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2012-04-01 Can-doについて

[]みんなのCan-doサイトは素晴らしい。 11:28

今年はいろいろな県で,学校ごとにCan-do statements(以下CDS)を作るというところも多い感じがする。で,実はとある県でCDSについて研修を行ってほしい(3時間程度で)との依頼が来ているので,少しずつまたまとめていく。

(1) Can-doのメリット。

Can-doを学校に導入するメリットは大きく分けて,次の2つだと考えられる。

  1. 教員の到達目標を設定できる。
  2. 生徒の自己評価につながり,自己肯定感や自信が生まれる。

ここで注意しなくてはならないのは,各学校で到達目標を定めたことが確か昔あったと思うが,今回はCan-doなので,それとは少し異なるということ。到達目標を細かく決めるところは似ているが,SLAからの知見から離脱していることが多かった。Can-doの場合は,taskの設定など,もう少し親和性が高いのではないかと思う。

ところで,日本語教育の方では,みんなのCan-doというすばらしいサイトができているが(http://jfstandard.jp/cando/top/ja/render.do),日本語CDSでは,CEFRの流れを汲み,Can-doを2つに分類している。

  1. 言語能力Can-do(言語的構造的能力,社会言語的能力,語用能力)
  2. 言語活動Can-do(活動Can-do, 方略Can-do, テキストCan-do)

そして,秀逸だと感じられるのは,活動Can-doをこう定義しているところだ。

【活動Can-doの構造】

「Can-do」= 条件 + 話題・場面 + 対象 + 行動

そこまで落とし込むと確かにはっきりして,目標も評価もやりやすくなる。だから,中学校では学年別に,高校では科目別にCan-doを決めてシラバスを作成すれば,やりやすい。なお,高校では科目で作るべきという視点が欠けていることが多いので留意。学年で作っても,誰もいつどのように使うのか分からない。科目で評価はこのCDSをもとにこういうイベントを活用して評価して,通知表を作るぜ,ぐらいの気持ちじゃないと活用することはあまりないと感じている。

(2) CDSで気をつけるべきこと

  • たくさん作りすぎないこと。 CDSはたくさん作りすぎると評価も大変なので,学年・科目で10ぐらいでいいと感じている。もちろん,学年としては10でも,実際にはその下位CDSが存在することも多いので,それぐらいで。これは例えば,「教科書の英文を読んだ後に,友達に対して簡単な質問を口頭ですぐにできる。」というCDSを作ったとすると,実際には「教科書を読んで概略(もしくは必要な情報)を読みとることができる」「友達に対して簡単な質問をその場で口頭でできる」という二つの大きな下位CDSを暗に含んでいることになる。さらに,CDSが「ディベートができる」などとした場合は,下位CDSは大変多くなる。
  • CDSは万能ではないこと。 CDSを作って満足しても駄目。CDSを作って「ああ,作ったね」と満足することも多い(作業量が結構あるので)。だけど,むしろCan-do statementはチェックリストである。特にコミュニケーション能力という言葉だけが一人歩きしている気がするが,ご存知の通り,Communicative CompetenceはCanale and Swainが4つに分類している。しかし,多くの教室では,例えば方略的能力や社会言語的能力をあまり扱わないことが多いと思う。これは過去のAudio Lingual Methodの影響が大きいと思うのだが(ここにALMとCLTの違いについて書かれた秀逸な表あり),Savignon(1983)のいうとおり,最初は方略的能力から教えられるべきだと感じる。つまり,CDSのメリットにも書いたとおり,教員が教えるべきことをちゃんと教えているかというチェックリストとしてしっかり使うことが我々としては大事になる。

長くなったので,今日はここまで。

2011-11-29 Rolling in the deep (MTV live)

[] 深い読みとは 06:22

Rolling in the deepのLive版はかっこよかった。息子にこの人うた巧いよねといったら,「うん」と。2011 Christmas Playlistにすぐに追加した。

D


さて,深い読みについて。1月7日(土)の大会では,Readingにおける深い読みについて研究発表する予定である。でもそもそも深い読みとは何か。

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tmrowingtmrowing 2011/12/01 19:00 ご無沙汰しています。「深い読み」がテーマとは気になりますね。私が「読み」で気になるのは、やはり「物語」が読めているかということと、「個々の、部分の記述」が本当に読めているか、という問題ですね。拙ブログだと、http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20090528 で取り上げた、"bring water for their baths" の部分などに見られるような、機能していない訳読は「読みが浅い」のだと思います。新幹線で近くなったとはいえ、新年はいけるかなぁ。

karishimakarishima 2011/12/07 06:08 「深い読み」の定義にまず苦戦しております。でも,きっとそのうち分かると思います。1月はもし可能でしたら,ぜひぜひおいで下さい。特等席を作ってお待ちしております!

2011-08-21 Long Train Runnin’

[] リーディングスキル入試問題 16:39

以下の書類を探すのに2時間ほどかかった。しばらく前に書いた文章である。記録のためにここに転載しておく。なお,今回のUPのために文章に少し手を入れた。

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2011-08-11 Rolling in the deep

[] 要約について(要約シリーズ3) 05:53

要約について最近ずっと調べている。ある程度まとめられそうなので,まとめ3。要約のやり方について。

要約はどうやって作るのか。伊藤和夫のストイックな姿勢も大好きだが*1,それではいつまでたっても指導ができないのも事実なので,まとめる。

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[] 要約について(要約シリーズ2) 05:53

要約について最近ずっと調べている。ある程度まとめられそうなので,まとめ2。今回は採点基準と要約のやり方について。

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[] キーワードとは何か(要約シリーズ1) 02:58

要約について最近ずっと調べている。ある程度まとめられそうなので,まとめ。九州大会の発表のため。


[自動要約からの示唆]

googleなどでは自動的にページがindex化され,重み付けされ,検索に使用されている。それらの言語処理方法を調べることで,要約について現在どのように考えられているか示唆を得ることができると考えた。また,このことについて述べると吃驚されることが多く,こちらが逆に吃驚するが,Wordにも自動要約がついている*2。つまり,自然言語処理Wordの場合は重要文選択に近い)をプログラム的に行うのだが,そこからも示唆を得られるのではないかと考えた*3

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*1:「こういう問題は英文が読めることが先決で,それができなければ諦めたほうがよい」伊藤和夫「英語要旨大意問題演習」はしがきより

*2http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0712/19/news007.html

*3自然言語処理についてのまとめは奥村(2004)が良い。

mits_ecmits_ec 2011/08/17 17:34 おっ、久し振りに更新されていますね。要約というのはなかなか「やり方」を説明しにくいですよね。英語というよりも、論理的思考能力が求められているようにも思います。次の更新を楽しみにしています。

karishimakarishima 2011/08/18 05:51 ありがとうございます。ぼちぼち書いていきます(^^;

2011-03-02 The Roller

[] 英語学習歴 07:00

anfieldroadさんのblogに触発されて,久しぶりにblog.

小学校時代

英語なにそれ?の時代。「まよねーずいず名前」と言えば、自分の名前を言えるんだよと悪友。へー,と自分。小6の3月に筆記体を学ぶも,zか何かが分からず親に聞いても「中学校に入って先生にききなさい。」 

中学校時代

中1の最初の中間テストで80点台をとって親にこっぴどく叱られて,一年発起。以降満点を必ず取るように心がける。が,一回も満点取れず(^^;。一回満点で帰ってきたが,自分の満足できないところを先生に持っていき,ちゃんと減点。中2のころには最高水準問題集はほぼマスターしていた。が,ALTとまったく話せず。で,それとは全く関係なく,Best Hit USAとかを好んで見ていた。A~haやStarship, Thompson Twins, Chicago, Suzanne Vegaなどを悪友の姉ちゃんの影響で聞きまくっていた。あと中島みゆき(関係ない)。歌詞は聞き取れず,適当に歌っていた。あ,3年の頃から英和中,和英中,英語ハンドブック(以上研究社),ロングマン(もらったもの)を常に自称「辞書バッグ」に入れて持ち歩いていた。英和中の全てのページに最低一つの単語に線を引き,「ぱっとどこを開けても知っている単語が最低1つはありますよキャンペーン」を勝手に実施(なお,この英和中は弟が勝手に使用し,雨で濡らしてぼろぼろに。怒って捨てたw)。で,誰とも共有せず(暗い)。なお,早川のSFシリーズにこの頃はまり,ほぼ読破していた。アシモフハインライン最高!と思っていたが,思いを語る友達がいなかった(暗いなあ)。

高校時代

シケタンとか豆タンとか,Z-kaiに手を出していた記憶しかない。洋楽はThe Beatlesを全部持っていた友達がすべてカセットにコピーして,「聞け」ということで,聞いていた。で,好きになった。授業は先生が超怖かったので,ガチ予習。しかし単語を全て調べて覚えていこうが,全訳していこうが,「行間を読ませる」先生だったので,さっぱり答えられずよくたたかれた。600選や700選はほぼ覚えていた。あと,学校で配られたWord Power4500が気に入り,友達からもらった7色鉛筆で線を引いていた。唯一記憶に残っているのが,「大いなる遺産」の原題をちゃんと答えられたこと。これだけは褒められた。

大学時代

いろいろあって獨協の英語へ。たぶん,部活に熱心になり,あまり勉強しなかった(^^;。ただ,リスニングスピーキングが弱いことが心のキズだったので(^^;,学校やレンタル屋さんで洋画を2本借りて毎日毎日見続けたら,60日ぐらいで聞き取れるようになった。「おお!」という感じ。高校時代から買い続けていた「English Journal」が面白くなってきたのがこの頃。しかし,同じクラスの女の子から「有嶋くん,発表はたくさんしてるけど,発音が聞き取りにくいんだよね」と言われてショックを受ける(今,思い出したw。元気かな?)。中高と誰も発音を直してくれてなかったしね。あーあ,と。でも直せずそのまま。先生の存在って大きいなあ。ゼミは1年生のときの英語担当だったという安易な理由でS先生のゼミ。アメリカ人の先生で,アメリカ文学を学ぶ。cucumberが分からず,またショックを受ける(というか,自分の語彙の中でそういう基本的な単語が抜けていた)。

第1仕事時代

大学卒業後,最初は外資系の会社に。サンホゼの本社で出されたbag fix reportなどを訳したり,Webサイトの更新等を行う。Unixを触ったのもこの頃(英語と関係ないな)。部長がサンホゼに行かないかと誘ってきたが,いろいろあって鹿児島に帰ることになっていたので,帰鹿。サンホゼに行っていたら,全然違う人生を歩んでいたことでしょう。

第2仕事時代(教員)

で,大学時代,仕事時代と自分ってダメだなあと思いながら英語の先生に。だが,仕事時代に科目等履修でむりやりとった免許だったので,教員としての基礎知識が抜けていると思い,兵庫教育大学大学院(HUTE)への研修に応募。2校目で本当に行くことになった。

HUTE

で,応募したらあっさり「いいよ」とのことだったので,HUTEへ。すごい先生や仲間たちと出会い,すごい先生(山岡先生)のゼミに所属になり(「君はライティングの研究だから誰も引き取り手がいなかったんだ,はっはっは!」),毎日結構な量を読むことに。最初よく分からなかったが,気がつくとできるようになってた。1週間かかって10ページ読むのが精一杯だった専門書が1週間あれば全ページ読めるようになってた。山岡先生にはよく一休(飲み屋)で「勉強が足りない」と怒られた。HUTEの図書館の地下の書庫で本を読むのが好きだった。懐かしい。同じゼミだった山倉さんは今年の全英連の奈良大会で高校の授業をされるらしい。山倉さんの英語力にもクラクラした(何しろ山岡先生がほとんど赤を入れる必要はなかったとおっしゃるほどの英語力だった。僕は真っ赤。)他の同期の先生たちはみな凄くて,すごーく勉強になった。英語だけでなく,姿勢とかいろいろ。

現在

English Journalは続けている。HUTE以降はSELHi研究主任をしたので,DebateとかSpeechとかにどっぷり。生徒を指導する以上,発音やイントネーションをしっかりと思っていたので,静先生の教えを忠実に守ろうとする(がまだできていない)。このHUTE以降にもtmrowingさんなど,凄い先生たちの存在を知り,まだまだと思い続けて・・・,また何もしてない(^^;。またがんばろう(こればっかだな)。