結論は常識とは異なるものであろう。すなわち、個人主義に立つ限り、我々は将来世代を産出する近未来の義務はあるが、遠未来の義務はない、その結果、人類の穏やかな自己消去は甘受される。個人主義的フェミニズムへのインプリケーションも議論を呼ぶだろう。

大きすぎるテーマを扱っているので、とくに後半はきわめて荒削りである。みなさんからの批判を聞きながら、さらに考察を続けていくつもりである。

2009-04-27

[]応用哲学会に行ってきました

25日、26日と、応用哲学会に行ってきました。面白かったです。みなさんの研究発表は、ジャンル的には、科学哲学と応用倫理関連が多かったかな。

私自身の発表etcとしては、26日午前に「生命の哲学の可能性」というワークショップを品川哲彦さんと共同でやりました。ふたりで話題提供して、わりと長い時間、参加者とディスカッション。いろいろと率直な批判的応答ができて、有益でした。けっこう人は入っていたかも。

26日午後には、大会シンポジウム「これが応用哲学だ!」というのを大講堂でやりました。茂木健一郎さん、伊勢田哲治さんと3人がシンポジスト。開始2時間前には満員御礼で入場制限したらしい。内容についてはそのうちyoutubeで公開されるらしいので、ご覧あれ。例によって、私は言いたいこと言ったし、あー、すっきりした。3人3様でお客さんも満足度は高かったのでは。

その後、打ち上げでは、応用哲学会で若手を育てる仕組みなどについて話しこんだ。

私が参加したセッションがそうだったのかもしれないけど、分析哲学系・科学哲学系が多い印象。それはそれで楽しいのだが(こっち系はけっこう好きなので)、もっとジェンダー系、臨床心理系、ヨーロッパ大陸哲学系の人たちを巻き込んだ方がさらに盛り上がるように思った。とくに、「生命の哲学」プロジェクトを関与させていくのなら、もっといろんな人々に集まってもらえるようにならないといけないなと思う。次回は北海道大学で、来年の同じ時期だそうです。

追記:

font-daさんが以下のようなエントリを書いている。

http://d.hatena.ne.jp/font-da/20090427/1240803097

彼の発言は私への質問の形で発せられたが、私は要領を得ない受け答えをした記憶がある(うろ覚え)。その原因は聞かれたことの真意がつかめなかったからだが、そういうことを聞かれたのかとある意味納得。ここにはジェンダーの問題がありますな。

2009-04-24

[]応用哲学会に行ってきます

あしたから2日間、京都大学で応用哲学会が開催されます。私としてはけっこう関心をもっている学会なので、様子をじっくり見てきます。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jacap/index.html

私自身は26日

午前に

 ワークショップ「生命の哲学の可能性」

午後に

 シンポジウム「これが応用哲学だ!」

に出ます。

しかしシンポジウムは、いつのまにやら入場制限をするかもしれないという註がついてますね。大講義室で入場制限する文系の学会って、経験ないなあ。

ワークショップは、私と品川哲彦さんがオーガナイザー兼発表者となって、生命の哲学について、つっこんだやりとりを会場としたいと考えてます。

シンポジウムは、うってかわって、エンタテイメント性の強いものになる予感(含む私の発表)。

500円払えば誰でも聞きに来れます。

2009-04-20

[]一西洋人女性の「草食系男子」観

日本の草食系男子現象については、英語でもいろいろコメントが出ているようだ。なんと翻訳するのか分からないが、"grass eating boys"で検索するといくつか出てくる。

このページは、日本のデート事情を解説する女性のサイトにあったもの。

News alart! Increasing population of “Grass-eating boys”!?

http://tokyocherie.wordpress.com/2009/02/17/news-alartincreasing-population-of-grass-eating-boys/

よく報道されていることの英語での紹介だが、最後の段は興味深かった。

Apparently, the articles in girls fashion magazine for the spring ‘09 focus primarily on how to effectively “hunt men,” aggressively approach men, and how to confess the love without shocking the men… Good luck girls, I just hope you don’t find out that your boyfriend turns out to be gay after all the effort, money, and time you invested in catching him!

やっぱり、草食系男子=女性を求めない=ゲイ、という発想なのですね。

追記:

辞書的には、"herbivore boys" でしょうか。これもいくつか検索には引っかかる。いずれにしても、英語にするとベジタリアン男子っていうふうに勘違いされそうです。

2009-04-17

[]これはほんとうの出来事だろうか

ロシアで、美容室にショットガンを持って強盗に入った男が、柔道とテコンドーを学習中の女性美容師に一発で仕留められた。彼女は男を地下室に入れ、電気コードで縛った。彼女は仕事が終わってから、縛られた男にバイアグラを飲ませ、3日間にわたってレイプした。レイプによって男のペニスは傷ついた。解放後、男は女を訴えた。女も男を訴えた。

女の反論:

“That’s ridiculous. We had sex just a couple times. I brought him brand new jeans. I fed him every day and gave him one thousand rubles ($25) before his release,” the hairdresser said.

http://www.mosnews.com/society/2009/04/14/1013/

ちょっと信じがたい事件。ロシア社会には、日本社会からは想像できない側面があるのは確かだが・・・。(ネタサイトかと思ったが、About Usには"MosNews.com is an independent news web-site specializing in news from Russia and about Russia. We also offer a range of analytical materials concerning Russian economy, politics and social life. We strive to bring you the most interesting and valuable information and we give you the opportunity to share your own opinion in comments to all articles, blogs and image galleries."とある。他のページを見てみても、普通のニュースサイトのようだ。)

2009-04-14

[]草食系男子と草食男子

論文書きの逃避をしていて、ふと思い立って、調べてみたら、こういうことになっていた。

f:id:kanjinai:20090414233331j:image

青=草食系男子  赤=草食男子

これ見事に反比例?

オチがあんまりなくてゴメン。

2009-04-13

[]捨てられた胎盤はどこに行くか

胎児組織の利用というのは、ずっと日陰のままに置かれてきた問題である。出産のときに排出される胎盤は、胎盤製剤として利用されてきた。出産後、胎盤は、病院から製薬会社に渡って胎盤を使った薬として再利用されることが都道府県の条例によって認められているケースがある(京都市など)。それらは胎盤抽出物(プラセンタエキス)として、2003年まで市販されていた。たとえば、滋養強壮剤ゴールドビタエックスなどに使われている。ある製薬会社には、月刊2000強の胎盤が提供されている。2003年に薬事法が改正され、胎盤の譲渡には母親の承諾が必要となった。以上、本書平塚志保論文にある情報。資料的価値の高い本である。

これに関連していつも問題となるのは、中絶した胎児の胎盤を利用していいかという問題。母親の承諾があったらOKかという点についての指摘は本書にもある。これは自殺した脳死の人からの心臓移植をどう考えるかというのと似た論点があるかもしれない(レシピエントが脳死の人の死因を知ったらどう思うか)。産業としては、いまは脳死の人の身体は、まるごと分解して加工して医療用パーツとして販売されている時代である。オリジンがどこであろうと、活用できるものはどんどん活用しよう、お金はどんどん儲けよう、患者は治療を受けて健康になろう、というのが現代医療の規範であろう。米国でもっとも盛り上がっているこの規範が、現今の経済危機のように、一瞬にして崩壊するということが将来あるのか、ないのか。          

2009-04-11

[]中国国営新華社に「食草男」現わる!

中国の国家メディア、新華社通信ネットに、「食草男」についての記事が出ていることを発見しました。「草食系男子」のことを、中国語では「食草男」と言うようですね。写真もなかなか・・。

http://news.xinhuanet.com/lady/2008-12/01/content_10438030.htm

検索してみると、もう中国語ウェブの世界では、「食草男」の話題でもちきりのよう。たとえば、

都市男人又有新族群“食草男”席卷而来

http://www.ny1988.com/knowledge/news/200904/45345.html

从“食草男”进化为“食肉男”(图)

http://news.163.com/09/0328/12/55GB21RC000120GR.html

などなど。なんとなく内容は分かるような気はするものの、内容を知りたいので、もし中国語読める方がおられたら、コメント欄にでも、内容を書いて教えていただけませんでしょうか。

____________

追記:

草食系男子という単語は出てないけど、中国でもこのところ男性の女性化・中性化が話題のようですね。

変化する中国ジェンダー観、中性化進む若年世代

http://www.recordchina.co.jp/group/g13809.html

大学生の3割に両性化現象、「草食男子」と「イケメン女子」求める社会―中国

http://www.recordchina.co.jp/group/g30354.html

中国と言えば、日本よりもぜんぜん「男らしさ」の抑圧が強い社会だと思っていたが、それも変わってきているということだろうか。

2009-04-09

[]手の美術史 森村泰昌

手の美術史

手の美術史

森村さんが、ヨーロッパ絵画から、「手」を描いた部分を抜き出して画集にした本。絵画好きならきっと知っているであろう名作群を、手に焦点を当ててクローズアップしている。たしかにそういう手だったなあというのもあるし、意外に覚えてないのもある。絵画オタクにはけっこう受ける本じゃないかと思う。森村さんもダヴィンチが好きなのかな。岡本太郎はふつうリボンに目がいくが、手もたしかにすごい。

2009-04-05

[]草食系・33個め、京都ブックファーストでフェア中!

ブックファースト京都の4Fにて、『草食系男子の恋愛学』『33個めの石』のブックフェアをやっています。京都方面の方、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。私の書いたコメントもそのうち、フェア棚に掲示されるのではないかな。私も今度こっそり行ってこよう。

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f:id:kanjinai:20090405223013j:image

(ともにブックファースト提供)

草食系男子の恋愛学

草食系男子の恋愛学

33個めの石 傷ついた現代のための哲学

33個めの石 傷ついた現代のための哲学

こういう形のフェアをやってくれたのは、啓文堂神田駅前店に次いで2番目かな? もしほかにもやっている書店があったら、ぜひ教えてください。

2009-04-01

[]ES細胞の研究に賛成ですか? 円卓会議

イーウーマンというサイトで、「ES細胞の研究に賛成ですか?」という円卓会議(ぬで島次郎議長)がなされています。この問題はいままで専門家だけによって議論されてきた感がありますが、一般の方々に意見を交わしてもらって、市民参加をすすめようということのようです。ES細胞を使って臓器生成して移植するのは、ES細胞のもととなった受精卵からの臓器移植だからOK、という意見も出されていました。みなさんも書き込んでみればいかがでしょうか。

http://www.ewoman.co.jp/report_db/id/2686/dow