ラララライブ


えー、かげわたり後の私は、morquan(モークァン)というバンドをやっておるのですが。(モークァンとは『白鯨』に出てくる、日本の鯨の王様の名前だそうです。たった一回、名前だけ出てくるだけの存在だそうです)
そのライブが、連休終わり間際の5/5(日)、新宿SUNFACEというハコで行われるらしいです。出番は19:20〜20:10あたりだと聞いています。チャージは申告あれば招待扱いにしときます、と噂に聞きました。奮ってご来場ください、との意向のようです。

■morquan live 02

□会場.........新宿 SUNFACE
□日時.........2013年5月5日(日・祝) 開場/18:00 開演/18:30
□出演.........BANGA/morquan/and more
□料金.........1800円 + 1drink(連絡いただければ、無料で!)

※morquanの演奏は、19:20からの予定です。

ガレージやらややシューゲやらサイケやら、ごっちゃりとやっております。なんかよろしくおねがいします。

メタメタ

katakanize2011-01-23

青山のドイツ文化センターで、遊園地再生事業団ラボ#2『私たちは眠らない』を観る。

おなかいっぱいというか、息苦しいくらいに多弁なせりふが、これでもかというくらいに繰り出され続けて、正直、そこで語られていることの中身が全然意識に入ってこないというか、ただただ語り続ける人たちの有様を観察し続けているような、そんな印象の公演だった。

その善し悪しは観る人の価値観しだいだと思うけど、ドラマ性とか役柄のバックグラウンドうんぬんは重要じゃなくて、舞台上で今まさに発生し続けてる現象を、もうひとつ別の階層から(どこか醒めた気持ちで)傍観する、そういう劇の見方もあるよ、ってことなのかなと思ったりした。ただ、一般的な演技の作り方に慣れている役者さんほど、カラダに馴染ませるのが難しいだろうなあ、とも思う。没入と乖離のバランス取りみたいな部分で。

10年くらい乗り続けてきた自転車がいよいよ涅槃に旅立ちそうな気配。で、今、ブリヂストンのコレに懸想中。
ブリヂストン MarkRosa

俳句≠ハイク≒徘徊≠俳諧

katakanize2011-01-17

半年程前から、後楽園の近くに住んでいる。

こちらに越して来てから、地の利を活かして、自転車や徒歩で遠出することが多くなった。電車移動が常になってしまうと気付きにくいけど、東京の道はつくづく複雑で、険路・隘路が多い。個々の地点としてしか意識していなかった街同士が、シームレスに繋がっていくのを体感できるのも面白い。それぞれの街やスポットに対しての興味はさほどないけれど、街の集合体としての東京を眺めながら移動してゆくのは、けっこう楽しい。

11月くらい、合羽橋に行く途中の路地裏、イチョウの絨毯。

界隈で著名なアレ。

もうじき、かげわたりのCDが発売の運びとなります。詳報は追って。

ガイリャック

この数ヶ月、めまぐるしい程の速度で月日が過ぎて行っておりまして、気がつけば済し崩しに師走。いろいろとあったのだけど、詳らかに記せるほどひとつひとつのことを細かく思い出せないので、印象に残ってるできごとだけ列挙してみる。

■3年ほど前、カタカナのリーディングに参加してもらった、元(現?)演出家・俳優の井出君と、ひさかたぶりにメシとか酒とか。岡村靖幸の余人をもって代え難い存在感とか、太平洋不知火楽団の余人をもって代え難いスレスレ感とか、於菟也のPVの余人をもって代え難いコメディセンス(曲解)とかについてレクチャーを受ける。あとbonobosはなんかいいよね、ってな話。

■かげわたり家常氏と共に、デザイン事務所始動。わたしたちはhoocicaです。フーチカと申します。風光とも書きます。表記は、目下のところご随意に。

西荻TURNINGでかげわたりライブ。いろいろとやり残されていた課題に気付かされる。とにかくリズムの安定感の強化。ノリを掴むこと、生み出すこと。松瀬くん夫妻の身の上に起きたある出来事に関して、激励の意味合いを込めて作った「猫と星」という曲があって、それを聴いた松瀬くんがこれでもかってくらい感激してくれてたことが、救いと言えば救いだった。

板橋区立美術館で『ドゥシャン・カーライとブラティスラヴァの作家たち』を観る。行き過ぎなくらい緻密な描き込みへの執着。まるでタッチも題材も活動分野も違うけど、スーラの点描とか思い出してしまった。単純に、なんかすげえな、っていう印象。

■埼玉近代美術館で『ロシアの夢1917-1937』を観る。春頃、同じ場所で催されていた『青春のロシア・アヴァンギャルド』と対になっているような企画展。前回は絵画、今回はグラフィックが中心の展示内容。ロトチェンコやリシツキーは言わずもがな、僕の大好きなステンベルグ兄弟の作品も、点数は少ないながらも実物を観られたのが嬉しかった。

できごと、ってわけじゃないのだけれど、かつて師事(?)していた元ベターポーヅ主宰の西島さんが、新しい劇団を立ち上げていたことを今更ながらに知る。舞台写真から読み取れる情報はごくごく少ないけど、そこに流れているのはまぎれも無い西島さんの空気。次回公演が待ち遠しい。

長月の消光

katakanize2009-10-06

27日、大学時代からの友人のK君と、池袋で会う。南池袋のカレー屋で巨大ナンを食し、喫茶ハシゴしつつ、東池袋地区のデカダン感・千葉そごうパーキングビルの造形美・中央道諏訪湖付近のワクドキ感等について口角泡を飛ばして議論し(誇張アリ)、散策がてら路地裏のあれやこれやをカメラに収めてみたりする。

西池袋で見つけた、K君曰く「ギマール的」なアールヌーヴォー階段。このへんの一帯、くたびれ気味(失礼)の住居・店舗群の中に、不意にこうした場違いな構造物がちょいちょい出現したりするから面白い。自由学園だけが見所ではないのである。

K君と別れて、かげわたりミヒャエル・宮嶋君と合流し、鈴木君の誕生日プレゼント探し。ここんところ何かと祝ってばかりですな。スペイシーな絵柄のシャツと、二眼レフのチャームが可愛らしいネックレスなど購入。スタジオへ急ぐ。yukoさん・戸所くん合流し、先日の披露宴でも演奏した『パンの歌』の録音。思ったよりも長丁場に。ミヒャエルの帰省土産のグミ(美味!)とビスケットをみんなで頂き、なんだかおやつタイム的なまったりムード。八割がた終え、残り時間でぐわーっとジャムる。

近所のファミレスでスケジュール等々の打ち合わせしつつ、プレゼント授与。yukoさんからもベーグル型のストラップみたいなものを。反応も上々で何より。あと僕も、ミヒャエルからお土産ってことでスタビロのペンセットを頂きました。色鉛筆ばりに25色!かわいいなー。嬉しいわ〜。ダンケダンケ。


28〜29日、もろもろの報告も兼ねて帰省。最近わりとマメに帰ってるからか、白猫も警戒心を解いてウェルカムムード(?)で嬉しや。実家からほど近い『生活の木 薬香草園』で、プチ観光&食事。イイ感じのラベンダーの鉢植えを見つけて、衝動買い。田舎だからってんでもないけど、ゆるやかな時間と空気感。ハナバチやマダラチョウが元気に飛び回ってるのが牧歌的で良い。でした。

自宅グリーンvol.2。すくすく育てよ。

うろつきスナッパー

katakanize2009-10-02

26日、上野〜谷中〜日暮里と散策がてら、舎人ライナーで川を越え、西新井大師に詣でて、ついでに北千住に立ち寄ってみる、てな感じで行楽。カメラ片手に。

いつぞやの撮影でも来たことのある、『みかどパン店』を収めてみる。いつ見てもフォトジェニックな店構え。ここのお店を取り巻く時間の流れはいつもゆるやか。末永くご健勝でいて欲しいものです。

舎人ライナー車窓越しの荒川の水面。なかなかの疾走感だったんだけど、写真見るといまいち感じが出てない。直前の隅田川のほうが画的にツボったんだけど、デジカメ探してる間に撮り逃して悔しい思い。

西新井大師西駅から大師までの散歩中、遭遇したデブ猫。すべての挙動が、超高速カメラの撮影映像のごとく鈍重。だがそれがかわいい。近くで犬がさかんに吠え立てていたのだけれど、眠そうな表情のまま、そちらに首をもたげることすら大儀そう。かわいい。

で、吠え声の発生源がこいつ。猫背かつ妙にピンと伸びた前脚がチャーミングではなかろうか。路地裏の動物たちは実にキャラが立っておることよな。

大師の本堂からの眺め。いつの間にやら秋の空気という感じ。夕暮れどきの日差しの、その色みが柔らかい。

大師前から程近い環七沿いの洋食屋で注文した、金1000円也のフライ盛り合わせ定食。ボリュームもなかなかだけど、とにかく旨い。なんとなく入った店で当たりを引くと、ことのほか嬉しい。場所の詳細は敢えて秘す。大師前・環七・洋食屋というキーワードで、だいたい見当はつくかと思います。

大師前から北千住に行くには、西新井乗換で東武線で向かうのが一番便利なんだけど、なんとなく気分で、路線バスで行ってみることに。バスは環七を右に折れて西新井駅前へ、ロータリーで折り返して環七を横断、荒川を渡って北千住駅へと向かう。西新井駅の近くには、アリオやらいう複合商業施設のようなものが出来ていた。この種の建物を見ると、なぜだか妙に物悲しいような気分にとらわれる。賑わっていようと、閑散としていようと。ららぽーととかレイクタウンとかも同様。なんか不毛な風景って感じがしちまうのよなー。多摩センターの駅前からパルテノンへ続く道、あの感じに似てる。


北千住に着いた頃にはすっかり日も暮れて、夕飯時といった頃合い。かつて、祖父の経営していた理髪店の、その跡地を訪ねて千住の路地を歩く。子供の頃、通いで店の手伝いに来ていた父に連れられて、何度となく遊びにきた街。記憶を頼りに道をゆくと、果たしてほとんど当時のままの姿で、その建物は未だそこに存在していたのだった。看板やサインポールのたぐいは言わずもがな取っ払われてしまっているけど、往時のおもかげを今も確かにとどめている。客のいない時間、店の隅のソファに寝そべって、漫画を読むのが好きだった。広々としたものではなかったけど、不思議と居心地のいい空間だったと思う。僕は視界の開けすぎた場所よりは、適度に狭い場所のほうが落ち着く性分なのだけれど、もしかするとそれは、当時の記憶や体験にどこかでつながっているからなのかもしれない。


駅へと戻る道すがら見つけた、ナイスな面立ちの居酒屋。カエル見て帰る。

千鳥ウォーキング 2DAYS

katakanize2009-09-30

24日、南池袋の東京音大で、multico(マルチカ)の練習を見学。

multicoは、山本さん(Piano)と石上さん(Vocal)の二人の女の子からなる音楽ユニット。来る11月1日、音大の学園祭にて彼女らのライブが予定されており、そのサポートドラムとして誘われた次第。山本さん・石上さん・サポートギターのタカハタさん・自分という編成。とは言っても音大の練習室にはドラムセットがないとのことで、まあ、とりあえず様子見を、ということで今回は見学。今のところのレパートリーは、カバー曲が3曲、multicoのオリジナルが2曲ほど。ピアノが肝になる曲たちなんではないかと思うので、そことぶつかり合わないリズム作りを考えよう、と思う。

練習後、明治通り沿いのロケットカフェで茶 or 酒。泡盛ウヰスキーとあとなんか呑む。めいめい帰途につき、酔い覚ましついでに歩いて帰ろうかと思っていたところ、家常さんから電話。ある件についての決断にまつわる連絡。不意に加速度的にものごとが動き始めた、という感覚。すこし高ぶった気持ちで家路を歩く。


25日、目白で、前日連絡をもらった件に関しての打ち合わせめいたもの。プレッシャーと高揚感。浮ついてはいけないし呑気でもいられない。とにかく、やれる限りのことをやり抜く、ってこと。帰り道、携帯に着信。3年ほど前、同じ職場で働いていたSさんからの電話。飯田橋で何人かで呑んでるんですけど、谷川さんどうすか?とのこと。一も二もなく有楽町線飯田橋へ。懐かしい顔ぶれいくつか。何くれなくダベリ合い、酌み交わし、またももつれる足で家路につく。