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TRUE COLORS

2018-09-01

9月の初めに思うこと。 そして、DVDあれこれ

 九月の初めの朝、昨日まで確かに青いままだった柿の実が、急に色づき始めていました。

 夜にはコオロギが鳴きはじめ、朝にはトンボがたくさん飛び交いはじめました。

 どんなに暑く長い夏もやがて必ず秋を迎えるように、全てのものは移ろっていきます。

 

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 (色づき始めた柿の実)

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 (芙蓉の花とシオカラトンボ


 それにしても、今年の猛暑は異常でした。特に、小さなお子さんが熱中症で亡くなった事故は辛いものでした。

 気候が以前とはかなり変わりつつあるのに、「これまで通り」を強行して人の健康や命を奪う事例が多すぎます。子供やお年寄りなど、自分で体の不調を訴えることが難しい方に対し、その責任はとても重いものだと思います。体罰もどきの「グラウンド〇周!」みたいなのも、やめてほしいものです。 

 また、各地での水害は、水の恵みと災いは隣りあわせだということを改めて思い知らせてくれます。ニュースでは「まさかここでこんなことが起こるとは!」と、幾人もの方が語っていました。いろいろな「まさか!」が当たり前の時代になってきた、と、観念しなければいけませんね。

 我が家では、節電より健康、と割り切って冷房をほぼ24時間つけっぱなしにし、猛暑を言い訳に(笑)自堕落に過ごしていたので、幸いにも暑さを実感するのは建物の中や乗り物に乗っていない、徒歩で歩く場合だけでした。

 また、豪雨も全くありませんでした。(でも次の台風では、アヤシイかも〜)

 なので、正直、電気代の恐怖以外には、あまり影響はなかったように思います。

 

 今夏、唯一炎天下をすごく歩いたのは、恒例行事的になってきた高校の同窓生との「大人遠足」。八月半ばの「浜金谷千葉)での海鮮バーベキュー&東京湾フェリー乗船&横須賀軍港巡りツアー」でした。

( 7月にも茨城県の「笠間焼の里ツアー」に出かけたばかりで、同じメンバーでの遠足は今年これで4回目。毎回、別れ際には次の計画案が次々と出ます。どうやらジッとしていられない者たちが多いパワフルなメンバーのようです。さあ、どこまで付いていけるかな、ワタシ。(笑))

 今回は鉄旅&遊覧船がメインとはいえ、なんだかんだと16000歩ほど歩きましたが、その日は、八月中で唯一と言っていいくらい過ごしやすかった日。日中でも30度を下回っていたと思います。ラッキーでした。

 どこも初めての場所ばかりでしたが、とくに軍港巡りは、さほど期待していなかったのに結構面白かったです。

 

 米軍基地でもあり海上自衛隊の司令部でもある横須賀港。

 この日は停泊している船が結構多い日だったようで、イージス艦をはじめとする自衛隊艦数隻をはじめ、潜水艦南極観測船までが見られました。

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軍艦も、潜水艦も、ナマで見るのは、初めて。)

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南極観測船は案外小さかったです。船首を上げて、叩きつけるようにして氷を割って、進むのだとか。)


 また、記念艦として湾内に展示されている「三笠」(日露戦争時の軍艦)にも乗船してきました。

 三笠は・・・

 日本海海戦の際、艦長の東郷平八郎が「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」と、Z旗マストに掲げ、バルチック艦隊との決戦に先頭に立って奮戦した、という逸話が有名ですね。( Z の意味は、「もう後がない」「不退転」ということ。)

 この逸話以降、もともとはアルファベット順の信号旗の一つでしかなかったZ旗は特別な意味を持つこととなり、太平洋戦争中の日本海軍では、大規模な海戦の際には旗艦のマストZ旗を掲揚することが慣例化したそうです。


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 (マストの上の、カラフルな旗が「Z旗」。)

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 艦内は日本海海戦時のことや他の軍艦についてなど、模型や解説などが詳しく展示されていました。それに加え、同行の同級生男子がいわゆるミリタリーオタク(石破さんみたいな?(笑) 本人は宮崎駿系だと言っていました。平和主義だけどマシンとしての武器が好き、という。)で、いろいろと解説してくれました。

 

 今回、私を含め女子4人男子2人(同窓生だと、幾つになってもやはり「男子・女子」のほうがピッタリくる・笑)の小旅行でしたが、思ったことは・・・やはり男子というものは、生まれながらの闘争本能を持つゆえに、鉄の塊(=強く、雄々しいもの)が好きなものなのかな〜? ということでした。もう一人の男子は鉄道オタクですが、今回、実は戦車や銃器も好きだということが判明したりしたので。(二人共、とても立派な本業を持っている、性格の良い、ちゃんとしたオトナです・笑)

 男性性というものは・・・やはり本能的に、自分が他の者より強くあることで生き抜いていこうとする性なのでしょうね。そして、武器を持つことが可能になった人間は、自分自身の肉体ではなく、より強い武器を装備することで他者を圧倒することができるようになり、それがひいては戦争における武器の進化のエスカレートにもつながっていき・・・時代は移り、核爆弾ミサイルの恐怖だけではなく、今や一見武器には見えない小さなコンピューターの中に、その”強く雄々しいもの=他者を圧倒するもの”が仕込まれています。闘争本能は、椅子に座っていても掻き立てられ、行使できるものになってしまいました。

 そうして、世界はこんなにめちゃくちゃになってしまいました、とさ。やれやれ。

 

 女性だからなのか、私自身は軍艦や武器などには何の興味もありませんでした。

 ところが・・・実際に三笠に乗船して、海戦の際に司令官が立つ場所に同じように立ち、はるか眼下に船の甲板を見下ろし、船団を組んで海原を疾走しているところを想像していると・・・闘争本能なんか微塵もないこの私の中にも、何やら「勇ましきもの」に憧れるような気持ちがふと湧き出てくるような気もしました。不思議なものです。

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三笠の司令塔からの眺め。三笠軍艦としては極めて小型です。この後に作られた大和武蔵といった大きな軍艦は、弩級とか超弩級と呼ばれますが、その弩(ド)は英語の dreadnought(ドレッドノート=怖いものなし、恐れを知らない)の頭文字をとったものだそうです。「超ド級」という言葉は「すごく大きい」という意味で普通に使っていたけど、由来ははじめて知りました。)

 

 たしかに戦争は、後々まで語り継がれるような勇ましく美しい逸話を生み出してきました。(かなり話が盛られている場合が多いようだけど。笑)

 軍艦軍用機も、そのフォルムだけならたしかにカッコイイ。銃器などの武器類にも惹きつけられる人たちが多いのも事実です。

 でも、実際の戦争は、言うまでも無く、血肉が飛び散り、残酷な死が累々と横たわる場所。「死」そのものの悲しさや、肉体的に傷を負うことの痛みだけでなく、人間が他者に対してどこまで残酷になれるかという魂の悪魔性が引きずり出される場所です。

 そして、勇ましきものに憧れて自ら戦いを志願する兵士たちだけのものではなく、時代が下れば下るほど、ただ日々の平凡な日常を愛するだけの市民も巻き込まれる泥仕合になってきています。

 

 つい、表面上の勇ましいカッコよさなんかに憧れて、権力者の思うつぼにはまっては、アカ〜ン! ということですよね。

 

 また・・・

 通称「どぶ板通り」という米兵が集まる商店街も散策してきました。

 ちょっと異国でした。ほとんどのお店は夕方から開店のようでしたが、一つ、プールバーが開いていて、立ち寄ろうかという案も出ましたが、中を覗いてみると大柄な米兵さんばかりが煙草をくわえながら談笑していて、とてもじゃないけどお門違いで入れませんでした。通りがかるのも米兵さんばかりで、やはり異様でした。

 沖縄には何度も通ったものの、行き先は皆小さな島ばかりで本島にはほとんど居らず、基地の近くには行かなかったので、あまり「基地の島」という実感は無かったのですが・・・この、自分の住む同じ県内にある横須賀で、ほんのちょこっとだけ「米軍基地があるということ」を、体験しました。

 沖縄の問題は、日米の関係、本土沖縄の関係、環境問題・・・など、様々な側面があると思いますが、あらためて、沖縄だけの問題じゃない!ということを思います。

 

 さてさて・・・ということで・・・

 八月末生まれの自分。この夏のことだけではなく、節目と言える60歳のこの一年をどうやって過ごしてきたかを、ぼんやり振り返ったりしています。

 ・・・・やはり、大事なところは相変わらずダメダメのままでしたね〜。

 むしろダメダメ度が増してる。むむむ・・・(内容は複雑すぎてお恥ずかしすぎて、ここにはとても書けません・汗)。

 ゆっくりゆっくり崩壊していく砂上の楼閣、ならぬ砂上の普通の一軒家。そのゆがんだ窓辺に、ただ途方に暮れて沈黙しているだけの、老いていく自分が見えます。

 

 とはいえ、表向きは結構毎日笑って過ごすことができました。冗談を言って笑うことは、結構意識してやっています。すると、案外クセになる。そして、自分自身が崩壊してしまうことだけは、なんとか避けられる(笑)。

 そして、年明けに心に誓った「平常心」と「追い詰めない」をいつも心に置いておくように心がけることだけは何とか続けています。でも、正直、時々「本当にそれでいいのか?」と思うこともあるのです。やはり、感情のままに、感情をぶつけ合うことも、必要なんじゃないかって・・・。これって、「平常心」ではなく、ただ心を凍らせているだけなのでは?と。(苦笑)

 

 ともあれ、ラーメン屋さんのパートは楽しく続けているし、近場ばかりだけど、以前よりも沢山お出かけもするようになりました。

 近くに美味しいもののお店があると聞けば、娘と出かけていきます。(主にスイーツ系)

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 (リコッタチーズのスフレ。マンゴーソースのヨーグルト。なんという食感の良さと上品な甘さ! 一回に二人分しか焼けないというスフレをお目当てに、お客さんがひっきりなしの小さなお店。もう、私に第2号店やらしてください!というカンジ。)

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 (宇治抹茶白玉クリーム小豆。その場で点ててくれるお抹茶のなかに、手づくりのタップリの小豆と柔らかな白玉と甘さ控えめのアイスクリームが浮かんでいます。美味しいほうじ茶がついて、カンペキでしょ!)

 

 日々何度も猫をなでなでして、オキシトシンホルモンを出し合っています。

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 そして、ようやくスマホデビューをしてLINEを開設。

 スマホLINEも、「ケッ!」と思っていたけれど、やはり便利なことは間違いがなさそうです。そして、若い人たちが、中毒のようにのめり込んでしまう気持ちが少しわかったということが、むしろ収穫かもしれません。わかったところで、それを良しと思うわけではなく、やはり、その害も生々しくわかってきます。そしてその害を中和することは、結局本人の意志しかないだろうということも。

 

 ハンドメイド作品の小さな小さなネットショップも開店してみました。まだ一つも売れず、たぶんずっと売れそうにありません。でも、自分の作ったものがネット上で商品として展示されているのを見るのは、すごく新鮮です。まあ、自分が欲しいと思うものを作ったものなので、売れなかったら自分でつかえばいいしね(笑)。

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 そしてもちろん映画も見続けてました。

 前回の記事以降では・・・

DVD

ルージュの手紙

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』

シェイプ・オブ・ウォーター

希望のかなた

勝手にふるえてろ

『52Hzのラブ・ソング』

『ロング・ロング・バケーション』

など。

 

 劇場では 『バーフバリ』

 そして昨日、『ウインド・リバー』を観てきました! 一時間近くかけて行く映画館でしたが、最終日だったので、奮起して行ってきました。SPYBOYさんの記事を読んでどうしても行きたくなってしまったので。行って良かった!すごく良い作品でした。

 

 ミニミニシアターでもいくつか観ましたが、できたらそれはまた次の記事に書きたいと思っています。

 

 さ〜て、今年もあとたったの4か月。(ゾゾゾ・・・)

 平常心のままか、それとも・・・?

「まさか!」がどこにもあることをいつも心にとめつつ、さあ、ともかく日常を愛おしんで過ごしていくことにしましょう!

SPYBOYSPYBOY 2018/09/05 20:49 浜金谷〜横須賀というのはなかなか渋い、気が付きそうで気が付かない良いコースですね。楽しそうなだけでなく、夏の終わりに海の香りが嗅げるのが良いですね。
どぶ板通りは遥か×十年前、マ●●ナが買えるというガセ情報につられて行ったことがありますが、そのころですら往時の面影は全くありませんでした(笑)。今や横須賀も通勤圏ですもんね。
ウィンド・リバー、ご覧になりましたか。良かったですよね。暴力的で怖いのかと思って嫌々行ったら、思い切り良質な文芸作品。嬉しい驚きでした。でも公開初日に見たとき、こんな映画 日本人は誰が見るんだとも正直思ったのですが、ロングラン公開で、これも嬉しい驚きでした。

kataomoimamakataomoimama 2018/09/06 09:36 SPYBOYさん、コメントありがとうございます。
『ウインド・リバー』のご紹介有難うございました。横浜の黄金町に『シネマ・ジャック&ベティー』という小さくて古めかしい映画館があり、「観たい!
」と思う作品はたいていここで上映されることが多いのですが、自宅から小一時間かかってしまうので、なかなか時間が取れません。今回は頑張って行きました。良かったです。ジェレミー・レナーは『ハート・ロッカー』に続き、すっごく良かったです。
『カメラを止めるな!』もまだここではやっているのですが、行けそうにないので、近くのミニミニシアターにリクエストをしたら、「年明けには」入りそうだということです。う〜ん、ジリジリします。