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松森果林UD劇場〜聞こえない世界に移住して〜

2017-10-15 デスパの会in作並温泉with J

いつものように、東京駅ワインショップに集合。

3本購入。

「これは新幹線で飲む泡、これは部屋用、これは朝用」

朝からこんな会話の「デスパの会」。

毎年恒例、大学からの女友達三人酒と温泉三昧旅行です。

新幹線、シャンパンなので栓が飛ばないように万難を排しての開栓。

栓が勢いよく飛んで前方に座る乗客の弁当にホールインワン

などと妄想爆笑し乾杯にたどり着くまでが長い私たち。

モエの夏季限定ラベルにハムやチーズを並べて豪華列車並み。

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グランクラスに負けてなるものか!と勢い余って私の手が滑る。

三人掛けの真ん中に座るK嬢の股間にシャンパン直撃。ゴメン!

おかげで仙台につくまで、シャンパンの香りに包まれ優雅な時間でした。


今回の行き先は宮城県作並温泉

昨年、「デスパin蔵王」で道案内をしてくれたレーサー ジョー・マツザキから作並温泉がおススメだと聞いていた。

「泊まるならどこがいい?」

広瀬川源流露天風呂の一の坊かな」

彼が言うなら確かだと、他は全く見ずに即予約。


話を戻して仙台駅到着。

もちろん、プランなんて何もないので案内所に直行。

宿までの送迎バスが来るまでの二時間を

「牛たん発祥の店、味太助で食べて、いろは横丁散策など楽しいですよ!」

とプランをもらう。


シャンパンからのビールと牛たんで乾杯。

ほろ酔い気分でいろは横丁を堪能。

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笹かまぼこの顔ハメ看板にハマって時間を忘れそうに。

プライバシー保護のため写真は割愛)

充分仙台を満喫しこのまま帰ってしまいそうな満足感。

何とか宿への送迎バスに乗り込み、直後私とN嬢はスコンと眠りに堕ちた。

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まだ旅の序盤なのにはしゃぎ過ぎ。


一の坊の温泉広瀬川と一続きになっているような絶景。

川には魚が静かに泳いでいるし、

すこーし紅葉してきた緑もいい。

自然の中でぬっくりしながら、夕飯までの約三時間を露天で過ごしていたのではないか。

手話で話す指先がシワシワだ。


温泉から戻る途中「温泉卓球の間」が。

恐る恐る開けてみると大広間に卓球台がふたつ。

「いいね〜卓球やろう!」とラケットを手に取る。


「しゃもじかよ!」

「スリッパかよ!」


そう、並んでいるのはラケットのほかに大小しゃもじとスリッパ。

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ここ一の坊だよね?

リゾート温泉だよね?

一秒後にはそんな疑問は消え去り、

スリッパやしゃもじを片手に浴衣の腕をまくって白熱の試合を展開させているデスパ達。

やっていることは卓球なのに、スリッパやしゃもじに変えるだけでこんなに可笑しいなんて!

プライバシー保護のため写真は割愛…)

こんなテンションのまま、ロビーでホテルスタッフによる「スズメ踊り」鑑賞。

スズメ踊りっていうから、可愛らしい踊りかと思ったら

躍動感あふれるかなりハードな踊り!

お客さん参加型で私たちも前に引っ張り出され

両手にうちわ持ってレクチャーが始まった。

わたしたち聞こえないんですけど…」そんなスズメの叫びは届くはずもなく。

見よう見まねで踊るものの、その姿はまさにその辺にいるスズメのようで。


スズメ踊りのおかげかぐっすり眠り、起床後温泉、朝食後にスパークリングで乾杯。

食べる→飲む→温泉→寝る→起きる→温泉→食べる→飲むという堕落のデスパコース。

ここにあるのは解放感だけだ。

「あと30分もあるしね!」とゲラゲラ笑う堕落のデスパに一通のメールが。

「間もなく到着!」とレーサーマツザキ。

「ええ!あと30分しかないじゃん!」と一気に堕落の底からの覚醒

そう、2日目は昨年同様レーサーマツザキがガイドをして下さるのです。


颯爽と現れたレーサーマツザキ、

新車でのお迎えでした。

今年もお世話になります!

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さっきまで呑んでいたのに早速イタリアンランチ。

お言葉に甘えて、ビールワインで乾杯。またか!


昨年以上にスムーズにまるでワープしているかのように移動する車の便利な最新機能が超面白い。

VRのように映像が浮かび上がったり、

ブルブル振動で教えてくれたり暗くても手話が見えるようにライティングも完璧。

どんなときでもUDチェックをしてしまう。

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聴覚障害者のための車では?」って思うくらいの機能。

「いやレーサーマツザキのための車でしょ!」

「これはボンドカーだな!!飛ぶかもよ!!」

と勝手に盛り上がる。


ボンドカーの乗り心地がよほど良かったのか、K嬢もN嬢もあっけなく後部座席で爆睡。

着いたところは秋保大滝

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初秋の爽やかな風の中、ボンドいやレーサーマツザキが猿のように軽やかに岩を昇り降りし、

滝つぼの近くで写真を撮っているのを眺めていた。

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すると同じ場所に行こうとした若い男性が、

途中の岩場で滑落。

写真撮影をするレーサーマツザキのすぐ後ろで3メートルくらいずるずる滑り落ちていくのを目撃。

幸い無事だったものの、滝つぼの近くだから叫んでも誰も気付かないシュールな光景。

水の近くではホント気を付けないと。

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マイナスイオンをたっぷり浴びた我々は、再びボンドカーにてドライブ。

酒ではなくて美味しい珈琲が飲みたいというと、広瀬川を眺めるテラスのあるカフェにボンドカーはひとっとび!

沈む夕日を眺めながら、

そうかこの広瀬川、今朝まで浸かりまくっていた山の中の作並温泉から流れ流れて繋がっているんだな。

もしかしたら私たちの流した汗も垢もこちらに流れ着いているのかもしれない‥‥

と思わぬ所での繋がりに哀愁たっぷりの仙台の夕暮れ。

こうして幕を閉じた「デスパin作並温泉with J」。

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いつも奔放なデスパに付き合ってくださるレーサー ジョー・マツザキに感謝。

そんな彼は宮城教育大学の先生。

様々な障害のある子どもへの支援教育の研究と実践を長年積み重ねてこられた教育、

心理分野の大学教員では唯一のろう者であり

デスパとは真逆の世界にいることを本人の名誉のために記しておく。

(でも世界はひとつ)

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そんな世界のマツザキを指一本で持ち上げるN嬢。


2016年デスパin蔵王温泉の記事はコチラ。

http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20160811

http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20160816

2017-10-13 スマートグラス鑑賞会及び意見交換会開催

スマートグラスでの映画鑑賞会及び意見交換会川崎チネチッタで開催。

(株)チッタエンタテイメント事業推進室の細川さんと、MASCの川野さんの協力のもと実現。

私は、国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)「余暇UDプロジェクト」の主査をしておりますが

当プロジェクトでは、2006年からCMの字幕を中心に普及啓発活動をしており、

今年度は映画のバリアフリー字幕や最新技術など

字幕に関する面白いことは何でも体験ちゃおう!と

6月のシネマ・チュプキ・タバタに続いて二回目の企画です。



ひょんなことから映画監督今村彩子さんも加わり

聴覚障害者4名、車いす使用者、聴者、手話通訳者を含む8人で参加。

全員でスマートグラスを装着して並ぶと謎の集団的なインパクト。

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今回観たのは「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。

過去と現在、人と人、バラバラないろんなことが「つながって」いく様子は

このスマートグラスで聴覚障害車いす、色んなメンバーが一緒に楽しんでいる「今」と重なり、つながる。


鑑賞後の意見交換会には、現場スタッフに加えて

(株)チネチッタの社長美須アレッサンドロ氏も登場。

モデルさんのようなたたずまいに

聴覚障害メンバー一同手話で<カッコいい!>と言い合っていました。

手話って便利。




「想像以上に見やすい!」

「これがあれば映画を好きな時に観られる。

聞こえる子どもと観るとき字幕か吹き替えかで揉めたが、

メガネ型が普及すれば一緒に楽しめるよね」

手話でありがとうと言ってくれたスタッフがいて嬉しかった」など

嬉しい感想も多く、活発な対話の場に。

当事者が積極的にニーズを明確にすることで

技術はより良いものへと進化するし

ユーザーがいれば、それは「楽しみ方の選択肢の一つ」として

当たり前の光景になっていくのでしょうね。


「日本人なのに日本の映画が楽しめない」という現状を変えようとしている人たちが多くいます。

それを黙ってみているのではなく、どんどん使って、感想を伝え

期間限定のトライアルで終わらせることなく

さらに進化した取り組みにつながるよう、応援したいと思います。

ひとつ100円の3Dメガネよりずっとカッコいいぞ笑

ドラゴンボールスカウターみたいに戦闘力が表示されたり

離れた星の人とも会話が可能な気がします。

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スカウターではなくって、スマートグラスの貸し出しは10月末まで。

こちらの特設サイトの動画がまたいい!笑

NPO法人 メディア・アクセス・サポートセンター

「メガネで見る字幕ガイド」機器貸出 特設サイト

http://npo-masc.org/glasses/

2017-10-04 ナミねぇ&ブラザーズライブ

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「ナミねぇ&ブラザーズライブ」

何か月も前からずーっと楽しみにしていたライブ。

今回は、聞こえない友人や手話通訳の友人達と!


二人の弟、ギタリストのビリー市田さんと樫本ゆうさんの間で歌う

姉さん、ナミねぇ。

姉弟でステージに立てるってカッコいい!


ナミねぇの歌は、パワフルでソウルフルですが

時にセクシーで扇情的だったり、

時に激しく優しくせつなく、胸に沁みこんでくるのです。

聞こえない私にとって、高い声は音として感じにくいのですが

ナミねぇの声はとても心地よく感じます。


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聞こえない私たちのために、歌詞カードを用意してくれるのが本当に嬉しい。

ナミねぇがどんな歌を歌っているのか、見て分かるからです。

今回はたまたま四人が手話通訳者ということもあり、

ナミねぇの歌が手話となり、共に歌う私たちのテーブル、おそらく一番賑やかだったのではないでしょうか。

大好きで大尊敬する村木厚子さんや、二年前のライブでお会いした方との再会もあり。



歌の合間の軽妙洒脱なトークもさすが。

ゲストを巻き込んでぐいぐい引っ張るあのカンジ。

お嬢さんのエピソードや

お嬢さんへの想いを込めて歌った「七つの子」は思わず涙が。

子どもの時からなじみのある童謡なのに

ナミねぇが歌うと思い切り心を揺さぶります。

そんな想いや空気感を全員で共有できるライブはやっぱり最高。

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ライブが終わっても興奮冷めやらぬ私たちは

隣の赤提灯へ吸い込まれ、何年かぶりの終電で帰宅。

2017-10-03 あと9人!今村彩子さんLGBTがテーマの映画を応援!

友人今村彩子さん監督映画の『11歳の君へ』

クラウドファンディング終了まで、残り2日!

目標人数の500人まで、あと9人とのこと。

ろうの子どもたちに、

世界はLGBTだけでは捉えきれない多様性に満ちていること、色んなかたちがあっていいこと、

大人の私たちから応援していきませんか?!

500円から応援できます!

『ろう・難聴×LGBTの子どもたちに、500人のエールを届けたい!』

https://readyfor.jp/projects/500yell

「11歳の君へ 〜いろんなカタチの好き」

https://studioaya-movie.wixsite.com/11kimi

2017-09-26 ネバーランド!!

ブロードウェイミュージカル

今年三度目は「ファインディング・ネバーランド」

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ジョニー・デップ主演の映画になったピーターパン誕生の物語。

光と影を効果的に演出した

美しい美術や映像・イリュージョン、

子役の3人と、ナナという犬(真っ白でふさふさででーっかい!!)の愛らしいこと!

更に字幕もあるので目がいくつあっても足りない!


素晴らしいのは、“想像力”の描き方。

子どもたちが空を飛ぶ想像のシーンでは、上から吊るすのではなく人間が持ち上げて動き回る。

子どもにライトが当たるので本当に飛んでるみたい。


キーワードとなる「想像力」は目の前の現実からちょっと離れ、自由になれる。

だから、心の痛みを抱えたり、厳しい現実を生きぬく大人にだって必要。


愛する子どもたちの母親の旅立ちは、

竜巻のような風が吹き上げる中、フェアリーパウダーがキラキラと舞い上がり

夢か現かわからぬ光に満ちた圧巻の美しさ。

母親のガウンがふわふわと

いつまでもいつまでも光の風に浮く様子は涙が止まらず。

舞台ってすごい!!

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今回は家族での観賞。

大学受験に向けて、息子は自分で自分の道を選択していかねばならないとき。

何度も話し合いぶつかり合い、

そんなタイミングだったからこそ

「信じること」

「手を離すこと」

「いつでもあの星を頼りに帰っておいで」

といった言葉が直球で感情を揺さぶってきました。

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カーテンコールでは撮影が許可されます。

舞台両脇に縦書きの字幕があります。

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