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上遠野浩平先生の「私と悪魔の100の問答」オススメ!

2008-12-10

[]成年漫画(エロ漫画)に付き纏う大きな三つの壁


成年漫画(エロ漫画)には名作が多数存在する。

面白い漫画が一杯ある。

にも関わらず、漫画読みと自称する人でさえ、それを認め無い人がいる。


今回の記事は、その理由を、成年漫画にある三つの壁を具体的に示して語っていく記事である。「たま〜に漫画を読む人」などではなく、「漫画が好き」、「いくつか雑誌を読んでいる」、「漫画読みと自称する」、しかし成年漫画はあんまり……、という人が現れるのは、仕組み的に仕方がないかもしれない、という記事です。



偏見の壁


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ゴージャス宝田:キャノン先生トばしすぎ


まず、エロ漫画にある第一の壁は偏見の壁である。成年漫画には歴然とした偏見がある。ここで言う偏見というのは、「気持ちが悪い」とか「二次のエロは生理的に無理」という主観の感覚の話ではない。「成年漫画はリピドーを満たすためにしか存在しない」「リピドーを満たすためにしか存在しないエロ漫画は低級なものだ」という偏見だ。


一般的な漫画読みは、成年漫画のチェックなど行わない。一般の漫画読みは、漫画と青年漫画は全く別の物だと思っている。もっと端的に言えば、オナニーをする道具だという認識しかないというのが正直なところだと思う。なので、AVでも写真集でもアダルトサイトでもエロゲでも、もしズリネタにことを欠かない一般漫画読みにとっては、成年漫画など読む理由がそもそも存在しない。


「性的リピドーを満たすためにしか存在しないエロ漫画は低級」という点には意見がある。一つは、「笑いというリピドーを満たすギャグ漫画」や「感動というリピドーを満たす漫画」を評価して、人間の根源的な感覚である「性的リピドーを満たす」という物を担う漫画の何が悪くて、何が低級なのかが分からないという点。


また例えズリネタとして成年漫画を読むようになっても、このような視点を持っていると、いつまでたっても、町田ひらく先生、道満晴明先生、駕籠真太郎先生、丸尾末広先生のような、単純なリピドーとは違う意味で意味で凄い成年漫画には出会えない。



情報の壁


偏見が無い人にとっての次の壁が、情報の壁である。勉強家で好奇心旺盛な漫画読みであっても、情報を得るのが困難である。当ブログの記事に頂いたコメントに次のようなものがある。


私自身今まで成年漫画を手にする機会があまり無く、別に敬遠していた訳でもありませんでしたが、偶然こちらの記事を拝見して興味を惹かれ、掘骨砕三先生の“ひみつの犬神コココちゃん”を購入させて頂きました。


茄子林檎さん:コメント欄


茄子林檎さんは、ブログの記事を読んで、興味を抱いて本屋に赴き、同じ作者の漫画を買ってくるほどの好奇心旺盛な漫画読みである。別段、成年漫画を敬遠しているわけでも、偏見があるわけでもない。しかし、そんな人でも、成年漫画を手にする乏しいのだ。これには様々な原因がある。


根本的に成年漫画を手にする機会が少ないという問題がある。「友人宅に行き、友人宅の本棚にある漫画を読んだら面白くてはまる」「誰かが持ってきた部室に置いてある漫画を読んだら興味がわいた」「週刊誌を立ち読みしたら面白かったので単行本を買ってみた」成年漫画はその性質上、このような出会いのチャンスがあまりにも少ない。「友人に薦められる」というスタンダードな入り方も、一般的なコミックに比べて非常に少ない。


また、インターネット上においても、成年漫画のまとまった情報は、成年漫画を中心としたサイトにしかない。(当たり前の話だ)一般的な漫画をまとまって扱うサイトではせいぜいが、「エッチな漫画」を紹介するにとどまり、青年漫画の紹介はされない。そうなると、どの成年漫画が、すごい成年漫画なのか。何が鉄板の面白い成年漫画で、誰が凄い作家とされているのか。そういうことが分かりにくいのだ。頑張って調べれば当然出てくるが、別にそこまでする動機が沸かないというのは想像に難くないだろう。


また、凄い成年漫画を紹介するサイトには、サブカル臭を鼻にかけ、上から目線で「この凄さが分かる俺すげー。かっこいい」「分かる人だけ分かれ」みたいに自己満足的または排他的に紹介をするサイトが時たま存在する。このような態度が、一般的な漫画読みにとって良い印象を与えないのは明白である。



購入の壁


掘骨砕三先生の“ひみつの犬神コココちゃん”を購入させて頂きました。

読了後は「あれ、俺って案外ロリと人外(?)もイケるのか?」と両属性の無かった自分が新たな新境地を開拓するに至った程素晴らしい作品だったのですが……

―――コココちゃん以外近場の本屋で売ってないという罠


茄子林檎さん:コメント欄


偏見も無くなり、情報も得ても、最後の壁がある。それが購入の壁だ。購入にも色々な問題が付きまとう。


まず、今まで全く成年漫画を買ってこなかった人には、レジに出すだけでも苦労するだろう。もう成人していて、何もを恥ずかしいことではないと頭で分かっていても、躊躇してしまう気持ちは分かる。それが、ロリロリの表紙だったり、虫が女性の裸体に張っているような表紙ならばなおさらだ。


また、今でこそアマゾンなどのサイトでネット通販により様々な本が購入できるようになったが、それまでは少し昔の本などは見つけること自体が困難である。絶版なんて日常茶飯事。ネット通販があたりまえになった今でも、過去の名作を手に入れる難易度は一般漫画の比では無いほど困難である。(下水街が売ってなくて、茄子林檎さんに読んでもらうことが出来無い!!)ネット通販で買うというのも、家庭の事情で困難な人もいるだろう。


また、置き場所に困るという問題もある。そもそも漫画は場所をとる。漫画の保管は永遠のテーマである。成年漫画では、スペースの問題以外にも、成年漫画を見えるように沢山本棚に並べるのには抵抗があるという問題もある。自分の性癖を他人に晒すのに躊躇するのは理解できることだろう。



まとめ


僕も、漫画が好きな方も含め、多くの方にエロ漫画を楽しんで欲しいという願いでへたれなレビューを書き続けている


へどばんさん(ヘドバンしながらエロ漫画!):コメント欄


もちろん、ある程度読んでいただいて、「やっぱり漫画読みではあるけれど成年漫画には興味ない」と思われる方は出てくると思います。でも、一般的な漫画を楽しめる方なら、十分に楽しむにたるポテンシャルエロ漫画が秘めていると私は信じています。と、こういうようなこと思い、私は「漫画好きにオススメのエロ漫画」という記事を書いています。私もへどばんさんと同じように「多くの方にエロ漫画を楽しんで欲しい」と願っている。だって、エロ漫画が大好きだから。


漫画好きにオススメのエロ漫画 掘骨砕三「下水街」「夜に虚就く」

漫画好きにオススメのエロ漫画 海野螢「少女の異常な愛情」のコマ割りがすげー!

漫画好きにオススメのエロ漫画 早見純「卑しく下品に」

漫画好きにオススメのエロ漫画番外編 本当はかわいい氏賀Y太



おまけ


しかし、こういう記事は、あれですね。keyleafなどの泣きゲーを好きな人が、よくやっている「いやぁ、やりゲー、ヌキゲーももちろんあるけれど、中身がしっかりしている名作も一杯あるよ!」というのに似ていますね。私はもちろん、そちらの方も大好きです。(ただ、こっちも、沢山の壁がありますね)



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あわじひめじ『辱育』(ヘドバンしながらエロ漫画!さん)

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みるく・かふぇ 「Milk Cafe」(漫画家「原口清志のホームページ」PINKNUTさん)