CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

2015年02月10日のツイート

TPAMショーケースMinimal Maximal Music@六本木Super Deluxe

オフ。昨日急きょ決めたライヴに。ずっと見たかった空間現代とgoatの対バンということで。始まる前にどこかで食事を、と思ったが乗換を間違えたりバタバタしていたらその時間もなくなってしまったので空腹のまま六本木。開演時間少し過ぎに到着。スーデラは山本精一を見に来た以来かな。ライヴ自体久し振りなのでワクワクします。会場は結構賑わっているがギューギューでもなくちょうどよく。置石のDJがフロアをコラージュやノイズで満たす、
、中、
空間現代
以前対バンしていたからか息の合わせ方などZAZENBOYSを髣髴させる。が、ZAZENBOYSのようにダンスに昇華されることもなく、ただただ断片的で硬質な演奏の連なりがストイックに続けられていくのがとてもカッコいい。時折挟まれる四つ打ちの片鱗の寸止め感も相当心地よい。ギターのカッティングなどから少しブルースのフィーリングがあり、やっぱりビーフハートの子孫だろうということで初期のZAZENBOYSからツェッペリンのダイナミズムを抜いてストイックに突き詰めたらこうなったかもしれない、と想像したりもする。
goat
何となく空間現代と同質の位置づけではいたのだが今日のライヴで印象は大分変わった。まずドラムの連打感、特にリムショットポリリズムはアフリカンな印象。この辺がバトルズフォロワーとしての認識から一歩進んだ場所での音を感じることができる。それと、このバンドの衝撃音のみで構成されるという印象以外でサックスのディレイによる空間の支配とギターのハーモニクスでの音響構成はロックバンドのそれではなくテクノのそれ、というのは新譜のタイトルがRhythm&Soundだから、あるいは日野さんのソロや、URのパーカーを着ていたからということもあるのだけれどそれが演奏によって裏付けされていくのが面白かった。
終わってみればどちらも相当にカッコ良かったのだけれど、それぞれに抱いていた両社同質のバンドという印象はまったくなくなっていた。一層興味深い。
おにぎり買って食べて帰る。