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2018-10-01

[]表現規制関連 「エロマンガ表現史」の有害指定、議事録残さず 北海道


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以前から表現規制関連のニュースを追っています。今回は北海道にて「エロマンガ表現史」を有害指定し、議事録を残さなかった話題。


エロマンガ表現史

エロマンガ表現史


エロマンガ表現史」の有害指定、議事録残さず


性表現の歴史について研究した本を北海道有害図書に指定した際、指定を決めた道の審議会の部会が、道文書管理規程に反して会議の議事録を残していなかったことがわかった。北海道朝日新聞取材に対し、明らかにした。市民が行政による表現規制の妥当性を検証するための手がかりとなる公文書が存在しないことになる。識者からは疑問の声が上がっている。


「エロマンガ表現史」の有害指定、議事録残さず 北海道:朝日新聞デジタル

先日、『「エロマンガの表現」や「エロ本自販機」に関する調査をまとめた書籍、有害指定される』という話題があった。ここで取り上げられたとおり、北海道は「エロマンガ表現史」を「有害図書」に指定しているのだが、その指定の際の議論の記録が残されていないことが分かった(朝日新聞)。

 先の記事でも有害図書についてはその審議課程が不透明だという批判が出ていたが、朝日新聞が議事録を情報公開請求したところ、道からは「議事録を取っていない」との説明があったという。また、道法制文書課によると審議を行った北海道青少年健全育成審議会社会環境整備部会は「付属機関その他道の重要な政策事項に係る会議の開催」に該当するため、議事録を作成する必要があるという。


北海道、有害図書指定時に議事録残さず 財経新聞

有害図書を指定する道青少年健全育成審議会の部会が、2007年以降に開いた会議59回のうち、少なくとも5回分しか議事録を作成していないことが分かった。

〜(中略)〜 

道によると、調査を終えた13〜18年度の会議22回のうち、議事録は13年度に2回、14年度に3回作られただけで、その他は未作成だった。07〜12年度の会議37回については議事録の有無を調査中という。今年3月の会議では書籍と雑誌計4冊を有害図書に指定したが、議事録は未作成だった。


有害図書指定の道審議会、大半の議事録なし 妥当性検証できず:どうしん電子版(北海道新聞)

青少年健全育成審議会が「有害図書」を指定する会議の議事録の多くを作成していなかった。

文書管理規程に反し、歴代の担当職員が「必要なし」と判断してきた可能性があるという。

担当者の認識不足に加え、チェック機能も働いていなかったとはお粗末と言わざるを得ない。

まして、18歳未満への販売などを禁じる有害指定は、実質的な表現規制につながる恐れがある。


有害図書指定 議事録は検証の命綱だ:どうしん電子版(北海道新聞)


完全に検閲ですね。「エロマンガ表現史」は研究書の類なので、どう有害なのか本気で不明ですね。こういうニュース記事は、時間がたつと消えてなくなってしまうので、本件は絶対に残しておきたいという思いから、少し引用多めです。


エロマンガ研究という分野について


現在、稀見さん自身は、今回の指定について現時点ではどのように考えていますか?

どういう経緯で、どういう理由で「有害」と見なされたのかがわからないと何とも言えない感じですね。


北海道庁では「著しく性的感情を刺激するものと判断した」ようですが、この判断については、どう思いますか?

春画研究」や「医学書」と同じ意味合いだと感じていたので、そのへんとどう違うのかが気になります。


成年向けコミックは、漫画研究の中でも、あまり語られることのない分野ですが、あえて単行本というかたちで出版したのはなぜでしょう?

特に「あえて」と思ったことはないです。語られてこなかったから、語ろうと思っただけですね。


成年向け漫画のどんなところに、研究テーマとして魅力を感じていますか?

本の中にも書いていますが、性的な表現は「成人向けコミック」だけのジャンルではなく、どのマンガのジャンルにも付随している重要な部分であり、漫画研究を行う上では決して避ける事ができないジャンルだと考えています。


『エロマンガ表現史』 北海道で有害図書指定。なぜ書いたのか? 著者に聞いた。


エロマンガ研究、漫画研究の中でも、あまり語られることのない分野です。稀見理都氏は精力的にこの分野の研究に取り組んでいる方であり、『エロマンガ表現史』はこの分野においてかなり重要な書籍です。そのような書籍を有害図書としていして、あまつさえその根拠の会議の議事録を残していないことは酷すぎますね。

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