ガンパレード・オーケストラ

　放映開始前に抱いていた期待が不安と心配に変わりつつある、そんな状況です。『スターシップ・オペレーターズ』がキャラのやりくりで苦戦したと同様にやはりこの作品もキャラの多さが災いしているのに加えて脚本他の出来があまり芳しくないです。あのわけワカランペンギンが一番目立っているようではこの作品は駄作と言わざるを得ません。ガンパレファンであったとしてもこの作品を切り離して考えなくてはいけない状況にはならぬように。（＾＾；

　内容がクリスマスとあまりにも平凡だしその上話にメリハリがなく戦闘さえも起こりません。嵐の前の静けさをわざと作ったとすれば良いのかもしれませんが、その辺りはどうなのでしょう。また、それぞれのキャラにセリフを回し過ぎて個性っていうのがなかなか見えて来ません。前作が強烈な個性を持ったキャラが多かった（と言うよりほとんど）のに対し、この作品でのキャラは中隊長の石田咲良を始め性格が掴みにくいです。キャラ同士の関係も咲良と菅原乃恵留・渡部愛梨沙の仲が悪い以外良くわからず。咲良と小島航が接近しそうな雰囲気でそこに岩崎仲俊が絡んでくるみたいな感じはします。が、他のキャラの関係がわからん。

　う〜ん、今回はこんな事しか書けないのがとても残念。次回に期待します。（＾＾；

ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦 (電撃文庫)