リアアクスル

一番大変だったのがリアアクスルです。
標準ではホイールにシャフトと同じ径の穴が開いていて、シャフトとホイールは90度毎の凹凸で勘合します。
以下のリンクのmardaveのwebのスペア部品の写真を観ていただけば分かりやすいと。
http://www.mardave.co.uk/all-parts/tyres-wheels/wheels/example-product-1735.html
(さらにデフ側はホイールスポークのリブが勘合する驚きの設計なのですが)
このホイールを使うことも考えたのですが、このホイール径は39.5mm弱と小さいのです。リアの幅も25.5mmと狭いです。トレッドも広げられなさそうです。IRCCのリアタイヤは52mm以上と決まっていますのでZENのGT-500のホイールの大きさ(43.5mmくらい)、タイヤを削るにもハブの都合で変更するほうが都合が良いと判断しました。
そこで6角ハブをどうやってつける?を悩んだわけですが、最終的にはスクエアのツーリングカー用8mm幅のハブ、TGE-1208を使いました。ツーリングカーではシャフト径は4mmですので最初はハブの内径を5mmに広げようとしたのですが、手落ちの工具では真円度というか同軸度を保って改修することができず、シャフト側を4mmに落として対応しました。電動ドリルにチャックしてヤスリを当てて気長に径が落ちるのを待ちます。このときシャフトとハブにガタが出ないように現物あわせします。というのは車体左側は鉄シャフトに周り止めの2mmピンを挿す穴をあける事が困難だったので、ハブの抜け止めのネジを絞める事でシャフトをクランプする必要があったためです。(車体右側はパイプであったので2mmのピン穴をあける事ができましたが、これをクランプするのは写真の通りM3ナット2個をホイールナット用のM3ネジに入れ、このナットを電動ドリルのチャックに咥えさせました。

これでなんとかGT-500のホイールがつけられましたがトレッドはカワダのGT300ボディに対して余裕がありません。車体左側は8mmハブ+0.5mmスペーサでシャフトの抜け止めしつつ最大トレッドを実現します。ハブは黒アルマイト品が欲しかったのですが青アルマイトしかなく...色合いは気にしないでください。

車体右側はいくつかシムを挟んで左側と同じトレッドになるように調整しています。
そうそう、パープルアルマイトのデフ部品はそのままだとホイール内側が干渉してしまうので2mm程度削っています。サンドペーパーの上を気長に動かしてがんばりました。旋盤がほんとに欲しいです。

つづく