感じない男ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-01-10

[]映画「草食系男子。」

「草食系男子。」「肉食系女子。」という2本の映画が封切りされるようです。ついに映画化なんですね。

http://www.sousyoku-nikusyoku.com/

予告編を見る限り、「草食系男子。」のほうがマシのようには思うが、どうなのだろう。「肉食系女子。」のほうに加護亜依が出ているから、こっちのほうが話題になるんだろうけど、でも内容は普通っぽい。タイトルのあとに「。」がついているのはどうなのか。

2010-01-08

[]環境倫理学・決定版

環境倫理学

環境倫理学

環境倫理学の決定版テキストが東大出版会より刊行されました。これはいまの日本の環境倫理学の最高の執筆陣による、画期的な教科書です。鬼頭さんの人脈とこれまでのクローズド研究会の蓄積の結実と言えるでしょう。私も第1章を書いています。大学で使えるテキストとして、ぜひご利用ください。

〈人間vs.自然〉では環境問題は解決できない.「自然」「生命」「精神」などの象徴的なテーマから,「持続可能性」「外来生物」,そして「地球温暖化」など現代の地球環境問題まで,すべての二項対立図式を超えて,私たちがこれから豊かに生きていくための環境倫理の新しい地平を拓く!

主要目次

序章 環境倫理の現在――二項対立図式を超えて(鬼頭秀一)

第I部 環境倫理が語れること

1 人間・自然――「自然を守る」とはなにを守ることか(森岡正博)

2 自然・人為――都市と人工物の倫理(吉永明弘)

3 生命・殺生――肉食の倫理,菜食の論理(白水士郎)

4 公害・正義――「環境」から切り捨てられたもの/者(丸山徳次)

5 責任・未来――世代間倫理の行方(蔵田伸雄)

6 精神・豊かさ――生きものと人がともに育む豊かさ(福永真弓)

第II部 環境倫理のまなざしと現場

7 「外来対在来」を問う――地域社会のなかの外来種(立澤史郎)

8 「持続可能性」を問う――「持続可能な」野生動物保護管理の政治と倫理(安田章人)

9 「文化の対立」を問う――捕鯨問題の「二項対立」を超えて(佐久間淳子)

10 「自然の再生」を問う――環境倫理と歴史認識(瀬戸口明久)

11 「地球に優しい」を問う――自然エネルギーと自然「保護」の隘路(丸山康司)

Box1 野生復帰を問う−野生復帰において人はどこまで操作可能か(池田 啓)

Box2 政策からこぼれ落ちるローカル知――ウチダザリガニと人間の環境問題(二宮咲子) 

第III部 環境倫理から生まれる政策 

12 家庭から社会へ――持続可能な社会に続く道を地球温暖化問題から考える(井上有一)

13 知識から知慧へ――土着的知識と科学的知識をつなぐレジデント型研究機関(佐藤 哲)

14 政策から政/祭へ――熟議型市民政治とローカルな共的管理の対立を乗り越えるために(富田涼都)

15 安全から危険へ――生態リスク管理と予防原則をめぐって(松田裕之)

16 制御から管理へ――包括的ウェルネスの思想(桑子敏雄)

終章 恵みも禍も――豊かに生きるための環境倫理(鬼頭秀一)

http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-062311-7.html

なによりも、英米の環境倫理学の紹介、というスタイルを取ってないところ、現場を知る研究者が数多く執筆しているところが、類書と異なる特徴でしょう。

2010-01-06

[]嵐、表参道駅、ジェンダー

とある用事で東京の地下鉄表参道駅に降り立つと、なにやら警備員がたくさんいて、女性たちが柱や壁のポスターに群がってさかんに写真を撮っている。なんだろうと思って見てみると、嵐という人たちの上半身裸緊縛写真ポスターが表参道駅の柱や壁に貼られていて、みんなそれを撮っていたのであった。

f:id:kanjinai:20091230172132j:image

f:id:kanjinai:20091230172225j:image

写真を撮る女性たちで構内は大混雑で、警備員が「止まらないでください〜」と絶叫状態。

ポスターは見てお分かりのように、若い美形男性の上半身裸に、口をガムテープでふさぎ、紐で柱を緊縛するというもの。陵辱されるのは若い男性で、視姦するのは女性という構図。この写真に性的な意味がない、とは言えないであろうし、女性の置かれた性的地位を暴露するためにあえて被害者を男性に置き換えた告発写真とも取れないであろう。

若い美形男性に突き刺さる視線の渦の現存を、はからずも明るみに出したプロジェクトに結果的にはなっているとは言える。「草食系男子」現象のひとつの帰結とも言えるかもしれない。しかしこのような視線の海を泳がなくてはならなくなった現代の若い男性たちは、ようやくかつての女性たちの社会的地位に追いつきはじめた、ということなのだろうか。しかし男性の場合には、この先にあるはずの女性によるレイプという終着点がほぼ存在しないがゆえに、女性とはまったく意味合いが異なり、単なるファンタジー遊技で終わるということなのか。

まあ「(ただしイケメンに限る)」や、ネタで撮っていただけ(という言い訳が他人および自分に対して使える)などという側面もあるだろう。

などと新年早々考えながら駅を後にして目的地に向かったのであった。

追記:あとで調べてみたら、「嵐 表参道ジャック」というプロモーションだったみたいです。

http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK200912280050.html