藤沢周平

読了の02

風の果て (上) (文春文庫)

風の果て (上) (文春文庫)

借財により破綻寸前の藩財政。建て直しの一手である、開墾事業を巡る権力闘争。
藤沢は現代小説なんじゃねぇか?


男たちの、青春の終焉と末路。
二つの時間が平行して語られる。錯綜する今と過去。
何も得られなかった者が得た物、すべてを手に入れた者が失った物。その答えを求めて、自然とオレの手は下巻へと伸びる。

帰宅すると部屋は荒らされていた。

いやいや、犯人はわかっている。奴らだ。



        
    奴ら


…、床暖房はネコを堕落させるな。うん。







のんびりしてやがる。
なぁ、あんまり部屋で暴れんでもらえんかね?






聞いちゃいねぇ。






夜中。
またぞろ2匹で暴れだす。
大変楽しそうなところ、心苦しいのだが、オレの安眠のためにお引取り願う。
「出て行け」