青森県 紅葉のまっただ中の奥入瀬渓流(2005年10月29日)


10月29日、紅葉の奥入瀬渓流に行きました。
もともと学生時代にサイクリングで通ったことがありましたが、季節は夏でした。その時の、緑の濃さと渓流のせせらぎ、ダイナミックな滝のイメージが忘れられず、いつかもう一度訪れたいと思っていました。
今回は紅葉シーズンということで、期待も大きかったのですが、当日は残念ながら悪天候でした。ビジターセンターのある石ヶ戸に車を止めて歩き始めました。はじめは曇りだったのですが、途中から小雨が降り始め、その後本降りになりました。このため、途中で予定を変更し、バスで石ヶ戸まで戻って、車で移動しながら見物しました。
それにしても、紅葉はすばらしかったです。写真の色彩は決して誇張ではありません。木の数が多くて厚みのある林でした。歩きながら見ていると、近い木と遠い木とがそれぞれ違った速度で視界の中を移動して立体的に見えました。
川から顔を出している岩の多くにはコケがびっしり生えていて、森のおかげで常に適度な湿り気が維持されていることがうかがえました。
路線バスでは、観光の見所の前にさしかかると、紹介する音声が流され、少しの間バスを止めてくれたり速度をゆるめてくれたりと、観光地ならではのサービスがありました。