その背中には確かに羽が生えていた。

ロコってアクティビティなアーティストなんだけれど、それって何かトリッキーでコミカルな感じでしか中々表現がし切れなくてちょっと不憫な子なんですよね。そんな過剰色に溢れてしまう子をパステルカラーでシンプルに描いたこのパートに胸を刺されました。



ロコらしくセンスフルで、そしてシンプルながらその情熱の大きさと才能の広さを思う存分に表現してくれるこの心地よい凝縮感に酔い痴れる、ああこの感じがとても好きです。ありがとうございました。


そしてPVと曲のコラボレーションで綺麗に泣かされたのが、可奈のおまじない。映画では色々あったけれど結局春日未来よりもシンプルに春香さんの後継者なこの子の、この歌には、アイドルとして歌を歌う事の喜びを、そのまま聞いている我々の喜びとしてストレートに伝えてくれる健気な強さがある。




その強さに合わせて直球と言うか剛球の素直な演出で魅せてくれたPVにココロと目尻からこぼれる何かを禁じえなかった。

ガツンとやられたのはこの2パートですが、今回の合作、ミリオンライブの良いところ、しっかり魅せていただきました。
コンテンツ力としては心配なところもあるけれど、こうして支えるプロデューサーの力があるのを見せていただいて何となく安心。