感じない男ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-01-03

[]謹賀新年

大晦日からお正月にかけて、ずっと家に引きこもって、書き物をしております。食料を買い込むのを忘れたので、近所のコンビニ弁当ですが、あれは連続するとちょっとしんどいですね(食欲落ちる)。今年もいろいろ書いていきますので、ぜひよろしくお願いします。

そういえば、Yahoo!ニュースで「「草食男子」食い尽くす 「肉食女子」とはどんな人種か」というJ-Castのニュースが流れましたね。私の本も言及されています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090102-00000003-jct-soci

が、この内容はどうなのか? 肉食女子って・・・。恋愛とセックスに積極的だったのはバブル期(1980年代末から1993年)の女性がいちばんなのでは? 違うのかな。

草食系男子については、『朝日新聞』全国版の1月6日あたりの朝刊文化面で、特集記事があるように聞いています(伝聞調)。

さて、2月末〜3月はじめに刊行のエッセイ集のゲラ最終チェックもさきほど終了。自分で言うのもなんだが、なかなかよい出来ですよ。春秋社から連続して出てる、「全身当事者主義」「母が重くてたまらない」「コドモダマシ」に引き続き出版という流れです。

いまからApplied Philosophy ConferenceのAbstract書きます・・・。

2008-12-26

[]近況など

書いていた論文が、いちおうできあがりました。これから細部の詰めをしないといけないけど、大枠はできたので一安心。大晦日までに完成させよう。これで無事、年が越せそうでよかったよかった。お正月にはあるところから頼まれている、けっこう(むちゃくちゃ)シリアスな文章を書くのと、英国での学会に行くならその要旨を書くのと、3月までに書かないといけないっぽい英語論文2本を書き始めるのと、新しい本の企画と執筆をやり始めるのかな(たぶん全部はできません)。

そういえば、来年初夏に出るとお知らせしていたエッセイ集が、ずいぶん早く、来年の2月から3月にかけて刊行になりそうです。これは「草食系・・・」とはまったく異なったタイプの本格的エッセイなので、ぜひぜひ期待をしててください。値段、部数など、まだまったく決まってないけど、詳細が決まりましたらここでご報告します。非常に森岡的な世界をお見せできると思います。

2008-12-14

[]いま論文執筆中

ある方が、私の本のある部分を2頁くらい英訳してくれた。その方は、翻訳のプロなのだが、訳された英文を読んで、あまりのすばらしさに衝撃を受けた。原文の文意を損なわず、流れるような英語になっている。自分で自分のをいくらがんばって翻訳したとても、ここまでの次元に達するのは未来永劫不可能と思われた。プロの力を認識すると同時に、ちょいと落ち込んだ。英語の勉強もっとしなきゃ。いつになったら自然な英文が書けるようになるだろう。

私は語学の才能は特にないから、これについてはコツコツと努力するしかない。持って生まれたものと、持って生まれてないものの差というのは、しみじみするねえ。私は哲学することだけは努力せずともできる、というか脅迫的にせざるを得ない自分がいる。だから私は他人に、哲学をどうやってするのかを教えることができない。やり方を自覚したことがないから、それを言語化できない。語学に関しては、才能ないから、何十年も勉強を続けているわけで、これはほんとうに勉強って感じだ。もしいつの日か私が自然な英文を書けるようになったら、私はそのコツを他人に教えることができるかもしれない。私は実は、哲学・思想・倫理学の教師には向いてないのかもしれない。

追記:哲学を教えないと言っているわけではなく、哲学の仕方を言語化して教えることはできないというわけです。たぶん、私と対話したりすることで、私から哲学の仕方を盗んだり発見したりしてくれる人はいると思う。そういう教え方、学び方しか、私には分からないなあとも思ったり。またいつかちゃんと書こう。

2008-12-12

[]びわ湖ホール

滋賀県のびわ湖ホールというところであるクラシック演奏会を聴いてきた。大ホールはとてもきれいで、こんな場所にこんな施設があるのかとびっくり。座席は1Fから4Fまであるのだが、4F(最上階)の横の壁から見下ろす席は、非常に音響が良かった。たぶんいちばん安い席なんだろうけど、音響的にはここが特等席かな。

驚くことに、このホールは滋賀県立なんですね。かつ有名らしい。

http://www.biwako-hall.or.jp/index.html

この財政難のおり、大丈夫なんだろうかと思って検索してみたら、やっぱりやばいらしい。

http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2008/03/post_dd3b.html

オペラとか記事では言ってるけど、実際に聴いた感じでは、何の音楽でもすばらしく映えると思う。ヤマハの発表会とかも含め、どんどん利用して、維持していってほしいなあ。

2008-12-01

[]近況などなど

来年刊行のエッセイ集のゲラ直しを、ちまちまやってます。私のエッセイ集としては、『自分と向き合う知の方法』がありますが、それ以来じゃないかな。ゲラを再読していて、今回の本は、『自分と・・・』よりも格段に密度が濃くて、作品としての完成度が高いということを感じる。ひょっとして新境地かも。『草』で実用書を書いたけど、今回のエッセイ集は『草』とはまったく趣向の違う本になる。現代社会の難問を、哲学的に簡潔に切り出すという感じ。傷つくこと、現代社会の不条理、赦し、追悼、テクノロジーの罠などなど。エッセイ集の内容は、半分は某紙に連載したもので、半分は書き下ろし。でも連載のほうも、ほぼ人目に触れてないはずだから、読者にとっては書き下ろしと一緒か。出版は春秋社からです。来年の春から初夏になるかな。請うご期待。

近畿大学大越研究室で、環境倫理についての新ネタをしゃべった。ハンス・ヨーナスがらみだが、質疑応答含め、なかなか得るものがあった。これは共著論文として、年内に書き上げて、紀要に発表しようと思う。そのほか来年は英語論文の依頼とかも来たし、ほかの本の話も進行中なので、けっこう執筆が忙しくなりそう。

2008-11-28

[]近況など

約半月強の怒濤のような日々がとりあえず過ぎて、なんかようやく一息という感じです。もちろんまだ入試やら研究会やら論文審査やらいろいろあるけど、それはまあ通常の忙しさの範囲内。ということで、遅れ遅れになっていた来年刊行の本のゲラ直しをそろそろやらないといけないです。

今週、マレーシアの映画監督の方と心斎橋でお会いして、長く話をしました。なかなか面白そうなドキュメンタリー作家で、いまの企画について意見交換して、私も協力することになりそうです。その方は、ゆっくりと英語を組み立ててしゃべってくれるので、コミュニケーションはとてもスムーズでした。それに比べて私のブロークンな英語は超貧弱だと思い、反省しきりです。日本語でも私はあまりしゃべるのは得意じゃないからなあ。

そういえば、心斎橋ホテル日航は、1F喫茶店が喫煙、2F喫茶店が禁煙というふうに完全分離されていました。これは快挙。これで仕事に使えるようになった。その前に行った梅田ヒルトンホテルは、1F喫茶店が場所分煙で、煙が流れてきてほとんど意味なかったのに比べると、すばらしいこと。ほんとうはなるべく早く飲食店完全禁煙法・条例を作るべき。NY、ホノルル、ヨーロッパなどはもうそうなっているし、日本は遅れてるね、ほんとに。

2008-11-24

[]札幌

北海道大学で開催された応用倫理国際会議に、昨年に引き続いて参加してきました。今年は、Andrew Lightを招いてミニシンポジウムEnvironmental Pragmatismを企画し、約3時間のシンポを行なって、その司会をやってきました。けっこう刺激的で面白かったと思う。環境プラグマティズムというのは、ライトが提唱しているプラグマティックな方法論のことで、理念的な対立にこだわるのではなくというか、そこをスルーして、とにかく環境危機回避のために一緒にやれるところはやっていこうということを方法論とし、価値については多元主義に立つというもの。米国の環境倫理学を知っているものに取ってみれば、こういうことが提唱される背景は分かるのだが、日本ではどうなのだろうということを思った。と同時に、イントロでも私はしゃべったが、日本の場合は水俣病(など)の市民運動こそが環境プラグマティズムの原形としてとらえられるのではないかという気がした。水俣から見た環境プラグマティズムという企画は、機会があったら、むしろ米国でやったら面白いと思った。

札幌はいいところですね。北大周辺の人々は、雪が降っても傘をささない。女性も頭に雪をのっけたまま歩いてる。たしか米国東海岸の人もそういう感じだったなあ。家に入ったとたんに蒸発するから。乾燥地帯はけっこう好きかも。