Brian Blade & the Fellowship Band

2011/05/12 Brian Blade & the Fellowship Band @ 丸の内 Coton Club (2nd show)

Brian Blade (ds)
Myron Walden (as, bcl)
Melvin Butler (ts)
Jon Cowherd (p, org)
Chris Thomas (b)

setlist
最後に King's Highway をやったことしかわかりませんでした....最近レコーディングをしたという話なので,そのアルバムの曲が大半だったのでしょう.


前回の来日の時に聴いた演奏が衝撃的すぎて,今回もすごい期待をして観に行ったのですが,結果的には期待はずれでした.Melvin Butler と Jon Cowherd はすごくよかったです.Melvin Butler はものすごく歌うサックスを吹いていて, Jon Cowherd はモチーフの発想も発展の仕方も良くて惚れ惚れしました.

一方でこのバンドの盛り上げ役(?)である Myron Walden の調子がイマイチのように感じられました.楽器のコンディションが良くないのか,高音が全然うまく出なくて,いつもなら一発ドカーンとくるところでも不完全燃焼に終わってしまい,それでも Brian Blade が盛り上げようとして,結果としてバンドが空回りしてチグハグなものになってしまう場面が何度かありました. Brian Blade は Jon Cowherd がしっとりと弾きたそうにしている時でも盛り上げようとしていることがあったので,「リーダーとしてここは俺が盛り上げなきゃ」という責任感でもあったのでしょうか(そんな単純なことではないかもしれませんが).そのせいか結構ドラムは荒っぽかったです.

ベースの Chris Thomas は初めてみたのですが(前回の来日時は Roland Guerin がベース.彼は物凄い良かった!!),なんでこの人が BBF のレギュラーベーシストなんだろうかと疑問に思いました.楽器は別にうまくない,タイムもいいかげん,格好いいことを弾くわけでもない(演奏中に2,3回格好いいところはありましたが),ソロは曲から浮いていてめちゃくちゃな上に長い.ホント糞野郎!と思いながら "Season of Changes" を聴いてみたらちゃんとしてるんですよね.....