つたんまにっき

2012-06-28 [木] 文法を知らずとも このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

細雪 (中公文庫)

細雪 (中公文庫)

文法を知らずとも名文は書けるとは谷崎潤一郎さんの言葉。

高校時代に爺さんの国語の先生、明石先生から教わった言葉だ。

若い先生は話題が近いし学生時代は若い先生の方が人気があった、

けれど、だんだんと授業中の何気ない言葉が響いてくるのは、

年寄った先生の深みのある言葉なのかもしれない。

それで、今日はそういう思い出語りをしたいわけではなくて、

プログラムも文法無しで名文が書けるんじゃないかと思うのです。

もちろん、プログラムの文法違反はコンパイルエラーですが、

そういう意味ではなくて、いわゆるプログラム作法のような、

関数が100ステップに収まっているだとか、

defineで定数が切られてマジックナンバーが無いとか、

グローバル変数の使い方が限定的になっているとか。

(もっと知りたい人は作法の本を読めば良い)

これらは多人数作業でバグの無いプログラムを作るのに大切で、

会社員としてプログラムを書くには覚えておかないといけない。

けれど、アップル社の新製品のアップデートにバグがあった。

(だからバグがあっても良いという論法は甘いとは思うが)

プログラムにとって大切なのは間違いなく動くことで、

コードが綺麗、画面が綺麗、動きが速いというのは二の次。

この鉄則さえも、人気商売の現実の上で作法はむなしい。

作法の意図は他人に分かるように書けってことだろうけど、

高度な数学や膨大なデータをはらんだコードは天才のもの。

どんなに分かりやすく書いても分からないヤツにはわからない。

そこで、凡人は諦めるのではなく作法を捨てて挑むべきだと、

これこそが言いたいことなのであります。