やがて君になる 07話「秘密のたくさん/種火」

沙弥香の過去話から。

沙弥香が燈子と出会ってどう心境が変わって
どんな気持ちでここまで来たのか。

その気持ちを押し込めていたときに
燈子と侑を見て少しずつ思いつめていく中で、
ここまで耐えていた沙弥香が行動に移るのかどうかの分岐点。

箱崎先生と喫茶店の児玉都さんの関係性をひと目で見抜き
別の日にすぐに確認をする事によって
児玉都さんとの出会いとアドバイスによって沙弥香は一旦は落ち着いたようです。

もしこの出会いが無ければ、確認をしてこれとは違う会話になっていたら
沙弥香は耐えきれずに何かしらの行動に出ていたかもしれない。

ただ、燈子は燈子でどういうキャラクターを自分が演じていれば
沙弥香は決してそれ以上は踏み込んでこないと確信して行動をして
少しずつ、少しずつ、どこまで許されるのか確認しながら侑との距離を詰めていく…

侑もそんな気は無かったはずなのに
そんな先輩が可愛いと思ったり
少しずつ詰めてくる燈子先輩の行動を無意識に受け入れつつあって
どこまで行ってしまうのか誰にもわからない。

沙弥香は踏み込んでこない。
燈子は踏み込まないし誰のものにもならない。

この一線が壊れてしまった時は
どうなってしまうのか微妙なバランスの現状が怖くて、面白い。