日本型テクノロジー・アセスメントはいかにあるべきか?

を考えさせられた1日だった。
2日前になってしまったが、3月9日のこと。

国際文化会館で、公開シンポジウム「科学技術プロセスのオープン化--テクノロジーアセスメント(TA)の新たな潮流とわが国での制度化」が行われたので、札幌から遠征参加を果たした。
http://i2ta.org/news/i2ta/i2ta-symposium.html

アメリカとヨーロッパで経験したTAの制度化について、アメリカとイギリスからゲストを招いての講演会とシンポジウムがあった。

不確実性の高い先端技術をリスクとベネフィットの両方の視点で評価し、社会のための、社会の中での科学技術として扱うという取り組みは、一考に値するのは確かだ。しかし、不確実性が高く、利害関係も絡みやすい新しい技術評価の問題を、どう透明化し、国民の納得のいくカタチでガバナンスできるのか? そのシステム作りが問われている、というところだろうか。

早く具体的な日本での方向性が出てくるといいなぁ、、、と思いつつ、会場を後にすることになった。