■★IDOメールマガジン093号目次★■

経済産業省  「ものづくり国家戦略ビジョン」策定     
●情報ファイル●
○1)アジア自動車産業研究会
「中国自動車産業再編の現状と将来について」
○2)新着雑誌
*日本塑性加工学会「塑性と加工」11月号
<解説>金属粉末射出成形のマイクロ化への挑戦
*リード・ビジネス・インフォメーション「design news japan」12月号
<cover story>レクサスの信頼性が高い理由

経済産業省  「ものづくり国家戦略ビジョン」策定


 少子高齢化、人材劣化、環境資源制約の強化、グローバル競争の激化、需要の飽和等々。内外の大きな情勢変化の中で、我が国製造業を中心とするものづくりをいかに強化していくべきかという問題意識で、全国9地域、世界9極において政策懇談を行うこととなった。
そして、議論を深めていく過程で、その問題意識はより深層の、広範な次元に行き着くこととなった。その新たな問題意識は以下の3点に集約される。

(1)我が国経済・産業全体を活性化させるために必要な最強の内在力としてものづくり力に着目してはどうか。そのことにより、我が国の伝統の系譜を見つめ直し、我が国の得意技を研磨する方向に議論を向けることができれば、実力に裏打ちされた我が国の真の自信回復につなげることができるのではないか。
(2)ものづくりが我が国の持ち味であるならば、グローバルな競争を展開しながらも、それを発揮していく中で、その果実を国際的に広く裨益させ、世界的な課題解決にも貢献できるのではないか。
(3)ものづくりの現場に着目した課題の設定と解決は、組織の中の個人を活性化することを通じて、行政機関も含め関連する組織あるいは、産業や社会のシステムの変更につながっていくのではないか、

ものづくり国家戦略ビジョン
平成17年11月
ものづくり政策懇談会
                               目 次

第1部 ものづくり政策総論
第1章 我が国製造業を巡る現状と課題
1.世界の現状と課題
2.我が国の現状と課題
3.我が国製造業の現状と課題

第2章 内外の情勢変化により求められるパラダイムシフト
1.従来の製造業パラダイムの限界
2.ものづくり力の有する潜在的可能性
3.ものづくり力の定義
4.ものづくり力の伝統
5.ものづくりパラダイム

第3章 ものづくり力を活かすための変革
1.21世紀型経済社会のビジョン
2.ものづくりパラダイムにおける価値創造プロセス
3.ものづくりパラダイムに即した21世紀型経済社会システム

第4章 ものづくりが迫る行政の自己変革
1.官民関係の再構築
2.現場主義の徹底
3.オープンなネットワーク拠点

第2部 具体的施策
1.ものづくりによる人口・環境制約を克服する「脱資源発展国家」の実現
2.ものづくり力の源泉たる高度部材・基盤産業の強化
3.現場を支えるものづくり人材の育成・強化
4.安全・安心な社会システム構築
5.知的資産重視の経営
6.東アジア大などの対外経済政策の展開
7.政策ネットワークの再構築

●ものづくり国家戦略ビジョン(要約版)  
http://www.ido21.com/m-mag/abstract of vision.pdf
●ものづくり国家戦略ビジョン(セット版).
http://www.ido21.com/m-mag/abstract of a state vision-aii.pdf

*情報ファイル           

○1)アジア自動車産業研究会
[日 時] 2005年12月6日(火) 18:30−21:15
[テーマ]「中国自動車産業再編の現状と将来について
    (中国自動車メーカー側から見て、また外資側から見て)」
[報告者] 中村 研二 氏 (旭テック株式会社企画部)
略歴:
1968年 いすゞ自動車入社
1982年〜2002年まで中国の営業、投資関係を担当(重慶慶鈴汽車、江西江鈴汽車、北京旅行車等合弁会社設立を担当また、いすゞ協力部品企業の中国・東南アジア進出を支援)この間、北米営業、全世界の法人営業を中国と兼務で担当
1991年〜1994年 北京駐在事務所所長(日本自動車工業会と中国政府機関の法規対応協議の窓口・交渉を担当)
2004年より旭テック(株)の中国・タイ関連業務のアドバイザー
[共 催] 東大COE「ものづくり経営研究センター」(MMRC)
[場 所] 東大COE「ものづくり経営研究センター」(MMRC)
      東京都文京区本郷3-34-3本郷第一ビル8階
      電話:03-5842-5501
     地図 http://www.ut-mmrc.jp/access/default.html
[連絡先] 事前にお弁当を用意いたしますので、誠にお手数ですが、
  参加される方は12月4日(日)までに事務局まで御連絡ください。
[事務局] アジア自動車産業研究会事務局
      katsu@mmrc.e.u-tokyo.ac.jp
[参加費] 社会人の方:お弁当利用の場合:2000円
      お弁当なしの場合:1000円
  学生の方 :お弁当利用の場合:1000円
     お弁当なしの場合:無料

○2)新着雑誌
  *日本塑性加工学会「塑性と加工」11月号
   <解説>金属粉末射出成形のマイクロ化への挑戦
    http://www.ido21.com/m-mag/jstp05.11.pdf

*リード・ビジネス・インフォメーション「design news japan」12月号
   <cover story>レクサスの信頼性が高い理由
    http://www.ido21.com/m-mag/djn05.12.pdf