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2005-06-07

スピリッツはNEET雑誌か?

内田樹の研究室: 『スピリッツ』療法

http://blog.tatsuru.com/archives/001027.php

現在週刊誌としては最大の発行部数に達した『ビッグコミック・スピリッツ』は読んでない方には想像もつかないだろうが、実に「コア」な漫画雑誌である(私のところには、名越先生のご厚意で、毎週小学館から送られてくる)。

読者層がものすごく狭い幅で限定されてのである。

つまり、十八歳から二十四歳くらいまでの就活中、NEET、引きこもりなど、将来が決まらないでうじうじしている男性読者をメインターゲットにした雑誌なのである(そんな雑誌があるんですよ。驚くでしょ)。

暁の二項対立 - スピリッツはNEET雑誌か

http://d.hatena.ne.jp/cyano/20050603

実際の読者データからすると、NEET雑誌ではないという指摘。

知ったかぶり週報

http://www.sittakaburi.jp/200506.html#20050606

読者年齢の引き下げを狙っているのではないかという話。

内田樹氏は「作っている側が狙っている読者層」を「実際の読者層」にしてしまっているようだ。後者だとすると指摘されたように「単なる勘違い」で終わってしまうので、前者として考えてみた方が興味深いので、そっちで。

名越康文氏が関わったのは、『殺し屋1』『ホムンクルス』と、どちらも山本英夫氏の漫画だ。しかも、これは掲載誌が違う。『殺し屋1』はヤングサンデーで、ヤングサンデーこそ、そういった層を狙っていたという気はする。橋本治氏の人生相談とか、山田玲司氏の漫画とか。ところが、ヤングサンデーは、編集長が元少年サンデーの人に変わってから路線変更。ご存じのように『ワールド・イズ・マイン』や『度胸星』などが打ち切りになってしまった。

現在の小学館の漫画雑誌で、そういう若年層を強く意識しているのが、現在はスピリッツということなのだろう。そういえば、現在のスピリッツの編集長が元ヤングサンデー編集長だという話を聞いた気も。これは不確かな話だけど。

s.hatena.ne.jpができる時

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050605#p4

こうしてネットの人に「人文」とか「社会学」に別の意味が付け加えられていくの巻。

記事へのリンクのないTrackBackのこと

映画『電車男』なんて時事な話題に触れたら、いろいろTrackBackがきて、ああ、ほんと時事ネタ書くと、単に同じ話題に言及しているというだけのTrackBackがくるのを実感した。で、なんであういうTrackBackを送るんだろう?と考えると、

28時の刹那主義 トラックバックをどうしようかと考える

http://momentarism.info/milton/archives/200504/tb.php

この辺はトラックバックの定義の相違って感じで、共通の話題をウェブリングする為のものと考える人と、先方の話題に意見を言うことを相手にもわかる形で表明できる手段と考える人とに分かれるっていうところでしょうか。

この「ウェブリング」というのがしっくりくる。でも、ウェブリング的繋がりを求めない派としては、うざいだけなんだが。

はてなダイアリーではTrackBackに関して不満を感じることはないんだけど、それはリンクがなければTrackBackを受け付けない、という仕様のおかげだろう。「リンクのないTrackBackは削除することがあります」と注意書きを書いたって送る人は送ってくるんだし、この仕様は他のサービスやツールにも広まっていいのではないだろうか。

なぜかAmazonで『フリクリ DVD-BOX』が表示されなくなった

Amazonのアソシエイトレポートを見ていて気付いたんだけど、いつのまにか『フリクリ DVD-BOX』のページが消えているようだ。予約終了なら「この商品の扱いは終了しました」になるはずなのだが…。買おうと思っていたのに。発売日に普通に買いに行くか…。

フリクリ DVD-BOX

フリクリ DVD-BOX

Amazonのデータベースから消えているために表示されないみたい。

でも、画像は残っているんだよなあ。本家でのリンクの画像はAmazonから引っ張っているんだし。

大阪大学の捏造論文事件について

Googleニュースで「大阪大 捏造」だと朝日しか見つからないので??だったが、朝日以外は「改ざん」だった。この事件で大学関係者の人のコメントってそういえば見たことなかったと思ってクリップ。

asahi.com: 阪大グループ、捏造データで論文発表 米医学誌に?-?社会

http://www.asahi.com/national/update/0519/OSK200505190020.html

asahi.com:「提出急がされた」と学生が申立書 阪大論文データ捏造?-?暮らし

http://www.asahi.com/life/update/0528/008.html

asahi.com: 執筆学生が研究室に600万円を寄付 阪大論文捏造問題?-?社会

http://www.asahi.com/national/update/0604/OSK200506040007.html

柳田充弘の休憩時間 阪大医下村グループ等捏造論文事件について On scientific fraud

http://mitsuhiro.exblog.jp/1929287/

柳田充弘の休憩時間 阪大での捏造論文について(続き) Scienfic fraud 2

http://mitsuhiro.exblog.jp/1932863/

柳田充弘の休憩時間 捏造論文について3 On scientific fraud 3

http://mitsuhiro.exblog.jp/1935672/

『靖国問題』(高橋哲哉著 )の書評

よくまとまっているという評をよく聞くので今度チェックしてみよう。

靖国問題 (ちくま新書)

靖国問題 (ちくま新書)

整腸亭日乗 - 靖国問題とは何か

http://d.hatena.ne.jp/PreBuddha/20050517#p1

フルタルフ文化堂 - 高橋哲哉靖国問題

http://d.hatena.ne.jp/furuta2001/20050410/p1

戦後責任論 (講談社学術文庫)

戦後責任論 (講談社学術文庫)

journalist-net:書評 高橋哲哉『戦後責任論』(講談社学術文庫、2005年) :川瀬俊治

http://blog.journalist-net.com/archives/23055985.html

これは1999年に出たものの文庫版らしい。

高橋哲哉氏というと、『ショア』の上映を日本でやった人という程度の認識しかなかったんだけど、やはり歴史修正主義者の研究とかやってるんだなあ。

ショア [DVD]

ショア [DVD]

cyanocyano 2005/06/08 02:17 ビッグコミックスピリッツは、2004年7月の日経新聞に週刊マンガ誌としては異例の全面広告を出しています。作っている側が狙っている読者層が「NEETと就活学生」であれば、これは少々不自然な行為ではありませんか

kanosekanose 2005/06/08 02:31 書き忘れたんですが、雑誌というのは定期的に読者の若返りを意識するので、それをやっているのではないだろうか?という予測が入ってます。日経の広告は就職活動をしている大学生向けかなと思いました。

cyanocyano 2005/06/08 18:19 まず『若年層を意識』と『将来が決まらないでうじうじしている男性読者をメインターゲット』では意味が異なることに留意してください。これらを同一視しておられるのであれば『若年層』一般にとってはかなり失礼な話ではありませんか。

さて、日経新聞社広告局の資料( http://www.nikkei-ad.com/media_data/mo/chapter3/01.html )によると、職業別読者構成にかかる「無職」「学生」の割合は全体のせいぜい6%、就職活動中の学生ともなれば、全体の1%行くかどうかも怪しいでしょう。ですから『日経の広告は就職活動をしている大学生向けかなと思いました』という憶測には現実味を感じられません。

さらに、スピリッツの日経全面広告のひとつは浦沢直樹作『20世紀少年』を前面に押し出したものです( http://www.nikkei-ad.com/techo/2005/04/case03.html )。本作はスピリッツの看板マンガですが、前世紀へのノスタルジーがテーマの一つであり、比較的高年齢層をメインターゲットにした作品と考えるべきでしょう。

また、内田氏のおおもとの記事が無根拠である理由はほかにもあります。『週刊誌としては最大の発行部数に達した』という記述です。日本雑誌協会の発行部数データ( http://www.j-magazine.or.jp/FIPP/FIPPJ/F/busuuB.htm#B3 )によると

ヤングジャンプ 114万部
ヤングマガジン 104万部
ビッグコミックオリジナル 103万部
ビッグコミック 68万部
モーニング 58万部
スピリッツ 46万部

と、スピリッツは週刊の男性向けコミック雑誌だけみてもベスト5にすら入っていない二線級の雑誌です。少年向けも入れるとベスト10にすら入れません。

内田樹氏が適当に書き散らしただけとしか思えない内容になぜkanose様がこだわるのかはわかりませんが、今のところ、客観的な資料は否定的なものばかりです。編集部の方針表明やインタビュー記事などで裏づけされたものであればともかく、あまりに無理があるとお考えにはなりませんか。

原 2005/06/09 19:41 「ご存じのように」とありますけど、『度胸星』が打ち切りというのは著者がインタビューで語っていましたけど、『ザ・ワールド・イズ・マイン』は打ち切りでしたっけ? ラスト直前の展開のスピードが速かったものの、打ち切りとは思えないのですが。

kanosekanose 2005/06/10 09:01 cyanoさん:内田氏の記事だけではなく、kajieさんのラインナップから見るとそう見えるという話に興味を持ち、その上で記事を書いた次第です。部数の話は自分も気になってました。っていうと後出しになっちゃいますが。ご指摘のように、スピリッツの部数を「最大」というのはさすがに無理があります。でも、部数の話は、こちらにコメントするより、自分で記事を書いて、TrackBackしたほうが内田ブログの読者に知らしめることになると思いますよ。■原さん:WIMの打ち切りって作者がインタビューで言ってませんでしたっけ? QJか何かであった気がするのですが…。

kajiekajie 2005/06/11 01:43 私はその日経新聞の広告を見ていないのですが、なぜ日経が選ばれたかと言うと、単純に段単価が朝日新聞とかより安くて、比較的安価に出せたから、といった理由なのかもしれません。これまた憶測ですが。

もちろん、就職活動ネタやフリーターネタをやっているから即既存読者の切捨てを図っているわけではないと私も思います。「東京エイティーズ」あたりで現在のメイン読者を安定させつつ、「中退アフロ田中」で若い読者を共感させて引き込み、世代の広がりを持たせようとしている・・・ということなんではと。

まーあるいは、書き手である漫画家自身がちょうどそういう年齢で周囲がフリーターみたいな人たちばかりだから、実体験に基づく漫画を描こうとしたら自然とプータロー的な話になってしまうのでは?という仮説も立てられそうです。

cyanocyano 2005/06/11 03:19 >>kanose様
自分のblogに詳細を記述することは検討します。ここで続けるのがご迷惑と言うことであればすぐにでもそうします。

>kajie様
憶測ばかりでは話になりません。安けりゃ何でもいいなんてのは広告戦略としてあまりに乱暴ですし、新聞の全面広告を選択した時点で何らかの意図があると考えるべきでしょう。

私はスピリッツのターゲットとする読者に学生が含まれることを否定しているわけではなく、若返りの一環として若者向けの作品に力を入れていることも否定していません。
資料面から言えば、スピリッツのメインの読者は10代後半から20代後半までの男性全般です。
作品傾向は学生向けもあれば社会人向けもあり、特定層に特に注力した布陣といえるほどの偏りがあるといえるかは疑問です。
ですから普通に考えればスピリッツのメインターゲットは「10代後半から20代全般の男性」などといった、特に驚くほどのこともない集団だと考えるのが妥当です。あるいはもっと年齢層を狭めることもできるでしょう。

にもかかわらず、内田氏は「驚く」ほど「ものすごく狭い幅」の読者層、すなわち「就活中、NEET、引きこもりなど」の男性読者がメインターゲットであるとしています。これを無根拠とする理由は既に述べました。

重要なのは、これが単に『若い男性読者』ではなく『「将来が決まらないでうじうじしている」若い男性読者』であるとしている点です。
kanose様もkajie様もこの点を混同されてはいませんか。そこのところで話がかみ合っていないように思えます。
これらを同列に扱う乱暴なカテゴライズには同意できません。

二太郎二太郎 2005/06/15 01:04 つうか、cyano氏のサイトは文字化けして読めず。というか、他のサイトのコメント欄で自己主張は格好わるく、自分のサイトでトラックバックして論じてください。終了。