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松森果林UD劇場〜聞こえない世界に移住して〜

2017-11-07 東京国際映画祭ろうの俳優が出演する「スヴェタ」

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東京国際映画祭で、ろうの男女俳優が演じる「スヴェタ」を観てきました。

上映後にロシアの監督と夫婦役を演じたラウラ・コロリョヴァさん、ロマン・リスツォフさんのトークショーに、手話通訳がつくとのこと、これはいかねば!と。


会場のあらゆるところに、筆談や手話で対応できるスタッフがおりました。

案内の貼り紙も分かりやすく、隅々まで配慮を感じます。

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映画は全編を通して手話での会話なので、英語字幕と日本語字幕付き。

おそらく手話で激しく夫婦喧嘩している様子も

ほとんど音声はなかったのでは。

生きるために手段を選ばないスヴェタ、そこまでしちゃうの?!

と戦慄を覚えつつも、最後に孤児に対して


「生きるために強くなりなさい。

 何があっても絶対諦めないこと。」


と強く諭す一言には涙。

観客に共感を求めず淡々と進む世界観、みんなで感想を語り合いたくなる作品でした。

さて、くだんの手話通訳付きトークショーについて。


上映後、主催者側が「手話通訳が見やすい席へどうぞ!」と

パネルを掲げて案内してくれたので

前の席に移動することができました。



すぐ目の前に美美男美女のお二人と、監督、司会者、そして中央に手話通訳の森本行雄さん。

日本語、ロシア語、英語、日本の手話とリレー通訳。

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日本の聴覚障害者たちは手話通訳を見るのですが、

ろう俳優二人に対しては、

監督が時々筆談で伝えるのみ。

「伝わらない」ことに敏感な私たちは、

その場にいた数名が機転を利かせて

「日本の手話を読み取って国際手話で通訳」をするという状況に。


そこで、質疑応答のときに

映画が素晴らしかったという感想に加えて、

「今の状況」についての要望を尋ねてみました。


まず監督からは

「事務局側はぎりぎりまで出来る限りの対応をしてくれた」という感謝の言葉。


次に主役のおふたりからは

「国際映画祭だから国際手話があると良かった」という率直な一言がありました。


更にそれを受けた司会であり映画祭ディレクターの矢田部さんは

「今回は初めての試みであり、日本の手話通訳をつけることができたが

 国際手話も必要だったと思う。今後の課題とし次につなげたい。」


と真摯に応えてくださったことにとても感銘を受けました。

「次につなげる」これが大事です。

初めから完璧にできたら理想的ですが

仕事とは多様な人々の関係性の中で進められるものです。


そもそも、今回のきっかけは

手話通訳士森本行雄さんの知人でヨコハマフットボール映画祭の福島成人さんから

ろう者が出演する作品が上映され、トークショーもあるので

手話通訳をつけたいがどうすれば良いか?」という相談があったこと。

このことを知った聴覚障害当事者からも「情報保障をつけてほしい」と要望があったことです。


福島さんの「気付きの感性」も素晴らしいですし

要望を出した当事者の働きかけも素晴らしい。


そこから国際映画祭事務局と廣川麻子さんが理事長をつとめる「TA-net」と

何度となく打ち合わせの場を持ったプロセスを聞きました。

準備期間が短い中で、他にも沢山の作品の対応もある中

矢田部さんをはじめとする事務局の皆さんの真摯な対応を思うと頭が下がります。

それは、映画祭会場の至る所で文字情報や手話での対応に満ちていたことからも

良く伝わってきました。


やってみて初めてわかること、

それを次につなげて

より良いものにしていくスパイラルアップ。

前向きで建設的な終わり方は、来年への楽しみを大きくしてくれます。

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2017-10-15 デスパの会in作並温泉with J

いつものように、東京駅ワインショップに集合。

3本購入。

「これは新幹線で飲む泡、これは部屋用、これは朝用」

朝からこんな会話の「デスパの会」。

毎年恒例、大学からの女友達三人酒と温泉三昧旅行です。

新幹線、シャンパンなので栓が飛ばないように万難を排しての開栓。

栓が勢いよく飛んで前方に座る乗客の弁当にホールインワン

などと妄想爆笑し乾杯にたどり着くまでが長い私たち。

モエの夏季限定ラベルにハムやチーズを並べて豪華列車並み。

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グランクラスに負けてなるものか!と勢い余って私の手が滑る。

三人掛けの真ん中に座るK嬢の股間にシャンパン直撃。ゴメン!

おかげで仙台につくまで、シャンパンの香りに包まれ優雅な時間でした。


今回の行き先は宮城県作並温泉

昨年、「デスパin蔵王」で道案内をしてくれたレーサー ジョー・マツザキから作並温泉がおススメだと聞いていた。

「泊まるならどこがいい?」

広瀬川源流露天風呂の一の坊かな」

彼が言うなら確かだと、他は全く見ずに即予約。


話を戻して仙台駅到着。

もちろん、プランなんて何もないので案内所に直行。

宿までの送迎バスが来るまでの二時間を

「牛たん発祥の店、味太助で食べて、いろは横丁散策など楽しいですよ!」

とプランをもらう。


シャンパンからのビールと牛たんで乾杯。

ほろ酔い気分でいろは横丁を堪能。

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笹かまぼこの顔ハメ看板にハマって時間を忘れそうに。

プライバシー保護のため写真は割愛)

充分仙台を満喫しこのまま帰ってしまいそうな満足感。

何とか宿への送迎バスに乗り込み、直後私とN嬢はスコンと眠りに堕ちた。

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まだ旅の序盤なのにはしゃぎ過ぎ。


一の坊の温泉広瀬川と一続きになっているような絶景。

川には魚が静かに泳いでいるし、

すこーし紅葉してきた緑もいい。

自然の中でぬっくりしながら、夕飯までの約三時間を露天で過ごしていたのではないか。

手話で話す指先がシワシワだ。


温泉から戻る途中「温泉卓球の間」が。

恐る恐る開けてみると大広間に卓球台がふたつ。

「いいね〜卓球やろう!」とラケットを手に取る。


「しゃもじかよ!」

「スリッパかよ!」


そう、並んでいるのはラケットのほかに大小しゃもじとスリッパ。

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ここ一の坊だよね?

リゾート温泉だよね?

一秒後にはそんな疑問は消え去り、

スリッパやしゃもじを片手に浴衣の腕をまくって白熱の試合を展開させているデスパ達。

やっていることは卓球なのに、スリッパやしゃもじに変えるだけでこんなに可笑しいなんて!

プライバシー保護のため写真は割愛…)

こんなテンションのまま、ロビーでホテルスタッフによる「スズメ踊り」鑑賞。

スズメ踊りっていうから、可愛らしい踊りかと思ったら

躍動感あふれるかなりハードな踊り!

お客さん参加型で私たちも前に引っ張り出され

両手にうちわ持ってレクチャーが始まった。

わたしたち聞こえないんですけど…」そんなスズメの叫びは届くはずもなく。

見よう見まねで踊るものの、その姿はまさにその辺にいるスズメのようで。


スズメ踊りのおかげかぐっすり眠り、起床後温泉、朝食後にスパークリングで乾杯。

食べる→飲む→温泉→寝る→起きる→温泉→食べる→飲むという堕落のデスパコース。

ここにあるのは解放感だけだ。

「あと30分もあるしね!」とゲラゲラ笑う堕落のデスパに一通のメールが。

「間もなく到着!」とレーサーマツザキ。

「ええ!あと30分しかないじゃん!」と一気に堕落の底からの覚醒

そう、2日目は昨年同様レーサーマツザキがガイドをして下さるのです。


颯爽と現れたレーサーマツザキ、

新車でのお迎えでした。

今年もお世話になります!

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さっきまで呑んでいたのに早速イタリアンランチ。

お言葉に甘えて、ビールワインで乾杯。またか!


昨年以上にスムーズにまるでワープしているかのように移動する車の便利な最新機能が超面白い。

VRのように映像が浮かび上がったり、

ブルブル振動で教えてくれたり暗くても手話が見えるようにライティングも完璧。

どんなときでもUDチェックをしてしまう。

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聴覚障害者のための車では?」って思うくらいの機能。

「いやレーサーマツザキのための車でしょ!」

「これはボンドカーだな!!飛ぶかもよ!!」

と勝手に盛り上がる。


ボンドカーの乗り心地がよほど良かったのか、K嬢もN嬢もあっけなく後部座席で爆睡。

着いたところは秋保大滝

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初秋の爽やかな風の中、ボンドいやレーサーマツザキが猿のように軽やかに岩を昇り降りし、

滝つぼの近くで写真を撮っているのを眺めていた。

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すると同じ場所に行こうとした若い男性が、

途中の岩場で滑落。

写真撮影をするレーサーマツザキのすぐ後ろで3メートルくらいずるずる滑り落ちていくのを目撃。

幸い無事だったものの、滝つぼの近くだから叫んでも誰も気付かないシュールな光景。

水の近くではホント気を付けないと。

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マイナスイオンをたっぷり浴びた我々は、再びボンドカーにてドライブ。

酒ではなくて美味しい珈琲が飲みたいというと、広瀬川を眺めるテラスのあるカフェにボンドカーはひとっとび!

沈む夕日を眺めながら、

そうかこの広瀬川、今朝まで浸かりまくっていた山の中の作並温泉から流れ流れて繋がっているんだな。

もしかしたら私たちの流した汗も垢もこちらに流れ着いているのかもしれない‥‥

と思わぬ所での繋がりに哀愁たっぷりの仙台の夕暮れ。

こうして幕を閉じた「デスパin作並温泉with J」。

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いつも奔放なデスパに付き合ってくださるレーサー ジョー・マツザキに感謝。

そんな彼は宮城教育大学の先生。

様々な障害のある子どもへの支援教育の研究と実践を長年積み重ねてこられた教育、

心理分野の大学教員では唯一のろう者であり

デスパとは真逆の世界にいることを本人の名誉のために記しておく。

(でも世界はひとつ)

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そんな世界のマツザキを指一本で持ち上げるN嬢。


2016年デスパin蔵王温泉の記事はコチラ。

http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20160811

http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20160816

2017-08-02 ダイアログ・イン・サイレンス開催!

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「ダイアログ・イン・サイレンス」

言葉の壁を超えて人はもっと自由になる。

音を遮断し、声を出さず、手話も使わず

90分間様々な体験をするツアーです。

できるの??

できるのです。

想像を超えた静かな衝撃でした。


発案者のハイネッケ博士と、オーナさん、

研修講師にイスラエルろう者のタリとゴラン、

彼らの通訳者ダナを迎え

最低6カ国の多言語と異文化がまざりあう濃密な10日間の研修を終えました。

ヘブライ語、英語、日本語、イスラエルの手話国際手話、日本手話

ボディランゲージ、あらゆる言語が飛び交う現場、そこにはバリアなどなくて。


7月31日、5年間の準備を経た

「ダイアログ・イン・サイレンス」記者会見がひらかれ

オープニングパーティーを開催。


言語に頼らないエキスパートである、

聴覚障害のアテンド達も紹介されました。

このメンバーでできて本当に良かったとしみじみと思っては涙涙。

10日間ほぼ不在の私を支えてくれた家族をはじめ、

すべてのひとへの「ありがとう」の気持ちで溢れまくっていた一日でした。

ここまで導いてくれた志村真介さんと季世恵さんが、時々仙人のように見えるのです。

人との出逢いって、本当に素敵。


静けさの中の対話

ダイアログ・イン・サイレンス

http://dialogue-in-silence.jp/

チケットは満席ですが、当日券が少しあるとのこと。

沢山の方の体験をお待ちしております。

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2017-06-06 『もうろうを生きる』監督自ら字幕を

目が見えず、耳も聞こえない「盲ろう者」が日本には14,000人いるとされています。

そんな方々を追ったドキュメンタリー映画

『もうろうをいきる』


バリアフリー字幕の制作、着々と進行中です。

監督を交えて、上映会を行い、字幕の確認をしてきました。

情報としての字幕、映像との整合性、目を皿のようにして字幕を見ながら

ひとつの作品としての映画全体をも観ます。

監督の思いを聞きながらの意見交換はとても有意義な時間。


見えない聞こえない人たちの意思疎通や日常の営みと

周囲の人たちとの関係性を丁寧に紡いでいる映画です。


日本映画への字幕が義務化されていないことは

繰り返し述べている通りですが

「映画のバリアを取り払い、

その先にある映画の新たな可能性を見つめたバリアフリー上映をしたい」

という西原監督の言葉に、こちらも本気で応援したくなります。



以下HPより抜粋

<西原監督からのコメント>

光と音のない世界を生きる人々がいます。

私たちは今回、盲ろう者とその周りの人々の日常を、カメラを通してみつめる映画を企画しました。

人はひとりでは生きていけず、そのつながりの中から希望の糸を紡いでいるのだと思います。

生きる喜びや悲しみ、人間の弱さ、孤独を、まじろがずにみつめていく。

私たちがつくりたいと思っているのは、そのような眼差しを持ったドキュメンタリーです。

この映画が、人と人が共に生きていく「コミュニケーション」

そして「多様性」について思案をめぐらせる、ひとつの契機になることを願っています。

ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

目が見えず、耳も聞こえない。

ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』製作・上映支援プロジェクト:

https://motion-gallery.net/projects/mourou_wo_ikiru

2017-04-24 「サッカーならどんな障害も超えられる!」デフリーグへ

今年も行ってきました「第16回JDFAデフリーグ大会」(4月22〜23日)

その名の通りろう者サッカーですが聞こえる選手も交じっています。

年代も15歳から61歳(!)と幅広い選手が集うこの大会。

手話や、アイコンタクトをフル活用しての試合運び、毎年見ごたえがあるのです。


二日目は、大人たちの試合の合間に

聞こえない子どもたちのサッカー教室やゲームが開かれ

小さな手話があちこちで飛び跳ねる様子は、ホント楽しくって可愛らしい。

耳より大きな補聴器もカラフルでオシャレ。


会場となる品川の大井埠頭中央海浜公園は

海が近く、緑が多く、空が広くて気持ちの良いところなのです。

四月に入ってから「土日も家で仕事」が続いていたので思い切って出かけて良かったなぁ。

懐かしい再会から、新たな出会いまで盛りだくさん。

久しぶりに太陽の下で過ごし、新緑の香りを思い切り吸い込み

久しぶりにぐっすり眠れました。

太陽って大事なのね。


昨年も今年もボランティア参加させていただいた息子曰く

「試合前に審判が必ず補聴器を外しているか確認するよね」

そうそう!

貴重な体験ができること、本当にありがたいことです。


今年の夏は、デフリンピックも開催されるのでイベントも続きそうで楽しみ!

キャッチコピーの強いメッセージもいい。

「サッカーならどんな障害も越えられる!」

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デフリーグ

http://ameblo.jp/ejdfa/entry-12265008218.html

JDFA 日本ろう者サッカー協会

http://jdfa.jp/jdfa/

こちらはフットサル、バルドラール浦安

http://bardral-urayasu.com/news/news-4322/

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