2010-03-14
■[小説]クリプトマスクの擬死工作 上遠野浩平のifルート 流産というモチーフ
- 作者: 上遠野浩平
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 新書
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上遠野浩平先生の「クリプトマスクの擬死工作」について徒然と述べていきたいと思います。ネタばれが存分に含まれていますので収納。本作は上遠野浩平先生の創作論的なところが見えて面白いですけれど、今回は自分の頭の整理のために、大事な人の喪失に焦点をあてて、適当に書き出していきます。
「クリプトマスクの擬死工作」は子供を失った親と親を失った子供の話だったよね、みたいな話です。
大事な人の喪失とifルート
- 作者: 上遠野浩平,中澤一登
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
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「クリプトマスクの擬死工作」の後半のifルートは「わたしは虚夢を月に聴く」に似ていました。「わたしは虚夢を月に聴く」では、大事な人とキーパーソンが同一人物なので少々分かりづらいですけれど。
| 作品 | 大事な人 | キーパーソン |
| クリプトマスクの擬死工作 | 奥さん | ペーパーカット |
| わたしは虚夢を月に聴く | 水乃星 透子 | 水乃星 透子 |
これは“作家になる”=“大事な物の喪失”というものを表しているように見えます。これは、なんでしょうか。上遠野浩平先生的な文化人感なのか作家間なのか。いや、しかし、本作の「クリプトマスクの擬死工作」で監督は友人の喪失で作品が作れなくなっているので、単純にそうとは言えませんね。
母親にとっての大事な人の喪失→流産
- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 1999/12
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- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2000/02
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エンブリオでも扱っていたモチーフとして、母親の大事なものの喪失として流産というモチーフがあります。エンブリオでは旦那さんと子供を亡くした母親でしたが、クリプトマスクでは子供を亡くしてすれ違ってしまって夫婦でした。
あなたには“一度は生まれようとした生命”を悲しむという心があるのだから、それだけで、その……
上遠野浩平さんはほとんど関わっていないので、関係ない話ですけれど、“喪失の嘆き”と“喪った物を全てと思わせる何か”っていうのはアニメ版ブギーポップのテーマでもあり、この大事な人(物、記憶)の喪失に通じるものがあります。
あと、子供関係で失うということでは、夜明けのブギーポップの子供の喪失を悲しみすぎたお父さん(凪に懲らしめられていたいや)や歪曲王での失った男の子供(ゾーラギの少年)ってのがいますね。
むすび
ああ、今回は本当にまとまりの無い話でした。自分の頭の整理のためだから当たりまえですね。
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