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2018-02-06

Kindleの講談社50%ポイント還元セールで日本の近現代史の本を中心に紹介

歴史の本は、知識が必要な本が多いので、既読の本には、難易度をつけた。★1が一番簡単で、特に知識がなくても読めるレベル。★2は大体の流れの歴史を知っているのなら読めるレベルで、★3はその上でより細部を知りたいという歴史マニア向け。

Kindleだと、知らない事件や人物名があっても、選択すれば、すぐに説明が読めるので、普通に本を読むよりは難易度が下がると思う。また、X-Rayに対応していれば、同じ本の中で別に出てきたところの文章も読めるので、理解も速い。また、端末の中の全文検索もできるため、あるキーワードが別の本の中でどのように解説されているのかも知ることができる。歴史の本を電子書籍で読むのはすごくお勧めである。

講談社学術文庫や講談社選書メチエは高めの価格設定なので、今回のような大幅なセールの時には買うのがお得だ。

講談社の書籍・雑誌・写真集 50%ポイント還元キャンペーン

※セールは2月8日23時59分まで

井上寿一

日中戦争下の日本 (講談社選書メチエ)

日中戦争下の日本 (講談社選書メチエ)

【難易度★★】日中戦争は当時の人々にとって、格差をなくす「革命」であったというのを、当時の資料を駆使して理解させてくれる。基本的な知識があった方が読みやすいが、現代と通じる話が多いため、歴史の知識があまりなくても、わかりやすく、知的好奇心を満足させてくれるだろう。

【難易度★】戦前の日本がアメリカ化(大衆消費社会)、格差社会、大衆民主主義だったことを描く。新書ということもあり、読みやすい。

現代ビジネスで本書より抜粋された一部が読める。

「事変不拡大」を模索した近衛文麿は、なぜ「日中戦争の泥沼化」を止められなかったのか(井上 寿一) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)[↑B]

誰も知らない「モンペ」の謎〜なぜこれが女性の「国民服」になったのか?(井上 寿一) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)[↑B]

誰も本気で米国と戦争するなんて思ってなかった〜「壁新聞」が伝えた開戦間際の「日米友好」(井上 寿一) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)[↑B]

第一次世界大戦と日本 (講談社現代新書)

第一次世界大戦と日本 (講談社現代新書)


大杉一雄

銀行マンだった大杉一雄氏が、定年後、自分を翻弄した戦争について詳しく知りたいと思って、自力で資料を集めて歴史の本を書いたという異色の経歴を持つ。歴史学者ではない素人の本なんて……と思われるかも知れないが、資料の読み込みは非常にしっかりしており、素人の歴史本でありがちな「独自研究」的な視点は一切ない。

【難易度★★】日中戦争が複雑で理解できなかったので、良い本を探していた時に見つけた中公新書『日中十五年戦争史』の講談社学術文庫版。長期に及んだ日中戦争だが、戦争初期に戦争拡大を防げたポイントがいくつもあったことを教えてくれる。

中公新書版のKindleもなぜかある。

※参考書評

大杉一雄 『日中十五年戦争史』 (中公新書): 万年初心者のための世界史ブックガイド[↑B]

大杉一雄『日中十五年戦争史』[↑B]

Internet Zone::WordPressでBlog生活 » Blog Archive » これは力作 大杉一雄『日中十五年戦争史』[↑B]

こちらはまだ買っておらず、未読なのだが、『日中戦争への道』の出来を考えると期待できる。講談社から出た『真珠湾への道』を改題したもの。

一ノ瀬俊也

【難易度★】米軍報告書から日本軍の姿を掘り下げる新書。極端に描かれやすい日本軍の兵士たちの実像を伝える。

現代ビジネスで一部が公開されている。

米軍から見た帝国陸軍末期の姿〜本当に天皇や靖国のために戦っていたのか?(一ノ瀬 俊也) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)[↑B]

米軍はいかにして日本兵を投降させたか〜その周到すぎる心理作戦(一ノ瀬 俊也) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)[↑B]

米軍を唖然とさせた日本軍の人命軽視〜重傷病者には「自決」を要求(一ノ瀬 俊也) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)[↑B]

※一ノ瀬俊也氏は角川選書の『故郷はなぜ兵士を殺したか』が非常に面白かった。日露戦争以降、亡くなった兵士を地方がどのように顕彰してきたかを、膨大な資料で見せてくれ、日本国民が戦死者とどう対峙してきたか、そして戦死者がどのように国家動員に使われてきたかがよくわかる。

皇軍兵士の日常生活 (講談社現代新書)

皇軍兵士の日常生活 (講談社現代新書)

川田稔

昭和陸軍全史 (講談社現代新書)

昭和陸軍全史 (講談社現代新書)

【難易度★★★】非常に評価は高いのだが、いかんせん昭和史にある程度通じて、大量に出てくる人物名、特に軍人名に戸惑わない程度の知識が必要なので、勧める人を選ぶ。

川田稔氏は、殺されてしまったためか、あまりスポットの当てられない統制派の永田鉄山を重視しており、彼の思想が掘り下げられている。というか、当時の日本の行動はほぼ永田鉄山の思想通りに動いたと読める本である。

戦前日本の安全保障 (講談社現代新書)

戦前日本の安全保障 (講談社現代新書)

【難易度★★】第一次世界大戦第二次世界大戦の間の戦間期の国際社会をかつての要人たちはどのように考えていたのか。山県有朋原敬浜口雄幸永田鉄山という個人にスポットを当てているため、わかりやすい。

以下は買ったのだが未読。

浜口雄幸と永田鉄山 (講談社選書メチエ)

浜口雄幸と永田鉄山 (講談社選書メチエ)

黒野耐

【難易度★★】日清戦争以後の日本の歴史で、どのような選択肢がありえたのか、もしその選択をしたら、どのような未来になっていたかをシミュレーションをする本。日露戦争後、米国が満州を共同経営しようと話を持ち掛けたのを蹴ったり、第一次世界大戦での日本の振る舞いが自国の利益重視過ぎて、国際社会に不信を抱かせたというのを大きな分岐点として挙げている。

参謀本部と陸軍大学校 (講談社現代新書)

参謀本部と陸軍大学校 (講談社現代新書)

「戦争学」概論 (講談社現代新書)

「戦争学」概論 (講談社現代新書)

満州

満蒙 日露中の「最前線」 (講談社選書メチエ)

満蒙 日露中の「最前線」 (講談社選書メチエ)

【難易度★★★】露日中三国が繰り広げた満州の利権をめぐる争いの歴史を描く。特に鉄道利権に焦点が当てられており、当時の鉄道の重要性がよくわかる。普通の日本史の本では、日本の事情ばかりで他国の事情は簡単に説明されていることが多いが、この本ではロシア(ソ連)や中国の思惑がよくわかって、満州の複雑な歴史を立体的に理解できるのが良い。

登場する人物はマイナーなら、きちんと解説されているので、基本的な知識があれば読める本ではあるのだが、わかりやすい主張などはなく、気軽に読める訳ではないので、非常に歴史マニア向けの本だと思う。

満州事変 (講談社学術文庫)

満州事変 (講談社学術文庫)

関東軍 在満陸軍の独走 (講談社学術文庫)

関東軍 在満陸軍の独走 (講談社学術文庫)

満鉄調査部 (講談社学術文庫)

満鉄調査部 (講談社学術文庫)

その他日本近代史

【難易度★★】政治家や軍人がどのようなロジックで戦争をすべきかを語り、国民はどうしてそれに納得して支持をしたかを解説する本……というのが内容紹介になるのだが、自分が読んだ印象では、政治の話ばかりで国民がなぜ納得したかという部分については不満が残る内容であった。当時の政治家や軍人の思考が知りたいという欲求には答えてくれる。

非常に話題になった本で、タイトルを見ると、それほど歴史の知識がなくても、読めそうな感じがするが、基本的な知識はないと理解は難しい。

【難易度★】イギリスで生まれた学級システムとは本来特定の機能しか持たされなかった限定的なものだったのが、日本だと近代化する以前に導入されたために、日本の共同体(ムラ社会)を強固にし、生活すべてを支配するシステムになっているというのを、歴史から辿って丁寧に解説する。昔からお勧めしているのだが、教育論というと、教育を高尚なもの、神聖なものという前提で語られるけど、サービス産業と同じような視点で教育を眺めている点がかなりユニークである。学者の人らしい論文文体で慣れない身には読みづらいんだけど、専門用語が羅列されたり、抽象的な話ではないので理解はしやすい。

※以前の紹介記事

『〈学級〉の歴史学―自明視された空間を疑う』 - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

『〈学級〉の歴史学―自明視された空間を疑う』を再度プッシュ - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

太平洋戦争と新聞 (講談社学術文庫)

太平洋戦争と新聞 (講談社学術文庫)

日米開戦と情報戦 (講談社現代新書)

日米開戦と情報戦 (講談社現代新書)

天皇の歴史(8) 昭和天皇と戦争の世紀

天皇の歴史(8) 昭和天皇と戦争の世紀

ドイツ史

ナチスの財宝 (講談社現代新書)

ナチスの財宝 (講談社現代新書)

【難易度★】冒険小説を読むような感覚で手軽に読める。これがフィクションではなく、実際の話だというのだから非常に面白い。

【難易度★】ドイツでヒトラーが台頭した歴史をコンパクトにまとめたお勧め本。ドイツの歴史に詳しくない自分でも、理解しやすかった。

国際

国際メディア情報戦 (講談社現代新書)

国際メディア情報戦 (講談社現代新書)

ボスニア・ヘルツェゴビナアの紛争において、アメリカのPR(パブリックリレーション)業者がどのように活躍したかを『戦争広告代理店』で描いた筆者だが、ボスニア・ヘルツェゴビナア紛争での話に、近年の動向も加えて、国際社会でのメディア情報戦をコンパクトにまとめている。

 国際世論を左右するメディアで、いかに自陣営にとって都合がいいように取り上げてもらうか、水面下の争いの激しさがわかる。また、巨大な政治メディアショーであるアメリカ大統領選で行われた情報戦の紹介も。

カレーライスと日本人 (講談社学術文庫)

カレーライスと日本人 (講談社学術文庫)

【難易度★】国民食であるカレーが日本でどのように成立したかに迫る本。カレー好きには非常に楽しめる本だった。

カレーライスの誕生 (講談社学術文庫)

カレーライスの誕生 (講談社学術文庫)

地図

地図が隠した「暗号」 (講談社+α文庫)

地図が隠した「暗号」 (講談社+α文庫)

地図入門 (講談社選書メチエ)

地図入門 (講談社選書メチエ)

2012-06-19

気になる本『東京満蒙開拓団』

満蒙開拓団のさきがけは、1932年の東京のルンペン開拓団であり、最後の開拓団も1945年東京の疎開開拓団であった……。

多くの悲劇を生んだ満蒙開拓団のなかで、その史実が空白となっていた東京からの開拓団を追った本格的研究。5年の歳月をかけ、書籍、新聞はもちろん公文書まで調査し、また聞き書きを加え、東京からの満蒙開拓団の全貌をあきらかにする。

社会福祉団体が牽引した「天照園移民」、エリート養成を目指した「満洲鏡泊学園」、宗教団体が関わった「多摩川農民訓練所」、大量移民期に対応する「東京府拓務訓練所」、新島の「分村」、女性の立場から見た「大陸の花嫁」、戦時体制の被害者である「転業開拓団」、戦争末期に現れた「青少年義勇軍」、「報国農場」、空襲被災者の「疎開開拓団」、幻の「小河内村開拓団伝説」など、多くの事実を発掘。

満州の開拓団といえば、地方の農家を中心にしたという印象があるが、東京からも1万人ほど送り込まれたそうだ。日本の棄民政策ともいえるような移民政策に関心があるのでチェックしたい。

編集部便り一覧 - ゆまに書房[↑B]

 そんなことに思い至ったのは、今、『東京満蒙開拓団』(ULULA叢書5)という本に関わっているからだろう。(8月刊行予定)

 その企画内容を、著者の「東京の満蒙開拓団を知る会」の方々から伺うまでは、東京からの開拓団の存在は、ほとんど知らなかった。長野県の開拓団の話や、農山村から過剰人口を分村移民として送り出したといったことは、何となくどこかで読んではいたが、東京と開拓団は結びつかなかった。しかし、日本全体で、満蒙開拓団と満蒙開拓青少年義勇軍とであわせて約32万人が移民として満洲へ渡ったとされており、その内の1万1千人余りが東京から行ったと言われる。決して小さい数字ではない。

 本書は、「東京の満蒙開拓団を知る会」のメンバーが、2007年から5年のあいだ調査研究を重ねた成果である。書籍、雑誌、新聞の調査、体験者や関係者へのインタビュー、そして、多くの公文書の調査により、東京から多くの人々がなぜ満蒙開拓団として大陸へ渡ったのかという謎の解明を試みている。詳細は、本書を開いていただければわかることであるが、ルンペン移民、中小商工業者移民、大陸の花嫁、疎開移民など、時代の動きや政府の施策と密接につながっていることが興味深い。

 開拓団の結末は、苦難の逃避行、残留孤児や残留婦人ということになる。日本近代史にちょっと関わっている者としては、日本の「近代」の結末が、満洲における「棄民」がであったのかと、残念に思えてくる。実は、田中宏巳著『マッカーサーと戦った日本軍―ニューギニア戦の記録』に関わった折にも、ニューギニアにおける「棄兵」について、同様の感想を持った。なお、小社では、残留婦人を取り上げた班忠義著『近くて遠い祖国』(在庫僅少)という本もある。

 1936年、広田内閣でその計画が決議され、満洲移民は国策となった。しかし1945年8月9日ソ連が参戦したとき、満洲の広野に人々は残され、それを決め、進めた人達はそこにはいなかった。そして、2011年3月に破綻した戦後の大きな国策についても、思わざるを得ない。

 池袋西口公園にさざめく人々を見ていて、ここから250キロほどのところにある壊れた原子炉のことが、気になってきた。

東京満蒙開拓団/農民訓練所あった/失業者ら中国に送り出す/実像の一端判明[↑B]

2011-08-09

第二次世界大戦の日本の戦没者の半分は餓死や病死だった

餓死(うえじに)した英霊たち

餓死(うえじに)した英霊たち

戦没者というと、敵軍の攻撃によって死んだ人というイメージがあるだろう。しかし第二次世界大戦において、日本の戦没者の半分は餓死や病死だったというのは意外と知られてない様だが、もっと知られてもいいのではないか。当然、そんな戦争は歴史的に珍しい。

※補足。病死が多い戦争は多いという指摘はあったが、餓死者が多い戦争は珍しい

この辺りの研究としては『餓死にした英霊たち』があるそうだが未読なので伝聞情報なのだが、日本政府によれば軍人軍属の戦没者は230万人で、著者の藤原彰氏によれば、餓死や病死は140万人前後と推定している。推定ではあるが、6割、少なくとも半分が戦闘による死亡ではなく、餓死や病死といえるのだ。

※参考にした記事

ニュースは踊る 戦没者の6割は餓死

大本営が補給を考えない作戦ばかり立てるからこんなことになったのだが、こんな作戦を承諾した責任者の多くは靖国に合祀されている。

死者の考えていることを代弁して政治利用するというのは、靖国関連だとよく見られてうんざりするが、それにしても、英霊といわれている一般の兵士たちが自分たちを餓死や病死に追いやった軍上層部の人間と合祀されていることをどう思っているかは考えてもいいとは思う。

以前、NHKの靖国の討論番組で、A級戦犯合祀問題について、合祀賛成派に対して、合祀反対派がこの点を指摘したら、合祀賛成派がだまりこんでしまったのが印象的だった。

※関連

ARTIFACT@ハテナ系 - 近代史の認識話の基礎として秦郁彦の本はお勧め

2008-12-21

満州からの日本人引き揚げはアメリカのおかげ

NHKスペシャル|引き揚げはこうして実現した 〜旧満州・葫蘆(ころ) 島への道〜[↑B]

録画していたこの番組を見たけど、終戦直前の8月14日に、日本政府は海外の日本人居留民を帰国させずに現地に定着させるという電報を出していたのを知って驚いた。棄民するつもりだったとは…。

中国国民党の蒋介石が、満州で勢力を伸ばす中国共産党に対抗するため、アメリカに兵力輸送の協力を希望するが、当初は中国の内乱にアメリカは加担するつもりはなかった。しかし、中国共産党の勢力がどんどん伸びていき、共産主義に対する危機感のあったアメリカは、輸送力を提供することを決定する。

アメリカは、戦車揚陸艦などの100隻ぐらいの輸送船を提供し、1日1万人の規模で日本人を帰国させる計画を立てる。こうして、上海から満州の葫蘆島へ国民党の兵士を輸送、満州から日本に日本人を輸送、日本から中国に日本にいた中国人を輸送というトライアングルができたそうだ。最後は朝鮮人の帰国では?という気もするんだけど、図では日本から中国になっていた。

葫蘆(コロ)島からの引揚げ[↑B]

この番組を見て書かれたと思われる記事では、朝鮮人の帰国としている。

朝鮮人送還事業では、帰国希望者が減少したあとも、日本側は帰国させたがっていたというのが興味深い。のちの北朝鮮帰国事業で、日本政府が在日朝鮮人を帰国させたがった事情に繋がるなあ。移民政策とともに、日本政府はとにかく人口を減らしたがっていたというのがよくわかる話だ。

引き揚げ話は、日本の輸送艦や商船などに乗って…みたいな話ばかりだったので、普通に日本政府が引き揚げを担当していたと思っていたけど、満州に関しては日本ではなく、アメリカの事業だったとは。もし、朝鮮戦争がもっと早く勃発していたら、引き揚げの輸送に割く艦船がなかっただろうから、引き揚げできなかったのかも知れない。

その時歴史が動いた[↑B]

ちょうど去年の12月の「その時歴史が動いた」でも取り上げていたみたい。

nozawa22: 戦後満州引き揚げ 故郷への道[↑B]

引き揚げ者の女性の中には望まぬ妊娠をしていた人が多かったので、大規模に堕胎手術が集団で行われていたのか…。

2008-10-31

「日本の民主化・非軍事化」に逆行する動きを指す「逆コース」は読売新聞由来の言葉だった

逆コース - Wikipedia[↑B]

逆コース(ぎゃくコース)とは、1950年以降の日本における、「日本の民主化・非軍事化」に逆行する政治・社会・風俗の動きのことである。呼称は読売新聞が1951年11月2日から連載した特集記事に由来する。

Wikidpediaの「公安調査庁」の項目に「逆コース」へのリンクがあったので見てみた。てっきり朝日・岩波辺りで出てきた言葉だと思っていたので意外。この頃の読売は違うんだろうか。

渡邉恒雄 - Wikipedia[↑B]

1977年編集局総務(局長待遇)に就任する。1977年2月18日付の読売新聞社説は百里基地訴訟一審判決の違憲立法審査権の存在意義を説いていたが、1981年7月8日付紙面では一転し、二審判決の統治行為論を支持して裁判所の政治介入を制限する主張に変わった。読売新聞が渡邊の主張を取り入れて、中道から保守に傾斜して行く。

この辺りが変換点?

1952年 日本共産党山村工作隊の取材で奥多摩のアジトに潜入し、拘束される。無事解放されるが、このとき隊のリーダーだったのが、「生きることの意味」の著者、高史明であったという。このスクープが認められて政治部に異動。

渡邉恒雄氏の行動力すごいな! 山村工作隊は共産党の武装闘争のための非公式組織。

渡邉恒雄 VS 高史明[↑B]

当時の新聞記事や、インタビューされた高史明氏の発言などの紹介。

有田芳生の『酔醒漫録』: 渡邊恒雄の「私の履歴書」が面白い[↑B]