名前:中山涙 (由来=ペンネームが決まりました!)
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近著「浅草芸人 〜エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史〜」(マイナビ新書)
2009-07-09(Thu)
「エヴァ・破」感想。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観てきた。前作は不満タラタラで、単なるリメイクでいい商売しやがるなーと思ったんだけど、今回は絶句というか脱帽というか、テレビ版をきちんと換骨奪胎しててお見事でした。
以下、ネタバレ感想。
まず言っときたいのは、今回のエヴァは、とにかく動きまくる! ということ。エヴァも使徒もビル街もキャラクターも。
アクションシーンはかなりの躍動感で、アスカの2号機だけじゃなく、シンジの初号機も、レイの零号機も、走る走る走る! あのサイズでトンボを切ってみたり、ドロップキックをしてみたり。「ウルトラマンレオ」とか「メガロマン」みたいな感じ。あまりにダイナミックすぎて滑稽感すらおぼえるほど。もちろんそういう意図で演出されているのだろう。この躍動感のおかげで、エヴァが「巨大ロボット」ではなく「人造人間」であることがスムーズに実感できた。
巨大生物の気持ち悪さは旧作以上で、使徒はグニャグニャと変形し、エヴァは何度となく血を噴き出す。まあ悪趣味といっていいと思う。このへんは旧作をさらに過剰にした感じ。
ドロドロした液体が山盛りに出てくるところなんかは、「ごっつええ感じ」のコントを連想した。松本人志と庵野秀明は3歳違いだけど、見てきたものが共通してるのかもしれない。
「コア」みたいな部分を破壊すれば活動停止する、という設定は、「ぼくらの」みたいな感じなんだけど、エンディングのスタッフロールを見たら、鬼頭莫宏が名を連ねていてビックリ。
全体的に音楽はカッコよすぎで、サントラ買う価値はじゅうぶんあると思う。テレビ版の印象的なBGMは、おおむね映画でも使われてる。
テレビ版および旧映画版では、クラシック曲が多用されてたんだけど、今回はなんと昭和歌謡曲とフォークソングがモチーフ。そのためかキリスト教の匂いが後退して、日本の風土に根ざした妖怪めいた気持ち悪さが強調された気がする。
二つのアクションシーンで使用される昭和の唱歌は、もちろん意外性たっぷりなんだけど、ひとつ間違えばギャグになりかねないわけで、ずいぶん冒険したなーと感心。
SEとかも遊び心満載で、プルルルルっていう呼び出し音は、たぶん「ウルトラセブン」か「帰ってきたウルトラマン」からの転用だと思う。
セリフはかなり説明的で、ちょっと興ざめな部分もあったんだけど、説明しなさすぎるよりはマシなのかなあ、とも思う。SF設定はどうしてもセリフで説明するしかないから、仕方ないことなんだろうけど。
旧作は謎めいたセリフだらけで、どれが本当に重要な謎だったのか全然わかんなかったけど、今回は、謎の部分は渚カヲルと新キャラのメガネ女に託されているような感じ。
キャラクターの関係性については、ちょっとサービス過剰というか、旧作のときからそうだったんだけど、中学生男子にとって都合よすぎ。
父親は絵に描いたような暴君で、いかにも反抗してくれって言ってるようなキャラクター。現代の父親像って、こんなにマッチョじゃないよね。
周りには色んなタイプの美女・美少女が揃ってて、ほとんどギャルゲーのよう。今回は旧作よりもわかりやすく、レイとアスカがシンジのことを意識してたりする。自分は何もしてないのになぜか好かれてる、という夢のシチュエーション。思わず鼻で笑っちゃったけど、そういう層へのサービスなんだろう。
巨乳メガネ女については、存在自体が要らなかったような気がするけど、まあ続編を見てみないと何とも言えないのだろう。
シンジがレイやアスカやミサトに弁当を作ってあげたり、それに触発されたレイやアスカが料理を始めたり、といったくだりは、何か監督の家族観を押しつけられてる気がして、ちょっと息苦しかった。
ストーリーについては、また書きます。
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読ませていただきました。
確認したので、お言葉の通り、コメントは削除させていただきます。
>メールフォームがあればそっちから送ったのですが、コメント欄しかアクセス手段が見当たらなかったので。
メールアドレスはプロフィール欄に載せてあるのですが、ちょっとわかりにくいですよね。近いうちに改善します。なにかあれば、こちらへどうぞ→shindame@gmail.com