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2009-09-28

由無し事。その弐。

プロフィールにも書いてありますが、私、モルトウィスキーを好んで嗜みます。飲み始めておおよそ8年程度になるわけですが、最近思ったのはモルトウィスキーの愉しみとニコマスの愉しみは結構似ているな、と言う事。

モルトウィスキーを飲むときには、大抵その手のBarに行って好みを語りながら美味しそうなボトルをチョイスしていただきます。ウィスキーですからそんなに大量に飲むわけではありません。30mlとか、下手すると15mlとか言う量の酒をちびちびと味わいながら飲むわけです。

ですから、何と言いますか、酔う事が目的で飲むわけではなくて、その液体のもつニュアンスと言うものを色々と愉しみながら飲むわけです。香りはどう、飲み口はどう、舌に残る味わいはどう、飲んだあと口の中に残る雰囲気はどう、余韻はどう。こんなのをちびちびとやりながら感じていくわけです。まあ更にはこれ等の味わいがどう言う由来で出来上がったのか。蒸留所独特の味わいなのか、熟成した樽の種類なのか、材料の加工の違いなのか、熟成した年数の違いなのか。で、この液体の持っているポテンシャルを味わい尽くす頃には酔いと幸福感が湧き上がってくる。この感動を噛み締めるわけですな。まあ端から見るとマニアと言うか殆ど変態の世界ですね。

でもまあその手のBarには大抵そう言った変態仲間が集います。提供する側のマスターは更に輪をかけた変態ですから、これらの同好の士とお互いに感じたニュアンスを語りながら飲んだりするのがまた愉しいわけですね。

このボトルは飲み口がすっとしてて良いね、とか最初はこんな味がするけれど後になるとこんな味わいが出てくるよね、とか余韻の長さがどんな感じとかバランスが良いとか悪いとか。

人それぞれ感じ方は違うのですけれど、そこはそれ、同じ物を飲めば何処か共通点があるわけで、その強い弱いはあれど他人がこんな感じがあるよね、と言えばふむふむと聞きながらそのニュアンスを探しつつ、おお、こんなとこにこんな味があったのか。とか、いやー全然そんな感じしないなぁ、成る程感じ方がやっぱり違うのか、なんて探り合うのも愉しいものです。

ちょっとハズレかな、なんてボトルに出会ったとしても、成るべく好意的なニュアンスを探す。提供されたウィスキーは、それこそ短いもので数年、長いものは40年以上もかけて手塩にかけて熟成され、選ばれてボトリングされた代物です。それを折角戴くんですから、出来るだけ良いニュアンスを探した方がそりゃあ健全な訳です。まあ売り物ですから、普通それ程不味いボトルが出てくるわけではないですが、それでも自分には合わない、ネガティヴなところばかり探していては損ですからね。

まあこんな風にして日々、一期一会の感動を噛み締めているわけですが、どうでしょう、ニコマスを愉しむのも自分にとってはこんな風なのかなぁと。

与えられる感動を求めながら色々な作品を拝見して、出会い、その良いニュアンスを探して、その味を噛み締める。Pさん独特の味わいとか、ダンスがたってるのか楽曲がたってるのか、ストーリーとの絡み合いの強弱とその表現の仕方とか直接感じるものの周囲からも探っていく。感じ方はそれぞれ違うけれど、強弱含めて他の方の感じ方を拝見しながら、そのニュアンスを探しつつ、自らの感じたニュアンスとつき合わせて愉しむなんてのは見る専の極上の愉しみであります。

してみると単純に、直感的にその楽しさを追うのもまた良いのだけれど、マニアックにしゃぶり尽くすように愉しむのもまた良しと言う事で。他の見る専Blogの感想を眺めつつ、自分の感想を書いてるあたり、本当に同じような事をやって愉しんでるんだなぁなどと、モルトウィスキーの琥珀色の液体を眺めながら考えていた、そんな今日でありました。

そんな訳で酔っているので今日もマイリストの方は更新お休みと言う事で一つ宜しくお願いいたします。

乱文乱筆失礼。

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