Tres tristes tigres...

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18de5,2009(Mon)

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5月10日入籍しまして、往年の新婚旅行メッカである九州を巡ってきました。ほんとうはメキシコに行くつもりだったんですが、新型インフルエンザ流行につきツアーキャンセルなっちゃった宮崎別府新婚旅行先として流行ったのは今の60代くらいの人たち世代でしょうか。


まずは大分空港入りしてバス別府へ。別府を選んだのは、僕が「混浴温泉世界」を見たかったからなんですが。

 国籍も多様な8組のアーティスト別府を訪れ、それぞれの場所を選び、その場所でしか成立しない作品を発表します。ここに出現した作品は、新たな精神の旅へと誘っていく別世界への門、「アートゲート」となるものです。これらを探して別府を散策する、旅としての展覧会アートゲート・クルーズ」を核として、国内若手アーティストが古いアパートで滞在制作する「わくわく混浴アパートメント」、コンテンポラリーダンスプロジェクト「ベップダンス」や、市内の特徴的な場を会場とする音楽ライブ「ベップオンガク」、別府路地裏を案内する散策ツアー「ベップナビゲート」など、多彩なプログラムが開催されます。

 これらが渾然一体となって、もうひとつの世界、「混浴温泉世界」が別府に現れるのです。

ダンスライブイベントは日程がうまく合わず見られませんでした。OOIOOとかちょっと見たかったけど。で、アートゲート・クルーズと関連イベントの「わくわく混浴アパートメント」を見てきました。あんまり公式サイトをしっかり読まずに旅立ったので、素っ裸にされて温泉に放り込まれたりする芸術祭なんだろうかと若干の不安と期待があったんだけど、普通別府の街を巻き込んでの展示でした。しかし街のさびれかたがヤバい。以前訪れたのは確か小学生の時だったので記憶が殆どないけれど、それにしても寂れている。駅はキレイだけど。

別府は駅周辺のエリアと、そこからローカルバスで移動するいくつかの温泉郷エリアに別れていて、「混浴」は駅周辺と温泉郷の中で一番有名な鉄輪(かんなわ)エリアを中心に行われていました(あと別府国際観光エリアにも幾つか作品があるんだけど時間無くて見られず)。

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宿の近くの駐車場に唐突に止まっていた車。遠藤一郎の新作、でしょうねきっと。

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これはインフォメーションセンター。幕はチャン・ヨンヘ重工業作品

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M字開脚エロテロリストで有名なインリン場末スナックのような場所(お茶漬け屋らしい)で、割烹着を着たインリン別府路地を、何者かに追われて逃げまどうという映像作品を公開していました。二階には座敷牢子供部屋。案内の方に聞くと、テロリストとして活動から抜け出し子供を育てながらお茶漬け屋を営んでいたインリンだったが、悪夢のような記憶フラッシュバックしただかテロリストから追われただかで、逃げ出したというストーリーとのこと。無音の映像に加え別のスピーカーから喘ぎ声だけが流れてくるのでかなり不気味な雰囲気。因みにエロは殆どありません。

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チャン・ヨンヘ重工業映像作品別府新婚旅行をした男女それぞれの独白が、別々のスクリーンで同時に流れています。尺なのかスピードなのかが合っておらず、お互いが噛み合ずどんどんずれていくので物語全体が把握できないところが面白い。独白は面影ラッキーホールの歌詞のような世界観。はからずも別府ハネムーン中の我々は苦笑してしまいました。この作品が僕も妻も一番お気に入り韓国人アメリカ人ユニットらしいが、誰が訳したんだろうか。男女の絶妙な昭和っぽい口調がすばらしかった。


一方「わくわく混浴アパートメント」の方は若手作家が木造アパート全体でぐちゃぐちゃに制作・展示するというスタイル遠藤一郎とか淀川テクニック、加藤愛、Antennaとか注目されている作家もいるけど、大半は九州アーティストで殆ど知らない方ばかりでした。大分舞鶴高校美術部員なんかも混じっててかなり混沌としてます。

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全体としては、かなりの地元密着型なアートイベントでした。地元の人や別府を良く知る人だとまた見方が変わると思うけど、とにかく作品が目立たなくて探すのに一苦労。ただこれはデメリットというわけじゃなくて、探している間に別府周辺の地図が完全に頭に入っちゃったし、普段なら絶対通ることのなさそうな路地なんかに気付いたら入り込んでいる、という点では凄く面白い体験ではあります。作品よりも作品探しで街歩きを結果的に楽しむ、という。その分作品はこじんまりしてて単体で面白いかというとかなり微妙なものがありますけど。翌日は鉄輪エリア地獄をめぐりつつ、ですが続きはまた。

aruaru 2009/05/30 00:21 入籍おめでとうございます。
お祝いするので、早く東京来い!