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愛していたけどそうでもない

2017-02-22

一人の市民の夢の家

二宮が動物嫌いを克服しようとする「しやがれ」を見た。ただ食べ物をかけて争うだけのありがちなクイズが定番化したが、最近は嵐と芸人さんが遠慮なくやり合うようになったので面白い。苦手だった番組のコッテリ感がなくなり、ほどよく薄くなった。

嵐の番組を見ているとき、だいたい同じ独り言を言っている。

「面白い」

「かっこいい」

「好き」

私は嵐がいる限り、その繰り返しで死んでいくのではないかと思う。

その上、アドベンチャーワールドでパンダの赤ちゃんを関心なさげに見つめる二宮。キリンに餌付けして、「気持ち…、」で一度は止めるものの、ついに「気持ち悪い」と最後まで言ってしまう二宮。動物の赤ちゃんを見ては戸惑う二宮。

私も数年前、動物大好きな人とアドベンチャーワールドに行って、同じように腰がひけていた。

二宮と同じように。

大丈夫、人間は人間と暮らせばよい。ペットのいない家庭を築こう。春から入居する家もペット禁止だし、環境は整っている。

2017-02-05

「翔さん」と呼ばれる人

1月の末、そろそろだなと思っていた。そして時は巡り、日をめくり、それはとっくにどこか遠くに。

ごめん、翔さん(35)。「しやがれ」や「ニノさん」の録画が3回分たまる忙しさだったので、薄情なファンを許してほしい。

2004年には「Unti-Unti」で自嘲と誇りの混ざったアイドル像を提示し、世界中が敵のように見えていた櫻井が、今や朝から「目を合わせ ウインクして手を振って 想像してみよう 皆の夢が叶うって!」ジョン・レノンのように想像を促してくる。

厳しすぎる、櫻井のアイドル道。もはや控えめに「アイドルがどれほどのもんか私は知っている」と応援するくらいでは許してくれない。彼のファンでいようと思ったら、自分も目の前の誰かにファンサして、しかも明るい未来を想像しなければならないのである。何度も心のなかで実践してみたが、実際に通勤途中でやる勇気はなかった。

この曲の中で一番好きな歌詞は「世界は味方さ」である。櫻井がそれを言うのかと意外で、それだけに説得力もあって好きだ。

それでいて、Good dayはIt's up to you、あなた次第だという突き放し方。どんな日でも気の持ちようだよ、とも読めるが、条件は整った、あとは君次第、と言っているように私には聞こえる。こちらはストレートに櫻井らしくて好きだ。

味方だらけの世界で、櫻井は次になにをするのか。40になっても50になっても、きっとあなたはかっこいい。

2017-01-12

人生ゲームを君と

この数年、親しくもない人に給料を聞かれることが増えた。聞いてきたのは全員男性である。女性は節度があるからか、あるいは衣類などから読み取ろうとするせいか、こういうことを言わない。しかし男性は簡単に聞いてくる。どのように返すのがよいのか、いつも考えていた。

すると、なんと「ニノさん」で、二宮監督も「給料いくら?」「貯金いくら?」と聞かれるのが嫌だと語っているではないか。しかも最近、新しい答え方を編み出したらしい。いわく、ゲームにしてしまう。

「え、いいよ、言っても」

「だって人に言わないでしょ? 言わないでしょ?」

「他の人に言わないでよ?」

「7億円くらいかな」

(イメージより高いかなー安いかなー少なく言いすぎたかなーと反応を見て楽しむ)



暗いゲームだ。

こうやってゲーム化しないと耐えられないほど金回りについて聞かれ続けてきた監督がかわいそうになる。しかし監督もこうやって自分なりの乗り越え方を編み出そうと試行錯誤しているのかと思うと、共感できることが嬉しくなる。

なにが起きてもゲームだと思って乗り切ろう。それは中二病そのもののようだが、なんでも得意分野に持ち込む人生の攻略法だ。嫌なことを全てゲーム化していくうちに、どこかで監督と私のゲームが重なりますように。

2017-01-03

そろばん弾くお正月

相葉が司会を務めた紅白歌合戦。録画を見て感動していたら、あちこちで「司会ヘタ」と叩かれていた。考えもしなかった意見なので驚いた。

  • 進行がグダグダで噛みすぎ

 →そうだったのか、なるほど。

  • 年下の女性司会を引っ張れていない

 →確かに、なるほど。

  • 途中で挿入されるコントに対して冷たい

 →そうかも、なるほど。

  • 34歳が仕事で泣くなんて普通の職業ではありえない

 →えっ。普通の職業じゃないし。

あんなイケメンが普通の職場にいたらどうなるか。女性社員は次々妊娠、産休が相次ぎ人手が不足する。入社を希望する女性が後を絶たず、人事が回らない。男性社員が自信を喪失し、うつ病による休職が増える。要するに倒産の脅威だ。

あの人は職業がアイドルだからなんとか日本で生きていけるし、だからこそ社会の平和が保たれているのだ。「普通の職業」に就いていたら日本が滅亡する。

初出場できた演歌歌手が涙していたように、「ここは特別な場所なんだ」という出演者の態度こそが、紅白の権威を維持させている。相葉の涙もその一つだ。良くも悪くもこんな司会、一人しかできない。

こんな批判もあった。

  • 司会もできなくて食っていけるのか

 →くっ、

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ご破算で願いましては、嵐のファンクラブ会員200万人 × 一人から年に100円徴収 = 年収2億円也。

5人で割っても4千万円だ。食っていける、一族郎等食っていける。くっくっく。笑いが漏れる金額で、こっちが分けて欲しいくらいだ。こんな数字を見たら腹が立ってきた。

相葉! もっとちゃんと司会やりなさいよ。気が向いたらもう一回やれば! 良かったよ。

さて、二人の家計を一つにした時の使い道を考えておかなくては。茶の間に響くは皮算用の音かな。今年もよろしくお願いします。

2016-12-31

この人私の好きな人

Baby blueのサビを「ふんふんふーん」と鼻歌で歌いながら家に帰り、二時間遅れで紅白を見ている。登場からテンションの高い相葉。きっと緊張でガチガチになるのは嫌だと思ったんだろう。本番前にはスイーツを食べて挑んでいるはず。

司会は案外あっさりこなせるかもしれないのに、「引き受けるか一晩考えた」「緊張する」と繰り返し語ってくれることで、紅白が新たなハードルになった。嵐には一つ一つの機会をドラマにする力がある。紅白に初出場したときの緊張感あふれるA・RA・SHI、今でも忘れられない。

のっけから有村さんに「緊張しているなら、ちょっと練習しようか」と持ちかける相葉。やるぞ、やるぞ、という気合いに満ちている。それだけで視聴者は「がんばって」「見守ろう」と思うし、二人が若くして大きなチャレンジをしているチームに見えてくる。こうして皆を巻き込む強力な光が大好きだ。

今年楽しませてもらったイエモンと、イエモンが曲を提供したKinKi が並んで入ってきたのも嬉しい。わかりやすく何か考えていそうな表情を作る櫻井、恐ろしいほどいつも通りの大野、手拍子をひときわ大きくしてあげるJ、嵐が相葉の後ろに立っているだけで何倍もときめく。二宮は見えなかった

5人を見ているのが楽しい。去年スキャンダルを出した大野も、今年スキャンダルを出した二宮もJも、奇跡的に魔の手を逃れている相葉と櫻井も、分け隔てなく好きだ。いや本当に。あてつけでなく。別に私より大切な人がいたのだとしても。それでも私の好きな人たち2016。

歯車になりたい

ハードディスクを整理しながら、ふと「赤めだか」を見た。少し見始めたら止まらなくなってしまった。

  • 最初の細かいカット割り? が苦手。映像が小刻みに止まる。そんなフックを作らなくても、二宮とビートたけしで十分に引っ掛けられる。
  • 二宮の実家のタンス、よくこんなの探してきたな。私の実家にもこんなタンスがあった。全編通して小物や家具がちゃんと古くて、予算のあるドラマってこういうところにも手がかけられるんだなと思う。どこから探してくるんだろう。
  • 二宮の実家にあったカレンダーもちゃんと当時のものなのだろうか。
  • たけし(談志)の家の小物も、祖父母の家を彷彿とさせる。昔の家ってこういうこまこましてやたら重い小物が多かった。
  • 談々、関西、志らくという弟子たちの演技に相変わらず見惚れる。二宮と同じくらい。
  • 二宮自身も築地に働きに出されたら、最初はブーブー言うくせに一年経つ頃には看板になっていて、店の娘に恋をされるのだろう。そういう切り替えの良さ、飲み込みの早さがアイドル二宮本人に重なる。
  • それでいて天才の座は志らくに譲っていて、ちょっと駄目なところもある弟子として描かれているのが、この主人公の魅力に繋がっている。

これからは「赤めだか」上映を年末の恒例行事としたいと思う。

私は談志の優秀な弟子たちのように、最高傑作と言われる志の輔、古典を受け継いだ談春、狂気を受け継ぐ志らく、というタイプの弟子ではなかった。だから「師匠」が亡くなったとき、この世界に残っている弟子たちの中で、自分の役割はなにかと考えた。

その一つは、勉強ができないタイプの人を育てること。優秀な兄弟子とは違い、私と同じようにまともに努力できないが、さぼっている自分を苦しいと思う人の挫折を理解してあげられると思ったから。

もう一つは、師匠の技術と思想を伝える歯車になるということ。兄弟子のように独創性の高い仕事はできないかもしれないが、次の世代の優秀な人をつかまえて、ただの媒介となって師匠の教えを伝えることはできると思ったから。

今でも故人に会いたくて声をあげて泣いてしまう日がある。しかし毎年「赤めだか」を見るうちに、その心は癒えていくのかもしれない。

いつか「二宮もこの頃は若かったなー」と笑いながら、自分も同じだけばあさんになって赤めだかを見たい。