RIP、オレオカストロで散った魂に宛てて
というわけで先日LoWSgcpをクリアしたのだけど。いやあこれまたがらりと作風を変えてきたなあと。いやプレイする前は「よーしっ困ってる人をガンガン助けちゃうぞー!」などと気を吐いていただけに、その気勢とSgcpでスポットされているもののギャップにがつんとメンタルをやられた。
まあそれも当初の想定内ではあったけれど……。なんていうかな、状況は全然違うけれどさながら映画「ヒトラーの忘れもの」のようだ。今まで戦場で好き勝手やってきた事の清算をさせられている気分。
銃を撃つ。砲弾で地を穿つ。爆発物を置き去りにする。自分は何をしようとしているのか、結果何が起きるか、あとに残すものは何か。そこに正義はあったか。そこに悪はあったか。知らないじゃ済まされないって事なんだろう。
キャンペーンをクリアしたのでサントラも聴いた。うーん、割れたガラスやその辺りにごろごろしている石などといった原始的かつ生々しい武器で容赦なく打ち据えられている印象……。特に“Memories”なあ……モノローグの回想を盛り立てるための楽曲かと思ったら、楽器不明のバスが未来に起きる出来事をにおわせる不穏さを演出しているのがなんとも胸を締めつける。
や、ほんとPVを見た時のイメージに足払いを食らわせられる、こんなにしんどいキャンペーンとは思わなかった。隠微な緊張とひと時の平穏が細い針の先で危ういバランスを保っている――2034年5月のオレオカストロはそういう場所、だった(・・・)。
未プレイだけどIDAPエキスポとショーケース「LoW」がせめて(私の)心の救いになるといいなあorz