感じない男ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-10-30

[]草食系男子を科学する@一橋大学

一橋大学の学園祭で、「草食系男子を科学する」という催しが行なわれるとのことです。

11月6日(日)13:40〜15:30

草食系男子を科学する

講演:山嵜 哲哉

「草食系男子」…言葉は聞くけど、実際はどういう男性のことを指すの?

 この講演会では、「草食系男子」について、どこまでもアカデミックに考えていきます!

 こんなことを考えます!

・「草食系男子」ってどんな人のことをいうの?

・なんで「草食系男子」が生まれたの?

・「草食系男子」が世の中にもたらした影響は?

・私たちが持っている「草食系男子」に対する誤解って?

・よりよい生活を「草食系男子」や周りの人が送るには?

 …400人の大学生対象に行った調査をもとに、一緒に「草食系男子」の実態に迫りませんか?

 講師は武蔵大学教授の山嵜哲哉氏!

 若者文化を研究する山嵜教授が「草食系男子」を科学します。

http://jfn.josuikai.net/student/ikkyosai/event/sympo/muto.html

2011-10-27

[]台湾・中國時報の草食系男子の記事

台湾の中國時報に草食系男子を扱った記事が出ているようです。新井一二三さんという方の書いたもの。

不再好色的日本人

2011-10-24 中國時報

早在一九九○年代,日本已出現了不少「無性愛夫妻」,如今的日本年輕人不分男女都以「草食系」為主,對戀愛、性生活不大有興趣,寧願回家跟媽媽、姐姐一起吃甜品。

曾經以玉女寫真為最大賣點的日本週刊雜誌,最近紛紛推出「中高年性愛」專輯,令人有三十年河東、三十年河西的感慨。所謂「中高年」指的是五六十歲以上的男女。這一代日本人到了可以抱孫子的年齡還對房事興致勃勃,跟「草食系」佔多數的年輕一代人呈現非常明顯的對比。

「草食系」是二十一世紀○○年代中期市場調查專家最初提出的概念,乃消費行為女性化的年輕男性。他們與其跟上司、同事出去喝酒,寧願回家跟母親、姐姐一起吃甜品。後來,大阪府立大學森岡正博教授出版了《草食系男子的戀愛學》、《草食系男子帶來最後的戀》兩本書,文中指出:草食系的本質在於性情溫柔、不愛競爭、對性愛關係不很積極。一九五八年出生的哲學家森岡教授本人就屬於草食系,所以頗能理解年輕一代草食系男子的處境,樂於提出建議幫他們得到幸福的生活。

続きはこちら

2011-10-20

[]「悪への自由:カント倫理学の深層文法」中島義道

悪への自由: カント倫理学の深層文法

悪への自由: カント倫理学の深層文法

中島さんの新著。カント倫理学の本質に肉薄したたいへん興味深い研究書である。中島さんのエッセイも毒があって面白いが、やはりこういう哲学的議論のほうが私は好きである。カントをどう読むか、ということを越えて、現代において倫理とか人間とかを考察するときのヒントに満ちていると思う。

中島さんによるとカント倫理学の根本原理は「誠実の原理」である。その「誠実の原理」の下にある第2原理が「幸福の原理」である。だから自分は幸福に値すると自認した瞬間に、その人は幸福に値しなくなるということになる(89頁)。

人間には悪を行なう自由があるからこそ、あえて自分の意志によって悪への自由に「反する」ことができる。カントはそこに人間の倫理性の本質を見ている、と中島さんは言う。たしかにカントはそのようなことを言っている。このあたりの議論も面白い。

中島さんの最新の知見によれば、カントの「道徳的善さ」は次の5点によって構成される。

1 誠実性の原理

2 意志の自律

3 行為が生成する時としての根源的現在

4 悪への自由

5 神の配慮

私は最近、カントは非常に現代的な哲学者だというように感じている。これまではカントは現代思想以前の哲学者とみなされるのが通例であったが、21世紀的な状況にカントが役立つことはこれからとても増えてくるように思う。

[]「個人美術館の愉しみ」赤瀬川原平

個人美術館の愉しみ (光文社新書)

個人美術館の愉しみ (光文社新書)

日本にある個人美術館45館を実際に訪ねて、蘊蓄をかたむけた書物。日本にこんなにたくさん個人美術館があるのかというのにも驚いたし、こんなにたくさんの世界の名画があるのかというのにも驚いた。個人美術館とは、誰か1個人のアーチストの作品だけ(を中心に)蒐集しているものか、あるいは、誰か1個人が誰かの金で系統的にいろんな作品を蒐集をしたもの、のいずれからしい。

日本中に散らばっているので、旅行の時にはこの本を見て、あらかじめ美術館をチェックしておきたい気になる。地方の美術館は、基本的に客が少なくて、じっくりと見れるし、時間の流れをぜいたくに味わえるし、建物自体をも味わえる(とくに外光の処理など)から、私は好きである。左右を見渡しても、自分しか絵の前にいないとか最高である。美術好きにはよい本である。

2011-10-16

[]和田移植事件

論文を書いていて、「和田移植事件」とタイプしてATOKさんで変換したら、「話題食事券」と出た。脱力してその後論文を書く手が止まった。

そういえば和田寿郎氏は今年の2月に亡くなりましたね。

2011-10-13

[]「妊娠中絶の生命倫理:哲学者は何を議論したか」

妊娠中絶の生命倫理

妊娠中絶の生命倫理

英語圏の70年代からの中絶の生命倫理の代表的な論文を集めて翻訳したもの。これまでの断片的な翻訳紹介を一新するエポックメイキングな本だと言える。収められているのは、JJトムソンの「妊娠中絶の擁護」という中絶についてのもっとも有名な論文の全訳をはじめ、トゥーリーの「パーソン論」論文の全訳、ウォレン、イングリッシュらのしぶい論文、シャーウィンのフェミニストからの視点など。なかでも注目すべきはやはりトムソン論文の全訳だろう。それとトゥーリー論文の改訳か。この二つとも、日本の生命倫理学草創期の「バイオエシックスの基礎」での抄訳を乗り越えてそれを一新するものであり、前著を持っている者は本書を備えるべきであろう。

そもそも「バイオエシックスの基礎」は、当時千葉大学にいた飯田亘之と加藤尚武の圧倒的な指導力のもとで作成された翻訳集であり、当時、生命倫理の何たるかをほぼ知らなかった哲学倫理系の大学院生を動員して訳させたものだ。私自身もトゥーリーの翻訳の下訳を担当しており、これが加藤らによって仕上げられた。最近の拙論にも書いたが、トゥーリー論文のタイトル「嬰児は人格を持つか」は「バイオエシックスの基礎」の編者によって付けられたタイトルであり、「人格を持つ」の不自然さは、当時の研究水準のありかを物語っていると言えよう。

本書の論文の選び方はきわめてオーソドックスであり、英語圏の論文集における標準的なものを採用しているように見える。大学院でのテキストとして最適ではなかろうか。

2011-10-01

[]「量子力学の哲学」森田邦久

量子力学の古典的な観測問題から始まって、その後の展開を、哲学的な側面から追究した好著。冒頭に書かれている例の量子の世界では情報は光速よりも早く伝わるかというあたりの説明は非常にわかりやすい。問題の本質がよく理解できたし、同時にそれらの解釈についていろんな根源的疑問も浮かんだ。(巨視的世界の場合に、カードの裏側模様が移動中にころころ変わることはない、という仮定がなぜ暗黙の前提になっているのかとか)。日本に量子論の哲学の専門家が数人!いるということも初めて知った。勁草書房から論文集が出るらしいし、この際勉強しておこう。時間論、外部世界論を詰めるためには必須である。良い本であるし、この著者はこれからも良い本を書いていくであろう。

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