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2014-03-16

電王戦第2局「やねうら王」の修正対応について

http://blog.nicovideo.jp/niconews/ni045018.html

やねうらおさんや、佐藤六段が語っている内容と大いに乖離があるように見えるのですが。

 

やねうらおさんが「提案」した部分は丸々カットされていて、まるで双方納得の調停をしたかのように書いている。

提案のくだりは、やねうらおさんのブログで見られる。

http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20140315

簡単にまとめるなら

(や)「別に無理に直す必要ないんだけど」

(や)「佐藤六段の納得を最優先に」

結局ドワンゴは、佐藤六段がまったく納得できない調停を行って大激怒させたわけですな。

何が「佐藤紳哉 六段および、日本将棋連盟に感謝いたします。」だ。

(や)「別に無理に直す必要ないんだけど」 (ド)「興業中にフリーズされたらドの損失。絶対直すの前提」

(や)「佐藤六段の納得を最優先に」 (ド)「将棋連盟がOKしたから良いだろ。佐藤なんて知らん」

 

だいたい「ある局面でフリーズ」するのを直す際に「棋力が変わらない」なんてことはありえない。

「思考ルーチン内に、思考とは関係ない分岐文」が1つ増えたり減ったりしただけで、指し手がするなんてのは当然考えられることだ。

ある閾値を超えたり、超えなかったりするだけで結果は不定になる。

それが「時間制の思考ルーチン」というものだ。完全読み切りや深さ固定のように結果が常にひとつに収束するわけがない。

これは「コンピュータの計算結果は常に一定である」と思いがちな一般人にはまったく理解できないことだ。

 

"棋力や指し手に影響を与える思考部には手を加えない"は、それ即ち"意図的には思考ルーチンの仕組みを変えない"という意味でしかない。

そのプログラマなら当然分かるが、一般人には分からないニュアンスについてまったく解説しないまま、一般人向け告知として出しているドワンゴはどのような了見なのか。

 

そのニュアンスを解説しないまま

あらためて修正内容を開発者に確認したところ、「複数のバグを修正したが、その中に棋力に影響をもたらすバグがあり、それを修正したために、棋力が向上してしまった可能性が高い。」とのことでした。

なんて書けば、一般人には開発者が約束を反故にしたようにしか読めない。

当然開発者ブログ大炎上だし、(プログラマではない)佐藤紳哉六段は(誤解した結果)激怒しますよ。当たり前すぎる。

この開発者の言葉

約束通り意図的な変更はしていないが、約束通りフリーズ対処として思考ルーチン部のコードに手は入れた。技術者集団であるドワンゴさんなら当然お分かりの通り結果が変動したのでしょうね。棋力が向上したというのが事実であるならばそれ以外考えられませんもの。最初お話した約束通りですがどうかしたのですか?(困惑

という意味でしかない。

 

結局プログラマのやねうらおさんと、非プログラマの佐藤六段の間を当然仲介すべき通訳に、プログラマとしての知識の無い人間が割り当てられたのが原因ですね。

 

技術者集団であったはずのドワンゴも、もはや技術者以外が幅を利かすようになったということなのでしょう。そりゃ規模もでかくなったしね。

でもコンピュータ将棋戦なんていう舞台では、技術者を置いておくのは当然の配慮だと思うんですけどねえ?

 

(追記)

ニコニコのタイムシフトで、佐藤六段の生声による非難が見られるようなので見てみた。

「開発者ですから、あのー、色々バグを取ったりしても棋力が変わらない? それを分からないわけないですよね」と発言されている。

途切れ途切れでのセリフなのでニュアンスから補完すると「開発者なんだから、色々バグとってる際にそれが棋力に影響与えるか与えないか分かりますよね。分からないなんてことはありえないですよね?」という意味だと思われる。

当時者である佐藤六段を持ってすら、この認識。ドワンゴがいかに仕事してないかというのが分かる。

やねうらおさんにしてみれば「大幅にとか別ソフトくらいっていうのは考えにくいが、若干は変わりうる。だからドワンゴに再三確認とったし、問題あるなら元のバージョン使うという提案もしてる。なのに何で佐藤六段怒ってるの?」であるし、佐藤六段からしてみれば「ドワンゴは棋力・指し手が一切変わらないような説明をしていたのに話が違うじゃねーか」である。

んで「別ソフトくらい変わってる!」と主張される佐藤六段に対し一歩下がり、変わってしまったというのならそうなのでしょうと譲歩している。これは「佐藤六段は事情を理解されていないのだろう」と感じたので配慮として行ったのでしょう。

ですがこれをもって佐藤六段が「ようやく認めた」「つまり今まではしらばっくれてた」と誤解してしまったというのは残念な結果ですね。

繰り返し言っておきますが、佐藤六段の反応が非プログラマとしては普通なので、佐藤六段に非はありません。

 

あーあ、江添さんを雇った件で私の中のドワンゴ株がストップ高だったのに、今回の件でストップ安ですよ。

というかさー。

ドワンゴの川上会長さん、電王戦のスタッフ全員社長室に呼び出して説教してやってよ。「技術の会社なのに技術者をコケにするんじゃねえ」って

 

(追記)

なんで私がドワンゴが悪いと言い切っているかというと、ドワンゴの将棋系スタッフが以前もやらかしてるからなんですわ。

「ニコ生将棋100万円、稲庭戦法で勝ちそうだったのにルール変更されて追い出されたお」(´;ω;`)

http://blog.livedoor.jp/foufif/archives/25443050.html

“人間VSコンピュータ”の戦いに注目!ニコニコ「GPS将棋対局イベント」が大盛り上がり

対局者は稲庭戦法と呼ばれるコンピュータの穴をつく作戦に出る

時間がかかる

飛び入りで解説してたプロの勝又棋士が対局者に圧力をかけて運営がルール変更

稲庭戦法が使えなくなる

本来の稲庭戦法は時間切れ待ち作戦

今回のイベントでは時間切れがないため、人間側で使用するメリットがないと思われていた

山本さんは稲庭を使っても時間切れにはできないが、

コンピュータの悪手を誘って勝利の足がかりにできることを発見したらしいので採用した。

コンピュータの弱点をつくことについては、米長さんもやってたし批判されることでもない

その他、電王戦の予選でも運営ミスを連発してました。

トラブルが起きたとすればまずドワンゴを疑います。

で、実際当事者もっともらしいことを言っており、ドワンゴがまるで釈明できていないし、プログラマからしてみたら頭おかしい説明してるのだから、そりゃドワンゴが悪いと言い切りますわ。

(追記)

色々読んでいくと、どうもドワンゴのさらなるチョンボが散見されるのですが。

そういや以前、やねうらおさんが言ってたの思い出した。

yaneurao 2014/02/27 23:07 ↑24で思い出したのですが、今日、ドワンゴの電王戦の責任者の方から電話があって、「本番は入玉に関して24点法を採用するのでヨロシク!」みたいなことを言われました。わははは…。いまから実装してきますorz..

yaneurao 2014/02/28 15:05 ↑将棋連盟とドワンゴとの話し合いにおいて、24点法に対する将棋連盟側の強い要望があったそうです。まあ、普通、プロの将棋では持将棋は24点法で計算しますし、今回の電王戦の27点法の部分を24点(勝ち宣言をするなら31点)に変更するだけですから、ロジック的な変更は最小で済むであろうと開発者(私ではなく、たぶん、今回のどのソフトかの開発者)を交えて判断され、仕方なくそうすることに決まったようです。

やねうら王では、終盤まで学習させてそれをDBに保存しているため、27点法が24点法に変更になりますと、27点法で入玉勝ちの局面でbestmove winを送ってしまう可能性があるため、後半のほうの指し手のクリアなど、何らかの修正が必要になります。他の開発者にはどうであれ、やねうら王的には大変な変更でした。

ただまあ、この修正による指し手の性質に及ぼす影響は皆無だと判断できると思うので、昨年の電王トーナメントのときのバージョンの指し手に限りなく近いと言っていいのではないでしょうか。ですので、まあ電王戦の趣旨には反しないと私は思うのですが。

もちろん、個人的にはもっと早い段階で決めておいて欲しかったというのはありますが、電王トーナメントは今回の開催が初めてのことなので、進めていく上でこういうことがいろいろ出てくるのは致し方ないものだと私は認識しています。

(;´Д`)-3

これで指し手の完全同一性を維持しろとか言われても、できるわけないわな。

やねうらおさんは「指し手の性質に及ぼす影響は皆無」とおっしゃっています。うん、性質には影響しないと思います。基本ルーチンに手は入らないわけですから。

でも何かしらの閾値が変わって、今までと違う指し手を打ったら、佐藤六段的には「性質が変わった」とおっしゃるでしょうね。

この部分も、プログラマが思う「性質」と、棋士が思う「性質」に擦れ違いがあるようです。

 

変更要請自体は将棋連盟が出したようですが、それは「プログラム精通しているドワンゴが問題ないと判断したから」という裏打ちがあるわけです。

将棋連盟がプログラムのこと分かるわけないですから。

 

将棋連盟は「フェアな勝負にしたいと思ったので」24点法を要請したら、ドワンゴが問題ないと言ったので通った。

やねうらおさんは「フェアな勝負にしたいと思ったので」バグ修正を要請したら、ドワンゴが問題ないと言ったので通った。

 

結局どっちもドワンゴが悪いわけですな。

ほんと酷い大会になったもんです。

(追記)

サトシン怒りの会見

http://www.nicovideo.jp/watch/sm23101628

川上会長も、将棋連盟も言っていることがおかしい。

少なくとも2014/02/27に24点法に変更するというソース改変を行っているはずなのに、それについて一切触れていない。

一貫して「数か月前から一切変わっていないが、やねうら王だけ変えた」と言い張っている。

川上会長に至っては、まるでやねうらおさんが嘘をついたかのような言い回しをしており「棋力は一切変わらないものですとのことでしたので、その修正を特別に認めることとしました」とかほざいてる。

 

はああ????

棋力が変わらないかどうかは、ドワンゴが検討して判断する責任があるだろが!!

まるで「我々はやねうらおに騙された被害者です」といった面はどういった了見なんだ?

 

連盟は当然「ドワンゴが保証したから」受け入れたわけだ。

連盟がやねうらおさん個人を叩くのはお門違いだ。

そのお門違いを放置し、調停もせず、単なる参加者たる個人を守る責任すら放棄し、むしろ責任転嫁までし、あまつさえ煽りPVまで作ったドワンゴが、どうして被害者ぶれるんだ?

この記者会見自体、欠席裁判の最たるものじゃないか。

 

まったくもって筋の通ってない糞茶番だわ。

佐藤六段は動画で「数十局戦ってみたがバグは一切無かった(=バグなんて無かったのに棋力を変えるために手を入れたに違いない)。ポカするのが1局あったが」とか言っちゃうくらい、プログラムに対するリテラシーが無い人なのよ?

なのに、そのセリフに対してもドワンゴは一切フォロー無し。全部やねうらおさんが悪いという態度。

 

……。

そういやGINZAだとVRAMクラッシュしまくるんだよなぁ。さっさと直してもらえませんかね?

プログラマと非プログラマの仲裁ができる技術者集団。という評価自体そもそも間違っていたのかもしれん。

怒るってことは、期待してたってことの裏返しなわけで。

(追記)

なんでこんなにムカツクのかなぁ? と思ったら……。

 

下請け同士連携する仕事で直接対話させてもらえず。

発注元の中継でもらう質疑応答ファイルや連絡メールが意味不明すぎ。

末期になってようやく顔を合わせて会話したら普通の会社。能力もそんなに悪くない。

結局、中継係が能力もないのに連絡内容をいちいち(なぜか)書き換えて中継してたのが原因。ということが分かり、双方発注元にブチ切れ。

 

という被害を食らったことがあるから、それを思い出したんだ。

名無し名無し 2014/03/17 15:34 というか本当に棋力が大幅に上がっているのでしょうか?
サトシンは元々序盤ランダムだったのにひと通りの手しか指さなく成ったとおっしゃられていましたよね
自分はここがポイントであると思います

やねうらおさんのブログによると、学習より定跡が優先されてしまうバグを直したと言っています
つまり肝心のやねうらメソッドがほぼ機能してなかったのを直したわけですが
例え、序盤がランダムから学習手に変わった所で、将棋として何か違いがあるのか?
むしろ弱くなる方を考えるのが自然ではないでしょうか?

自分は棋力が上がったというより、対サトシン学習の序盤が、サトシンに対して物凄く良く効いて、
結果レート的というよりサトシンの感覚的に棋力が大幅に向上しただけではないかと思っています

サトシンもそれまでに指してたのは数十局だと言っていますし、一日長時間を1局とかではないでしょうか
とするとこの時点で怒りを沈めて指していてもまだ10局そこら
全体的な棋力が向上してると思い込んでるだけの可能性も多分にあると思います

kanokekanoke 2014/03/17 20:09 おっしゃる通りかと思います。
今まで通じてた手が通じなくなったら、強くなったと感じるのが人情ですよね。
また、疑心暗鬼の状況ですから、鬼がわざわざ弱くする改造をするとは思えないでしょう。無断で強くされたと訴えるのは非常に理解できる行動です。

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