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松森果林UD劇場〜聞こえない世界に移住して〜

2018-01-13 「嘘八百」日本語字幕紹介動画に出演

話題のコメディ映画「嘘八百」に日本語字幕が付きます!

その告知映像をGAGAさんが制作、

TA-net理事長廣川麻子さんと、東京ろう映画祭の牧原依里さんという珍しい3人で出演しました。

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手話とともに字幕がついています。(ぶっつけ本番でお見苦しい箇所はご容赦を!)

http://gaga.ne.jp/uso800/news/


このような動画を公式サイトが作ったのは実は初めてのことです。スゴいですよね!

しかも、武正晴監督が日本語字幕制作についてコメントを寄せています。

武監督はスタジオで「字幕も演出ですから」と

こだわりにこだわって、楽しみながら字幕制作に関わってくれました。

嬉しい!


今後につながるよう、どんどんシェアをしてほしいです。

日本語字幕での上映は立川シネマシティが13日〜1週間上映、

その他映画館では21,22日の限定上映となります。詳細は公式サイトにあります。


ぜひ、映画館に足をお運びください!

字幕上映日のお客様の数が多いと、追加上映や多館での上映にもつながります。

この作品は専門用語や昔の人の名前もでてくるため

字幕があると、聞こえる人にとっても理解しやすく楽しめるはずです!



「近所の映画館に字幕上映がない!」という方もいますよね。

一言、提案や要望を出してみませんか?!

言わなければなかったことにされますが、

言えば検討され、そこから展開していく可能性があります。

今回も「字幕をつけてほしい」そんな一言から始まったのですから。


★公式サイト http://gaga.ne.jp/uso800/news/

Facebook https://www.facebook.com/uso800movie/

Twitter https://twitter.com/uso800movie

2018-01-09 いい結婚式でした!

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「いい結婚式だったー!」この一言に尽きます。

愛すべき妹のようなS嬢の結婚式に招かれて帝国ホテルへ。

妹のようでありながら、いつも迷子になる私を迎えに来てくれる

頼もしい姉さんのようでもあります。

新郎もとても立派!

そんな二人の結婚式は愛と笑いに満ちたご家族や友人達でいっぱい。


手話通訳とパソコン文字通訳が用意され

お料理の説明と新郎新婦からのコメントが

日めくりカレンダーのようにテーブルに置かれている気遣い。


新婦とお父様の入場時点ですでに涙腺ゆるゆる。

恩師たちのスピーチ、友人たちの余興、ご両親への手紙、新郎の挨拶と

最初から最後までこんなに幸せな涙を流したのって何年振り?ってくらい。

結婚式って、沢山の方に感謝の気持ちを素直に伝えられる場でもあるんですね。

新郎新婦のひととなりが伝わる結婚式でした。

結婚式ってやっぱりいいな。

みんなが幸せになれます。

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涙ふきつつ、伝統ある帝国ホテルならではのお料理とお酒を堪能し

若いゲストが多い中、

親戚のおじさんおばさんのようになってました。

というか、親の気分。

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胸いっぱいで披露宴を終え

手話通訳をつとめられていた森本さんと橋本さんも一緒にオトナの二次会、

そして三次会へと…。

新郎新婦への感謝の気持ちと

新郎新婦の大きな野心への応援

新郎新婦の末永い幸せを願って

何度も何度も乾杯せずにはいられない私たちなのでした

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2017-12-31 2017年大晦日

お世話になったファミリー達を招いての松森亭も終えて

今日は12月31日。


2017年のはじまりは、デッサン教室に通い

対象物を良くみて多面的に観察し、表面だけでなくその骨格となる

本質にも思いを馳せながら鉛筆を入れることに没頭。

デッサンの先生のひとことひとことは、人間関係にも同じことが言えると

毎回深く感じ入ったものでした。

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「ひたすら集中する」ことの爽快さを思いだし

10月から息子のお弁当に添えるリンゴアートに繋がっていきます。

無心になることっって、ストレス解消につながるんですね。

まだしばらく彫りつづけそうなので、お付き合いくださいw

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夏は、言葉の壁を超えて対話を楽しむエンターテイメント

ダイアログ・イン・サイレンス」の企画監修およびアテンドとして関わりました。

世界で100万人以上が体験し、日本で初めての開催です。

音のない世界を案内する「アテンド」には持ち味豊かな面々が揃い

8月1日から20日までの間で約3500人にご体験いただくことができました。

人と人とが対等な関係性のなかで対話ができる

そんな場所は継続的に必要なんだと何度も感じました。

www.dialogue-in-silence.jp


14年前に出版し、品切れ重版未定となっていた処女エッセイ

「星の音が聴こえますか」(筑摩書房)がこの夏、電子書籍として再発刊。

電子書籍化のためのあとがきを書き下ろしたのですが

ある意味息子とのコラボレーション。電子版だけの特典です!

https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B0749KGPB9



かつて高校生のころ、夢中になっていた「少女コミック

現在も「Sho-Comi」となって少女をキュンキュンさせています。

ご縁があって、少女たちに絶大な人気を誇る梅澤麻里奈先生の新作

「きゅっと結んで、スキ」の手話監修もさせていただきました。

お嬢様学校にかようひかりと耳の聞こえない結人。

言葉を超えた至極のラブストーリーです。

毎回監修を忘れてしまいそうなくらい、ドキドキしながら

誰よりも早く原稿を読ませていただくという特典にあやかりました。

単行本もでているので、是非!!

http://www.sho-comi.com/sakuhin/umezawa2.html


映画の日本語字幕制作やモニターに関わるお仕事も沢山ありました。

9月〜10月は、メガネ型端末「スマートグラス」による字幕表示が実現。

最新作、「嘘八百」は最近記事にしましたが

ウソかマコトか、その境界線はなんなのか?

時々自分の存在さえも「ホントにワタシ?」

AIだったらどうしよう」と疑わしくなります。映画の見過ぎかしら。

http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/20171228


羽田空港成田空港で、接客手話の指導にも関わりました。

空港内のお土産屋さんなどの店舗で、接客手話ができるスタッフが増えています。

今年度最も力を入れた事業でもあり、引き続きご報告できるようにしますので

たのしみにしていてください。

手話言語条例のひろまりとともに、手話への関心の高まりとニーズを感じます。

成田空港ではユニバーサルデザインに関する委員会もはじまり

私も関わっています。

ひとつひとつ丁寧に議論し、取りこぼしのないようにチェックする必要があります。

大事なニーズも言わなければなかったことにされてしまうのですから責任重大です。

羽田空港成田空港をいったりきたりで、時々混乱しつつも楽しんでいます。


楽しい仕事に恵まれ、新しい事業が同時にスタートした一年でもありました。

人は人との関わりのなかでのみ成長できるものです。

関わってくれた全ての方へ

空よりも広く、海より深い感謝を込めて♡


新年もどうぞよろしくお願いします。

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2017-12-28 『嘘八百』に日本語字幕が!

中井貴一さんと佐々木蔵之介さんの『嘘八百日本語字幕上映が実現!

だまされたと思って観てください!ホント面白いから!!

配給元のGAGAさんや、映画製作委員の皆さん、

そして監督の理解と協力がハンパなくあったかくて、日本語字幕制作にとても熱心でした。


この映画の脚本を書いた今井雅子さん、数年前に私の講演を聞いてくれてからのご縁です。

手話を学習中であり、

講演の中で

「邦画にも字幕がつけば聞こえない私たちも一緒に楽しめる」という話をしたのですが

それを聞いて

「次回作では字幕をつけたい!」と思ってくれていたとか。

今回の『嘘八百』は今井さんにとっても思い入れのある作品。


そんな折、公開が決まったことを知った友人の廣川麻子さんが

「字幕で観たい」と要望を出したそうです。

廣川さんの想いと、今井さんの想いがリンクし、日本語字幕制作に向けて動き始めました。


今井さんの熱心な働きかけのおかげで、あらゆる関係者の理解と協力のもと、日本語字幕が出来上がりました。

私と廣川さんも字幕の監修をしました。


そこへ、音のない映画『Listen』で名を馳せた映画監督牧原依里さんも加わり

「字幕がつくなら沢山の人に観てもらいたいよね!」と

GAGAの宣伝部も巻き込んでわちゃわちゃとやってきました。


熱心な思いって、沢山の人を動かすんですね。

何をやったかは近日公開予定☆

お楽しみに☆

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\『嘘八百日本語字幕版 上映決定!✨/

上映劇場・日程の詳細は、公式サイト「THEATER」をご覧ください!

http://gaga.ne.jp/uso800/theater/index.php

2017-12-27 羽田空港の「手話フォン」

手話で通話できる公衆電話ボックス「手話フォン」を試してみました。


12月3日、国内ではじめて羽田空港国内線第1、2旅客ターミナル出発ロビーに設置されたものです。

公衆電話より一回り大きめで、使い方はいたってシンプル。

相手先の電話番号を押すと、画面に映るオペレーターが手話で電話をつないでくれるので

ほぼリアルタイムで電話ができるのです。

公衆の電話リレーサービスですね。

利用料は無料で、時間は午前8時〜午後9時まで。

一緒に仕事をしている空港関係者に、羽田空港から電話をする私。

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空港という場所ですから

「爆弾低気圧で全便欠航のため宿泊先をキャンセルしなくてはならない」といったときなど、活用できそうです。


この「電話リレーサービス」は私は日常生活で利用しています。

スマホやパソコンで、チャット、LINE、手話で電話をつなぐサービスで

日本財団が2013年から開始し、現在契約している聴覚障害者は5000人以上だそうです。

今では日常生活のほとんどがスマホひとつで事足りるのですが

美容院や病院、レストランなどの予約はもちろん

キャンセルなど急ぎの時、子どもの保育園や学校への連絡など

電話が必要なこともあります。


実は電話って、日本で唯一聴覚障害者がアクセスできないインフラなのです。

日本で聴覚障害者が電話ができないのは常識のように思われ

職場でも電話が必要のない仕事や部署へという「配慮」がされることもあります。

「電話お願い手帳」などというものもありました。

電話に関しては「お願いします」「ありがとう」の繰り返しで

自立には程遠いと感じていました。

しかし、電話リレーサービスの委員会に関わり

海外では20か国以上で公的なサービスとして利用され

24時間無料で提供されている国も多いと知って驚いたものです。


今回設置された「手話フォン」が従来の「電話リレーサービス」と違うところは何かというと

「公衆」であることに加え、手段が「手話」に限られていることもあげられるでしょう。

電話リレーサービスは、手話の他、即時性のあるチャットやLINEでの対応も選べるのですが

手話フォンは、現時点では手話対応のみです。


実は、聴覚障害者の中には手話ができない人も多くいます。

手話は分かるけれど、リアルタイムの会話では難しいという人もいます。

同じ聴覚障害者でも

文字での対応を望む難聴者が多くいるニーズにどう対応していくのか、今後が楽しみです。


公共性の高い場所では、設置するだけでなく

当事者が実際に利用し、使いやすいかどうかを検証し

有効性と必要性を示していく必要があります。

利用する人がいなければ、なくなる可能性もあります。

また、当事者とひとことで言っても、

ろう者もいれば難聴者もおり、

その中でも子どもや高齢者、車いすユーザー、外国人など多種多様な聞こえない・聞こえにくい人がいるわけです。

できる限り多くの当事者が検証する場と

そこで出された課題を改善につなげていくスパイラルアップを繰り返すことが重要です。


2020年オリンピック・パラリンピックに向けて

手話が分かる人も分からない人も、外国から来たろう者や難聴者も

あらゆる人が「気軽に電話にアクセスできる」そんな日本が楽しみ!

今年は仕事で月に何度も羽田空港に行っているので行くたびにチェックです。

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hirohiro 2017/12/27 23:12 ハンデがあっても住みやすい社会でありますように。

石井靖乃石井靖乃 2017/12/29 10:10 電話のバリアフリー化に向けてこれからも頑張ります。どうぞ、よろしくお願いします!

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