過防備都市

過防備都市 (中公新書ラクレ)

過防備都市 (中公新書ラクレ)

都市とセキュリティのあり方を考えさせてくれる本。

具体的な建築空間、都市空間の事例から分析しています。

何となく結論めいた部分が無かった気もしますが、

ようは、集まって住むことの窮屈さと安心感のバランスが重要

ということですかね。


以前、アメリカの大学で現地学生と

街区単位の計画について議論したとき、

日本の「路地」のようなすきま空間の良さと、

安全に保つマネジメント手法については

なかなか理解されませんでした。


まあ、最近の日本ではだんだんそのような

地域で見張っていくような雰囲気は

薄れてきてしまっているようにも思います。


ただ、空気が読めない第三者がセキュリティのために

監視カメラで見張っているようなまちが

魅力的で楽しいかというのはやや疑問ですね。