ブラック・ブック

『ブラック・ブック』鑑賞。ナチに両親を殺されたユダヤ人の女性が復讐のためにレジスタンスに参加。だが、彼女は情報を得るためナチの愛人となる…第二次世界大戦時を舞台に1人の女性が生きた激動の半生を描いた作品。

ぶっちゃけ……最高だった!さすがヴァーホーヴェンというか、彼がここまでしっかりしたストーリーテリングで作品を撮れるとは!宣伝ではスピルバーグの『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』と比較されてるようだが、個人的にはスピルバーグの『ミュンヘン』に近いと思った。何から何まで完璧な仕上がりで、緊張感たっぷりの展開。最後の最後まで謎が解けないので、気が全くぬけない。2時間半があっという間。ヴァーホーヴェンと聞かなければ、誰が撮ったかまったく見当がつかないほどよく出来てた。特に主役を演じた、カリス・ファン・ハウテンが素晴しく。プライス・ダラス・ハワード以来女優を観て度肝抜かれた。これ観たら、日本のモデル上がりの女優はカスだよ!カス!歴史的背景の事もあり、レビューが非常に書きにくい作品だが、もうこれは絶対に観て欲しい作品だ。あういぇ。