2006-10-15 Sun
■[etc]電車でみかけたこんな人、あんな恋
おくればせながら、はてなのパパことid:kanoseさんのエントリ
に反応してみたいと思います。ロートルの語る昭和の昔、電車内の風景について。
●ゴミは座席下に
まず、列車内でゴミは座席下に捨てるのがマナーという話だけど、1950年代東海道本線で撮られたという下の写真を見て欲しい。

「ええ! 昔の電車の床ってこんなに汚いの?」と思われるかも知れないけど、1970年頃の僕の記憶では、ある程度の長距離を走る電車では、定期的に車内清掃のひとがやってきた。なので、それに合わせてみんな弁当のゴミはもちろん、ポケットのちり紙や鞄の中の紙くずなども(わざわざ)取り出して床に捨てていた。その瞬間の写真だからとりわけ汚いのだと思う。(運行中の)車内清掃っていつなくなったのだろう。
●電車内ではズボンを脱ぐ
残念ながら写真は無いのだが、電車に乗るとおもむろにズボンを脱ぎステテコ姿になるおじさんも非常に多かった。ワタクシの記憶では夏なら一車両に2〜3人はいたような。談志師匠の昭和の落語をCDを聴いていると、マクラで「新幹線のグリーン車でステテコ姿っていうのもどうかねえ」なんて言っているので、どこでも見られる光景だったはず。
●イスは苦手
これも下の写真を見て欲しい(1950年代の写真)。いったいこの板はどこから持ってきたのか謎なんだけど。

ウチの両親なども、電車のイスに座り続けるのが苦手で、よくイスの上で正座したり、家族でボックスシートを占拠できたときは前に足を投げ出していた。とにかく長時間イスに座るのを苦痛に感じるのだよね、ある程度より上の年代の人というのは。
●宴会列車の恐怖

僕は小学校6年のときに新潟県から茨城県に引っ越したのだけど、そこでもっとも驚いたことのひとつが常磐線の電車における行商さん達のワイルドさだった。手ぶらで電車に乗ってきたなら思わず席を譲ってしまいそうな高齢者が、巨大な背負い籠をかついで(その重量は30kg超とも50kg超とも言われる)大勢電車に乗ってくる。彼らは席が空いていたなら決まって背負い籠を席に乗せて、自分は床に座り込むのである。一応常磐線の暗黙のルールとして、上りでは最後尾、下りでは先頭車両に極力行商さんは固まって載ることになっているようだったが、乗り切らない場合は当然それ以外の車両にも乗るし、一般客も間違って最後尾(あるいは先頭)車両に乗ってしまうこともある。えー僕も何回か乗ってしまった。
凄いのが夜、上野から茨城に向かう下り電車だ。早めにホームに並んでいた行商さん達は先頭車両に乗り込むやいなや、背負い籠をイスに乗せ、床に新聞紙を敷き詰め、座席8人分単位で通路部分に車座になり真ん中に一升瓶を出してくる。この間5分足らず。つまみは行商で売れ残った品々である。念のために書くけど常磐線中距離通勤電車というのもけっこう混み合う電車で、他の車両ではサラリーマンOL達がすし詰めになってたりするのだ。なのに通路に車座。ときどき酒の入ったサラリーマンが「おまえらやってることおかしいぞ」とクレームをつけることがあったが、相手が高齢者とはいえ多勢に無勢で簡単に追い返されていた。今思えば国鉄側と行商側でなにか取り決めがされていたのだろう。とにかく夜の常磐線は宴会列車として界隈では恐れられていたのだ。
だが無限に続くかと思われた宴の日々にも終わりがやってきた。1985年のつくば科学万博がその終焉の原因だ。サラリーマンのクレームより行商のロビイングの力が勝っていたわけだが、どこからか「外国のお客様にこの有り様を見られたら恥ずかしい」という声があがると、簡単に車内の車座での宴会は禁止ということになった。いつの時代にも、日本の習慣を変えるのは「外圧」であるというお話。
●まとめ
直接kanoseさんのエントリと関係無いのだけど、昭和の昔を美化するハナシがいろいろあったりするじゃないですか。フィクションであればいくら言ったって構わないと思うけど、しかし現実はたった30年前にしたところで今の価値観からしたら野蛮というしか無かったりする(良い悪いは別にしても)。そこんとこヨロシク哀愁。
■自薦エントリ、シリーズエントリ、その他
eニート塾シリーズ
働かないで生きるにはどうしたらよいのかを考察してみた。ネタで書いているわけでは決して無いのです。
1)めざせ専業主夫 『決定版 ケンタロウ絶品!おかず』の巻 家事のすすめ。
2)ニートカップル南へ 『田舎暮らし大募集』の巻 地方移住のすすめ。
3)文学にニートの源流を求めて 古典落語「ろくろっ首」の巻 落語ネタだが受けなかった。
4)ニートになったらまず休もう 『電波大戦』の巻 本田透さんブームに便乗しようとした。
5)ニートだって稼ぎた〜い 『ネット副業の達人』の巻 せどりネタ。ここで取り上げた「昼サイ」さんは後にテレビ出演で有名になった。
6)めざせ身軽な専業主夫 『「捨てる!」技術』の巻 これも受けなかったなあ。持ちモノを減らしたいという自分の願望が出ている。
7)ニートカップルもっと南へ 『ホテルアジアの眠れない夜』の巻 海外移住ネタ。マジで一人暮らしのニートは南アジアで暮らすのが良いと思う。
8)むしろセレブなオトナと付き合おう 『Seldom‐illegal―時には、違法』の巻 ロハスな坂本教授をdisってみた。
9)ニートだって富豪になりた〜い 『金持ち父さん貧乏父さん』の巻 投資ネタ第一弾。
10)目指せ育児はおまかせ、な専業主夫 『青木パパの育児伝説』の巻 桜沢エリカ夫妻ネタ。青木パパはニューエイジ入ってる。
11)ニート君家族ぐるみで南へ 『自遊人 夢の海外生活』の巻 海外移住ネタ第二弾。
12)グレーゾーンを歩け! 『吉祥寺気分』の巻 いしかわじゅんさんネタ。愛読書をまぎれこませた。
13)ニートだって3億円稼ぎたい! 『平凡な大学生のボクがネット株で三億円稼いだ秘術教えます!』の巻 投資ネタ第二弾。これは評判が良かった。
14)目指せ! 節約上手な専業主夫 『うおつか流台所リストラ術』の巻 節約ネタ。地味かなあ。
15)バブルサバイバルを生き延びろ! 今までの連載を総括の巻 総集編。書いたことは今でもそんなに的外れじゃない気がする。
16)ニート君の将来はホームレスしかないのか? 『失点イン・ザ・パーク』の巻 ECDさんネタで大団円。
音楽関連
暗闇にとどまるな。コホーテクは君のために来る 駄目ジャケ百選参加エントリ。ヤホワ13。
Billy Cobham & George Duke Band/Live on Tour In Eulope('76) 駄目ジャケ百選参加エントリ。ジョージ・デューク。
『憂鬱と官能を教えた学校』 菊地成孔さん、大谷能生さんコンビの音楽理論書レビュー。これは我ながらちょっとよく書けてるかも。
スパンクス解散にこじつける もっとも思い入れのあるバンドのひとつ、スパンク・ハッピー解散記念エントリ。
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はあちゅう関連
自己啓発書エイジを暫定的に応援してみる もしくはトリックスターはあちゅう はあちゅうさん応援エントリ。
散歩もの
こういうの一番書きたいんだけど、ひきこもってるからなあ。
サイクリングビート330 自転車で世田谷〜蒲田往復。
自転車旅行主義 自転車で世田谷〜立川往復。
自転車なんだよ人生は 自転車で世田谷〜江ノ島往復。
走れ自転車 自転車で世田谷〜武蔵五日市往復。
ゴールデンウイーク 高尾山ハイキング。
マレーシアにあるコタ・キナバルのぬるい旅行記。
はてなブックマーク人気順 自己評価とはかなり違うのですが……。

