早稲田大学での授業

早稲田大学で「障がいの理解と支援」という授業。
終了後に、担当教授から
「ひとりひとりに語りかけるように進めていくのがとても印象的でした」
という言葉をいただきました。


この言葉は個人的にとても嬉しいものでした。
昨年「ダイアログ・イン・サイレンス」に関わり始めてからの変化の1つだと思います。
一人ひとりの反応を見ながら対話を進める楽しさ、です。


学生からのコメントも、全部目を通します。



・印象に残ったのはユニバーサルデザインは多くの人にとっての使いやすさや便利さだけでなく
「楽しい」ものであるべきだという松森さんの考え方です。
ユニバーサルデザインを意識することによって
障害に対する考え方をもっとポジティブで楽しいものにしていけると思います。


字幕付きCMに興味を持ってくださった方も。


・第一に耳が聞こえないことによる情報格差の大きさに驚いた。
20年も前からCMに字幕をつける提案をされているのに
なぜいまだに約20社だけなのか疑問に思いました。
日本には数多くの会社が存在しているのに、格差をなくしていかなくてはと思いました。


・字幕付きCM放送の話しが気になり、講義後に総務省の調査報告書を見ました。
特に気を引いたのは、「難聴者」に分類される人の1日当たりのテレビ視聴時間が聴者より長い点です。
また、視聴ジャンルの図から難聴者の多くは高齢者だと予想しました。
それと同時に字幕がある方が難聴自覚者の心証が良いことから、高齢社会において字幕は非常に重要だと思いました。


と、授業後自ら調べてくださった学生も。

授業後のアクションに繋がるのはとてもうれしいこと。
学生一人一人が、きちんと目を合わせて向き合ってくれたのも印象的でした。