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松森果林UD劇場〜聞こえない世界に移住して〜

2017-09-22 「星の音」のきっかけは

処女エッセイ「星の音が聴こえますか」(筑摩書房2003年)

実は別の出版社から刊行予定でした。

原稿をほぼ書き終えたころ、なんと出版社が倒産し、白紙に。

大量の原稿を抱えて呆然とする私に、

声をかけてくださったのがフリージャーナリストの高嶋健夫さん。

5月に「しくじる会社の法則」(日本経済新聞出版社)を出版され数々の名著を持つ方。


筑摩書房に知り合いがいるので紹介するね」

と紹介されたのが、

凛としたたたずまいが美しい福田恭子さん。


才色兼備という言葉がこれほど相応しい編集者は他にいないと思う。

でも見かけとは裏腹に、仕事への姿勢はストイック。

一冊の本にするために、丁寧に、大胆に、繰り返し編集。

その過程はハードで根気がいるものでしたが、「共同作業」をやり切った達成感は半端なくて。


出版業界の中では、誰もが知る福田恭子さんに担当をして頂いたことは私にとって大きな誇りです。

その後福田さんは、筑摩書房を退職、起業

株式会社アテナブレインズ」の代表取締役社長に。

しびれます!


そんなキラキラとカッコいい福田さんを陰ながら慕い続けた日々…

今年に入り「星の音が聴こえますか」の電子書籍版のメールが届き

文字通り飛び上がって喜んだものです。

そうして新たに「共同作業」を繰り返し

8月4日、無事に電子書籍として再出版。

高嶋さんが5月に出版をされていたこともあり、お祝いの食事会を開きました。


憧れの二人を前にして、お酒しか飲めない私。

それぞれの近況報告から、仕事のぶっちゃけトークまで、

まったく違う分野で、話題豊富な達人達の話しは刺激的。

UDトークと筆談アプリとRecocoを駆使しての会話、

スゴイ時代になったもんだと三人でしみじみと。笑

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お開きになったあとも興奮冷めやらぬ私は

半ば強引に福田さんを誘い、東京ステーションホテルのバーへ。

オジサンが美女を連れてバーに行くって、こんな気分なんだろうなぁと

一人ドキドキしていた私でした。

憧れの人がいるって、とても刺激的!

数々のベストセラーを生み出し、

起業家として煌めく福田さんが講師の

フリーランスで働く講座」、絶対受けたい!!


株式会社アテナブレインズ

https://athenabrains.com/

<しくじる会社の法則/高嶋健夫著>

http://www.nikkeibook.com/book_detail/26334/

<星の音が聴こえますか/松森果林著>

https://www.amazon.co.jp/%E6%98%9F%E3%81%AE%E9%9F%B3%E3%81%8C%E8%81%B4%E3%81%93%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B-%E6%9D%BE%E6%A3%AE-%E6%9E%9C%E6%9E%97/dp/4480816283

2017-06-20 「星の音が聴こえますか」電子書籍に

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処女エッセイ「星の音が聴こえますか」が今秋電子書籍になります。

2003年刊行後に増刷したものの、数年で品切れ重版未定となり幻の一冊になっていま

した。


三月の終わり、当時の担当編集者の福田恭子さんから

電子書籍にしてみませんか?」というメールが。

福田さんは、絶版後も筑摩書房に対して文庫化の提案をされており

今回、文庫化は不可でも、電子書籍化なら!という話しになったそうです。


私の知らないところで、この本を再び世に送り出そうとしてくださっていたことを知り

涙が出るほどうれしくなりました。


そうして14年も前に書いたものを、改めて見直すことに。

当時の原稿がないので

本に直接赤入れをするのですが、教科書に落書きをするような背徳感。

さらに「電子書籍版の為のあとがき」を執筆することに。



と、気づいたのですが

もとの単行本って、あとがきがなかったのですね。


福田さんに伝えると


「あとがきなしで完成している本だと思ったからです」ときっぱり。


当時の福田さんの編集力の高さに胸がふるえます!

鋭い企画力と、的確な判断力をもって編集してくれていたことが今なら分かります。

当時筑摩書房で編集をされていた福田さんは、

2008年に株式会社アテナブレインズ起業され

様々な価値を「分かりやすい言葉」に変えて情報発信支援や編集などをされています。

http://athenabrains.com/


今回もまた、編集は絶対福田さんにお願いをしたいと思いました。

私は一度書き始めると止まらなくなるタイプです。

「あとがき」なのに「あと一冊」書いてしまいそうな勢いで書き散らした駄文が

贅肉をそぎ落とすような編集によって、本質がよりはっきりと見えてきます。

プロの仕事を目の当たりにするのは、とても刺激的。


14年たった息子も登場するというまさかの

「聞こえない母と、思春期息子のコラボ(大げさ)」が実現したあとがきは、電子書籍版だけの特典です。

新規のプロジェクトがいくつも同時進行している状態で、

半狂乱というかハイテンションで校正を終え、本当にほっとしました。

またひとり、子どもを産んだ感覚です。

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ふうこふうこ 2017/06/20 09:58 初めまして^^
図書館で借りた「星の音が聴こえますか」を日曜日に返却したばかりなので、タイミングにびっくりしました!

手話の勉強を始めても2年目です。
聴覚障害のあるお客様が時々来る職場ですが、お客様が完璧なメモを家から準備してくださり、私は読むだけです。
100%受け身な体制にいかん!と感じ、勉強を始めました。
簡単なコミュニケーションはできるようになりました。
目標はお互いに50%ずつ歩み寄ることです。

図書館で本を見つけて、ワンポイント手話のお姉さんだ!と飛びつき、一気に読みました。
TVで見る印象は、とにかく綺麗なお姉さん。
時々ポロッと楽しいことを言うのがかわいい!
いざ本を読むと、想像もつかない三枚目ぶりと行動力にびっくりして、益々親近感がわきました。
手話サークルの仲間に本をおすすめしていたところです。
図書館で借りて気に入った本は、また読めるように買っているので、電子版はうれしいお知らせです。
あとがきも楽しみです。

障がい者の為に用意された設備のほとんどは、実は健常者の役に立っていることが多いのですが、無意識に気づかず自然に利用しています。
ユニバーサルデザイン、何年も前にそのことに気づけていた果林さん、今後、益々のご活躍を応援しています( ^o^)

karinmatasumorikarinmatasumori 2017/09/28 21:56 ふうこさん
嬉しいコメントをいただき、ありがとうございました♡
その後、50%歩み寄れるようになりましたか?^^
聴覚障害のあるお客様がきっかけで、手話を学ぶというのは
とっても素敵なことで嬉しくなりました!!

「ワンポイント手話のお姉さん」と言ってもらえるのもなんだか嬉しい!笑


「星の音が聴こえますか」
皆さんに長く読んでもらえる一冊となりますように☆

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