とれいん工房の汽車旅12ヵ月 Twitter

鉄道関係の時事ネタを紹介するブログです。趣味の外縁部に転がっている、生活には役に立たない情報を中心に語ります。廃線、未成線、LRT、鉄道史、遊覧鉄道、鉄道マニア、鉄道本書評、海外の鉄道、マンガ、アニメ...etc。 「鉄道未成線を歩くvol.8 東京の新線構想2030」など同人誌を書泉グランデで販売中。

2010-06-16

katamachi2010-06-16

[]10年前に僕が作成した鉄道未成線資料400件がそのままWikipediaにパクられた話

 ちょっと呆れています。怒るというより、わびしいというか悲しいというか。

 相手は、あのフリー百科事典Wikipedia」。さっきネットで調べ物しようとしたら、10年前に僕が作成した資料400〜500件がそのままWikipediaにパクられていたのに気付きました。あまりにも堂々と資料がそのままコピーされていたんで、いろんな意味で驚いていますし、と共に寂しい気持ちになっています。

鉄道未成線を歩く」取材と資料調査の日々

 僕は今の仕事に就く前、1年半ほどヒマにしているときがあって、その間、JTBさんから話をいただいて未成線についての話を本にまとめたことがあります。

の2冊。

 こうした未成線というのは、鉄道会社などが計画しただけで実現しなかった鉄道線についてのことを指します。

 京阪電気鉄道梅田に乗り入れる計画があったとか、名古屋東海道本線バイパスとなる貨物線が敷かれていた(南方貨物線)とか、京王の前身の1つ帝都電鉄が東京市郊外部を環状する鉄道計画を持っていたとか。

 鉄道社史でも僅かながら触れられることがあります。でも、「●●鉄道が成立していった過程」を語るのを主眼としている「正史」からの視点では、こうした実現しなかった鉄道計画というのはすっぽり抜け落ちるんですね。裏話というよりも黒歴史という存在だから。先人の経営者の失敗や判断ミスを指摘する形になるから、ややオブラートに包んだ表現にせざるをえない。

 そんなトリビアな知識というのは趣味関係の本でも少なからず紹介されていたし、特に川島令三は積極的に取り上げていたのですが、情報があまりにも少なくて、根拠のない噂話とかが勝手に飛び交っていたんです。

 単にトリビアな知識を集めただけじゃあ寂しいんで、本文で取り上げた路線についてはかなり本格的に調査取材しました。

 そして、僕は当時の運輸省の地下倉庫にあった膨大な量の文書(いわゆる鉄道省文書・運輸省文書)=一次史料に直接当たりながら、鉄道社史や趣味本の裏をとる作業を始めました。いや、途中からは文書ベース鉄道史の黒歴史を紹介する方に主眼が行きましたか。現地取材にも行って自治体博物館から資料集めをしたりもしました。

 と共に、本の後半部分に、

というのを付け加えました。前者は「未成線」という視点から日本鉄道史を語った文章、後者1910年2000年地方鉄道法・軌道法などで免特許を失効させた路線の一覧です。これは鉄道省運輸省統計文書、そして官報そのものにあたって作った資料です。

 そうした資料収集と現地取材の積み重ねをし、実質一年半(着手してからだと3年くらい)かけて執筆したのが上の2冊です。20代後半の時の仕事です。

 実現しなかったものの黒歴史だけをひたすらマジメにまとめた本なんて過去存在はしませんでした。鉄道車両に対する趣味が中核であるこの世界において、かなり強引な変化球でした。かといって豆知識裏情報を羅列するだけでなく、鉄道研究にも耐えられるレベルにまで引き上げたかったんですね。

 鉄道好きの97%にはご縁がない本だったと思いますが、人によっては興味深く読んでいただいたようです。2chに専用スレまでできていたと後で気付きましたが、意外にも評判は悪くなかった。紀伊国屋書店posデータも好調でした。なんでこんな本が売れているの、とあちこちで尋ねられました。

 鉄道趣味世界の大先輩たちからにもにもそれなりに評価をいただきました。青木栄一氏が「鉄道ジャーナル」誌2002年3月号の書評にて、鉄道研究の視点から本書の意義を解説してくれました。書評の最後の「日本鉄道研究におけるテラ・インコグニタ(未知の大陸)ともいうべき未成線の全容に取り組んだ著者のこの仕事には、心からの賛辞を捧げたい」という箇所には、ちょっと涙が浮かびました。

 結果的にこの2冊を刊行し、僕は正業に就いたので、「鉄道ライター」生活は一年半で終わりました。

 その後も臨時で請負仕事いただきますけど、時間もカネも余裕もないし同じレベルの本をもう一冊書くのはずっと後のことだろうな。


 というような苦労話とか個人的な感情というのは読者にとってどうでもいいことです。刊行されることで書籍は著者の手から外れていくものだから。

 楽しく読んでもらって、鉄道知識を深めてもらって、さらにもっと鉄道のことを知りたい!......という気持ちになっていただければそれで十分です。

鉄道未成線を歩く (私鉄編) JTBキャンブックス

鉄道未成線を歩く (私鉄編) JTBキャンブックス


Wikipediaの記事で「要約」か「引用」されたっぽいですが

 それから数年経った頃です。この日記を書き始めた年だから2006年かな。

 知人と電話をしていてなにげに未成線の話になって、「そういや●●線の話ってWikipediaに載っていたね」ということになりました。

 ネットフリー百科事典Wikipedia」の存在はすでに有名になっていましたし、僕も何度となく閲覧していました。

 でも、迂闊にも鉄道系のページにはほとんどアクセスしていませんでした。真偽不明の話が参考文献もなしにたくさん載っているので、情報ソースとしてどうなのかなあと無意識に思っていたんでしょう。

 そして●●鉄道について検索してみると、

おおおお、オレの本からの丸写しじゃないですか!

 正確に言うと大学生レポートみたいな分かり易い丸写しじゃないんですよね。著作権には気をつけろ!みたいな意識は徹底されているようです。

 でも、ねえ。主語と述語の順番を変えたり、修飾語を違う表現にしたり、要約していたりしても、元ネタを書いた当本人にはパクられたのかどうかぐらいは分かりますよ。それを「要約」というのは勝手だけど、ならばきちんと他の文献も調べて書いて欲しいなあ。

 認識不足とか誤認とかも気になるのですけど、僕が違和感を覚えたのは、

  • 僕の調査研究に9割以上依拠しながらWikipedia名前で発表しているのに、引用元や参考文献(つまり僕の本の名前)が全く書かれていないのはどうよ

という点。で、該当項目を書いた方に間違いを指摘したのだけど、

という回答でした。

 もちろんマジメな人も多いんだろうし、最近は参考文献や引用元をきちんと明示する人も増えているみたいです。

「文句あるなら自分で書け」

というのがWikipediaの方針とは思いたくないですが、なんか無責任な書き手が少なからずいらつしゃるんだなあと感じたわけです。一番最初のとっかかりで不幸な出会いをしてしまったんで、僕がWikipediaで記事を書く機会はありませんでした。

 同じようなことはいろいろあるようです。

 内燃動車・気動車研究権威で「内燃動車発達史〈上巻〉戦前私鉄編」など刺激的かつ決定版とも言える本を多数刊行されている湯口徹氏。ご自身の母校である母校である同志社大学鉄道同好会OB会掲示板http://drfc-ob.com/wp/?p=8229でウイキペディア記述について批判的なコメントを残されているのを偶然見つけました。

拙著「内燃動車発達史」等からも丸写しが山ほどあってうんざりするくらい。せめて出典を記す最低限度のマナーなんぞ、糞でも喰らえ、ないしは引用してやったのだから有難いと思え、といわんばかりである。

 うまく言えないんですけど、そうなんですよね。パクられている人間の気分としては。

 記事を書いたっぽい人が下の方で丁重に謝っているんだけど、「ウィキペディアの本体の方にも、ご指摘をどしどし頂けますと幸いです」って、ちょっと待てよ。その理屈ってWkipediaの編集人以外では通じない論理ですよね。

鉄道未成線を歩く (国鉄編)  JTBキャンブックス

鉄道未成線を歩く (国鉄編) JTBキャンブックス


僕の資料を丸々コピペした「未成鉄道の失効路線一覧 - Wikipedia」。

 で、本題。

 今日仕事休みなんで久しぶりに日記更新しようとして、ついでに過去記事の修正をしようかなあと考えたわけです。「岩手鉱山を目指して力尽きた東北鉄道鉱業と北岩手鉄道。そして岩泉線 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」。岩泉線の近くで計画された私鉄の話です。ここで取り扱っている「岩手窯業鉱山」って今の経営母体はなんなんだろう……と検索していると、Wikipediaが引っかかりました。またレアな。

 で、クリックしていくと見つけたのが「未成鉄道の失効路線一覧 - Wikipedia」。

 はい、これ。拙著鉄道未成線を歩く (私鉄編) JTBキャンブックス」p.174〜190からの丸写しです。

 どこのどなたが存じ上げませんが、400件から500件、未成線

が羅列されていますが、これが見事、僕の作成資料そのままです。

 以下は拙著のp.189です。青森県と岩手県の部分ですが、これがWikipediaの記事とまるっきり同じです。路線毎の資料の並べ方まで全く同じです。

f:id:katamachi:20100616151826j:image

 「備考」欄を見てください。僕が弘前電気鉄道ついて書いたコメントについても、

wiki 大鰐線の弘前市内での残存区間。

というような修正とも言えない修正がなされているだけ。基本、そのままです。他のページも僕の本を持っている方がいらっしゃったら照らし合わせてみてください。

 著作権を少しは気にしてくれたのか、僕の原表p.190にある資料解説25行分は「要約」も「引用」もしていないようです。でも、その解説がないと資料の意味を判読することはできないんですよ。

 この資料、47都道府県全部で2000件ほどあるんですよ。この後もWikipedia版「未成鉄道の失効路線一覧」はまだまだ拡充されていくんですかね。正直、愉快なものじゃないですよ。

 念のために言っておきますが、この資料を公表=本を発売したのは2001年です。Wikipediaの記事の方が後です。


 いやあ、ちょっと今回は参りました。

 しかも、10件とか20件とかじゃなく、記入されただけで400〜500件はあるんですよ。ここまで大量に、しかも潔くコピーされてしまうと、ちょっと感動的です。

 この項、下に「参考文献」として僕の名前が挙げられているのですが、まず著者名が間違っています。いや、それはいいんです。「参考文献」として上げれば、資料やデータをそのまま丸写ししてもいいのでしょうかね。手入力でやればもお咎めなしなんですね。

 ちなみに、「未成鉄道の失効路線一覧 - Wikipedia」を編集した方は2人いるみたい。うち1人は湯口徹氏が指摘し、上記掲示板言い訳を書いていた人と同一人物っぽい。

 著作権とかには詳しくないんですが、文章ではなく、こうした資料というのはコピペしても問題ないのですかね。あまりにも堂々と記事になっているのでちょっと不安に思えてきました。著作権侵害されたどうのこうのというより、文章の書き手としての「仁義」や「マナー」はどうなんだろうか。そちらの方が気になります。

 でもねえ。僕がWikipedia愚痴を言っても、「文句あるなら、あなたが編集すればいいんです」とか言い訳されそうでなんだか複雑な気持ちになっているのですが、それはまた別の話。

  • 続き→

読者の方とWikipediaの編集者の皆さんへ - とれいん工房の汽車旅12ヵ月

大正・昭和期の関東大手私鉄系未成鉄道失効路線一覧と夏コミの本 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月

  • 最終的に

 とりあえず本件については解決したみたいです。

「Wikipedia:削除依頼/未成鉄道の失効路線一覧」について - とれいん工房の汽車旅12ヵ月

 みなさんいろいろありがとうございました。

TADATADA 2010/06/16 14:34 えーと、たぶんはじめまして、だと思います。以前コミケで声かけさせていただいたことありますが。
Wikiの無秩序ぶり、私も苦い眼で見ております。
私が知人の本のためデータを集めた部分がけっこうパクられているのを見つけています。
湯口さんの例もそうですが、怖いのはそれが今後一人歩きして定着してしまうことです。(湯口さんのご指摘の件は別の種本が間違えているとのことですが)
ひとつのデータとして引用されるのは公表している以上とやかく言うものではありませんが、それをそのまま筆者匿名で並べられるのは良い気持ちはしません。
最近は何か調べものしようとするとWikiが先頭に出てくることも多いですし、それがすべてと思う人も多いでしょうし・・・
Wikiそのものは私も便利に使っている部分はあります。
地方の駅でバスかタクシーに乗り継ぎ予定だけれど時間が厳しそうなどと言う場合、構内図で改札の位置確認したり、駅前にタクシーが常駐しているかなどの情報は非常に重宝します。

匿名で失礼します匿名で失礼します 2010/06/16 18:05 本来はWikipedia的にもアウトだと思います……
気づかれないで残っている話だと思うので、内部で誰かが削除依頼出すと通るのではないかなあ、と

katamachikatamachi 2010/06/16 18:19 以前、お名前はこの日記で拝見した記憶があります。

「パクられた」と上の文章で表現しましたが、「Wikipedia:ガイドブック 著作権に注意」というページを見ると、「元の文章を一部書き換えたり抜粋したりしたから著作権侵害にはならないだろうと安易に考えてはいけません」「複数の事実を並べているもの。1つ1つの記述は事実の記述に過ぎなくとも、それを並べたものは編集著作物として著作物性を持つ場合があります」とかいろいろ書かれていました。

>怖いのはそれが今後一人歩きして定着してしまうことです

おっしゃるように検索するとトップの方にWikiがでてきますし、そこで書かれていることが一人歩きしていくことも多々あるんでしょうね。鉄道に限らず、妙な思いこみとかの記事は散見されますよね。

僕自身、知り得た情報は多くの人に共有できればいいと思っています。この日記を最初書き始めたとき、今回、パクられた「未成鉄道の失効路線一覧 - Wikipedia」の元ネタとなった「大正・昭和期における未成鉄道の失効路線一覧」をここで公開しようとも考えていました(はてなのブログ形式にはそぐわないんで断念しましたが)。他の方がネットで僕の資料をそのまま使われているケースも気付いていましたが、まあそこらはいいんじゃないか、と。ただ、今回はあまりにも分量が多すぎたんですよね……

Wikiの便利さは実感してますが、まあそれはそれで。

katamachikatamachi 2010/06/16 18:23 匿名で失礼しますさん

>本来はWikipedia的にもアウトだと思います……

「アウト」なんですかね。あまりにも堂々と僕の本のデーターをそのままWikipeiaの名前で公開されているんでちょっと驚いています。著作権以前の話として「これはなんやねん」というのが正直な心情です。

とおりすがり1とおりすがり1 2010/06/16 19:56 Wikipediaの事情を少々。
日本のWikipediaでは諸外国に比べてサブカル系の執筆者が異例なまでに多く、さらに言えばそれらの人たちの中にはWikipediaの中のルールにすらなかなか従ってくれないタイプの人もいるのもまた確かです。
そういった場合でも比較的メジャーな分野においてはその分野に関心を持つほかの執筆者が注意するので修正されやすいのですが、マニアックな記事だと執筆者が少ないのでそうはならず変な記事が放置されるということになりがちです。

これがアメリカだったら外部の目(=訴訟の脅威)があるのでそういった方ももっと真剣に対処するのでしょうが、日本ではなかなか。。。

katamachikatamachi 2010/06/16 23:28 とおりすがり1さん

>マニアックな記事だと執筆者が少ないのでそうはならず変な記事が放置される

ああ、そうなんですか。

確かに、ここで話題にしたWikiのページ。編集された方はわずか2人。しかも更新されたのは2009年秋に集中しているんでよね。Wikiの管理人的立場の人が新規のページを閲覧しながら修正していくものだと思っていましたが、そういうものでもないのですか。

とおりすがり2とおりすがり2 2010/06/17 00:13 (内容に責任を持つという意味での)管理人はいないんですよ、Wikipedia。
査読制でもないですし。本当にわらわらと集まって書きたいところ書いて直したいところ直して、な感じな気配です。
記事を参照した、当該書籍持ってる善意の誰かが気付く、とかがないと、まずいと気付ける人がいない……
記事を編集してても気付かないこともありますし。(特に細かい手入れしかしていない時とか、別の本に基づく加筆とかなら……)

転載はWikipedia的には基本アウトなのでここを見た誰かが削除依頼出したみたいですね……

katamachikatamachi 2010/06/17 00:49 >本当にわらわらと集まって書きたいところ書いて直したいところ直して、な感じな気配です

あれだけ情報量がたくさんあるとフォローもしづらいのでしょうね。基本、Wikipediaって編集者の善意で成り立っているのは理解していますし、その目指すところは興味深いところもあります。ただ、その「善意」も個人個人によって考え方が違うというのが悩ましいところで。

削除依頼、出ているみたいですね。どなたかすみません。もう少しWikiの論理を勉強してから自分でアクションするつもりでした。最初から著作権者として法的権利を振りかざした方が良かったのでしょうか。

個人的には、Wikipediaを編集する方ってどんな観点で記事を書こうとしているのかが気になりました。参考文献を挙げておけば、リスト化された資料をそのまま転載しても問題視されないと判断されたのか。OCRとかでテキスト化するのが簡単になる時代だからこそ、そこらの線引きとかを教えて欲しかったりもするのですが。

一介の編集者一介の編集者 2010/06/17 01:33 私もウィキペディアの鉄道系の記事の編集に関わっています。

この手のリストの転載は難しい問題です。なぜなら、こういうリストは誰が作ったとしても同じになるはずのものだからです。著作権法で保護しているのは「創作的な表現」だけなので、誰が作っても同じものは保護対象ではありません。公文書館に足を運んでリストアップすれば同じリストを作ることができるならば、法的な権利を主張するのは難しいというのが実情です。

とはいえ、誰がどう見てもそれには大変な労力がかかっているわけで、その労力の成果を何の敬意も払わずに持ってきてしまっていいのか、というのは誰もが感じることだと思います。つまり、道徳と法律は違う、ということなんですね。

赤字83線とか特定地方交通線とかも一覧が載っているわけですけど、これだって明らかにどこからかの転載ですよね。でも、その転載元だってどこからか転載しているはずで、最終的には国鉄作成の資料に行き着くはずです。これに対してそれほど反発がないのは、誰もが国鉄作成の資料を転載していて、作者の労力のことをおもんぱかる必要がないからでしょう。

リストが著作権的に難しいのは、その内容を記そうとすれば、丸写しにならざるを得ないというところにあります。文章ならば、他の文献も参考にしながら、同じ表現にならないように注意すれば丸写しは回避できます。でもリストはそれ自体に意味があるので丸写しを回避できない。おまけに、リストを作った人がもう1回当初の作者と同じ手間をかけて作り直したのか、単に転載したのか区別できません。

多分、この手の問題は法律でもそれほど考慮されていないのではないかと思います。データベースの著作物ということで保護されるという見解もあるみたいですが、当初の作者と同じ労力をかけてリストを作り直しても駄目ということになってしまうと、それはそれで困りますし。

取り留めのない話ですみません。

BigHopeClasicBigHopeClasic 2010/06/17 02:11 データベースの著作物と言うのは、「電子計算機で検索できるもの」なので、本に載せたリストはただの情報の羅列ですね。

これは電話帳のたとえがわかりやすいのですが、どれだけ労力をかけて電話帳を作っても、それを50音順に並べたハローページは著作物にはなりません。しかし、職業別に並べたタウンページは、どういう職業別に分類するかという部分に創作性があるので、編集著作物として著作物性が認められます。

このリストも、県別に並べるのではなく、なんらかの、他の人が偶然には同一にできないような方法で並べれば著作物としての保護が及びます。ただし、それを再度県別にソートされれば、やはり著作物としての保護は及びません。

ただし、膨大な労力をかけて作った顧客リストを同業他社がまるまるタダで使って売り物にした事例については、著作権法ではなく民法709条の一般不法行為が適用された事例は存在します。

しょうちゃんしょうちゃん 2010/06/17 02:16 細かいことなんですが、WikipediaをWikiと略すのは、ちょっとやめてほしいなぁと、うちは思いました。
Wikipediaのほうが一般化されているとはいえ、Wikiは別にWikipedia専用のソフトじゃないので。

>一介の編集者さん
元のやつを知らないので、厳密に言えませんが、この場合、著作権法第12条の編集著作物に該当すると思いますので、著作権は保護されますよ。

katamachikatamachi 2010/06/17 02:27 一介の編集者さん、ありがとうございます。

>なぜなら、こういうリストは誰が作ったとしても同じになるはずのものだからです。著作権法で保護しているのは「創作的な表現」だけなので、誰が作っても同じものは保護対象ではありません

というのは分かります。一般論としての「リスト」の取扱方はそうなると思います。その点では、「リストが著作権的に難しい」のも確かです。

で、話は僕のリストに関して。

拙著に参考文献や調査方法・資料の見方について半ページほど書いていますが、Wikiの当該記事では完全にスルーされていました。「当初の作者と同じ労力をかけてリストを作り直し」たという可能性はここで除外できますね。

あと、原資料とした官報や統計資料などには、私がまとめた資料以外にもたくさんデータが記載されていました。また年次において資料の表記もまちまちです。その中から必要なものだけを私が選択し、ページの関係で3割ほど割愛した上で、北海道から沖縄までリストとしたものです。これも残念ながら「誰が作ったとしても同じになるはずのもの」という基準からは外れてしまうと思います。

さらに「備考」欄という元リストには何も記載されておらず、読者の理解の助けとなるべく私がフォローした文章がほぼそのままWikiの当該記事に記載されていました。

拙著の資料以外の情報が皆無である→転載(パクられた)

と感じた理由はそういうところです。

「赤字83線とか特定地方交通線とかも一覧」ですが、僕が作成するんだったら、元資料になかったデータや情報を盛りだくさんに入れ込みますね。それが後学の者の努め、先人の敬意と思っているから。

一介の編集者さんのお話しは「一般論」としてであり、当該記事の是非とは別次元として理解しています。僕個人としては事を荒立てる気はないんで、著作権がうんぬんを語るつもりは余りありません。でも、マナーとしてはどうなんですかね。

katamachikatamachi 2010/06/17 02:35 BigHopeClasicさん
しょうちゃんさん

コメありがとうございます。さすがに眠くなったのでタイムアップです。

あと少しだけ。

>このリストも、県別に並べるのではなく、なんらかの、他の人が偶然には同一にできないような方法で並べれば著作物としての保護が及びます

他の人が偶然でも同一にはならない情報の選択、順番でリストアップをしています。

>WikipediaをWikiと略すのは、ちょっとやめてほしいなぁと

ああ、そうなんですね。Wikiは略称と思っていましたが違っていましたか。僕は、かな入力派なんでアルファベットを打つのが苦手で、つい横着していました。

katamachikatamachi 2010/06/17 02:49 眠る前に削除依頼のページを見たら、

「少なくとも著作権的には完全なシロ」というご意見を見ました。

予防削除に問題有りという見方は理解できますが、僕の本も参考資料も見ずに成否を判断するってなんだかなあ。こうしたご意見もWikipediaの何かを守ろうという"善意"なのかなあ。

KoshianXKoshianX 2010/06/17 03:01 マナーレベルにとどめたいお気持ちもわかるのですが、あまりそうも言ってられないかもしれません。
なぜならWikipediaに書かれた文書はクリエイティブコモンズによってライセンスされるからです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Text_of_Creative_Commons_Attribution-ShareAlike_3.0_Unported_License

このライセンスに従う限りWikipedia上の文書は誰もが自由に扱えます。もちろん悪用も可能です。
Wikipediaに転載を黙認してしまうとこのライセンスで世界中に自分の著作物がばらまかれる。その意味を少しお考えになったほうがよいのではないかと、おせっかいながら思う次第です。

もちろんこういったライセンスに基づいて知識を共有することに協力してくださるというなら大歓迎してもらえるはずですが。

M.FM.F 2010/06/17 03:17 katamachiさん、はじめまして。
私は「鉄道未成線を歩く」を出たばかりのころに買いました。特に私鉄編が好きです。綿密な調査に基づく深い記事もさることながら、さまざまな人の利害関係の絡みを読み解いているところは、単なる黒歴史の域にとどまらない、ビジネスを考える上でのヒントにもなるものだと思っています。最近になってこちらのブログを知り、ずっと拝読しておりました。
私も鉄道は好きですが、あまりサブカル的な執着は持っていません。
そして、Wikipediaにも(鉄道・鉄道以外を問わず)いくつか編集に関わったことがありますが、最近はあまり関わっていません。本業が忙しくなったという理由もありますが、どちらかというと暴走している多数の編集者の様子を見ていて、熱が冷めてしまったというのが正直なところです。

なお、私は法律の専門家ではありませんが、仕事の都合で少し著作権法をかじったので…。
著作権法的に言うと、事実のみの列挙は著作物とみなされませんが、一覧表にした場合は「編集著作物」に該当すると思います(著作権法第12条)。
一方、国や国鉄作成の資料はおそらく著作権の対象外になりますし(著作権法第13条)、もし著作権の対象になっていても、転載が認められています(著作権法第32条2項)。
そうすると、未成線の一覧の元になる国の文書や国鉄資料には著作権がありませんが、「鉄道未成線を歩く」に掲載の一覧表には、素材の選択や配列において独自性があると思いますので、著作権が発生すると思います。ですから、これを転載することは、著作権法的に見てもアウトだと思います。
なお、著作権を意識して転載時(引用時)に表現を変更したり、要約したりすればよいと思っている人もいるようですが、転載時(引用時)の表現の変更は無断改変(著作権法第20条、第43条)ですし、要約も無断ではできないはずです(著作権法第27条、第43条)。引用についても、その目的上正当な範囲で行わなければなりません。一覧表をそのまま掲載する行為は、複製・公開することそのものが目的であるため、引用とは認められません。

BigHopeClasicBigHopeClasic 2010/06/17 10:06 お返事、ありがとうございます。

>原資料とした官報や統計資料などには、私がまとめた資料以外にもたくさんデータが記載されていました。
>また年次において資料の表記もまちまちです。その中から必要なものだけを私が選択し、

了解しました。そうすると「素材の選択」に創作性があるので、編集著作物の要件が満たされる可能性が大きいですね。

荒立てないと荒立てないと 2010/06/17 11:23 類似のケースを集めて訴えた方が世のためになる気がします
正直面倒くさいと思いますが、ウェブだから、とかWikipediaの考え方は良いから、とかいっていたら新しいものが生まれなくなりますよねー

とらのあなとらのあな 2010/06/17 11:40 初めて書き込みします。
 Wikipediaの問題の本質は、他人の著作を無断でパクるという体質の根源である、匿名性と自由編集性という書き手の責任感の欠如にあると思います。Wikipediaの書き手の口癖に「文句があれば自分が書き直せばよい」というのは、裏を返せば「自分が書いたことが間違っていれば誰かが直すさ」という甘えと責任感の無さの現われです。
 これが書籍や雑誌の記事なら、いい加減なことを書けば編集の段階で撥ねられるか、掲載されても厳しい批判に晒されるか、いずれにしても執筆責任が著者に問われますが、Wikipediaというのは編集履歴に残るとはいえ責任を問われることは基本的には無いですから、書き手は反省や向上心を持つことなく同じ過ちを繰り返すわけです。
 また、開かれた自由編集性といいながら、公文書など公刊物でない一次資料の引用は不可という致命的欠陥を持つので研究や議論に発展性が無く、必然的に他人が書いた二次資料以下の引用ばかりとなりパクリや事実誤認が増えることになります。さらに書き手の資質を問わないということですから、一次資料を基本に論じる専門家が、圧倒的多数の二次資料以下しか読まない素人に「ソースを出せ」と迫られて負けるという不条理も多々ありえます。専門家がWikipediaを全く黙殺する最大の理由がこれなのですが。
 物事に興味を持つ入り口としてや専門性を求めない豆知識的な項目について、Wikipediaの利便性は認めますが、鉄道に限らず学問的研究については上記の欠陥を抱える限り、著作権問題も含めてどの専門誌や業界でもWikipediaの運営先への警告や問題提起をした方が良いのではと思いますし、一次資料が使えない欠陥が原因などで、間違った記述が蔓延する弊害やパクリの被害が多ければ、その業界で統一キャンペーンをすることも将来的には必要かもしれません。また読み手もWikipediaを鵜呑みにしてブログや個人サイトに書き込まないような意識向上も不可欠かと思います。

drunken_elephantdrunken_elephant 2010/06/17 12:58 こういうことがあるんですか・・・
このJTBの本は拝読したことがあります。wikipediaの便利さに助けられることも多々ありますが、こうしてあからさまに仕事の成果をもぎ取られると、腹立たしい気分になるのは当然のことと思います。
研究が複数あるような事例では、多くの人がよってたかって”洗練”していくことにより、個別の文献の希少性が薄れていくものと思いますが、もりくちさんの成果が突出してますからねえ・・・。
wikipediaに未成線の話まで記していく必要があるのか、というところも気になるところではあるのですが・・・。

kakakaka 2010/06/17 14:52 未成線の本は私も依然興味深く読みました。
今回製作当時の裏話?も聞かせて頂き感慨深いです。
Wikipediaの件ですが残念ですね。転載している本人は悪気はないっぽいのが、かえって問題を複雑にしていますね。
ただ、法律的な考え方では、権利者はあくまで自分の権利は自分で守るというのが原則で、こういう場合も直接自分で主張を通して行くしか方法は無いでしょうね。
アメリカ生まれのWikipediaですから、その辺はアメリカらしい考え方だと思います。違反行為や間違いは後から訂正して行くという事でしょう。反論がなければ同意したということですが、法的な考え方も基本は同じです。
ただ、被害者であるはずの権利者が自分の時間と手間を使って対処しなければならないのはやるせないですね。

匿名で失礼します匿名で失礼します 2010/06/17 16:03 上の同名人物と同一人物です。
>完全にシロ
愕然としました……が、その後削除票もきっちり入ってますね。Wikipedia的にもアウトと言った手前どきどきでしたが。独自性なしっておまえは何をいってるんだ、と思ったWikipediaいじってる人はけして少なくはないと思います……思いたい。
>Wiki
Wikiって、システムの名前なんですよね。
Wikiを使ってEncyclopediaっぽいものを作ろうとしてるからWikipedia、だそうで。
>いい加減なことを書いたとき
あまりでたらめばかり書いてるとわかれば批判の対象にはなります。(編集できなくなることもあり得るんじゃなかったかな?)

pp 2010/06/17 17:04 初めまして。
Wikipedia運営側は、基本的にユーザーや投稿された記事について放任主義を貫いてますから、裁判を起こす以外に手立てないのが実情でしょう。2ch掲示板より偽善的態度ですから、非常に扱い辛い団体組織です。
katamachiさんに限らず多くの芸能人、著名人の方も被害にあい抗議していますが、いまだにWikipedia側は厚顔無恥ぶりです。
本当は最高裁まで争う構えで抗議団体を組織して、組織定期に行うべきなのでしょうが、現実は泣き寝入りする以外ないような状況です。

katamachikatamachi 2010/06/17 20:49 いろいろとコメントありがとうございます。ブックマークの方にコメを残していった方も。ご助言、あるいは皆さんの感想を拝見することで、いろいろと頭の中が整理されました。

争点は、
-私の作成した「資料」が「編集著作物」に該当するか否か
というところでしょうか。

katamachikatamachi 2010/06/17 21:01  「資料」が「編集著作物」かどうか。これは僕自身が立証する事柄なのかどうか分かりませんが、

-「備考」欄に記した情報は、元資料をそのまま引き写したのではなく、私自身が調査・編集したものです。申し訳ないけど、これは他人様の資料と一緒になることはありえないですね。
-「年月日」には公文書で一般的な元号表記ではなく西暦表記を使い、また「距離」項目で原資料でマイル表記(1930年まで)となっているものをキロ表記で換算したのも私の判断です
-路線の「区間」表記は、現資料では都道府県名や郡・市町村名、一部では字名まで記載されていましたが、スペースの都合で一部を省略しています。また、読者の参考とすべく駅名や現在の市町村名などを補遺しています
-Wikipediaの当該項目については拙著以外に参考文献が掲げられていませんでした
-また、当該項目には、当方の作成資料以外の情報がほとんどありません(あったとして「備考」欄の言葉の修正とか)

ということは、資料の制作者として主張させていただきます。
 それが「創作性」に繋がるかどうか。Wikipediaの編集人の方々がそれをどのように判断するのかは興味があります。

 なお、「編集著作物」に該当しない「リスト」と判断された場合、
-その当該記事の中に、当方の資料しか存在しない点
-当方制作資料が言及なしで修正されている点
についてどう判断なされるのか。興味があります。
 あと、
「ウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありません 」という項目に「統計の過剰な記載」という記事があります。当方の資料が「編集著作物」にあたらないとされた場合、その方針とはどのような整合性がとられるのでしょうか。

katamachikatamachi 2010/06/17 21:19 夕刻にウィキペディア日本語版の管理者兼チェックユーザー係を名乗る方からメールが来ていました。

-今回の件について、どのような対応を求めているのか

という主旨の問い合わせです。

Wikipedia:削除の方針を閲覧しましたが、かなり分量が多くてどのように応えればいいのか迷いました。

以下、僕の個人的な希望を述べます。

1. 2009年10月20日 (火) 01:15以前の記事にある資料を全て削除してください
2.「未成鉄道の失効路線一覧 - Wikipedia」というページの存廃については特に希望しません。当方作成の資料に依拠した情報が抹消されると何も情報が残らなくなりますが、その後どうなされるのかまでは関与しません
3.謝罪などは不要です。ただ、記事を存続するにしても、削除するにしても、なぜそのような判断をしたのか説明はしてください

Wikipediaに優れた記事が存在するということは承知しています。私もいろいろ参考にさせてもらったことがあります。様々な編集によりよりよいものになっていつた記事もいくつか知っています。ただ、「記事の充実」というのは新しい情報を広く集めていくだけではないと思います。

さらによりよい記事で楽しませていただけることを期待しています。

イオハザイオハザ 2010/06/18 02:48 著者に対して「文句あるなら自分で書け」について。

そのページを著者自身が作り、一部リストを載せ、参考文献に著者自身の本を書き、公式サイトにリンクさせた場合。
広く知ってもらう目的でも、今度は、「宣伝に使うな」と批判され、ページごと削除されると思います。

実際に経験しており、削除された方らしき人が、削除してやったと「2ちゃんねる」に、Wikipediaの編集ページをコピペして話題にされてました。

新規ページを作ったのは本人ではなく、気付いたところから少しづつ加筆訂正していったのが本人というパターンでした。
しかし、新規に作ったのも本人とされ、その後も何度も書き直した自作自演と「2ちゃんねる」にて、笑いものにされていました。

こういう方が、Wikipediaの編集に携わっていて良いのでしょうか?
記事の編集に関わる管理側の方々の適性も判断されるべきと思います。

芸能人、著名人の方の事について、書かれている方もいらっしゃいましたが、タレント本人が自身のページを書くと、どうなのでしょう?
タレント事務所や、マネージャーが書いた場合は、どうなのでしょう?
狂信的なファンが書いた場合は、どうなのでしょう?

売れていないタレントと、売れているタレントでも違いが出そうですが、その辺りの線引きも曖昧です。

ある程度売れてないと、売名行為とされるでしょう。
近々映画に出演するなどなら、宣伝活動とされるのでしょう。

利用する側として求めるのは、多種多様で、かつ正確な情報なのですが。

海の人海の人 2010/06/18 08:35 実際のところ、ウィキペディアを編集しているのも、ウィキペディアで「議論」しているのも匿名集団の烏合の衆ですから、彼らと議論するのは動物園の檻の中の猿と議論するようなものです。管理者とかなんとか係と言っている連中も、結局ボス猿のようなものに過ぎません。

ウィキペディアになにかしたいときは、ウィキペディアを管理している弁護士さんを経由してウィキメディア財団にコメントするのが効果的でしょう。ウィキメディア財団は法務もしっかりしているので、彼らが法的なリスクがあると判断すれば、猿たちにも伝わるような声明をだしてくれると思います。

それも期待できないなら、法的な手段をとるのがよいでしょう。実際のところ、katamachiさんの件は量が多いから目立つというだけであって、現実には繰り返し似たような侵害(助詞や主語と述語を並べ替えて転載とか)は行われています。彼らが共有できる概念なんて、結局http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF_%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E3%81%AB%E6%B3%A8%E6%84%8Fの一番下に書いてあるような判定基準なんです。

訴訟を起こすなら、時期的には今が最適かもしれませんね。現時点でも検索のトップはほとんどウィキペディアですが、この状態があと10年続いたら、彼らの権利侵害や事実誤認は、既得権益になってしまいかねないと思います。

toto 2010/06/18 20:08 まず著作権について学んでください。
親告罪ですのでだれかが勝手に取り締まってくれるものではありません。
ブログで愚痴を言ってどうこうなるものではありません。
権利者が行動を起こすところから始まります。
刑事事件として扱ってください。
Wikipediaの記事によって書籍の売上を妨げられています。
民事訴訟も可能です。

イオハザイオハザ 2010/06/18 22:10 心中を察するに、訴えたい訳では無いかと。

マイナーな情報でも、多くの人に知ってもらえる入り口たりえるように。
今回の件をキッカケとして、日本のWikipediaに、ブラッシュアップを望まれている。

引用するなら、主語と述語の順番を変えたり、修飾語を違う表現にしたり、要約していたりする方が、正確さを欠き不愉快。
それより正確に記載して、引用元を明らかとすべきで、Wikipediaの要件とされている「引用する量は必要最低限」とされるのも、今回の件では、解説がないと資料の意味を判読することはできないため逆効果であった。

Wikipediaに優れた記事が多くなるように、著作者が感じる気持ちという貴重な意見を現状のシステム活かしてほしいと、私も思います。

記事にされた、著者や著名人は実名が記されている。
しかし、問題に対して、議論や対応するのが、匿名の烏合の衆では困る。

そして、管理者や係と言っている人も、ボス猿のような存在では困る。
初めて引用記事を書くような人には、著作者の名前など間違わないように注意を促したり、編集者やシステムの底上げができないものか、たゆまぬ努力をしていただきたい。

そうでないと、掲載しておきたい記事も削除となり、何のステップも無く、すぐ損害や権利の話になって、誰も望まない、Wikipediaになってしまうでしょう。

あ 2010/06/18 23:44 実際のところ、katamachiさんが国内で訴訟を起こせる相手は、次の相手しか居ないわけでして。

・katamachiさんの著書をパクッてWikipediaに転載したそのユーザー(Wikipediaの該当ページの履歴欄からたどれる、そのユーザー本人です。)


※1 このユーザーの特定にしても、IPアドレスユーザーなら、書き込み時刻とIPアドレスと共に、該当IPアドレスのISPに問い合わせないと行けません(しかも、訴訟を起こす目的である事を明言しないと)
※2 IPアドレスユーザーではなく、ウィキペディアへの登録ユーザーだった場合、アクセスログ(IPアドレス、時刻)を、下記のWikipedia日本語版の「管理者ユーザー」、もしくはウィキメディア財団に問い合せる作業が追加されます。
※3 Wikipediaのサーバー自体は、韓国にあったりUSにあったり分散しているので、サーバー管理者を訴えるのは国際訴訟になり困難です。
※4 Wikipediaの(日本語版ほか)のユーザーや、Wikipedia日本語版の「管理者ユーザー」([[Wikipedia:管理者]]参照)は、単に、日本語版組織の運営管理者でしかなく、ウィキペディア本体(US「ウィキメディア財団」http://wikimediafoundation.org/wiki/%E9%80%A3%E7%B5%A1%E5%85%88 )から管理権限をごく一部委任された、任意ユーザーに過ぎません。すなわち、ウィキペディアのサーバーに対する直接の管理権限は持ちません。

katamachikatamachi 2010/06/19 00:16 イオハザさん

当事者や関係者がWikipediaを編集するのは難しいんでしょうね。たぶん、僕が件のページを編集しようとしたら、他人から見たらどこか妙な編集の仕方をする可能性が大でしょうね。今回の件でもWikipediaに直接連絡しなかったのも、自制できる自信がなかったからとも言えます。


海の人さん
to さん
あ さん

法的手段に出るべきだ、ということなのでしょうが、その気持ちは僕にはありません。かといって泣き寝入りするつもりもありません。ブログで愚痴を言いながらも自分の頭の中を整理し、自分がなにを求めているのかを考えている最中です。個人的には、Wikipediaの人たちがどのような議論をされるのかが興味あります。件の記事を単純に白黒付けるのは決して容易なことではないですから。

katamachikatamachi 2010/06/19 00:25 KoshianXさん

>Wikipediaに書かれた文書はクリエイティブコモンズによってライセンスされるからです

初めて聞く言葉でしたが、調べてみると、なるほど、いろいろと興味深い概念なんですね。Wikipediaの目指すべき理想には合致しているものの、僕の場合、「Wikipediaに転載を黙認してしまうとこのライセンスで世界中に自分の著作物がばらまかれる」というのは困った話になります。

実は、このコメを見た後、ちょっと早めにWikipedia側に連絡しようかと考えなおしたのです。その意味ではいいアドバイスになりました。もっとも僕のが「著作物」なのかどうかという点でまだ議論は続いているのですが。

M.Fさん
>著作権法的に言うと、事実のみの列挙は著作物とみなされませんが、一覧表にした場合は「編集著作物」に該当すると思います(著作権法第12条)。

今、Wikipedia当該ページの削除依頼のノートで「編集著作物」になるのかどうかが議論されています。M.FさんのようにWikipedia側がアウトと言う人もいれば、「完全にシロ」と主張する方もいる。ただ、著作権的にセーフかアウトかを判断するのは、僕でもWikipediaの人たちでもないんですよね。お互い法律の専門家ではないんで。どこら辺で落としどころにするのかが難しいところです。

katamachikatamachi 2010/06/19 00:41 荒立てないと さん

世のためにはなるかもしれないですが、それとは別な解決の仕方があると思うんです。

とらのあなさん

>著作権問題も含めてどの専門誌や業界でもWikipediaの運営先への警告や問題提起をした方が良いのではと思いますし

確かにそうなのかもしれませんね。
今回、「編集著作物」として微妙な立場にある僕手製の図表をどうするのか議論されているのが興味深いです。

今回の件を「シロ」(問題なし)とすれば、今後、書籍やネットにある資料をWikipediaにそのままコピーしてもお咎めなし、ということになる。仮にそれが著作権的には問題ないのかもしれませんが、この世は法律だけで動いているわけではないのでややこしいことになると思います。「クロ」(問題有り)とすれば、過去にWikipediaで掲載された少なからぬ数の資料が議論の対象として再浮上しかねない。

drunken_elephantさん
不思議なことに「腹立たしい気分」にはなってないんですよ。あまりにも堂々と「パクられた」ことに驚いているってところです。"編集著作物じゃない"からと言って、こういうことをする動機ってなんなんだろうとか考えています。

katamachikatamachi 2010/06/19 00:52 kakaさん

>転載している本人は悪気はないっぽいのが、かえって問題を複雑にしていますね

それは僕も感じたりします。どなたか知りませんが、「善意」で項目を新設されたんでしょうね。

>権利者はあくまで自分の権利は自分で守るというのが原則で

遅ればせながら18日のエントリーで個人的な主張を始めました。それでも「あんたのは編集著作物じゃあねえ」とかいろいろ議論されているみたいです。個人的には「編集著作物じゃないならなんでもしてもいいのか」と感じていますし、そこらの著作権の範囲以外の部分に話題が広がっていけばいいなと思います。

匿名で失礼しますさん
Wiki.....無知でした。アドバイスありがとうございます。

pさん

以上、長々とコメントしてきましたが、とりあえず彼らの議論を見守っている段階です。さすがに今日は寝ます。

私も困ってる私も困ってる 2010/06/19 14:23 私も、仕事の関係のネタを、(業務上正当にタッチできる)一次資料を整理して自分のホームページに一覧表として整理していたら、wikipediaに丸ごとぱくられていました。
 自分の業務が正確に世に知らしめることができるならそれはそれでよいのですが、「変なそれっぽい専門用語らしいが実際にはそんな言葉は使わない」用語とセットになってしまいました。テンプレにもなり、その用語を取り入れた本まで出版されたりするようになってしまい如何なものかと思案中です。

katamachikatamachi 2010/06/19 14:41 >その用語を取り入れた本まで出版されたりするようになってしまい如何なものかと思案中です

どのような分野のどういう表なのかは分かりませんが、とりあえず、僕が自分のブログでやったようにご自身のホームページでアピールするのがいいんじゃないでしょうか。出版されているならその会社と直接交渉というのもありかと。直接、Wikipediaの該当記事にアプローチすると、冷静な対応を続けるのは難しいんじゃないかなあ、と個人的な体験から考えたりもします。

Marine-BlueMarine-Blue 2010/06/20 14:56 こんにちは。Wikipedia日本語版でも活動している者です。
Wikipediaの外では…名もなきぷち技術屋?

今回の件を見て、改めて著作権侵害などに対するWikipedia側の体制が不十分だなと感じました。
Wikipedia日本語版にも、外部からの申し立てを行う手段は用意されています。
だけど結構分かりにくいのです。

ブログコメントみたいな感覚で手軽に意見を寄せられればいいのですが、制度もシステムも今のところは行き届いてはいません。
日本のインターネット社会の現状に即していないのかもしれませんね。
泣き寝入りせずに済むにはどうすればいいか、それをどう提案していけばいいかを考えて行きたいなと思いました。

※なお、私はWikipediaを代表する立場でも何でもありません。
編集など諸々の活動に参加している一個人の意見として受け止めていただければ幸いです。

katamachikatamachi 2010/06/21 00:32 Marine-Blue さん

>Wikipedia日本語版にも、外部からの申し立てを行う手段は用意されています。だけど結構分かりにくいのです。

用意されているんですか。直接、削除依頼するとかしかないのかと思いました。

手軽に意見を書ければいいとは思いますが、今回、よく分かったのは、Wikipediaにもいろんなスタンスの人がたくさんいらっしゃるということです。削除依頼に関してはヨソのページも閲覧してみましたが、著作権について"詳しい方"のにわか裁判官みたいな発言が横行していてちょっと....というのが正直な感想です。

元・Tolena元・Tolena 2010/06/21 01:50 Wikipediaで問題を起こし活動できなくなった者ですが、著作権は解説書一冊すら読んでいない人が単なる思いつきで賛否を論じる場合が大半です。とりわけ

 「誤解2:著作物でないものは勝手にコピーしてよい」

がまかり通っています。そうかどうかはこちらをご覧下さればすぐに判断できますが、
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2008/01/post-562b.html

Wikipediaで議論しても通用しませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%BE%9D%E9%A0%BC/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%83%AA%E9%96%A2%E9%80%A3%E8%A8%98%E4%BA%8B#.28.E7.89.B9.29L.E3.83.BBM.E3.83.BB.E3.83.A2.E3.83.B3.E3.82.B4.E3.83.A1.E3.83.AA_-_.E3.83.8E.E3.83.BC.E3.83.88

Wikipediaでまかり通っている「著作物でないものは勝手にコピーしてよい」が事実であれば、人名辞典を全ページWikipediaに丸写ししても、広辞苑を全ページWikipediaに丸写ししてもいい事になるという、明らかに事実に反した結論になります。

とれいん工房さんが苦労して作成した内容ですが、誰かがWikipediaに無断で載せたのを認めたら最後、一切の権利は放棄しなければいけない(自由な改変を認めなければいけない)し、とれいん工房さんが今後、増刷する場合は「Wikipediaから引用」とライセンス表示が要求されるというおかしな話になります。

結局、Wikipediaは「著作物でないものは勝手にコピーしてよい」として記載する一方、Wikipediaに載った内容は勝手に使うな、です。

katamachikatamachi 2010/06/23 09:09 >「誤解2:著作物でないものは勝手にコピーしてよい」
>がまかり通っています。

は感じました。「勝手にコピーしてもいい」というより、「コピーしてあってもお咎めなしでいい」という感じでしょうか。「表現の自由」→「Wikipediaの自由性」→「変にルールをはめられるとWikipediaの編集がやりにくくなる」の意識がゴッチャになっているのかなと思ったりしています。

一介の編集者一介の編集者 2010/06/24 01:42 いろいろ誤解があるようなので。
>あ さん
韓国にサーバがあったのは大昔の話で、今はすべてフロリダにあります。
財団が資金不足でサーバ増強資金がなかったので、Yahoo!から無料で借りていたサーバがソウルにあったのです。
今は寄付金が集まるようになって全部自前でフロリダにおいてます。
また仮に訴訟ということになったとしても責任を負うのはアメリカの財団本体なので、サーバの物理的所在地は関係しないでしょう。

>Tolenaさん
「とれいん工房さんが今後、増刷する場合は「Wikipediaから引用」とライセンス表示が要求される」というのはありえません。
GFDLやCCのライセンスは排他ライセンスではないので、GFDLやCCで他者に提供したとしても、その条項にしばられるのは提供された人だけで、本人はGFDL/CCに従う必要はありません。本件では、katamachiさんが自分で作ったものなので、それをどう利用しようと本人の勝手であり、ウィキペディアからの引用とか転載とか表記する義務は、ウィキペディアにこのリストの掲載を許可しようがしまいがありません。

katamachikatamachi 2010/06/27 02:53 とりあえず本件については解決したみたいです。
「Wikipedia:削除依頼/未成鉄道の失効路線一覧」についてhttp://d.hatena.ne.jp/katamachi/20100625/p1

みなさんいろいろありがとうございました。

ikegamisenikegamisen 2011/07/31 16:16 みなさま、大東京鉄道のその後についてご存知の方ありませんか?昭和45年版民鉄要覧には記載があるのですがその後私の前から消えてしまいました。どなたかその後をご存知の方ご教示ください。御河内のロープウェイといいバブルのときにこの未成線や休止線などが投資の対象になったようです。もちろんまとも?なスジではなく、かなり怪しげな(失礼)方たちだと思うのですが。中学生のときから55歳の今までずーっと疑問が氷解しません。

katamachikatamachi 2011/08/02 00:23 民鉄要覧での大東京鉄道の記述は昭和51年度だったか52年度版までありましたよ。国立公文書館では戦前の段階で簿冊は終わっているんで、当該会社が届けなしで実質的消失した→後に原野商法的扱いになったんでしょう。鶴見臨港鉄道の未成線は昭和63年度まで掲載されていましたね。こちらの会社は土地会社として現存しています

リアルウエスタンリアルウエスタン 2012/08/07 18:22 カウボーイ関連のサイトのRealWestern.jpを創った者です。私もウィキペディアには困っています。調べてこのサイトにたどり着きました。
最初、私が書いたそのままのコピペ文章が載っていたので、削除依頼を出したら、削除してもらえました。が、その後、私が書いた文章の内容をパクって表現を変えた掲載が増えました。構成や内容、筋書きをパクって表現を変え、更に追記しているので、著作権法上の違反とは言えないでしょうね。カウボーイや馬術、カントリーソングなど分野が広いのでウィキペディアのあちこちにあります。私のサイトよりウィキペディアの方が有名なので、いかにも私がウィキペディアの内容をパクっているかのように思われるのは心外です。自分で取材して調べて成果なのに。この場合、どうしようもないんでしょうね?内容パクるなら、もっと大胆に書いた人の文章で書いたらいいのに、微妙に似ているのから困るんです。

うふふうふふ 2014/07/12 11:59 水郡線の敷設当時の資料を探しています。
証拠が欲しいのですが、なかなか見つかりません。もしご存知でしたら誘導願います。

コピペに関して読ませていただきます。

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