【指導実践】「おひな盆栽」の製作実演

「グリーンデザイン」講座の最終課題は「指導実践」。

園芸店、ホームセンター等での店頭で開催するミニ教室や実演販売(?)のようなものを想定し、実際に作品をつくりながらお客様に説明するというロールプレイ。

==お題==========

  • テーマ:自由(複数植物の寄せ植え)
  • 持ち時間:40分(準備と質疑応答を含め)
  • 予算:3,000円以内
  • 製作用の素材とレジュメを各自が用意。クラスのメンバーがお客さま役になって実演を見て質問等をする。

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イベント用ということで、春の季節を想定し、「おひな盆栽」と題して桃と野草の盆栽を作製。
切花アレンジで使われるキャラクターピックを使い、「盆栽」をキャッチーで季節感のあるものに。(ピックは屋外用ではないので、飾る時だけ)

<流れ>

  1. 向きを決める
  2. 配置を決める
  3. ネットを敷く
  4. 底土を敷く
  5. 桃の根を崩す、切る
  6. ワイヤーで固定する
  7. バイカオウレンを配置
  8. 土をかぶせる、詰める
  9. 施肥
  10. 潅水
  11. 苔を張る
  12. ウサギ配置
  13. 完成

完成作品

レジュメ

<使用植物>


<用土/資材等>

  • 赤玉土
  • 川砂(桐生砂の予定が学校の在庫がなかったため)
  • 緩行性肥料(マグアンプK)
  • 活力剤(メネデール
  • 鉢(φ約120mm)
  • うさぎ雛人形ピック


実演中は、作業をしながら無言にならないよう、植物についての説明や、「ひなまつり」の文化的な背景(まめちしき)トークを織り交ぜる・・(これがいちばん難しい)

普通の寄せ植えではつまらないと思い盆栽に挑戦したものの、時間はぎりぎり、説明もいっぱいいっぱいで用意していた内容の70%くらいしか話せなかった。一部資材の用意が足りなかったり、肥料を入れ忘れるなど小さなアクシデントも・・。やはり「慣れ」と「用意周到」が大切。


<先生からのコメント>
モモの花後の剪定についての説明やバイカオウレンの花後の活用方法など、作って終わりではなく長い期間手入れをしながら「仕立てる楽しみ」が盆栽の特徴でもあるから、それについても言及を。



<園芸実演で注意すべきポイント メモ>

  1. 植物の知識がプランの中ではっきりしているか
  2. 資材についての知識がいかに出されているか
  3. 実演の"演技力"
  4. デザインの機能性、実用性
  5. メンテナンスに対する配慮
  6. オリジナリティ