九州旅行

日本でまだ行ったことがないところと言ったら九州かなーと思い、夏季休暇中3日ぐらい旅行に行くことにした。旅行前日は帰ってきた時に絶望しないようにと掃除洗濯もろもろの家事を終わらせるなどの準備をした。連れと行く話もあったけど仕事が販売なので休日は予定が合わせづらいし、基本的に自分はとりあえずあんまり人の行かないというか、人がいないところが好きでして、例えば島原半島行くことにしてるんだけどイルカウォッチング見たいねーとか言われたくないなというわけです。イルカなんぞ見たくねえ!まあ実際見たらはしゃぐんでしょうけど。もっというと歴史がわりと好きなのでその辺を感じられるところがいいなあと思うけど、それって歴史詳しくないと退屈になっちゃうし、とりあえずいろいろ面倒くさいので一人旅とあいなった。

  • 8/8

1日目の目的地である佐賀に行くかと家を出ようとしたところで鍵がまったく見つからず大幅に時間をロスしてしまい、幸先悪いわーと思いつつ、泣きそうになりながら探したら、トイレの戸棚の上とかよく分からん場所に置いてあったのを見つけて、なんとか出発できた。なんでそんなところに置いたんだ。。。


そんな感じで、博多についた時点ですでに予定をオーバーしており、佐賀行きのちょうどいい電車がなかったので、予定を変えて博多で降りて、博多一双で豚骨ラーメンを食べに行くことにした。炎天下の中、結構な行列ができており、すでに時間をロスとしているのにさらに並んで時間を消費してしまうのは嫌だなーと思ったけど、とりあえず並ぶことにした。待ちに待って出てきた豚骨ラーメンは、本場の豚骨スープだなと感じられて確かに美味しかったんですけど、自分は基本的に豚骨好きじゃないなと再確認した。やはり魚介か味噌だなー。なんで並んだんだろ、やっぱラーメンに関してはミーハーになりがち。


特急みどりに乗って佐賀へ。おそらく長崎のハウステンボスあたりへ行く人が多いのか電車はそれなりに混んでいた。で、佐賀駅について駅前に出てみたものの何もなかった。予想はしていた。さすが田舎。しばらく歩いていると浴衣を着ている女の子が多くて、山車なんかも見えてきて、どうやらお祭りがあるみたいだった。関係ないが女の子の浴衣について思ったのですが、浴衣の色はやはり薄ピンクが一番かわいいなーと思います。ただしロリ風に改造したりキティちゃん柄みたいなのは無しです。自分が撮影で着てもらうなら絶対ピンクだなと思う。ただ、ピンク着てる子ってたぶん潜在的な女子力が高くて、自分のような人間がもっとも苦手とする人種だとも思う。ということで、紫の浴衣着てる子がなんだかんだで好き。実際に中学生ぐらいの女の子集団を何人か見かけたけど、やはりピンクはかわいいが近寄りがたい。紫は気が合いそう。そもそも浴衣を着てこない子はなんとなく女の子として人生を損しそうなのでがんばってほしい。


佐賀って、大体誰に聞いても観光で行っても何もないぞって意見が大半でして、親父曰く「焼き物と温泉のみ。」長崎出身の友達曰く、「吉野ケ里遺跡がおもろいで。あとは田んぼしかない。」って感じの県なんだけど、今回はロマンシング佐賀展っていうサガシリーズ20周年を記念した展示が佐賀県立美術館でやってまして、今回の九州旅行のタイミングと重なって、この先こういうのでもなければ佐賀に行くことなさそう、という考えがめぐり佐賀に行くことにしたわけです。


自分はサガシリーズが非常に好きでして、子供の頃リアルタイムで遊べたのが本当に幸せだったなーと思う。時代時代で世代の娯楽が違うのは分かるけど、今は内容的には昔の暇つぶし的な携帯ゲームばっかりでかわいそうだなーって、余計なお世話だけど、思ってしまうよね。かの幸宮チノ先生なんかはドラクエはもうゲームっていうより人生って言ってたけど、その気持ちはとても分かる気がする。ゲームがコンビニで売ってたぐらいブームな時代で、当時はお金がかかってた(手間暇がかけられていた)から面白いというのはあると思いますけど。河津さんは自分の想像だけど、やっぱり今のスマホゲームみたいなやつだけじゃなくて、もう1回昔のように設定から作り込まれた、ゲームだけど一つの世界を感じさせてくれるような一本立ちしたゲームを、新しいサガでまた作ろうとしてるのかなって思う。


展示の方は、小林智美先生他、かなりボリュームがあって見ごたえがありました。ロマサガ1についてはゲーム本編ではでてこない設定部分(神々の戦い的なやつ)に関する絵がかなりあって、こういう設定の作り込みはすごいなあと思う。要はゲーム本編ではでてこないけどプレイヤーに想像させながら遊ばせてるんだよね。ロマサガシリーズはどの作品もそんな感じで本当好き。一番奥のホワイトボードを見て、やっぱりみんなの愛を感じるなあって思わされた。


佐賀県立美術館に行ったあとは、吉野ケ里遺跡に行ってきた。吉野ケ里公園前という駅で降りて、ホームを出たら一面の田んぼしかなくて、何より音が全く無かった。サーっていう田んぼの音だけしかなかった。東北旅行行った時も感じたけど、この瞬間が普段住んでいる都会から離れたことが実感できて好きである。吉野ケ里遺跡は弥生時代のあたりの暮らしを再現したような設備があって、結構本格的に作ってあった。周りはとても静かで、夕暮れの時間と相まって、ああ昔の人はこんな感じで暮らしてたんだなあと思いを巡らすことができた。


1日目の最後に、吉野ケ里遺跡から武雄温泉に向かった。この日はかなり暑くて、炎天下の中10km以上は歩いてたので、さすがに疲れた早く温泉入りたい入りたいという気分であって、旅館に到着して、畳の部屋に布団が敷いてあるのを見た時は、RPGでHPが一桁になってなんとか町にたどり着いた時のように全身脱力した。浴衣に着替えて温泉に行ったら誰もいなくて貸し切りだった、最高。一日中歩いて入る温泉は最高のカタルシスを感じますなあああ。温泉は宿についているのに限る。温泉を何泉もハシゴするって人もいるけど理解できない。。。ていうか、温泉に一回入ったら今まで着てた服また着るの嫌じゃない?浴衣でごろごろしたくない?本当は温泉宿に1ヶ月ぐらい居たいのだけど、日本人は休みが短くて悲しくなる。本当、不幸な国民ですなあと。俺も日本人だが。


2日目、3日目はまた別途。



サガ展で好きだったやつ。ラファエルとコンスタンツは結構好き。あとビューネイとイトケンさんが踊ってるやつとか。