ガメラ映画のカタルシス

この映画のやりたかったことのひとつは、見知らぬ子供たちがみんなでトトを助けるために動くと言うことだったと思うんだけど、トトは何のために戦うのか、誰のためにジーダスを倒すのか、というところがキチンと描かれてないと映画を見てる子供だってトトを応援することは出来ないと思うんですよね。

http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20060522/p2

そうそう、それそれ!
やっぱりトトと透少年はともだち関係に見えないよなあ。やたらじゃれついてくる亀というのも微妙に変だけど。
大人は大人で勝手に脳内補完しちゃうから、何事もそうだけど完全にフラットな視点での感想というのは難しいのかもしれんね。そこが個性なんだけどさ。
言いたいことは書きつくされてる感じなので、あとはアマゾンに注文したノベライズを読んでからまた感想書くかも。


実はガメラ映画は大人になってから熱心に観ていたりするので、ていうか映画館では一度も観たことがなかったりするのでリアルタイムで観ている人とは思い入れが違うかもしれんね。小学生のときに怪獣ブームはあったけどビデオはなかったから、ガメラは雑誌やプラモでしか存在しない怪獣だったのよ。
平成ガメラで2が好きなのは、他のジャンルでもそうだけど1をたたき台に世界が広がった瞬間が個人的に好きだからかもしれん。あとレギオン成体は実はオールタイムベスト。ナパーム燃え!


単純にガメラはヒーロー的な性格を背負っているところが良いのだけど、傷つきながら戦っているところがガチな感じがして好きなんだよね。逆に平成ゴジラはファンが神格化したせいで人間側が本気で戦うことを忘れてしまった「ヌルさ」がどうにもダメ。
平成ゴジラシリーズだとマジメに戦ってる「vsビオランテ」「xメカゴジラ」「GMK」ってことで。


ところで生まれて初めて観に行った怪獣映画は「ゴジラモスラ」(同時上映はドラえもんのび太の恐竜」)だったりして。ちなみに映画館に観に行ったんじゃなくて公民館での上映会だったよ。村だからねえ。
子供の頃はスカイライダーがリアルタイムだったけど、30年近く経った最近のほうが熱心に観ているというのはどういうことか。情報格差はなくなっていってるのかなあ?