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上遠野浩平先生の「私と悪魔の100の問答」オススメ!

2013-07-17

[]上遠野浩平 ソウルドロップシリーズの背表紙の不揃いが凄く気になる


上遠野浩平 ソウルドロップシリーズの背表紙の不揃いが気になる

上記記事の続きです。


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ソウルドロップ既刊全巻


以前は、「クリプトマスクの擬死工作」まで発売された時、「長編新伝奇小説 書き下ろし」の書き方が1巻、5巻だけ空白が全角になって気になる、という記事を書きました。が、2012年11月に発売した「コギトピノキオの遠隔思考」によって、背表紙の不揃いがさらに凄くきになるようになりました。



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タイトルを「『カタカナ七文字』の『漢字四文字』」でせっかく統一しているのに、フォントの関係で「コギトピノキオの遠隔思考」だけズレてる! なにこれ! すっごい気になるよ! 相変わらず「長編新伝奇小説 書き下ろし」の書き方の全角、半角もバラバラだし! 気になるよ!



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上遠野浩平「私と悪魔の100の問答」 10年振りのVSイマジネータ

上遠野浩平作品のシリーズ単位の時系列まとめ図(2010年現在)

上遠野浩平と阿智太郎の共通点まとめ 世紀末ライトノベルの躁鬱

クリプトマスクの擬死工作 上遠野浩平のifルート 流産というモチーフ

1998年の「ブギーポップは笑わない」。2009年も「ブギーポップは笑わない」のか?

上遠野浩平「ブギーポップ・ダークリー 化け猫とめまいのスキャット」感想など

上遠野浩平の本領発揮「残酷号事件」で表現する正義の味方

2011-09-20

[]「恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―」 上遠野浩平作品の相似ベースの感想


恥知らずのパープルヘイズ ?ジョジョの奇妙な冒険より?

恥知らずのパープルヘイズ ?ジョジョの奇妙な冒険より?


上遠野浩平先生&荒木飛呂彦先生の「恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―」が面白い! 超面白い! はんぱじゃなく面白い! 感動的に面白い! 度肝を抜かれるぐらい面白い! やばいやばいやばい言い言い言いいいぃいぃぃぃぃいぃぃl!!!! フォーーーー! 早くも2011年最強の本の登場だぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!


今回の記事は、「恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―」の感想の記事なのですが、ちょっと面白すぎて冷静に書けないので、章毎に散文的な感想にしてしまいました。はっきり言って、他の上遠野浩平作品に精通していないと、何が書いてあるか分からないものになっています。本作品は、上遠野浩平先生好きにも、荒木飛呂彦先生好きにも、どちらにも十分満足できるものだと思います。それで、荒木飛呂彦先生ベース(つまりJOJOベース)の感想はいっぱいありそうなので、私は上遠野浩平先生ベースに特化してみた、という側面もあります。


序章


絶体絶命から始まる→「ホーリイ&ゴースト


これは、一歩を踏み出すことができない物語である。


「恥知らずのパープルヘイズ」上遠野浩平 p7

ブギーポップは笑わない的な冒頭


第一章


両耳に指を突っ込むシーラE→非常にJOJOっぽい

フーゴの立場→統和機構の構成員の立場に類似

パッショーネ=統和機構」、の図式が各所で見える。

(最初のスタジアム貸切なんかも、統和機構っぽい)


ジョルノの行動は的確で、素早かったよ――あっという間に組織を統率しちまった。

〜中略〜

それまで隠れていたギャングのプリンスが、裏社会の清浄化に動き出したって――都市伝説みたいになってる。


「恥知らずのパープルヘイズ」上遠野浩平 p19

インガ・ムガンドゥ三世! インガ・ムガンドゥ三世!

正体を隠していたボスが、突如出現! 海賊島事件


一人逃げたフーゴ→ホーリイ&ゴーストゴーストみたいな立場(イントゥアイズに対する引け目)

グループバトル→沈黙ピラミッド

しゃれこうべの歌→紫骸城事件ミラル・キラルのミラロフィーダの歌

サーレー→ブギーポップファントムホワイトスネイク的やられ方


あたしたち、すごいんだねぇ――


「恥知らずのパープルヘイズ」上遠野浩平 p44

沈黙ピラミッド的なチームの友情!


第二章


冒頭のフーゴの成り立ち→入れるタイミングが上遠野浩平先生

荒木先生の漫画なら、バトルの真っ最中に入れがち。

パンドラホーリーゴーストなんかも連想。


ブチャラティの面接→海賊島事件のEDの面接っぽい

恨みがないワケじゃないだろうが、君はそういう執着が薄い。


「恥知らずのパープルヘイズ」上遠野浩平 p55

ここが猛烈にモロー。

ただし、フーゴは切れるから戦地調停士じゃなくてギャング。


ムーロロ→統和機構の合成人間の演技っぽい。またはMPLSの演技か。

写真の復元役→上遠野浩平先生らしいリンクの作り方

ヴォルペがフーゴの旧友→上遠野浩平先生らしいリンクの作り方

シーラEの復讐→六部のエルメスっぽい

シーラEのジョルノに対する気持→「沈黙ピラミッド」のメローイエローフォルテッシモに対する気持

後になって一目置かれるフーゴ→ニーガスアンガーやモ・マーダーみたいに上遠野先生っぽさ

作り笑いしか出来ないマッシモ→残酷号事件の敵さんっぽい雰囲気だよね


第三章


シーラEの能力の説明→事件シリーズの呪詛的またはメモリアノイズレイジーノイズ

ラグーン号の過去回想→上遠野浩平先生っぽい

麻薬に対する強い思い→ブギーポップインザミラー「パンドラ


ナランチャが仲間になる経緯→これ、以前から友人とよく話題になるんだけれど、ナランチャはもっとフーゴに感謝して尊敬してもいいと思うんだよね


能力の成長と終点→イントゥアイズでもあったけれど、能力の固定の話題

吐瀉物→ハートレスレッドの凪的、というかこういうのに抵抗無いのが凪的

罠化している人間→VSイマジネータの安能慎二郎やペパーミント魔術師の記者とか、上遠野浩平作品でよく登場


第四章


コカキ登場シーン→沈黙ピラミッドメローイエロー的(というかむしろJOJO的)

人生は理不尽→上遠野浩平先生のキャラクタ的思考、つーか上遠野先生の全体的な雰囲気


うまく行かないのが人生だ。


「恥知らずのパープルヘイズ」上遠野浩平 p136

まさに上遠野浩平先生の小説!!


ノミ勇気→一部

定着→化け猫とめまいのスキャットのMPLS

感覚に縛られる能力→スタンドよりもむしろMPLS、すげーブギーポップに「きかないよ」って言われそう

コカキの過去と能力→ブギーポップに「それはただの誤魔化しだよ。人を過去に縛るね」みたいに怒られそう


第五章


ペリーコロ息子→インガ・ムガンドゥ二世! インガ・ムガンドゥ二世!

図書館のジョルノ→三部のDIO

シュトロハイム→二部のドイツは世界一ぃぃぃぃぃいいいい!

石仮面→一部と二部、族長(おさ)!

ヘリコプターJOJOで空飛ぶ乗り物は危険


とりあえず、舐められたくないわね


「恥知らずのパープルヘイズ」上遠野浩平 p191

「騎士は恋情の血を流す」よろしく上遠野先生の強い女性キャラクタっぽい。


第六章


都合の良い幻想→上遠野浩平作品としては、クリプトマスクの擬死工作のラストの幻想っぽい

ただ、それよりむしろドラマの銭ゲバとか舞-HiMEエヴァの方が近いか


イルーゾォを殺したのは、フーゴかジョルノか→凪の「あれは結局のところブギーポップがやった」末間さーん

中の人間を巻き込む→グリーンデイ

車で突撃でボーン→ソウルドロップ幽体研究の銀行またはロスト・メビウスのリミット


棘が貫通→残酷号事件の残酷号

マニック・デプレッションの人間の肉体限界を突破→能力を使って、肉体限界突破は、MPLSっぽさがぱない!

人間に秘められた可能性を、限界まで百パーセント引き出す――その動きは見慣れているよ。ぼくの敵になる物は、たいていそれぐらいは基礎として概ね備えていることが多いからね


ブギーポップスタッカート ジンクス・ショップへようこそ」上遠野浩平 p191

時間制限がある分、ビートのディッシプリンのビートの超加速の鼓動(モルト・ヴィヴァーチェ)に近い。

そういう意味でも、小物っぽい。


――初めて“この人にだけは失望されたくない”と心の底から思った


「恥知らずのパープルヘイズ」上遠野浩平 p191

水乃星透子! 水乃星透子! みなぽん! みなぽん!

(源流はJOJO三部のン・ドゥール:吉兆さんのコメント参考)


第七章


四部のアントニオさんとのリンク→上遠野浩平先生らしいリンクの作り方

世界のあり方を悲観している→世界の敵フラグ、つまり、志望フラグです

ヴォルペのシーラEめっためた→禁涙境事件のイーヴ・ハーヴによるEDめっためた

押し寄せる人の大群→冥王と獣のダンスのおせっかい

逆に離れていくやつが本体→ジンクス・ショップのギミーシェルター


第八章


フーゴ、君こそ最優先事項→エンブリオ炎上のラスト、ビートのディッシプリンラスト

フーゴウイルスで世界滅亡→パンドラの少女

回想の入れ方→パンドラっぽい


あとがき


根ほり葉ほりの説明→かどちんっぽい。とっても


むすび


というわけで、上遠野浩平先生&荒木飛呂彦先生の「恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―」の散文的な感想を書かせていただきました。上遠野浩平先生が大好き、荒木飛呂彦先生が大好き、という私にとっては至福を与えてくれる小説でした。



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2011-08-07

[]スク水絵本「スク水姫」


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タイトル:スク水姫

イラスト:香弥さん(へなぽに)

文:karimikarimi



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【作品発表&投票開始】2011スク水自由作品コンテスト作品発表です! すくぅうみうぎ

読者投票で順位を決めるらしいので、投票してくださると幸いです。

2011スク水自由作品コンテスト授賞式! すくぅうみうぎ

金賞受賞! ありがとうございます!!



<関連記事>

スク水絵日記「未来世紀スク水」

2008スク水作文コンテスト応募作品「スク水」

星新一先生風小説「惚れ薬」

星新一先生風小説「死に際」



おまけ 〜テキストのみ〜


ビューアーなどでテキストを読む方用に、絵本の物語のテキストのみのものをのせておきます。


   スク水姫


 スク水姫は退屈していた。両手をパンパンとうちならす。すると、すぐに扉から老齢の執事がやってきた。

「どうしましたか、スク水姫様」

「余は退屈じゃ」

「はぁ、そうでございますか」

「そうでございますか、じゃない。なんか楽しいことは無いのか」

「そう言われましても」

「……そういえば、前から気になっていたんだが、このワラワが着ている、スク水というのは、なんなのじゃ? なぜ、代々この国の跡取りはこの服を着なくちゃいけないんじゃ? スク水とはどういう意味なんじゃ?」

「おやおや、スク水姫様は、それをご存じなかったのですね。それでは、少々長い話にはなりますけれど、この爺が、その由来についてお話させていただきましょう。それはですね……」


   *


 少女の名は、シジマ。裕福では無い村の、裕福では無い家に生まれ育った働き者の娘だ。

 ある日、シジマが裏山にある川への水汲みから帰ってくる道すがら、生い茂る草むらの向こう側から、うんうんと唸る声が聞こえてきた。草むらを掻き分け声の方に近づくと、わなにかかったイタチのような動物がいた。

「そこの娘。丁度よかった。この罠を外してくれ」

「あら、そんなことをしたら猟師さんに怒られてしまいますわ」

「大丈夫だ。そんなことより、ワシが捕まって殺されてしまう方が大変なことになるぞ。今は訳あってカワウソの姿をしているが、ワシは何を隠そう、この山の水神なのだ。もしワシが殺されたら、ここいらへん一帯が日照りになってしまうぞ。ワシが水神である証拠に、ワシはこの通り、人語を話しているだろう」

「確かにそうね。日照りになったら大変だわ。助けてあげましょう」

 そう言ってシジマは、罠をといてやった。

「娘、ついでにその水をくれないか? ずっと陸にいたせいで体が乾いてしまっているんだ」

「あらあら、仕方が無いわね」

 シジマが桶ごと水を渡すと、喋るカワウソはそれを両手で持ち上げ、一息にごくりと飲み干した。すると、みるみるうちに体が大きくなり、いつしかそれは仙人のような風貌になっていた。

「ありがとう。お前は心優しい、良い娘だ。お前に御礼をしてやろう。この山の川辺に花畑がある。その花畑の東の端に、一輪の青い花が咲いている。その花の下に、良いものが埋まっている。それをくれてやろう」

 それだけ言うと、元カワウソの自称水神である仙人風の男は、霧のように消えていった。

 娘は空になった桶に水を汲むついでに、川辺の花畑の青い花を探した。それはすぐに見つかった。言われたとおり、その下の土を掘ると、そこから一つの行李が出てきた。

 シジマが恐る恐る行李を開けると中からは、妙にすべすべとした、濃紺の筒袋が出てきた。


 シジマは家に帰ると、両親に先ほど遭遇した不思議な出来事についての報告をした。

「そいつはまた珍しいことがあったもんだな」

「それで、御礼として貰ったのがこれなのよ」

 そう言って、シジマは両親に行李と濃紺の筒袋を見せる。

「これは、なんなんだろうな。紐が二つついているところを見ると、袋のように見えるが、底に二つ大きな穴が開いているから、袋では無いんだろうな」

「あら、これってもしかして」

 母親はそう言うと、その濃紺の筒袋をシジマの背中に押し当てた。

「これは、着物じゃないかしら。この下の穴は足を出すところよ」

 なるほど、ということで、さっそくシジマは服の上から濃紺の筒袋を身に纏う。しかし、その姿はどうにも間抜け。

「何か違和感があるなぁ」

「おい、もしかして、これは、素肌に身にまとうのではないか? 水神様が下さった、神聖なものなんだ。そうに違いない」

 父親の提言の通り、いったん衣服を全て脱ぎ捨て、もう一度濃紺の筒袋を身に纏う。すると、先ほどとは打って変わって、その姿は非常に自然体。まさにこれが正解だ、と思った時、にわかに外から、雨音が聞こえてきた。

「ありゃ、おかしいな。さっきまで、雲ひとつ無い天気だったのに」

 娘が濃紺の筒袋を脱ぐと、とたんに雨が止んだ。これは何かあると思った父親が、娘にもう一度濃紺の筒袋を着させる。すると、またにわかに雨が降る。

「ほう、どうもこの服は、雨を降らせることが出来るらしいな。さすが、水神様の衣だ」


 濃紺の筒袋――水神様の衣を得て程なく、シジマは村を訪れた旅人から、一山越えた北の村が、日照りで困っているということを耳にした。

「今、この村は十分に作物が育っていますが、北の村はどうも大変なみたいです。他の村の作物が取れないと、年貢をあげられ、結果的にこの村まで困窮してしまうかもしれません。なので、北の村まで行って、雨を降らせてきます」

 シジマは両親にそう言うと、水神様の衣を持って北の村まで出かけた。そして、北の村の村長に、

「雨を降らせに参りました」

 と告げ、水神様の衣をまとうと、たちまち雨が降り出した。そしてそのまま、三日三晩雨を降らせた。北の村の住人達には、大変感謝された。

 シジマが村に戻ると、北の村から評判を聞きつけたのか、沢山の日照りで困っている村から雨乞いのお願いが来ていた。

「これも、水神様の思し召しでしょう」

 シジマはそう言って、そのどれもに快く応じて、雨を降らせ沢山の村を救った。


 その後、シジマは沢山の日照りで困っている街を救った。そして、水神様の衣を得てから一年ほど経った時、シジマの評判を聞きつけて、王さまの使い物がやってきた。

「君が、各所で評判の雨を降らせる娘か」

「そうでございます」

「王さまがそなたに会いたいと申しておる。ついて参れ」

 そしてシジマはお城まで連れていかれた。執事に言われ、水神の衣を控え室でまとい、王さまに謁見する。平身低頭の状態で待っていると、王さまが部屋に入ってくる。

「そなたが、最近評判の雨を降らせる娘か」

「はい、そうでございます」

「確かに。先ほどまで雲ひとつ無く晴れ渡っていた空が、今では雨が降っている。その力は本物のようだな。よし、おもてをあげろ」

 シジマが顔を上げる。すると、王さまの隣にいた、王子が眼を剥いた。

「お、お嬢さん、お名前は何と言うんだい?」

「私はシジマと申します」

「シジマよ、もしよければ、結婚いたしましょう。一目で貴方に惚れてしまいました」

「ええ、喜んで」

 こうして、シジマは王子と結婚し、この国の姫となった。


   *


「……というわけでございます」

 老齢の執事がゆっくりと話を終わらせた。

「ん? ちょっと待て。それで終わりか? いや、この服の由来はなんとなく分かったけれど、肝心のところで、ちょこちょこ分からないことがあるぞ。まず、その話が本当だとしたら、なぜ今、私がこの服を着ているのに、雨が降っていないんだ?」

「はい。それは、今スク水姫様がお召しになっている服は、模造品であるからでございます。本物の水神様の衣は、厳重に保管してございます」

「では、何故、この服を常にきていなくちゃいけないんだ?」

「はい。それは、シジマ様に一目ぼれなさった王子が、その服装を大層お気に召したようで、それ以来、その服が姫様の日常の服となったのでございます」

「う、若干納得できないが、まあいい。最後に、ここが一番疑問なんだが、なぜこの服が『スク水』という名前なんだ?」

「はい。それはですね。王子と結婚した後も、シジマ様は、水神様の衣を身にまとい、日照りに悩む各地に雨を降らせ、沢山の人々をお救いになられたんです。そのことでシジマ様は、『各地に救いをもたらす、水神様の衣をまとう姫』と呼ばれるようになりました。それが短くなって『救いの水神姫』となり、そこからさらに短くなり最終的に『スク水姫』と呼ばれるようになったのです。その後、始めはシジマ様を表していたその言葉は、何時しか、水神様の衣を受け継いだこの国の姫君を表す言葉となりました。そして、『スク水姫』のお召しになっている特徴的なお召し物である『各地に救いをもたらす、水神様の衣』も、そのお名前と同様の省略がなされ、『スク水』という呼び名になったのでございます」

2011-07-04

[]霧間誠一系サイトの共通点について


上遠野浩平先生作品に出てくる、霧間誠一というキャラクタに関するページの共通点について。


霧間誠一ファンブログ

霧間誠一名言格言集・著書別集

霧間誠一氏のお言葉

霧間誠一語録


サンプルは、上記四サイトなんですけれど、このどれもが、黒背景に白字のページ構成という共通点があります。だからなんだって話ですが、なんか、思いついたので。


おまけ


霧間誠一 (kirima_seiichi) on Twitter


上は、霧間誠一という名前の、ブギーポップに関する呟きをするbotですが、もっと純然たる霧間誠一の記述のみを呟くbotってどこかに無いのかしら。……、ってこういうのは、欲しいと思った奴が作れってことですよね。

2011-04-07

[]上遠野浩平 活字倶楽部の関連記事及びJOJO小説化について



 『恥知らずのパープルヘイズ』って題の小説を書いています。ちょっとイレギュラーで私にとって二度目の原作付き小説です。原作先生のスケジュールもあるので今年出るかどうかは不明ですけど。つーか前の原作付きも中断しててなんとかしなきゃと思ってんですけどねー。で今回は前のとは違ってかなり設定に忠実にやろうと思ったら、なんということでしょう凄くラクです。もともとその先生のパクリみたいな小説を書いてたせいで、文章も全然いつもと変わりません。


活字倶楽部 2011年 03月号

現在を代表する熱き作家たちが、『ジョジョの奇妙な冒険』の小説化に挑む!

文字を武器にした真っ向勝負、ありえないッ豪華執筆陣のバトルに期待せよッ!!


上遠野浩平 VS JOJO


JOJO 010 - 荒木飛呂彦 公式サイト[JOJO.com]


これって、つまり上遠野浩平先生のJOJOノベライズ作品が『恥知らずのパープルヘイズ』ってことですよね! これは楽しみ! 「荒木飛呂彦 公式サイト」の告知が4月1日だったので「これって、もしかしてエイプリルフールネタ?」なんて少し思っていましたが、今日活字倶楽部の「人気作家アンケート企画」を読んで安心しました。私はJOJO上遠野浩平先生も大好きなので、このコラボは俺得すぎる!!!


それにしても「もともとその先生のパクリみたいな小説を書いてた」というのは、何気に衝撃的な発現じゃないですか? いや、みんな知っているし、あとがきにも書いてありましたが、パクリって表現がけっこうすごいと思うんですよね。


上で言っている「前の原作付き」ってマーズのことですよね? 確かにあれ、どうなっているか気になっていたんですよ。あの横山光輝先生のテイストと違う、「機械仕掛けの蛇奇使い」に出てくるルルドバイパーみたいなマーズが出てくるマーズ。あと、活字倶楽部には「アウトギャップの無限試案」というソウルドロップシリーズの新作についても言及されていました。これも楽しみだ!!


<関連リンク>

『恥知らずのパープルヘイズ』はジョジョ第5部フーゴの小説なのか? PE2HO

上遠野さん今年の動向は?|神太郎はいかにして趣味と本を語ったか



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