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上遠野浩平先生の「私と悪魔の100の問答」オススメ!

2015-01-05

[]対立軸の外側の冷たい社会が本当の敵、という話



2009年版の『スター・トレック』を観ました。周囲の評判でしたが、予想外に面白かった! カークが喧嘩はからっきしだけれど頭脳で数々のピンチを切り抜けたり、ヒロイン不在で男たちで熱々なところなんか好きでしたわ。2015年末に『スター・ウォーズ エピソード7』が公開予定ですし、日本で未だに『ガンダム』が強いのと同じで、アメリカではいぜんとして『スター・トレック』『スター・ウォーズ』が強いですね。私は『スター・トレック』『スター・ウォーズ』が大好きですし、それぞれのファンムービー『ファンボーイズ』『ギャラクシー・クエスト』の2作品は最高に面白い映画だと思っています。


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そういえば、時折『スター・トレック』と『スター・ウォーズ』って対立軸で語られたり、『ファンボーイズ』の中でファンボーイトレッキーの対立が描かれたりしていますよね。でも、これって比較的、内ゲバ感がありますよね。ファンボーイトレッキー敵は、お互いではなく、アメリカンフットボール野球で活躍するナードだと思うんですよね。


あ〜どこもかしこも内ゲバだよ〜


これって、色々なところで思うんですよね。「巨人阪神」みたいな対立軸で語られても、実際、野球自体が興味なかったり。「武藤敬司三沢光晴」のライバル関係が熱い、と言われてもプロレスがよく分からなかったり。そして、そこで野球プロレスをやっている人にとっては、その対立軸の相手よりも、実際はその世間の無関心の方が恐怖であり重要であり、その無関心を敵とするなら対立軸なんてただの共闘イベントに見えたり。JBLbjリーグの統合問題とかいわれても、プロバスケットボール自体がどうでもいいし、というような。当然スポーツだけではなく、「自民党民主党」という対立軸だって、実際は、無関心だったり諦めている大多数が見えて、なんか寒い。


100%の中の1%と1%が対立していても、98%の無関心が見えすぎていて、なんだかな〜って気持ちになってしまいます。「巨人・大鵬・卵焼き」と言われていた時代も、実際は嗜好が極端に偏っていたわけではないと思うんですが、嗜好の分散が進んだ現在だとなおさら。そしてそれを用意に可視化できる。


いや、何も、「だから1%と1%で仲良くしようよ! 団結しよう!」みたいなことを言いたいわけじゃなくて。何が言いたいかというと、そういう狭い狭い内ゲバって、見ていてあまり面白くないよね、ってことです。『ファンボーイズ』の敵は、同じのりで遊んでくれるトレッキーじゃなくて、就職だったり、将来だったり、病気だったりするところが面白くて、みたいな話で。


むすび


いや、1%のファンが、倍の2%の人とコミュニケーションをとれるようになる対立軸は、十分有用だし、それ自体がフィルタになっているのは分かりますよ。「巨人阪神」で盛り上がれる野球ファンで盛り上がりたいのだし、「武藤敬司三沢光晴」でプロレス談義したいんですよ。そこを、ちゃんと意識しないで、本気で憎しみあって、マジで内ゲバ化したらだ〜れも面白くないですよね。変な喧嘩は良くない。面白くない。で、何が言いたいのか良く分からないですが、今日の話はここでおしまい!

2009-07-12

[][]ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 蛇口の描写の解説とループの話とその他


蛇口


蛇口は、非常に分かりやすい男性器の象徴。

男性同士の会話の時に出てくる。


序のときに、トウジたちとやりとりをするシーンで、

仲たがいしているシーンでは、三本の蛇口のうち、

二本が下、一本が上を向いている。

この一本は、シンジ君を表している。

一人だけ、仲間はずれということを示している。

そして、その後仲直りをするシーンでは、

そろって三本とも下を向いている。


破では、カジさんとの菜園のシーンで蛇口が二本出てくる。

二本は全く違う方向を向いており、

これにより、シンジ君とカジさんの方向性、目的が、

全く違うということが分かる。

また、ゼルエル戦の時に、シンジ君が走っていくシーンに、

この二本の蛇口が出てくる。

これは、テレビ版のこのシーンにおいて、

説得するのがカジさんだから。


ループの疑い


カオル君のセリフ。

序「また三番目で目覚めた」

破「今度こそ君だけは」

ループ構造的なことが起こっている?


25曲目と26曲目の繰り返し。

同じ天井が繰り返す。

海が赤い。

まごころを、君に」の後っぽいってのは、

そこらじゅうで言われているけれど、それ以外にもあるかもしれない。


トップをねらえ2っぽさ ガイナックスっぽさ


鶴巻和哉さんがいるせいかどうかは知らないけれど、

全体的にトップをねらえっぽすぎる。

「ビーストモード!」

とか、トップをねらえすぎる。


つーか、オリジナル版エヴァはアンノさんの私小説だったらしいが、

今度は、ガイナックスの歴史を、エヴァで表したいのか?

グレンラガンっぽいところとか、

カレカノっぽいところとか、

トップをねらえっぽいところとか。


アスカの人形


アスカが三号機に乗って暴走して、侵食されたとき、

エントリープラグが封印されるシーンで、

アスカが持っていた、ギニョール(手はめ人形)が、

クリアケースに収められる。

アスカと名前の入ったその人形は、アスカ自身の状態を暗示している。


アスカとシンジの新密度


同じベットで寝るシーンはいきなり仲良くなりすぎなきがする。

原作での、一緒に使徒を倒す作戦が無いため、

アスカとの関係性がいささか違和感がある。


アスカとレイが、非常に紋切り型の萌キャラ シンジ君が男らしい


この二キャラが非常に典型的なキャラクタになっている。

これは、尺の問題で、そうしたのかもしれない。

もしかしたらこれは、シンジ君の都合のいい世界なのかもしれない。

シンジ君が、普通のアニメの主人公みたい。


マリ登場のシーン


エヴァのTV版の放送話数は全26話である。

シンジ君のラジカセの「25曲、26曲ループ」はこれを示すのが妥当。

で、マリの登場から、そのループ(TVシリーズ)から脱却する。

つまり、新しいことが起こる、ということ。


技術発展具合


技術発展が、テレビシリーズに比べてやけに高い。

破では、月でのエヴァの建造。ロンギヌスの槍の回収をしてる。

テレビ版では、月でのロンギヌス回収は出来ない、

みたいなことを言っていたきがする。

(もっと深読みすると、今回回収したのは、テレビ番のやつかもしれない)


アダムとリリス


月にいるのがアダムっぽい。カオル君もいることだし。

とすると、新劇場版セカンドインパクトって何だろう?

当然、ゲンドウが手にするのは胎児のアダムじゃない。

あの鍵はなんだろう。これはわからないな。


で、真のエヴァンゲリオンってアダムかリリスによるエヴァのことか。

カオル君の乗ってた月建造の六号機はそれっぽいよね。

アダムによるエヴァ。なのか?




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2009-07-09

[]ダークナイトを語るためのメモ


近々Webラジオをやる予定なので、

そこでダークナイトを語るための覚書。

ダークナイトのネタバレだらけです。


ジョーカーラストの語りシーン


ジョーカー自体、カードにおけるジョーカー。

ジョーカーが吊るされるシーンは、タロットカードの「吊るされた男」(The Hanged Man)。

カメラが天地逆転→タロットカードの逆位置を演出。

また、位置関係的に、ジョーカーとバットマンの関係性の暗示。


また、このカードはメジャーアルカナの「12番目」、つまり【愚者】を除く21枚のカードの中の後半の最初のカードであり、「折り返し」「方向転換」のニュアンスが読み取れます。カードの絵柄は逆さ吊りになった男性です。逆さ吊りと言う事は、世界が反転して見えます。これが「視点を変える」ニュアンスに繋がります。

また、黄道十二宮や十二支、十二仙、十二使徒など、古来から12(=1ダース)は区切りのいい数字として扱われる事が多いです。ここから、「先に行く事が困難」「停滞」「スランプ」などの要素を含み、そこから【吊るされた男】のイメージとなったとも考えられます。

〜中略〜

このカードは「犠牲者」「罪人」「苦行僧」と行く通りもの意味が読み取れるので、占う内容によって解釈が大幅に変わり、更に正位置と逆位置で良い意味にも悪い意味にもとれてしまう難解なカードです。


正位置:

自己犠牲/耐える事/試練/中途半端/停滞

逆位置:

意地っ張り/エゴイスト/無謀/報われない/濡れ衣


The Hanged Man/吊るされた男


驚いた事


バットマンがトゥーフェイスを殺した、ということに驚いた。

バットマンは、悪役を殺さないというルールがある。

これは、仮面ライダーシリーズにおいて、

変身中は、攻撃されない、というような、ある意味かなり硬いルールである。

にも関わらず、最後の最後でトゥーフェイスを殺したのには驚いた。


あと、バットマン、というかブルース・ウェインがあまりにも、

アメリカを象徴していた。

ここまで、バットマンってここまで風刺色強かったっけ?


バットマンとジョーカーとトゥーフェイス


ジョーカーは、自身が劇中で言うように、バットマンの影である。

違いは、バットマンがルールの化身であり、ジョーカーがカオスの化身であること。


また、トゥーフェイスもバットマンの影である。

バットマンが二つの顔を持つように、トゥーフェイスも二つの顔を持つ。

ハービーが光の騎士であり、バットマンが闇の騎士である。


二つのヴィラン(怪物)は、どちらも、

バットマンの影の要素を持っている。


あと、関係ないけれど、トゥーフェイス見た目がすげーグロテスクだ。

ジョーカーは、かっこよすぎる。

つーか、まぁ、このジョーカーがかっこいい、

っていうのも、バットマンがかっこいいのとの比較演出の一部だけれど。


出演者について


クリスチャン・ベールとウィリアム・フィクトナーが出てて、

おお「リベリオン」と興奮。が、ファクトナーはすぐに死んじゃう。

ちなみにクリスチャン・ベールは英語版ハウルの動く城のハウル役。

ある意味ピッタリ。(詳しくはラジオで)


ジョーカー役がジャック・ニコルソンじゃなくて大丈夫か?

と思ったがヒース・レジャー最高! あんた最高だよ!

ちなみに、冒頭の「報酬はお前らのお金の半分だ」は、

ジャック・ニコルソンに対するシニカルなジョーク。


レイチェル役がケイティ・ホームズからマギー・ギレンホールに変わってた。

マギー・ギレンホールは、私の好きな「主人公は僕だった」に出ている人だ。

ゴシップなケイティ・ホームズよりは、好きかも。

しかし、キルスティン・ダンストとマギー・ギレンホールは特徴的な顔してるなぁ。


声優について


ビギンズでレイチェル役を一度、私の好きな高橋理恵子さんが演じたことがあるので、

ちょっとだけ期待してたのだけれど、本田貴子さんがふきかえてた。

うん、まぁ、マギー・ギレンホールだしね。


藤原啓治さんの、狂気キャラの軌跡

ダークナイトの日本語吹き替え版の音響監督だか、プロデューサーだかが、

バッカーノ!の人で、それをきっかけにキャスティングしてもらった、

見たいな話を講演会でしてた気がする。


バッカーノ!のラッド・ルッソ(2007年7月26日

機動戦士ガンダム00のアリー・アル・サーシェス(2007年10月6日

ダークナイトのジョーカー(2009年


あと、ゴードン役の納谷六朗さんと相まって、

クレヨンしんちゃんコンビだな〜、って思った。



<参考リンク>

ダークナイト - Wikipedia

超映画批評『ダークナイト』97点(100点満点中)