高校入試の位置づけと注意点

入試対策の難易度で言うと
1、中学入試
2、大学入試
3、高校入試
という順になると思います。
 中学入試は、?受験生が12歳の児童であることから、親のサポートの割合が合否を決すること(親も受験しているようなものです)?入試問題(特に算数)が体系化されていないため、対策が難しいこと、が対策が困難な大きな理由となっています。
 大学入試は、言うまでもなく入試問題そのものが難しいことが挙げられます。ただ、少子化の影響で、大学名に拘らなければ入学が可能であり、難関中学合格>一般大学入学、という図式が成り立ちます。
 高校入試も一部の難関校を除けば、意外とすんなり入学できます。中学入試では合格が難しかった学校にも、高校入試では比較的簡単に入学できる場合も多々あります。

 気をつけて頂きたいのは、中高一貫校に高校から入った場合です。中学入試を勝ち抜いてきた生徒は、一般的に、高校から入学した生徒よりも勉強が進んでいます。なぜなら、中高一貫校では先取り学習が当たり前だからです。高2で高3までの内容を履修し、高3ではもっぱら受験勉強に集中することにより現役合格を目指しているのです(この点が、中高一貫校が嗜好される理由と言えます)。

 何らかの理由で中学受験をしなかったご家庭は、上記にご注意願います。