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批判的な文章についてはその対象への励ましです。

また、間違った文章があった場合それはイメージ・演出であるため問題ありません。

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2014-03-23 プログラマの常識と文化

やねうら王騒動を振り返って

先日の電王戦におけるやねうら王のゴタゴタは、収束してみれば言葉定義常識の違いによって引き起こされたものでした。

せっかくの機会なので、プログラマの常識と文化について語ってみたいと思います

※厳密に言うと違うことも多々含まれていますが、話を簡潔にするためにわざと省いたり断定したりしてます

禁止を定義する世界

プログラマはコンピュータと戦う人たちです。

この強力な友であり、獰猛な怪物でもあるコンピュータを飼いならすのが仕事です。

 

コンピュータには慈悲がありません。

プログラマがどんなに「空気読め」「常識的に考えてそれはないわ」と訴えても、無慈悲に暴走します。

あらゆるプログラムは、OSを破壊することができ、メモリーの内容を破壊することができ、ファイルを破壊することができます

純粋PCの上では、プログラムをたった1文字間違えるだけで、PCがフリーズするなど日常茶飯事です。

 

なので、プログラマの世界は「禁止を定義する世界」なのです。

幸いWindowsのような近代的なOSは

・OSを破壊できない仕組み

・他プログラムが使っているメモリーを破壊できない仕組み

権限の無いファイルを操作できない仕組み

が組み込まれており、すなわち禁止されています。

 

今回ドワンゴは

「フリーズの修正を認めます。ただし棋士の研究無駄になるような結果を生まないように」

要請しました。

このドワンゴの要請に対し、やねうらおさんが「バグバグの探索部をまるっと取り替える」という手法をとったことに文句を言うプログラマは、1人もいないと思います。

そのバグバグの探索部が、「3年前に突貫で作って放棄したものサルベージしたもの」ということであれば、なおさらです。

 

もしプログラマ視点でやねうらおさんを責められるとしたら、禁止であった「棋士の研究が無駄になるような結果を生まないように」という部分を守れなかったことのみです。

なので、プログラマなのに「探索部をStockfishのものに入れ替えたのだから、約束破りは故意だったに違いない」と言う人は、事情を理解していないか、失格プログラマです。

 

山本一成さんや平岡さんは事情を理解していなかっただけだと思います。

事情が公開された今、メールなりでやねうらおさんとは和解されることでしょう。

実は現実もそう

はーん?

プログラマってのはずいぶんキチガイ世界に生きてるんだな。

もっと常識で考えろよ。

 

と考えているのなら、大きな大間違い。

現実世界も罪刑法定主義です。

禁止されていないことは、やっていい。

だってそうでしょう?

「息を吸う」について許可するなんて書かれていません。

書かれていないならダメ! なんて話になったら生きていけませんね。

 

常識的に考えて、息を吸うなんて許可に決まってるだろ。

なんて考えたらいけません。

 

日本人常識的に考えて、良いことをした子供の「頭をなでます

タイ人常識的に考えて、子供の頭の上には神様が宿っていますから「頭をなでません」

常識は人の数だけあります。

常識は絶対のルールにはなりません。

「常識とは成人になるまで集めた偏見コレクションである

アインシュタインの言葉ですね。

そもそも常識でフタをしてしまうと、新しいことが生まれません。

それは死人の世界です。

インターネットも禁止を定義する世界

インターネットも禁止を定義する世界です。

 

もしインターネットで、publicな情報(公開情報)を扱う際に暗黙の制限があるとしたらどうなるでしょうか?

リンクを踏むことすら危うい。(制限ページに飛ばされるかも)

Googleのように情報を集積するのも危うい。(制限ページの情報拾っちゃうかも)

そんなインターネットは聞いたことないですし、まったく意味のないものですよね。

 

からインターネットは、故意に制限されていない限りすべて許可。なわけです。

だからこそ、自分が世界に発信するpublic情報は十分注意しなければなりません。

 

・Twitterで犯罪自慢したら、自分ブログの情報とリンクされて本名・勤め先バレた

・ホームページに設置した隠しページで、友人とこっそり楽しんでいたら、URLがバレた

・ネットゲームのデバッグページがユーザーにバレた

 

これらはすべて自分が作ったpublicな情報です。

気をつけましょうね。

データ業界人データ業界人 2014/03/23 22:56 JR東日本がSuicaのビッグデータを(違法でない形で)他社に提供しようとしたところ、世論の反対で潰されました。
情報通信研究機構という独立行政法人が、大阪駅で顔認証実験を(違法でない形で)やろうとしたところ、世論の反対で潰されました。
両社とも、もし強行すれば、法では罰せられなかったでしょうが、社会的制裁を受け、業務に多大な支障を生じたことでしょう。
というわけで「実は現実もそう」のくだりは、つっこみどころが多すぎるというか、やっぱり世間知らずなんだな、と思われて逆効果では。

kanokekanoke 2014/03/23 23:29 JRの件、当時電話かけて抗議をしましたわ。懐かしい。
そういえばつい先日断念したとかニュースになってましたね。

さて、世論の件ですが、所詮世論です。
世論を無視してでも美味しいなら、やるやつはやります。やらせたくないなら法で縛らなければなりません。
グレーゾーン金利とかも、さんざ見逃されていたではないですか。
「世論が抑止力になってくれる」のに頼るのは、根本的な解決にはなっていないと思います。

とはいえ、どちらの意見が絶対的に正しいという話でもありません。ご指摘ありがとうございます。

挽歌挽歌 2014/04/03 21:23 この将棋の話を聞いたとき、絶対kanokeたんが見て楽しんでたんだろうなあって思ったけど、この記事だらけでワロタw
コンピュータって寧猛だけれど躾ければ100%言うこときくのだから、まあ犬くらいじゃないの?w

kanokekanoke 2014/04/03 23:19 100%いうこと聞かせることができる人類はいないんですよ…。意外かもしれんけど…。
×コンピュータは、プログラムで書いた通りにしか動かない
○コンピュータは、プログラムで明示的に制御したこと以外全てをやらかす

犬の方が空気読んでくれるから楽じゃないかなw

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