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2007-12-28

[]小栗旬「KYって言葉オレは許さない」 00:19 小栗旬「KYって言葉オレは許さない」を含むブックマーク

帰って、ネットを見てたら、こんなニュースが。

小栗旬「KY」って言葉オレは許せない

「KY」という言葉がメディアでも頻繁に使われている昨今だが、一方で「KY」という言葉に批判的な意見も噴出している。人気俳優・小栗旬さん(25)が「KYって言葉、オレは許せない」と述べるなど、「KY」への風当たりは強い。

2ちゃんねるでも「見直した」といった書き込みが相次ぐ

「KY」とは、「現代用語の基礎知識2007」(自由国民社)によれば「空気を読め」の略。メディアなどではもっぱら「空気が読めない」の略として使われている。最近の例では、朝青龍春日野部屋に「アポなし」で出げいこに言ったことが「KY」、年金記録不備問題の全面解決が困難な状況になっていることについて福田康夫首相が「公約違反という大げさなものでない」と発言したことが「KY」、といった具合にスポーツ紙などに評されている。

安倍前首相が、参院選での自民党「大敗」の後に辞任せずに、所信表明演説後の2007年9月12日に突然辞任表明したことについても、メディアによる「KY」報道が過熱したことは記憶に新しい。その後、様々な場面で「KY」が頻発されるようになった。

この「KY」現象にあわせるように、毎日新聞では「'07年顔 空気読んだ?」というインタビュー記事の特集が組まれている。2007年12月26日のこの特集には、人気俳優・小栗旬さんが登場。07年にテレビ映画、舞台での活躍ぶりに言及された後に、

「KY(空気読め)って言葉、オレは許せない。どこまで知的レベルを落とせばいいんだ、この国は、って思います。オレだって勉強ダメですけど、でも自分の中に良い悪いの基準はちゃんとつくっているつもりだから」

という小栗さんの言葉が紹介されている。

この発言はインターネット上の巨大掲示板2ちゃんねるを中心に大きな反響を呼んでおり、「小栗よく言った!」「見直した」といった賛意を示すような書き込みが相次いでいる。どうやら、「KY」という言葉がメディアで頻繁に使われることに違和感を感じていた人が実は多かったようなのだ。

「極端から極端へと民意が振れ、民度がかつてなく低下しています」

社会学者の宮台真司さんは2007年12月22日のブログで、社会の「共通前提」が崩壊してしまった現状で、「ノリ」によって擬似的な共通前提を作り出さないとコミュニケーションが進められない状態だと分析し、「空気」を壊すことへの「異常な忌避」が生まれたと指摘。

「昨今の『KY問題』が突きつけているのは、共通前提の崩壊がもたらした過剰不安と、不安の埋め合せへの過剰要求です。それらのせいで截然とした二元論が要求されがちです。その結果、極端から極端へと民意が振れます。その意味で民度がかつてなく低下しています」と、「民意の低下」やメディアが「KY」を利用している現状を批判している。上武大学大学院教授ブロガーとしても知られる池田信夫さんは07年12月23日に自身のブログで、宮台真司さんのこの指摘に賛意を示しつつ、

日本メディアは空気によって党派がわかれ、慰安婦でも沖縄でも、初めに結論ありきで、歴史的事実におかまいなしに、朝日岩波ムラと産経=文春ムラにわかれて罵倒の応酬が続き、論理的な論争が成立しない。たとえば『諸君!』に執筆すると、文春ムラに入ったとみなされ、そっち系の雑誌からばかり注文が来るようになる」

メディアの「空気を読む」姿勢について批判を展開している。

小栗旬さんの「KYって言葉が許せない」「どこまで知的レベルを落とせばいいんだ、この国は」という発言とどこまで共通性があるのかは分からないが、少なくともメディアが「KY」を頻発する現象に違和感を覚える人が多くいるのは確かなようだ。


ホントに良く言った小栗!というか、そういう事を記事にしなければいけないほど、頭が悪いヤツらばっかりなのか?

>「ノリ」によって擬似的な共通前提を作り出さないとコミュニケーションが進められない状態だと分析し「空気」を壊すこと

ここ!ここだよ!オレが言いたいのはホントにね、言葉自体かっこ悪くてどうでもいいのに、「ノリ」だけで他人と共通項持ちたがるのがホントに嫌だね。それ自体がコミュニケーションのツールだと思ってやがるんだよ。

ホントにね、考え直した方がいいよ。マジで。マジすべってますもん。サムいですって。KY

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2007-12-25

[][]クリスマスに『シャイニング』を観る 00:27 クリスマスに『シャイニング』を観るを含むブックマーク

f:id:katokitiz:20081120002646j:image:right

15時頃『シャイニング』鑑賞。クリスマスに観る映画と言えば『ダイ・ハード』か『素晴らしき哉、人生』であり。特に前者はあの人気ドラマ『フレンズ』でも『おい!ダイ・ハードを観ながらビール飲むって約束だろ』というセリフがあるくらい。アメリカではクリスマスに観るモノとして定番になっている。

だが、私はデートとして、ホラー映画を2人で観るというのがたまらなく好きであり、まだホラー映画が怖くて観れなかった時はよくデートと称してホラー映画を観たもんだった。『ドーン・オブ・ザ・デッド』とか『フレディVSジェイソン』とか『回路』とか、特に『回路』の恐怖の概念は“人間ってのは所詮繋がり合えず、孤独に死んでいく”という部分であり、ドキドキ感を求めてレンタルした私は、その傑作っぷりに打ちのめされ、当時の彼女はぽかーんとしてたなんて事もあった。

まぁ、その前にどこに連れて行ったら女の子は喜ぶのかというのを分かってなかったりもするんだけどな!

んで、私にはささやかな夢としてクリスマスにデートで『シャイニング』を観るというのがあり、よくテレビでもハニカミプランとか言って、砂浜に名前を書くだとか、脳天を斧でぶっ叩きたくなる事をやっておりますが、そんなクソプランなんかよりも、私にとっては肌をつんざくような冬の寒い日に2人で毛布に包まりながら、手を繋いで『シャイニング』を観る方がよほど重要なのであります(もっと言えば、閉鎖されたホテルの中で観たい)

昔、爆笑おすピー問題という番組の中で映画の特集をやってね、テーマに沿って映画を選んでいくんだけど、その中のテーマで「イヴの夜に好きな人と一緒に観たい映画」っていうのがあって、『ローマの休日』とか『男と女』とか『愛と哀しみの果て』とか『タイタニック』とか選ばれたんだけど、爆笑問題の田中だけ『シャイニング』を選んでて、すごく気持ちがわかったんだよね。(ちなみに太田は『カイロの紫のバラ』を選んでいて、それはそれで素敵)

ホラー映画の中でも私はとにかく『シャイニング』が大好きで、冬の間閉鎖されるだたっぴろいホテル+家族を養わなきゃいけないプレッシャー+孤独+子供の肩を脱臼させてしまう狂気+心霊現象+妄想+なんの役にもたたない超能力+ジャックニコルソンよりも怖い顔のシェリーデュバル+子供殺しと何やら怖い要素がてんこ盛りだけでなく、映像の美しさもあいまって、ホントにホラー映画最高峰。もちろんキューブリックの中でも好きな部類に入る。

人物描写の欠片もないドラマ、最初から狂ってるニコルソンとマイナスもあるがなんつっても、ステディカムの使い方が見事で、あの移動撮影はやっぱり何度観ても感動するし、『ロボコップ』や『ダイ・ハード』を観れば、その後の影響も大なのである。

クリスマスに高級ディナーを楽しむ?いやいや、私らしくもない。イルミネーションを見ながら散歩?いやいや、外は寒い。ラブホテルに1泊?うん、それはおおいにアリなのだが、だいたい、クリスマスだのイヴだので、にぎわってる街並を闊歩するというのは、人ごみを見ると全員をマシンガンで撃ち殺したくなる私にとっては堪え難い。

それだったら、部屋の中で『シャイニング』を観てた方がオレっぽいし、そっちの方がたまらなくイベントっぽい気もする。

なんつったって、クリスマスに何が欲しいと聞かれて、

『『トランスフォーマー』の変形するDVDか、再発売されたディレクターズカット版の『ゾンビ』がいい!』って言ったら、

『この現実主義者め!選ぶ楽しみがないだろ!』と言われた私だから←実話。

んで、まぁ、今日、そのささやかな夢を実現したわけで。やっぱし『シャイニング』ってのは凄まじく素晴しい映画だと言う事ですわな。

おもしろかったのが真っ先に出た感想。


「ねぇ、あの奥さんの顔こわすぎ!」


やっぱり感性が似てるのか…レドラムも237号室もいいアイテムだったようですな。

あとね、誰もがつっこんだであろう、あれだけ準備万端で行ったハロラン氏がすぐぶっ殺されるところね。あれには怖いとか通り越してウケてたよ。あと、カティンカティンになるジャックもね(笑)

んでね、今回『シャイニング』観て思ったんだけど、これってDVDだと2時間20分もあるのね!シャイニング』って2時間以内の映画で、なんちゃらかんちゃらバージョンってのが多分公開された時のヤツで、それが2時間以内のヤツなんだけど、DVDで出てるヤツはもう2時間20分になってて、ちょっと長く感じるんだわね。

だからと言って、どこがどう増えたのか、2時間以内のヤツを観た事ない私にとっては分からん!

ぶっちゃけた話『シャイニング』って2時間切ってる方がいいと思うんですよ、確かにね、全部に伏線張ってるし、長くなりやすい脚本なんだけど、1つの事実を知るシーンにしろ、リアルにしてる分、妙に長いし、でもどうなんだろう

おすぎは「『シャイニング』ってのは残念な事にかなり切られちゃって、丸々無くなったシーンもいくつかあるから、DVDで観るのが1番良い」って言ってたけどね。今度はそのなんちゃらかんちゃらバージョンを見たいと思います。

今回久しぶりに観て思った事はやっぱし映像がクールという事ですね。『バリーリンドン』は戦争の横移動と殴り合いのシーン以外は静止画と言ってもいいくらい、1枚の絵にこだわってるんだけど、もともと『突撃』がそうであったように、キューブリックってのはトラックバック&アップを駆使して、映像に奥行きを出すのが好きなんですなぁ。『シャイニング』は多分、それの究極でしょう。冒頭のシーンはそのまんま『アイズワイドシャット』だし、斧を持ってジャックが歩くシーンとかになると、なんか、ロングショットにして、あり得ない位置から、カメラをぐーっと動かしてる。あれはセット撮影だから出来た事でもあるんだろうけど、あの映像の感じはきっと『オールド・ボーイ』の長回し格闘にも少なからず影響を与えてるんじゃないかしら。

「オレはこの『シャイニング』って映画がすげぇ好きなんだよね」って言ったら、

「なんでこんな映画がそんなに好きなの?」みたいな顔されたよーだ。まぁ、とにもかくにも、今日は私的に素敵なクリスマスでありました。

MarikoMariko 2009/09/29 19:58 >ねぇ、あの奥さんの顔こわすぎ

その通り。同意。

katokitizkatokitiz 2009/09/29 21:27 >Mariko
はっ!前の彼女のところまで!

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2007-12-24

[][]『ファイト・クラブ』名言集 00:30 『ファイト・クラブ』名言集を含むブックマーク

「家庭にあるものでどんな爆弾でも製造出来る ホンキ出せばな!」

「我々は消費者だライフスタイルの奴隷だ!殺人、犯罪、貧困、何の興味も持たない、興味があるのは芸能雑誌やTV、下着のデザイナーの名前、毛生え薬、インポ薬、ダイエット食品ガーデニング、何がガーデニングだ!タイタニックと一緒に沈んじまえばいいんだ!」


「完璧なんか良くない!完璧を目指すのはよせ!それよりも進化しよう!」


「俺たちが求めてる答えが“嫁さん”だなんて考えられない」


ジムに通ってるアホども!カルバンクラインが宣うような肉体を理想に思ってるなんて!あれが本当の男か?」


「ワークアウトは自慰行為だ!それよりも男は自己破壊を!」


「どうせいつかはジジイになる」


「僕は文明の思い上がりの象徴ともいえる物質文明主義を拒否する!」


「痛みを消すな!受け入れるんだ!苦痛なしじゃ、痛みなしじゃ何も得られない!」


「神に自分は嫌われてるんじゃないか?くらいは考えろよ!要らない人間だ!お前はどう考えたって憎まれてる!神なんて要らないんだ!何が天罰だ!何が贖罪だ!俺たちは神の望まない子!ざまーみろ!」


「いつか必ず死ぬって事を心に刻み込め!すべてを失った物が本当の自由を知る」


「この世で1番強くて頭の良い連中、だが可能性の目がむしり取られている。ほとんどの人間がガソリンスタンドの店員か、ウエイターだ。もしくは会社の奴隷。広告を見ちゃ車や服が欲しくなる。嫌な仕事をして、要りもしない車や服を買わされるわけだ。俺たちは歴史のはざまで生まれ、生きる目標も場所もない。新たな世界大戦大恐慌もない。今あるのは魂の戦争。毎日の生活が大恐慌テレビにこうそそのかされる、いつか自分は金持ちかスーパースターかロックスターだって。だが違う。少しずつ現実を知り、とうとう頭がキレた!」


「職業がなんだ?財産がなんて関係無い。車も関係ない。財布の中身もそのクソッタレなブランドも関係無い。お前らは歌って踊るだけのこの世のクズだ」


「ウジ虫どもうぬぼれるな!お前らは美しくもなければ特別なもんでもない。他と同様朽ち果てて消えるだけの有機物質だ」


「人間は職業じゃない!」


「今すぐ死ぬとしたら、今までの人生をどう思うんだ?」


とにもかくにもクリスマスに彼女が居ないボンクラ達は『マトリックス』『ファイト・クラブ』『スカーフェイス』『ドラゴン怒りの鉄拳』のどれかを観て過ごすしかねぇぜ!

jackjack 2010/09/11 16:00 食材じゃなくて贖罪ね

katokitizkatokitiz 2010/09/11 22:04 おはずかしす

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2007-12-23

[][]ブレードランナー特典映像 00:35 ブレードランナー特典映像を含むブックマーク

ブレードランナー ファイナル・カット』を再び鑑賞。まだ最終版と完全版は観てないが、とりあえず通常版を1回、ファイナル・カット版を1回、んで、ワークプリント版を2回観て、画質うんぬんの部分でファイナル・カット版を見直してみた。

今回は5.1のヘッドホンで観たのだけれど、やっぱり画質どころか音も1番ファイナル・カットが1番良い。特にそば屋のところなんかは雨の音、雑音、セリフなどが事細かに再現され、良い割合で音を振り分けてる。

特にごちゃごちゃとしてる街のシーンなんかは音と画質の良さが相まって感動し、そば屋とゾーラ追跡のあたりがファイナル・カットでは1番の観どころに感じてしまうくらいかっこいい。

音声解説を観だしたら、リドリー・スコットが『300』は未見だが、マンガをそのまま映画にしたという事であれは素晴しいと言ってた。ならば、早く観てやってくれ!

その後『ブレードランナー』特典映像ディスク鑑賞。目玉はその中に入ってる未公開シーン集。これは未公開シーン集というよりも、ワークプリント版を経て劇場版を作った際に抜け落ちたシーン集ですね。恐らくそうだと思う。確証無いけど。

それかワークプリントの前にあった説明シーンと劇場公開版を作った時に抜け落ちたシーン集かも試写して、評判が悪かったから、その後にナレーションやらハッピーエンドを付けるわけなんだけども、そのハッピーエンドの別バージョンも入ってたりするしね。

さて、この未公開シーン集はなんと40分以上もあり、まったく観た事ないシーンから、今まであったシークエンスの別カットなどもあって、驚く。もしこれらをうまく本編に繋いだら、本編は2時間を越える作品になっており、潔くバッサバサ切ったのは正解だったかもしれん。まず、2つで充分ですよの丼が魚2匹になってたり、新たなキャラが居たり、ナレーションでどういう状況なのか事細かく説明してたりして、まったく別な映画になる事必至。

ブレードランナー』っていうのは編集の段階であえて説明の場面をバッサリ切ったのがよくわかる。その事でシーンの繋がりを頭の中で想像したり、説明が無い分、矛盾とか謎が出て来るから、それが議論されたりするからね。

他にもデッカードはレプリなのか?という映像もあって、それもすごくおもしろかった。結局答えはよく分からんが、フランク・ダラボンなんかは『デッカードが人間じゃないと話が成立しなくなる』と言ってたし、やっぱり、それぞれ思い思いの設定や、意見があるからね、逆にいうとそうやって様々な解釈が出来るようになってる『ブレードランナー』という映画は素晴しいって事ですわな。リドリー・スコットデッカードがレプリと言ってますけど。

あと『ブレードランナー』の魅力を語るヤツもあって、それぞれの監督や関係者が語るのがよかったね。その中で映画評論家が「最初観た時は魅力がわからなかったが、今ではお気に入りだ」っていうのがあって、あれはすごく潔いと思った。うん、だって1回観ただけじゃわからないっていう映画山ほどあるもん。『2001年宇宙の旅』だってそうだもん。ぷぴぷぴ。

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2007-12-21

[][]2007年ベスト&ワーストムービー 00:41 2007年ベスト&ワーストムービーを含むブックマーク

私的2007年度ベスト10です。

10位『アヒルと鴨のコインロッカー

今年一番の拾い物。原作を読んでないからこそのおもしろさだとも思うが、思想的にはサム・ペキンパー映画自体は『ダウン・バイ・ロー』を感じる事ができ、これらをウエルメイドな映像でまとめあげたのも見事としか言いようが無い。ラストも『ダウン・バイ・ロー』のまんまなんだけど、それにボブ・ディランを入れた事がなによりも良かった。ストーリーの事はまったく知らない状態で観てね。

9位『ブラック・ブック』

尊台ヴァーホーヴェン大河ドラマ的超大作。ナチにスパイする事になったレジスタンスの女が、そのナチの隊長に恋をしてしまうという、ヴァーホーヴェンらしからぬ傑作。レジスタンスに悪人が山ほどいて、ナチにいい人がたくさんいるという描写はさすが、残虐描写は幾分控えめだが、おっぱいあり、アレあり、あんなのもアリと、リアルすぎるほどにリアル

8位『トランスフォーマー

マイケル・ベイの最高傑作という声もあったが、それも分かる気がする1作。脅威の映像革命という言葉は聞き飽きたが、まさに脅威の映像革命、ちょいダサの超合金ロボがアメリカの街中で大暴れする映像なんて誰も見た事がなかったし。通過儀礼に本物の迫力、人と人とは人種を越えて繋がり合えるかというメッセージ、すべてに泣けた。

7位『バイオハザード3

ゲームの世界観を踏襲せず、中途半端なSFにしたてあげた1、さらに主人公を2人にしてしまいどっちつかずの2はゲーム映画化としてもゾンビ映画としても微妙だったが、この3は最高。過去2作の設定はどうでもいいとばかりにオールドなアクション映画になっている。人類が滅びた世界でミラが銃と剣を片手にゾンビを撃ちまくり!!斬りまくり!!『マッドマックス2』+『死霊のえじき』+『AKIRA』を下敷きにしたシリーズ最高傑作。

6位『ディパーテッド

スコセッシが『グッドフェローズ』のテンションに戻った!あれだけ良く出来たオリジナルをただの暴力映画に変えたのは正しかったかも?感情や人物描写を削りに削って、暴力とFUCKと悪とねじれた正義を押し出し、まさに“死者”のようなキャラ達。映画自体はちょっと緩いかもしれないけど、私のツボを付きまくる映像や音楽はさすが巨匠。

5位『パンズ・ラビリンス

軍事政権ドイツに占領されたスペインを舞台にサディストなファシストのお偉いさんを義父に持ち、毎日、毎日おとぎ話の中にしか希望を見出せない女の子の冒険を描いたデルトロの最高傑作。ストーリーだけ聞くと『千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』を彷彿とさせるかもしれないが、中身は強烈な残虐描写とグロいキャラクターてんこ盛りの衝撃作。ギリアム、バートンに並ぶ、ダークなファンタジーだが、あくまでもデルトロらしさ満載。

4位『300』

衝撃の1作。ストーリーや生き様や設定や映像、音楽、役者すべてかっこよすぎ。ワンテイクで早回し&スローの大殺戮に燃えたし、マンガの1コマを表現するためのスローモーション。もちろん原作無くしてはうまれなかったが、これだけワンカットワンカットに気合いの入った作品も珍しいだろう。ザック・スナイダーしてやったりです。次はどう出る??

3位『アポカリプト

この世は地獄以上に地獄だ!という事を2時間かけて言い切ったメルギブソンの傑作。全編血まみれ、泥まみれ、死体まみれだが、そこにはサスペンスがあり、アクションがあり、スリルがある。いきなりの残虐描写から始まり、後はノンストップ活劇に!説明不要の演出、徹底したスピード感、とにもかくにも全てが最高過ぎ。メルギブソン自身がどんなクソ野郎でも『アポカリプト』は最高なのである。

2位『プラネット・テラー

間違いなくロドリゲスの最高傑作。グラインドハウスとはかけ離れた映画だが、それが逆に良かった。『バタリアン』だとか『死霊のはらわた2』とかの匂いを感じさせるだけで、タランティーノのように露骨な引用も無く、まるっきり娯楽映画として素晴しい出来!武芸の達人であるとか、銃の使い手とかに対する説明無し!片足マシンガールのかっこよさ、トラックに轢かれてぐちゃぐちゃになるゾンビ、これが出て来ただけでもいい。フィルムが傷だらけというフェイクさも私のツボをついた。

1位『ハッピーフィート

マッドマックス2』と『ベイブ』を足しただけなのに、ここまでおもしろくなるとは!ミュージカル、アクション、ラブストーリー、家族愛、差別、偏見、映画における要素はすべて詰まってる。何度もこのブログにも登場したが、非常に楽しい映画だった。『ヘアスプレー』より短いのもポイント。

血まみれ、ゾンビまみれ、殺戮ばかりですが、基本的に娯楽映画として良く出来てると思います。

実際、恋愛映画でおもしろいのは無く、殺戮映画でもつまらないものはつまらなかったわけで…

次点

クローズZERO』ランクを作ってみたら惜しくも圏外。でもちょーおもしろかった!

キングダム』男と男の熱い友情、プロとしての姿勢に泣いた。

ゾディアックフィンチャーの新境地。映像の作り方はかなりクオリティが高い。

犯人に告ぐ』良く出来たプロの映画。地味だがこういう映画を増やさなければならない。

『題名のない子守唄』とにかく傑作!そして衝撃作!トルナトーレの新境地、円熟味、完璧。

ヘアスプレー』こちらも完璧な傑作。出来だけ取ったら恐らく今年1位。

『クワイエットルームへようこそ』ダメという人も居るようだが、正直、かなりウエルメイドでリアル。好き。

特に『犯人に告ぐ』『題名のない子守唄』『ヘアスプレー』『クワイエットルームへようこそ』は私がプッシュしなくても、誰かが必ずプッシュするだろうと思い、あえて除外しました。まぁランキングを作るってそんなもんです(笑)(実際、それを全部ランキングに入れてたのはエメットさんだった!)

ここからは私的ワースト映画です

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド』

文句無しにワースト。意味不明な演出の数々に、カッコいい事をまったく分かってない演出、壊滅的に悪く、何故3時間もあるのか分からない脚本、カッコいいだけのデップやらブルーム、これがおもしろいと言われる事の意味がまったくもって理解不能。海賊がかっこいい!とか言うヤツマジでバカ。海賊ってのは極悪人であって、そんなのに憧れてはいけません。犯罪者ですよ。痴漢ってすごくカッコ良くて素敵!って言ってるのと同じ事です。痴漢は軽犯罪ですが、海賊は女をレイプしまくり、人を殺しまくってるわけでそんなもんに憧れる事自体おかしい。とにかくすべてがムカつく。

恋空

あまりに酷過ぎて笑えるが、映画が始まってから1時間で出たくて出たくて仕方なかった。男として、人として、あのホストの出来損ないみたいな男の考え方に納得がいかず、実話というのは絶対にウソ。これに泣く?すごい感性ですねぇ、勝手に泣けば。

プレステージ

手品のタネは明かしてはいけないと劇中でも言ってたが、まさにそんな感じ。だいたい、バットマンウルヴァリンが手品で競うって無理あり過ぎだろ。もっと考えてキャスティングせいや。『インソムニア』『バットマンビギンズ』と並んでつまらん。ノーランは『メメント』の一発屋になりそうだ!

どろろ

予告編が1番うまい編集だった。予告編以上の事は起きず、予告編につまらない部分が足されただけ。っていうか、なんだこの映画は!マジでこんなもんがヒットする事がまずありえない。なんで、マンガの1番肝な部分である乞食とか身体障害者を出さない?CGワイヤーアクションに本気を感じないし、全体的にやる気がない気がする。そもそも、なんとなく妻夫木と柴咲のカップル出して、適当な見せ場を用意して、中途半端にCGを作ってるところもダメ。ヒット狙う感も見え見えだし、マジでムカついた映画だった。これを褒めてはいけませんよ。制作者がつけあがるだけです。

『ローグアサシン

まったくもっておもしろくない。ジェット・リーの魅力どころか、ジェイソン・ステイサム、デヴォン・青木、ケイン・コスギの出てる意味無し。これ作った監督は映画の事なんも知らん。そもそも作品の方向性がバカ映画なのか、サスペンスなのか、アクションなのかまったく見えず、それだったら、いっその事、全てをてんこ盛りにするくらいの勇気が欲しい。ちょーつまらん。

ちなみにぱてんさんの記事にこんなんがあったよ!

「第62回毎日映画コンクール」の各賞のうち、映画ファンの投票で決まる「TSUTAYA映画ファン賞」部門の 中間集計 。

日本映画

(1)恋空              1987

(2)ALWAYS 続・三丁目の夕日 1968

(3)HERO            1691

(4)クローズ ZERO       1001

(5)どろろ              544

 ◇外国映画

(1)パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 2039

(2)バイオハザード3                1340

(3)ダイハード4.0                1309

(4)ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団        1188

(5)スパイダーマン3                1054

 (数字は得票数)

恋空』『どろろ』『パイカリエンド』は私のワースト映画だよ!とにかくこれに投票したヤツ全員ブッ生き返す!だいたい、本当の映画好きってのはこういうのには投票しないもんだんだよ!ボケがぁ!

2007-12-20

[]RAINBOW GIRL 00:56 RAINBOW GIRLを含むブックマーク

火山でラーメンを喰らう時に彼女から『この曲聞いてみて』と言われて、iPodから流れて来た1曲に私は心奪われた。

D

冒頭のカッティング、一度聞いたら離れない気持ち悪い歌い方、萌えゲーをやるオタクの妄想とも言える歌詞、2分半というキリのいい短さ、いやぁこれはヘビロテ必至ですよ!!

明らかにSURFACEの『それじゃあバイバイ』とMOON CHILD『ESCAPE』が元ネタだし、もっと言うと、全体的の雰囲気やギターソロなんかはラルクの『Driver's High』っぽくもあるけど、とにかくかっこよすぎる。

タイトルは『RAINBOW GIRL』といい、2ちゃんねるの作詞作曲スレで発表されるやいなや、その曲のカッコ良さにすぐ話題になる。ラジオでオンエアしたところもあるらしく、検索するとすぐ出て来る。かなり“歌ってみた”動画が多く。完璧に歌い込むヤツとかも観たけど、私はこの本家と言われるヤツが今んとこ好きかな。彼女は2バージョンiPodに入ってて、もう1つの方もカッコ良かった。それも欲しい。

一応ここに歌詞も音源もあるけど、ホントに聞きまくり。

「ごめんね 画面から出られないの 私は2次元の女の子」 ってところが非常に切ない!

いやぁどこに才能が眠ってるか分からん。というか、こういうのを探して来る彼女はやっぱりちょっと変わり者かしら?

んで、やっぱりネット上で話題になる曲と言えば『エアーマンが倒せない』だけど、音源探したけどパソコンからのヤツはなくてですね、CDを買ってしまいました!ぐあー!!!!なんか『エアーマンが倒せない』ってDAMだとカラオケにあるらしいですよ!妹が言ってたし。

D

てなわけで、『エアーマンが倒せない』をオレに歌わせてくれー!!!!!!!!!!!!!!!!「何回やっても 何回やっても エアーマンが倒せないよ」ってシャウトさせてくれ!!!!「僕はE缶だけは最後まで取っておく」という部分をシャウトさせてくれ〜!!!!!

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2007-12-19

[][]『アイ・アム・レジェンド01:01 『アイ・アム・レジェンド』を含むブックマーク

f:id:katokitiz:20081120010142j:image:right

14時に『アイ・アム・レジェンド』鑑賞。マイミクさんなども含め、ホントに真っ二つの賛否両論に別れている作品で、「クソつまらん!」という人と「すげぇおもしろい!」という風になってる。

まぁ感想から言うと、そこまで悪くない。悪く無いと言うか、最初の1時間はとてつもなくおもろい!もっと言うと、最初の20分はけなすところもなく完璧!である。

ぶっちゃけ原作も読んでなければ、その映画化された方も観てないという体たらくっぷりだが、これ、どうしてもダニー・ボイルの『28日後』を思い出してしまう。無人と化し、さらに軽い廃墟になってる街並は素晴しく。音楽という音楽も鳴らずに主人公が好んで聞いてるボブマーリーだけが流れるという徹底っぷりで。『コンスタンティン』同様に「神を信じてない!」という事を明確に言ってるのも良かった。正直、かなりワクワクしながら、観たのだが、どうも犬のくだりから、ズルズルとテンションが下がり始め、そこからの展開は……である。

というか、かなり強引だし、無茶苦茶だし、唐突に映画が終わるため呆気に取られた人も多いんじゃないだろうか?

個人的にやっぱり世界から人が消えて、たった一人生き残るってすげぇ興味ある世界だから、そこを生活するっていうところはやっぱりグイグイ引き込まれるわけよね。でも『28日後』もそうなんだけど、生活するところが1番盛り上がるわけで、決着をつけるとなると、そういうシーンが終わってしまうという悲しみと、じゃあ、そういう楽しいシーンに匹敵する終わり方をお前らちゃんと用意してんだろうなぁって感じるわけで、ミステリーなんかも謎に包まれてる時が1番テンションが上がるんでね、バラし始めるとタネ明かしみたいになる。『キャスト・アウェイ』の後半しかり、『28日後』しかり、どうしても余計なもんに感じてしまう。『アイ・アム・レジェンド』もそういう作品であった。なにしろ繋がらない伏線が山盛りで?マークが点灯してたし。

あと、気に入らないのはウィル・スミスのクローズアップとバストショットがやたら多かったところ。銃を構えて、はぁはぁ言ってる印象しかない。あと、ゴルフするとこと(笑)ウィル・スミスじゃない方がリアリティがあるって思ったんだけど、ミクシィで私の入ってるコミュにこんな意見を言ってた人がいて。

>私はウイル・スミスだからこそ、多少なりともリアリティが出たんじゃないかと思いますが。 白人はどうもウイルスとかに弱そうな気が…

という部分に激しく納得してしまいました。だったら『スウィート・スウィートバック』のあいつを出せ!白人だったら『トゥモロー・ワールド』のあいつだ!

以下ネタバレも含む気に入らないところ

ウィルスミスの役職は何?どっちなん??ハッキリせい!

・結局感染者の脳が退化してるのか、してないのか分からん。頭が良いようなところを描いておいて、最終的に何がしたかったのかわからん、だったら丸々罠のくだりはカットしてもいいはず。

・どのようにウイルスが作られ、どのような症状が広がり、どのようにして世界は滅んでいったかの説明がない。もっと言うと感染者達が闇の中で行動するため、隔離された街の中で殺戮があってもいいはず。

・1200万人も生き残ってるのは多くないだろうか?もしそんなに居たらそれなりの技術者、例えば、医者だとか、ヘリが操縦出来るヤツだとか、居てもいいわけで、通信手段にしろ、誰かを探すにしろ、いろいろ出来るはずである。これは原作を読んでないのであまり強く言えない。

・夜の内につけられてるくせに、ウィルスミスが回復してから襲ってくるのはどうかと…

ウィルスミスは独りで感染したネズミから研究を始めてるが、その前にガンの特効薬ウイルスならば、人体に試す前に同じようにモルモット実験するはずだ。だから、その時点で危険なウイルスかどうかは分かるはず。

バッテリーが死ぬほど残ってるのは分かるが、それにしても電気を無駄遣いしすぎ。

・ラストがああならば『アイ・アム・レジェンド』は明らかに間違い。『ヒー・イズ・レジェンド』が正解。

ネタバレ終了

まぁ、とにもかくにも「ん?」と思える部分もあったが、絶対に楽しめる事は間違いない。なんつったって『トゥモロー・ワールド』と『宇宙戦争』と『28日後』を彷彿とさせる映画だからだ。

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2007-12-18

[][]サーフズ・アップ 01:07 サーフズ・アップを含むブックマーク

f:id:katokitiz:20081120010655j:image:right

12時半に『サーフズ・アップ』鑑賞。ペンギン好きの私としては観なくてはならない1本なのだが、これは明らかにターゲットが小学生で、中学生の脳味噌を持つ私には合わなかった。だから良く出来てはいるものの、意味が分からないところや強引過ぎる展開の場面もあり、この辺が私のような人間には我慢出来ず、どうしてもツッコミたくなってしまうのである。

良かった所

・なんと言ってもサーフィンのシーン。これはホントに素晴しい。CGであそこまで波を再現出来るとは!

映画自体が『情熱大陸』のようなドキュメンタリーであるというところ。だからカメラも手持ちになってる。

小栗旬声優っぷりが良かった。元々声がすごく良いと思っていたので、ああいう役合ってるかも。

悪かった所(ネタバレ)

・主人公のドキュメンタリーを作ってるのだが、その理由が不明。さらに言うと、時間軸がどうなってるのか分からず。主人公が偉業を成し遂げた(と言っても試合には負けとるけど)後に作るならまだしも、彼が最初の波乗りに失敗する所まで出てくるので、ただただ普通の男を取材してる事になる。。。。

・神と崇める伝説のサーファーに主人公が偶然出会うのは良いが、その伝説のサーファーと主人公の交流部分が皆無。その発端となるはずの出会いから薄いので、伝説の男が主人公に一目置く理由が分からない。気まぐれか?(笑)

・んで、その伝説のサーファーに主人公が教わるわけなんだが、そんだけ神と崇めた男に対して文句言い過ぎだし、反抗しすぎ。今は確かにうだつの上がらない男になってるが、過去にすごい事してるわけだから、それに対しての尊敬の念はあっていいと思う。

サーフィンの大会のルールや誰がエントリーされて、どうなってるのかまったく説明がない。そのために最後の主人公のライドシーンがまったく盛り上がらず。

・悪いヤツが1人も居ない。

・主人公のサーフィンの腕はよかったのか悪かったのか最終的には全然わからない。ただ単に自分にあったボードが無かっただけという見方もあるが、、、、、、

うーん、映像面では文句無いんだけど、肝心のストーリーとかプロットがなぁ…あのチキンだって絶対に要らんし。

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2007-12-17

[][]ブレードランナー ワークプリント版 01:18 ブレードランナー ワークプリント版を含むブックマーク

14時くらいから『ブレードランナー』のメイキング鑑賞。これはホントに見応えあるメイキングドキュメンタリーだ!

ブレードランナーの未来世紀』で裏話は色々書かれてて、それも出て来たけど、それよりも何よりもキャスト側からのインタビューが嬉しく、未公開シーンもある。

見応えあると書いたが、何が見応えあるかって、

レイチェルとデッカードのセックスシーンがあって、そこでレイチェルがおっぱいを出すところ!

なんか、観たいような観たくなかったような感じだったが、やっぱり妄想族な私としては、想像するわけで(笑)それを具体的に映像に出して来た事に素直に興奮してしまった!

私はレイチェルが髪の毛を解くシーンがホントに大好きで、それまで髪を結ってるのはあんまし好きじゃないんですよ、だから、あの髪型でおっぱいまで出してくれりゃ、

ステーキすき焼きが同時に夕飯に出て来たくらいテンションがMAX。

あれを携帯の待ち受けやパソコンの壁紙にしたいくらい興奮した!もしかしたら、『ブレードランナー』で1番好きなシーンはあそこかもしれん(笑)本編には入ってないのに(笑)でも、あれは無くて正解だわね。なんつったって、レプリ同士かもしれないんだから、セックスを入れてしまうと、愛という感情が芽生えるというのがなんか性欲の方になってしまいそうだし。またそれこそ意味が変わって来る。まぁこれは私が思ってる事であって、情感を表現するのにはセックスが1番だと言う人もいるんだろうけどさ。

さんざん迷って、『ブレードランナー』のワークプリント版をおかんと鑑賞。画質悪い!直したらしいがそれでも悪い。まぁ、そりゃそうだろう、あれが精一杯だったんだろうなぁ。ファイナルカット版の素晴しさが良くわかるもんになってる。

ワークプリント版の感想をほぼ日手帳でメモりながら観て、箇条書きしましたので、それを記す。(気のせいやファイナルカット版と通常版とごっちゃになってる可能性もあるが、参考にしてください)

・タイトルの出し方が違う。

・時代背景を語る字幕がレプリカント辞書になってる。

・自動誘導の無線入る

・目のカットない

・窓のアップを映すのがない

・テストするヤツが死ぬとこちょっと長い

・ナレーションがない(最終版、ファイナルカット版も同様)

・2つで充分ですよが聞き取りにくい

・エビ丼のカットあり(2つで充分の謎はここで分かる)



・あなたを逮捕しますの時のそば屋のカットが無い

デッカードの口からうどんがちょっと出てるカットがある

・なんか効果音が違う(気がする)

ジェイソンのマスクかぶったねーちゃんが踊るシーンがある(ファイナルカット版も同じ)

ユニコーンの夢がない(最終版、ファイナルカット版では登場)

・リオンを殺す時のカットがいくつか抜けてる

・レイチェルの髪を解くシーンがない

・ラブシーンの時の音楽が違う

・ロイがタイレルの事を父と言う(親父に言われて、そう言えばそうだなと気付くがこれはファイナルカット版だったか、通常版だったか…)

・目つぶしシーンがある(完全版、ファイナルカット版も同様)

・何か全体的に街の騒音が激しい(気がする)

デッカードの鼻に指がつっこまれてる

・指が折られるアップがある(完全版も同様)

デッカードの指を直すシーンが抜けてる

・ロイが手のひらに釘を刺すカットがない(完全版はあり)

・最後の最後で急にナレーションが入る

・ロイの死ぬ姿のカットが違う

エレベーターが閉まって終わる(最終版、ファイナル・カット版、同様)

・閉まったら“THE END”と出て、さらにスタッフロールがない。

と、一応相違点で分かったのはこんな感じだ。ところが観終わった後に音声解説がある事に気付いて、それでもう一度観たら、まだあった事を知る。

・うろこ調べた後、街全体をクレーンショットで映してオーバーラップして次のシーンに行く(ファイナルカット版同様)

・ゾーラを殺した後、バーで酒を頼む時の音楽が違う

・最後の対決の音楽が違う

・腕を掴まれて、壁に叩き付けられるカットが無い

・んで、その後ロイが壁から顔を出した後に『痛いか?痛くないか?』と言う

・最後レイチェルを迎えに行く時のカットが違う

とこんな感じ。ただこの音声解説の最後で、こんな事を言いやがった!

『私が確認した相違点は70カ所以上。だが調べると100以上違いがある事がわかった』

そんなん全部分かるかい!!リドリー・スコットですら把握してないだろ!

まず、ワークプリント版を観て思ったのは、冒頭からそば屋、その後の警察のくだりまでがやっぱり違う印象になる。目とか無いし、テストするところの室内にも寄らないし、変な無線とか入っちゃってるし、さらにうどんを食うデッカードの部分もずっと映して、カット割りが少ないから、なんかホントに違うんだな。

自分的には劇場公開版よりも最終版の方が回数多く観てるから、ワークプリント版は結構受け入れられる。やっぱり私はあの終わり方が好きだ。それは確信した。あとワークプリント版も同様にシャープに感じる。仮の編集だから荒く、数カット抜いてるところもあるのだが、それがなんかいいスピード感になってる(気がする)ナレーションがある方が好みだが、別に無ければないで、受け入れられる。公開版だろうが、完全版だろうが、最終版だろうが、ワークプリント版だろうが、ファイナルカット版だろうが、これが決定的な『ブレードランナー』だってのはやっぱりない。個人的な好みもあるし、音楽のミックスもそうだけど、結局、編集に答えってないから、やり出すとキリがない、その時の年齢とか状況とかもあるし。

とにもかくにもとりあえずここ最近は『ブレードランナー』漬けで自分でも飽きないのが不思議なくらいだ。もしかしたら私は『ブレードランナー』がすげぇ好きになってるかもしれん。このDVDのお陰で。『ガルシアの首』の時と同じ。やっぱり映画ってのはいい画質、いい音質、デカイ画面で観るべきなんだろうなぁ。

1時頃ワークプリント版についてたファイナル・カット版のメイキングを観る。なるほど、そんなに変えてたのか!

ファイナルカット版は上記のワークプリント版とディレクターズカット版と完全版がごっちゃになってて、明らかにリドリー・スコットは劇場公開版を気に入ってない事が分かった。

ファイナルカット版を製作する際、作為的なミスは残す事にして、後のミスは全てデジタル修正している。『スター・ウォーズ』の特別編と違うのは、ミニチュアのセットなどをそのままにしてる事だ。CGで新しい物を足してない。傷だけ取ったり、タイレルの親指だけ取ったりしてて、そういう部分には感動する。

ちなみにファイナルカット版でオリジナルとまったく違うのは

・ゾーラがガラスを突き破るシーンで演じてたスタントマンの顔をCGで変える

現在のジョアンナに当時のカツラや衣装を着せ、同じ動きをして、デジタル修正を施した。まさに荒技であると言える。これを考えたヤツの頭はすごすぎ。

・アブドルハサンを訪ねる際に合ってなかった口の動きをハリソンの息子で合成する

ハリソン・フォードは忙し過ぎる(その前に『ブレラン』を嫌ってるから仕事を受けないと思ったんじゃねぇの?)から息子を使ってセリフと口の動きを合わせ、その口を当時のハリソンの口にCGではっ付けた。この発想もすごい。ジャバの後ろをまわる時にシッポを踏みつけたくらいのアイデアだと思う。

・ロイが死んだ後に飛び立つ鳩のカットをCGですべて書き換える

青空と妙な倉庫みたいなところを飛ぶのは明らかに違ってるので、その背景を作品の世界観に合うようにCGで書き換えた。

この3つ。ただ、ワークプリント版を観てからまたファイナル・カット版をちらっと観るとやっぱり絵の鮮明さには驚く。マット絵なんかは奥までくっきりと見えて『AKIRA』のそれよりもクオリティが高い。ファイナルカット版が1番尺が短いらしいが、その違いはカットを切り詰めたりしてるんで、全然分からん。

ただ、ワークプリントはクレジットが無いし、最初のカットから短かったりするので、実質1番短く感じるんだよね。音声解説してた人はワークプリント版が1番好きだと言ってたが、なんとなくそれも頷ける。なんだろうビートルズアンソロジーを聞いてる感じ?未完成だけど、それはそれで問題ないっていうか。『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)』とか『And Your Bird Can Sing』とかは、オーバーダブ無しで1発録りアンソロジーバージョンの方がかっこいいって思ったりするし、そういう事なんじゃないかと。

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2007-12-16

[][]ブレードランナー ファイナルカット01:39 ブレードランナー ファイナルカット版を含むブックマーク

ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]

ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]

ブレードランナー』の劇場公開版鑑賞。うっとり…マジにうっとり…もう『CASSHERN』とか『マトリックス』の事は忘れたわい!!!『ブレードランナー』こそ最強の映画だ!1時間ほど見て出勤、いやぁホントに映像と音がキレイだなぁ…『ブレードランナー』オレやっぱり『ブレードランナー』が好きだわぁ。映像はキレイだなって思ったんですが、これはリマスターしただけで、どうもファイナルカット版はまた違うみたいですね。

私は劇場公開版よりも最終版が好きな人なのですが(特にラスト)個人的にデッカードの独白は絶対にいると思いましたうん、やっぱり道しるべは欲しいよね。ナレーションを削って、訳分かんなくして、すごい映画に見せたのは『2001年宇宙の旅』だけど、『バリーリンドン』だって、あれ、ナレーション削ったら、絶対に分かんないもんね。物語の説明を全部ナレーションでやってんだから、それ取ったら、本当に意味不明になるし、それこそ、退屈なもんにだってなってしまう。『ディレクターズカット版』ってさ、劇場公開版を観た人のためのもんだから、やっぱり初見の人には意味分かりにくいと思うんだよね。

最終版のイントロダクション観たら、リドリー・スコットが、『ユニコーンの夢はデッカードがレプリである事を示唆してる』って言ってたよ!言っていいのかよ!(笑)

まぁ『ブレードランナー』はナレーションと残酷描写はアリで、ラストのエレベーターで終わりにすればいいかなと。監督が気に入ってないとか、そういう話は抜きにしても、私は最終版を観た時に「終わり方かっちょいいー!」って素直に思った人なんでね。でもエメットさんも書いてたけど、これが公開された時は取ってつけたエンディングだなんて誰も思ってないわけで、私も素直に『ブレードランナー』はビデオで最初のヤツ、完全版、DVDで最終版と順当に観て来て、最初のエンディングに違和感は感じないわけですね、だからこそ、最終版のエンディングがシャープに感じたわけです。

ファイナルカット版鑑賞。映像が、、、、、映像が、、、、、、、

すげぇクッキリしてる!!!!特に街並を映すシーンのシャープさはホントにすごい!ガラスへの映り込みとか、もう完璧にクリアになってる。だから街の隅々までちゃんと分かるんだわ!映像のトーンもすごく落ち着いてるというか、色調が一緒だ。恐らくフィルムノワールである事を意識したのかもしれない。とにもかくにも映像はファイナルカットがいいのかも。

ドリー尾崎さんが最初のそば屋からの流れが短くなってると書いてたが、それは思った。特に劇場公開版を観てからだとなおさら感じる。やっぱり『ディレクターズ・カット』はシャープに出来てるんですね。それを感じました、きっとデッカードをレプリにしたいから、そういった意味の無いシーンはシャープにしたんだと、(それでもそば屋のくだりが『ブレードランナー』で1番好きなシーンだったりする、あと目つぶしのとこと)

やっぱり劇場公開版にしろ、最終版にしろ、ファイナルカット版にしろ、ブレードランナー』はかっちょいい映画だって事だよ!!!!

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2007-12-15

[][]『恋空』は『さよならの向こう側』のパクリ 01:26 『恋空』は『さよならの向こう側』のパクリを含むブックマーク

恋空〈上〉―切ナイ恋物語

恋空〈上〉―切ナイ恋物語

ぱてんさんの日記にはっつけてあった破壊屋さんのレビューが最高に笑えるので見て欲しい。マジで笑いどころやツッコミどころが一緒!素晴しい!こういうレビューを私は待ってた!川のような人というのはリバーフェニックスのような人の事を言う。

妹から『『恋空』パクり疑惑出てるよ』と言われる。そりゃそうだろ!だって、どっかで聞いた事あるような話の連発だもん。オフ会の時にともゆきさんがあれは実話なんですよぉ!って熱弁してたけど、いや!いや!ぜってーウソだから(笑)実話なわけないし(笑)普通に考えて、青空の下の花畑で犯しはしないでしょうが(笑)まぁそれ以外にもあり得ない事連発なんだが、それはもう書かん!

まぁね、『さよならの向こう側』って小説とすごく似てるらしいんだわね。んで、その作者はパクられた!と怒ってるらしいのだが…裁判とかで勝てるのか?

実話じゃない事はもう分かってた事だし、オリジナリティが無いから、どこかの少女漫画からの引用だと思ってたけど、逆にこれでオレは作者に好感持ったよ、だって、マジでこの作者頭良いもん。世の中ナメきってるもん。こうすれば売れるでしょ?って事を的確に分かってるし、今の中学生とか女子高生とかが求めてるもんをマジで分かってる。しかも本は読まないけど、携帯ならばみんな読むから、口コミで広まるし、まぁまさか本になるとわ!と思っただろうけど(笑)

前回はネタバレと銘打って書きましたが、もうよろっとくだらない映画だって事は認知されてるだろうし、映画もそろそろ終わると思うので前に記載したツッコミどころをおおっぴらに載せようかと、ちょっと改稿しました。

まぁ男はガンに犯されてて、それを女に隠して、別れるわけ。んで、別れた後数年経ってガンだって事が分かりまして、その頃には余命3ヶ月になってるんよ、そこでやっとお互いが互いを必要としてるんだって気づいて、失った時間を取り戻すだのなんだのやるんだが、これはどう考えてもおかしい。この間もTVで余命数ヶ月の花嫁みたいなヤツやってたけど、やっぱりさ、自分が死ぬって分かった時に相手の事を考えて酷い別れ方させて、その数年後にもう一回そばに居てくれって無茶苦茶な行為ですよ。それホントに無駄というか、ありえない。普通に考えて、自分の勝手な判断で相手傷つけて、マジそのまま死んでくれって感じだったもん。自分が死ぬって分かったときはやっぱり死ぬまでの間好きな人と一緒にいたいじゃん。相手の事考えて、別れて孤独に死ぬなんて、そんなのマジでバカバカしい。こういうキレイごとを映画でやられるのが1番腹立つ。オレの言ってる事は自分勝手だけど、恋愛なんて自分勝手なもんだろ。しかも死が迫ってる時に相手の事を想いやるってマジで腹立つその考え方。あれが女にとっての男の理想像か?いいかい。恋愛に対して男と女は平等なんだよ、自分の弱さだとか。そういう部分も見せ合って成立する行為なんだよ。だから、正しい演出としては、病気になったらまず家族の後に好きな人に素直に病気を告白して「オレは死ぬ、数年間はお前の時間を奪うかもしれん、それでもそばに居てくれ」っていうシーンがないと不自然だよ。それで別れるなら、それまでの女だって事だし、それを言うのが先だし当たり前の行為だと思う。それを告白してから「別れたかったら別れてもいいよ」とかさ言えよ。ホントにこのシーンはムカついたね。余命数ヶ月の花嫁だって、その時間を精一杯生きたいし、男もその時間は大切にしてあげたいから結婚するんだろうが、家族もさ「ミカちゃんとヒロが運命ならまたいつか巡り会う」とかわけわかんねーこといってやがるし、なんなん。ここはホントにありえん。行動としてさらに許せんな。

これは普通に腹立つ事だけど、それ以外でもたっぷりある。まず、なんで他人の携帯を拾って、勝手に番号とメルアド消してん?その時点で電話とかぜってぇしねぇだろうが、花をあげて、花がかわいそうって言われただけで、それ植えるか?しかも肥料とかクソでかいモン買ってんの、お前わざわざ買いに行ったのかよ!そんな金髪の高校生はいない。まぁどうせ、そういう男がそういう一面を見せるのがいい!とかわけわかんねー事なんだろうが、ガッキーレイプされるんだけど、あっさり車から飛び出してもうめちゃお花畑で、車で連れ去ってるくせに、そんなところでレイプとかないし。よく男も犯人探し出せたな。ガッキーだって、その女の子ことちょっと許してるし、なんでだよ!!学校行って全部のクラスの黒板に書いてるけど、すごい労力だな!(ここは妹と同時に同じフレーズでつっこんだ)図書館でやるな!小出の関西弁マジで不自然!っていうか、あいつ良いヤツすぎ!『NANA』のあいつと同じ扱いでやんの!!!なんで写真落としてんだよ!こけんな!ちゃんと日記読め!!!それからガッキーはどこから家に帰って来た設定なんだよ!!回想したいからってそれはないだろう!!!ミスチル主題歌を担当しててね、もちろん仕事だからしょうがないけど、『ダメな映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられてく』ってまさに『恋空』を象徴したフレーズになったよ!

破壊屋さんの日記はぱてんさんからの紹介ですが、私と思ってる事や笑いどころが一緒なので、思わずリンクしちゃいました。是非笑って下さい。恋空』本編の100倍以上笑えます

私は『恋空』がそういうツッコミどころ満載の映画だと思わなかったので、メモしながら観ない事を後悔しました。とりあえず、妹とは爆笑しながらツッコミどころを言い合って、つっこみ放題だったのですが、それでも、見逃してた部分、自分的にかなりツボだった部分をピックアップします。


>美嘉は図書館で携帯を無くす。ストーカーが携帯を拾って携帯のデータを勝手に全部消す。何故消すのかと言うと、ケータイとは相手から連絡が来るものだからデータを消しても大丈夫なのだ!何それ?


これに付け加えるなら、携帯には暗証番号というものがあり、メモリー全消去は暗証番号が分からないと出来ません。何も変更しなければ0000なのだが、もし変えてたとしたら…


>美嘉は学校抜け出して金髪とセックスする。といってもこの映画にセックスシーンは無い。さらに始まる前も終わった後も必ず服を着ている。終わっても服を着ているのは笑い所。


確かにそう、これは私も思った。ただ、セックスし終わった後に猛スピードで服を着るという可能性もなくはない(笑)


>戦慄の強姦シーンのはずだが場所が花咲き乱れるお花畑なので、美嘉が「いやーん」とお花畑を逃げて強姦魔たちがお花畑で「待てえ」と追いかけるかなり強烈な絵面である。っていうかこの監督はバカか?

これはギャグとして観るべきな場面でしょうねぇ、爆笑必至。『ワイルド・パーティー』のように狙った演出なのかも。


>犯された美嘉の元に金髪がやってくる。誘拐されて連れて行かれた場所を金髪が何故知っているのかはこの映画最大の謎。こういう演出の場合ハリウッド映画だったら確実に金髪がレイプを計画した主犯である!しかし金髪は「おまえの場所がわかるのは愛の力だ!」と言わなきゃ言わないで済む言い訳を言う。次のシーンで金髪はレイプの実行犯たちに会っている!何で会えるんだよ!やっぱ主犯じゃないの?


これは妹も同じ事言ってた。というか、みんなここは謎に思わなかったのか?絶対主犯だよ、新しい『高校教師』のホストのあいつみてぇなもんだよ。

とまぁ、これはダイジェスト版という事で、是非リンク先を見て下さいな。まともな感性をお持ちなら、こんなクソ映画で泣けるはずないです。

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2007-12-14

[][]やっぱりロメロの『ゾンビ01:44 やっぱりロメロの『ゾンビ』を含むブックマーク

15時頃『ゾンビ』鑑賞。

スマイルBEST ゾンビ ディレクターズカット版 [DVD]

スマイルBEST ゾンビ ディレクターズカット版 [DVD]

私にとって『ゾンビ』は本当の本当に衝撃作。最初は『ゾンビ』って!って思ったんだけど、観始めてからグイグイ引き込まれて、こんなにおもしろ過ぎる映画があっていいのかという感じになり、観た瞬間から私のベスト作となった。始まってからノンストップで何度観ても新たな発見があり、それこそ『ブレードランナー』のようにいろんな要素が複雑に絡まり合って、その世界を形成してるという映画だ。

まず『ゾンビ』は娯楽映画として底無しにおもしろい。全編これ見せ場。ハラハラするシーン、泣けるシーン、興奮するシーンがスピーディーに山ほど出て来る。哲学的なセリフに凝った名シーン、緩急織り交ぜた見事な展開、けなすところなど1つも見当たらない。

その前に『ゾンビ』ってのは1つにテーマを括れないくらい、多面体な魅力がある。まず、「現世で戦争とかあって、この世は地獄よりも地獄になってるから、地獄が死者で満杯なら、そのまま現世に死者を送っても問題ないだろ?みんな死ね死ね!」

っていう世界観。ベトナム戦争がその思想を反映してるって言われてるんだけども、キリスト的な要素もあるらしくて、そのへんはまったく不勉強。それでも、そういう側面がある事は見て取れる。

それだけじゃなくて、スーパーマーケットってのは資本主義を象徴するもんで、その場所を人間同士が奪い合うでしょ。でも、ゾンビ達は人間を襲って、ゾンビ同士が襲い合う事はない。これって社会主義とか共産主義なわけよね。当時はまだ共産主義がきっと未来的な価値観として根付いてたわけで、資本主義側の人間は争い合って、共産主義側のゾンビは争い合わないってところもすごく深いと言うか。なんつったって、共産主義ってのは人種も宗教も越えると言われてたらしいですから、でも、ゾンビ達は考える力がないって設定されてますよね?だからもしかしたら共産主義というのは人間を奴隷化するっていうのをすでに予言してたような映画としても観れるわけです。この辺は哲学でどっちが正しいとか無いんだけど、確実にこちら側に問いかけてくる。それぞれのいい部分と悪い部分を対極化して、人間とゾンビにしてる。

ちょっと、なんて書いていいかわからんくなって、まとめらんなくなったけど、つまり『ゾンビ』ってのは『ブレードランナー』同様に深過ぎる映画だって事。掘っても掘っても魅力は尽きない。実際、黒人と白人と妊婦と警察とマスコミと人種も職種も様々な人間が出て来るし、ゾンビはいろんな殺され方するし、とにもかくにも素晴しい映画なんだな。

んで、今回、すげぇ久しぶりに観るわけなんだが、42インチのプラズマで観たわけですよ。そしたらやっぱり大画面で『ゾンビ』を観るってのは本当に至福だと思ったね。マジで涙を流しながらゾンビを撃ち殺すシーンはホントに名場面だよ。あと、銃を撃ってる場所に行って短いカットで武器を手にするシーンがあるけど、あれは間違いなく『コマンドー』に受け継がれてるね。やっぱり今回見直して魅力を再発見した。

私が持ってるDVDは画質も悪いし、音もモノラル。これも『ブレラン』同様にBOXかなんかで出して欲しい。切に願う。

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2007-12-13

[]バタフライ・エフェクト 01:34 バタフライ・エフェクトを含むブックマーク

11時半くらいに起きて、『バタフライ・エフェクト ディレクターズ・カット版』鑑賞。友人が絶対にディレクターズカット版がいいと言ってたから、そっちから観る事にした。いろんな人に『バタフライ・エフェクト』は良いと言われてて、でも、なんか分かんないけど敬遠してたんだねぇ。

まぁ、見たわけなんだけども、これはとてつもなく素晴しい映画だ!!!

バタフライ・エフェクト』は手垢にまみれたタイムトラベルの話で、『時をかける少女』と同じタイムリープを使って主人公が過去を変えていく。と、書けるのはここまでだ。

なんというか、今までのタイムトラベルものになかったダークな部分が素晴しく。DV、幼児ポルノ、トラウマ、自殺精神病、薬物中毒、売春、殺人などが全面にクローズアップされていく。それゆえ、アメリカではR指定になったらしいが、確かにこれを観てトラウマになる人もいるだろうなぁ…

伏線張りまくりの脚本と音へのこだわり、後半に向けて激しくなる映像表現と、すべてが計算され尽くされていて、『メメント』と同じく、1回観ただけではその魅力は伝わらないだろうし、意味が分からないところもあるだろうが、『バタフライ・エフェクト』は何回も観れる映画ではなく、何度も観なければならない映画の1つだろう。よくこの映画を作って公開出来たもんだ。うんうん。

バタフライ・エフェクト』を観て感動したのが映像表現だ。この手の映画というか、普通若手監督というのは奇を衒ったもんとか、無駄にスタイリッシュな映像に走りがちだが、この『バタフライ・エフェクト』に関して言うと、それが一切なく、脚本と役者の演技で見せきる映画になっている。凝りに凝りまくった複雑なストーリーなのに、説明的なセリフを省き、物語の切り替わりなどは音で分かるようになっている。

さて、肝心な映像表現だが、『バタフライ・エフェクト』は作品のスピード感にあわせ、映像も変化するという、ユニークな演出をしている。恐らく脚本の段階から、そのようにするつもりだったのだろう。

冒頭はストーリーの骨格を説明するのにあわせ、映像も地味過ぎるくらい変化がない。カメラも動かず、ワンカットも普通の絵でテレビドラマを見てるくらい地味だ、最初にタイムリープするまでの33分は観客に主人公の過去を植え付けるために映像はすさまじくシンプル。

ところが、物語が変化する時に映像もガラッと変わり、これが作品を印象を決定づけている。冒頭は写真のようにカメラが動かずにワンカットを積み重ねるが、物語が加速していくにつれて、ドリーを使ったワンショット、部屋の中でのクレーンショット、ステディカムの長回し、銀残し、高速のカット割り、ノンフィルターの生々しい映像、超が付くほどのクローズアップ、ソフトフォーカスオーバーラップ、スピードが変化するトラックバックなど、凝りに凝りまくって作品のテンションを上げている。これはタイムトラベルの演出としては極めて正しく、今までになぜこれをしなかったのだろうかと思ってしまう。

簡単に言うと、主人公の記憶が抜け落ちる前後はまったく普通に撮っている。んで、1回タイムリープして戻ると、映像表現が激しくなっているので、同じ場面なのにもかかわらず、まったく違う場面を見てる様な気分になり、何度も過去に戻り、まったく違う未来にするというストーリーと映像が見事に一致してる事になるのだ。

ファントム・オブ・パラダイス』や『マグノリア』『ロボコップ』も同じように映像が凝ってる作品で、特に『マグノリア』はそれをカットバックさせ、同時に見せるもんだから、全編がクライマックスのように映るという効果を出していた。

ところが、『バタフライ・エフェクト』になると、地味な映像と激しい映像のコントラストが、タイムリープ前とタイムリープ後を表現しているので、映像が凝ってるだけの映画としては映らず、良く出来た映画としての印象になる。

だからMTV調だなぁとか、デ・パルマの猿真似だなぁという言葉は『バタフライ・エフェクト』には通用しないのだ。

さらに言うと『バタフライ・エフェクト』はエンディングがまったく違うディレクターズ・カット版が素晴しい。

というかディレクターズ・カット版こそ真の『バタフライ・エフェクト』であると断言出来る。劇場版の終わり方とDVDに入ってる2通りの別エンディング、さらにディレクターズ・カット版のエンディングと4パターンあるが、間違いなくディレクターズ・カット版の終わり方が1番作品にあっている。そもそも劇場版の終わり方だと、冒頭のカオス理論がどうのこうのというのが活きて来ない。ディレクターズ・カット版の終わり方だからこそ、ある場所で蝶が羽ばたくと、その結果として地球の裏側で台風が起こるというのが効いて作品に統合性が出るのである。

その後に『バタフライ・エフェクト』を音声解説付きで鑑賞。シーンによって映像のトーンやカメラを変えて、それが主人公の心情を表してると監督自ら語っていた。んで、やっぱり映像は凝りに凝ってて、撮影秘話から何から全部語ってたので、『バタフライ・エフェクト』を見て、よー分からんかった人はこれを観ればいいと思った。

やっぱり、CGで合成したり一見派手なもんっていうのは映像がスタイリッシュとか派手って言われるんだけど、撮影テクニックを駆使した映画っていうのは一般的に凝ってるって言われにくいみたいだ。なんだろう、料理とかにも例えられるのかな?同じ喰いもんだけど、見た目が派手なもんと凝ってるもんがあるわけだ。

マグノリア』なんかは全編これでもか!って映像テクニックを使ってるけど、そういう風に言う人はいないし、「『ダイハード』の冒頭のナカトミビルのシーンは映像が凝ってるよね」と言っても、「そうか?」って返される事多々あるし(実際映像を見ながら親父に説明すると確かに凝ってる!と言ってたが)『タクシードライバー』なんかもこれでもか!って凝ってるけど、やっぱりそうは言われなかったりする。『キル・ビルVol.1』も青葉屋でかっちょいい長回しが出るけど、友人にそれ言ったら『そんなんあったっけ?』って言われたし(笑)

デ・パルマはこれを分かりやすく使うんだいね。だから、映像派って言われるんと思うよ。私は映像が凝ってる映画がわりかし好きだから、そういう映画ってのはつい「傑作だ!」って言ってしまう。でも、CGでねカメラがあり得ない動きをしたりする派手な映画が量産されてる今、カメラの技術とか撮影テクニックでかっちょいい映像を構築するのって、あんまり無いじゃない?だから私はあえて『バタフライ・エフェクト』みたいな映画を推すけどね。

2007-12-12

[]最近借りたCD 17:47 最近借りたCDを含むブックマーク

書くのを忘れたが、メディアパワーにて、銀杏BOYZの『光』とアジカンの『アフターダーク』と奥田民生カバーズ、GOING UNDER GROUNDの『おやすみモンスター』をレンタルした。

んで、前に借りたヤツと合わせてひたすら聞きまくった。のでそれぞれの感想を記す。

ユニコーン・トリビュート』

GRAPEVINEの『ニッポンへ行くの巻』がとにかく素晴しい。1番楽曲の良さとバンドの雰囲気があってる。トライセラトップスの『ヒゲとボイン』MONGOL 800の『大迷惑』この3曲がベストトラックかな。吉井和哉の『与える男』とか、フジファブリックとかになると完コピだし、いや、それは最初からなんとなく分かってた事だけど、ユニコーンってさ、もう楽曲のアレンジが完璧でしょ。変えようがないくらい凝ってる。だから今までトリビュートが出なかったの分かるんだよね。Puffyとかもよかったかも、氣志團は変えすぎてきもちわりぃ。

奥田民生・カバーズ』

『ユニトリ』に比べると、こっちの方がメンバーが豪華な気がするのは私だけ?さて、こちらは期待してた、GOING UNDER GROUNDスピッツが完コピ状態でショック。元の曲が変えようないくらい完璧だという表れか?スピッツはそれでもギターの感じが『旅人』のようだった。逆に言うと『さすらい』はコーラスとかも含めて、1番スピッツっぽい楽曲なのかも、選び方としては正しい。木村カエラの『マシマロ』は完璧なカバー。素晴しい。完全に変えてきて、別な曲みたいだ。チャットモンチーの『息子』やHALCALIの『愛のために』など、女性アーティストのカバーがおもしろいかな。マジでウケたのはGLAYの『野ばら全然あわない!

バカみたいに真面目に歌ってるから、逆にマジで笑える。あの歌い方で民生だよ?絶対に笑いだって。『風は西からひゅー』とかをGLAYが歌うんだよ?マジでないない。ないわー。

ロックンロールをやってるという意味で音楽的には遠くないウルフルズのカバーも見事だった。でも、やっぱり奥田民生のカバーって言うのは難しいのかも。奥田民生って独特なボーカルだし、メロの作り方も半音を使ったり、一音が長かったりするから。

アジカンアフターダーク

『ブラックアウト』から格段に音楽性を変え、『ブルートレイン』で方向性を定めたアジカンの新曲。まさに今書いた通りの進化。『ワールドアパート』の姉妹編というべき編曲。疾走感がある曲でも『ワールドアパート』と『リライト』は全然違う、『アフターダーク』は前者寄り。ドラムがドラムンベースっぽいし、ギターの歪みもナチュラル。メロがちょい弱い気もするが、凝ってる曲だ。

GOING UNDER GROUND『胸いっぱい』

まだアルバムは聴いてないので、シングル曲の『胸いっぱい』を。これはめちゃ良い曲だね。やっぱりGOING UNDER GROUNDは良い曲を作って来る。『STAND BY ME』のようにメロは凝りまくりで展開も変わりまくる。Bメロの転調が素晴しくて、今までのGOINGにない感じ、『胸いっぱーい』のメロは神。この疾走感、ギターのキメの部分、完璧過ぎ。かわいらしさとかっこよさを併せ持つ傑作。

Mr.Children『旅立ちの唄』

やっとまともに聞いた。『くるみ』に無茶苦茶似てるミスチル王道のミディアムナンバー。何処を切ってもミスチル印、だからそれ以上書きようがない、良い曲だけど、ワンパンチ足りない気はする。まぁ映画主題歌だし、ミスチルっぽいヤツをっていうオファーもあっただろうしね。

銀杏BOYZ『光』

12分近くある大作曲。しかも1発録りらしい。マジで素晴しい、泣きそうになる。くるり岸田繁銀杏BOYZのファンだが、それは良くわかる。メロの作り方がすごく似てるもん。基本的に耳に残るくらいキャッチーなんだな。『光』もそう。『あいどんわなだい』と『光』は銀杏BOYZの1番いい部分がそれぞれ出た楽曲だ。バカっぽさとシリアスな部分が彼らにはあるが、その両極端な曲がこの2曲。アルバムが楽しみである。

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2007-12-11

[][][]あのタランティーノも好きな『ブレード/刀』 17:53 あのタランティーノも好きな『ブレード/刀』を含むブックマーク

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久しぶりに『ブレード/刀』を鑑賞する。私はツイ・ハークの『ブレード/刀』という映画が熱狂的に好きである。映画の出来や生涯のベスト作となると『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』になるんだけど、『ブレード/刀』も同じくらい好きだったりするし、何度も観てたりする。


『ブレード/刀』は『片腕必殺剣』のリメイクで、オリジナルの方は長らく日本で公開されなかったらしいが、去年だったかにDVD化されて、やっと観る事が出来た。実はこの『ブレード/刀』という作品は、


リメイクがオリジナルを完全に越えてる作品である。


ストーリーや展開は似てるんだけども、あとはツイ・ハークの美意識が爆発してる作品になってる。『片腕必殺剣』は私的に、あまりグッと来なくて、それだったら、『新・片腕必殺剣』の方がよっぽど傑作だと思った。確かに血まみれドロドロで、嫉妬だとか、人間の嫌な部分も全面に押し出されていて、当時は大ヒットしたのだが、チャン・ツェー自身もスタイルを確立してないように感じる。これはリメイクから観た印象が強いのではない、実際チャン・ツェーは傑作も多いし。


『ブレード/刀』はメチャクチャ評価が低い作品だ。いろんなところのサイトやら、みんなのシネマレビューなんかでも不当に評価が低い。さらにその評価も全部的外れだってんだから困り者である。アクションだけしかないとか、ストーリーが分かりにくいとか、カメラがブレまくってわからないとか、


確かにその通りなんだけども(笑)そういう部分よりも魅力的な要素があるのが『ブレード/刀』なんだが…この『ブレード/刀』を公の場で正当に評価したのはあのタランティーノだ。


以下、タランティーノの発言を引用。

「この映画のなかには実に偉大なアクション映画の伝統が息づいている。これは僕の意見じゃない。まったくの事実なんだ。ツイ・ハークがこの映画のなかで見せようとしたことは、セルジオ・レオーネ西部劇のなかでしようとしたことと同じなんだ。ジャンルにおける美しく詩的な世界を再構築してみせたのさ。でも残念な事に香港の観客はもっとお手軽に満足させてくれるものしか求めていない。こんな芸術的要素の高いものにはついていけなかった。だから、この映画香港での興行成績はさんざんなものだったんだ。ところで僕は『マトリックス』のキアヌ・リーブスはすごくクールだと思うけど、キアヌの顔をもうちょっと落として、テンションを上げれば、チウ・マンチェクといい勝負になると思うね」

これはホントに完全同意である。そう思って私も観ていただけに、そのように評価する人が居ない事に憤りを感じていた。『ブレード/刀』はリメイクはリメイクなんだけど、オリジナルにない要素もてんこ盛りだ。レオーネが『ウエスタン』タランティーノが『キル・ビル北野武が『座頭市』を撮ったように、ツイ・ハークも彼らと同じ様なスタイルでこの『ブレード/刀』を撮っている。タランティーノが言ってた通り、ジャンル映画における詩的で美しい世界の再構築。香港映画の中でも異様な美学芸術性に彩られ、映像美としては一級品。ストーリーと関係なくアクションシーンを散りばめる事でスピード感を演出、復讐オペラとも言える作品の美しさは言葉では言い表せないほどで、ビスコンティの様な美しさと黒澤映画のようなきっちりとした荒々しさがある。馬も出て来るし。かなり血なまぐさいし、片腕ぶった切られるが、これは『子連れ狼』などを思い起こさせる世界観でもある。


新しいウォン・フェイ・フォンの役でも有名になったチウ・マンチェクのかっこよさ、超が付くほどインパクトが強く、むしろ主人公よりも魅力的な全身刺青の悪役を演じるション・シンシンの素晴しさ。どうやって撮ったんだ?と素直に思う究極のアナログアクションに、西部劇を彷彿とさせるクライマックスの決闘シーン、女は妖艶で宿場の造形は日本の制作者も見習ってもらいたいほどのリアリティ、すべてがかっこ良すぎる映画である。


実は『ブレード/刀』はDVDを持っておらず、ビデオでしか観てない。さらに国内版は音声もモノラル、その時点で買う気がまったくないわけなんだが、ワンチャイをdts&リマスター版で再発売するくらいなら、海外版の豪華仕様で作りなおしてほしいもんだ。まぁ、誰も買わないんだろうけどな!

ブレード/刀 [DVD]

ブレード/刀 [DVD]

tmtm 2012/07/23 09:22 まったくどうかんです。おんなだってここまで汁っけたっぷりで雑な作品がすきだ。ついはーくの少女まんがのしっぽををくっつけたままの映画造りに萌えっ!

H.NH.N 2014/05/23 05:11 ブレード自分も大好きな一本です!
何度見たかかりません。

katokitizkatokitiz 2014/05/25 08:00 ホントにすばらしい映画ですよね!ツイハークは天才やー!

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2007-12-10

[][]私が『マリと子犬の物語』を観たくない理由 17:58 私が『マリと子犬の物語』を観たくない理由を含むブックマーク

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マリと子犬の物語』がはじまりましたねぇ、私の周りでも「予告編だけで泣いた」という声をよく聞きます。新潟中越地震映画という事で、新潟県人としては観なければいけないんでしょうが、

私はまったく観る気がおきません。でも観なくてはいけないんですよ。なんつったって、観もしないで、あーだこーだ言うのは私自身が大嫌いだからです。

ですが「予告編だけで泣く」という事は予告編で手の内を全部明かしてるようなもんなんですねぇ、今まで、私が観て来た映画の中で、予告編でストーリーはおろか、それだけで満足してしまう映画って、大抵、外れるパターンがあるんですよ、全部のいいところを数分に凝縮するわけですから、『どろろ』とか『恋空』とか『クローズドノート』とかもそうなんですけど、予告編で観たい!って思わせるには多少のストーリーと見せ場を用意しなければなりません、だから『鴨とアヒルのコインロッカー』は予告編が素晴しかったわけです。

予告編で泣けるつーことはですね、本編ではそれ以上の事は起きないと勝手に思ってしまうわけですよ。つまり、あとは全部贅肉というか、無駄な部分になってしまうわけです。まだ作品を観てないし、観るつもりもないんで、これ以上は言わないっすけど、とりあえず言える事は…予告編ももっと考えて作って欲しいんですよ、いや、よく考えてるからこそ、予告編でああいう編集になるんですが…

それよりも!マリよりも日本で公開させなければならない映画がありますよ!

それはこの映画だぁぁぁぁぁぁ↓↓↓↓↓↓

D

うおー!!!!!!!

今私が1番観たいと思っている作品片腕マシンガールタイトルから作品の方向性が分かり、恐らく誰も知らないだろうと、私と似た様な映画が好きな妹にしか映画の内容を話してないのだが、非常に観たい。

片腕マシンガール』とはヤクザの息子にいじめられて自殺した弟に復讐するために女子高生ヤクザに乗り込むんだけど、返り討ちにあって、片腕を斬られる。んで、同じように息子を殺された自動車工場の人に助けられて、片腕にマシンガンをつけてもらって(なんでだよ!)それで復讐するみたいな話なんだけど、もう昨日投稿した予告編にあるとおり、

血まみれ、首チョンパ、女子高生寿司天ぷらヤクザ忍者とナイスなもんがてんこ盛り。



公開希望!


追記、画像は高橋ヨシキさんデザインのちょーかっこいいポスター。

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2007-12-09

[]ブレードランナーの未来世紀からの受け売り 18:04 ブレードランナーの未来世紀からの受け売りを含むブックマーク

リビングでテレビを付けたら、BSかなんかの番組で竹中直人が『ブレラン』について熱く語っていた。今度出るDVDテレホンショッピング風に紹介なんかして、おもしろかったが、竹中直人もホントに『ブレラン』が好きらしく、いろんなシーンのここがすごいだの、ここがかっこいいだのを語っていた。

ちなみに私(この場合はわたくしと読んでいただきたい)も『ブレラン』が好きである。幾度となく、このブログにも登場してるし、個人的な意見だけをまとめあげたクソみたいなレビューも書いたし、一応全バージョン観てるし、DVDも持ってるし、原作も読んでるし(それでもあんまし覚えてなかったりするけど…)ブレランという文字を雑誌で見つければ、どんな内容であれ買ってしまうくらいだ。

でも、私はみかん星人さんのように映画が公開された時に何度も劇場で見てるわけでもないし(生まれる前だもん!)世間一般のファンみたいに100回以上観てるわけではないし、LDから何から買いそろえてるわけでもないし、それが証拠に竹中直人があのシーンいいねと言ったシーンをまったく覚えてないという体たらくである。

それでもやっぱり『ブレラン』は好きな作品で、SF映画という括りだったら、間違いなくベスト1になりえる作品だ、その前に『ブレラン』をSF映画として括るのはいかがなもんかと思うのもあるのだが。

今回、テレビ竹中直人が『ブレラン』の事を語っていて、親父と『ブレラン』の話になった。親父は『ブレラン』の魅力がよく分かっておらず、なんでロイがデッカードを助けたんだとか、何が2つで充分なんだ?とかいろいろ聞いて来たが、それは私もよくわかってないので、自分なりの解釈で説明してあげた。

んで、『ブレラン』っていうのはホントに奥深くて、ユニコーンの夢が足された事で、動物の夢を見る事が出来ないという風になったり、デッカードよりもロイの方が人間らしく生きてたり、(痛みを感じ、愛を感じ、仕事してるはずのデッカードの方がどっちかというとレプリカントのようだ)物語の構造はハードボイルドで、禁じられた愛もあったり、映像的にもスタイリッシュで、出て来る小道具から街並からすべてがかっこよく、SFとは一言で言えないような中身の濃さがある。

最近『ブレードランナーの未来世紀』という本で知ったのだが、『ブレラン』はポストモダンを体現したような映画で、ポストモダンを語る上では外せない作品であるらしい。私はポストモダンがどーのこーの言われてもよく分からないんだが、つまり『ブレラン』というのは現代思想や哲学にも影響を与えた作品という事になる。

60年代、共産主義科学に最も適してると言われ、世界はハイスピードで近代化に向けて動いていた。60年代の後半になると、人類が月に行き、高速道路が出来、コンコルドが飛ぶようになる。

68年に『2001年宇宙の旅』が出来ると人々はそれに熱狂した。本当にこのような未来がやってくる事を信じていた。モダンの夢が世界を覆っていったのだ。

だが、70年代になると、それらは夢であると気付かされる。共産主義は崩壊し、科学は自然を破壊するだけのものになっていく。人種差別や資本主義、キリスト、戦争など、ありとあらゆるものにNOと言ったカウンターカルチャーさえも、その答えを見つけられずに現実は混沌としたものになっていくと、

んで、80年代、ポストモダンの時代がやってくる(と言っても、ほぼ死語化してはいるんだが)モダニズムが崩壊してしまったあとでもポストモダン自体はまだもがいていた。モダンにNOと言いつつも、ポストモダンは何かを見つける事が出来なかった。ポストモダンという言葉自体、いや、その定義すら何か分からずに夢や理想の無い混沌とした世界として、一人歩きしていく。

そこに決定打として『ブレラン』が登場するのだ。『ブレラン』の世界は見事にいろんな物が入り交じっている。西洋と東洋、スラムと高層ビル、人間と人造人間、

そして「この先どうなっていくのだろう」という不安や、

「一体これは何なんだ?」というもがき、

何よりも「自分らしく生きるとは何なのか?」という問いかけを人造人間によって知らされる。

本の中で町山智浩氏はポストモダンとは「夢なき時代」だと言っている。人間らしく生きるための共産主義は崩壊し、戦争は無くならず、日本でも貧富の差は激しくなるばかりだ。つまりポストモダンを体現すると夢も理想も希望もへったくれも無い時代になるはずである。

ところが『ブレラン』が映してる映像はすこぶる魅力的でかっこいいのだ現に『ブレラン』っぽい映像(私はサイバーパンク=『ブレラン』っぽい絵という認識)の映画は量産されたし、建築スタイルとしてのポストモダンにも決定的な影響を与えている。

つまり『ブレラン』というのは夢や理想のない世界をカッコ良く見せた作品なのだ。確かに現代は混沌とし、どうなっていくのか分からない。理想国家など夢のまた夢で、税金だって何に使われてるかまったく分からない状況だ。それでも、それでも私たちは人間である限り「夢なき時代」を生き続けなければならない。ポストモダンが夢のない時代ならば、そのポストモダンをカッコ良くし夢にしてみせたのが『ブレラン』なのだ。

ハッキリ言って、これは『ブレラン』が持ってる側面のほんの一部分である。上記のように『ブレラン』はまだまだ魅力的な部分があり、何かに焦点を絞れない作品でもあるのだ。故に『ブレラン』を語る時、人によっても年代によっても、熱くなる部分が異なる。

私はまだブレランのBOX買おうかどうしようか迷ってる迷っていたが、親父に熱く語り、その魅力を再認識してしまったので、思わず1Click購入してしまいましたとさ。

どちくしょー!!!!!!!!これから年末に向けて金がねーよー!!!!

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2007-12-08

[]スウィート・スウィートバック 18:07 スウィート・スウィートバックを含むブックマーク

スウィート・スウィートバック [DVD]

スウィート・スウィートバック [DVD]

11時まで寝て『スウィート・スウィートバック』鑑賞。

まんだむさんからオフ会の時に借りたDVDで、見事に私好みの映画らしいが…これがどんぴしゃいわゆるブラックスプロイテーションの先駆け的作品で、とてもプロが撮ったとは思えないくらいの出来。

編集はめちゃくちゃ、セックスシーンは無駄に多く(しかも撮り方がちょーヘタ)

妙なところで静止画になったり、急にサイケになったり、

ジャンプカットや何度も同じカットを繰り返したり、文法もへったくれもない。

レンズフレアは平気でやってるし、画角は変だし、

構図も明らかに決まってないし、アクションはガタガタ、

でも…

すげぇかっこよくて、めちゃくちゃ惹かれる!

それこそパンクというか、最近またハマってる銀杏BOYZじゃないけど、不完全な魅力というか、伝えたい事とやりたい事だけやってるパワーというか、いわゆる『勝手にしやがれ』や『イージーライダー』のようなかっこ良さが全編にあるんだな。

この手の映画だと『夜の大捜査線』とかから始まってるんだけど、それよりもファンキーサイケでかっこいいよ。重くないんだね、こう、ホントにオレ好みというか、パワフルというか、言葉ではうまく言い表せないんだよ。ホントにめちゃくちゃバカ映画でもあるし、すげぇ笑えるし、なんつったっていきなり童貞喪失のシーンから始まるんだけど、

そのシーンが本当に本番やっちまってるもんだから、全身モザイクがかかってる(笑)ホントにすごいよ、メルヴィン・ヴァン・ピーブルズって人が監督から何から全部担当してるんだけど、

完全にセックスしたいから、セックスシーンを入れてるとしか思えない!(笑)

そこにファンクなサウンドが被さるから、かっこいいんだか、笑えるんだか、よーわからん(笑)私は結構比喩というか、あまり直球にメッセージがある映画っていうのは好きじゃなくて、有色人種に勇気を与えるという事だったら『燃えよドラゴン』とか『スカーフェイス』とかあるけど、『スウィート・スウィートバック』はね…そういうレベルで語る映画じゃないね、なんつったって全編、セックスと血と走りとファンクしかないんだから(笑)まぁ、でも、それがすごくかっこいいというか、ホントにそれしか言いようがないんだよな。

まんだむさんはメイキングが笑えると言ってたのでこれからメイキングを見ようかなと、

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2007-12-07

[][]パンズ・ラビリンス 18:12 パンズ・ラビリンスを含むブックマーク

f:id:katokitiz:20070909230548j:image:right

パンズ・ラビリンス』を観た。これは今年のベスト5に確実に食い込む傑作だ。すごすぎて書く事が山盛り。ヘタすりゃ『ブラックブック』を越える残虐描写!バートンやギリアムに並ぶ独特の映像美!『千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』など、宮崎アニメを彷彿とさせるストーリー!歴史や寓話、神話など様々な要素をきっちりと2時間以内に詰め込んだ編集!

ガイ・リッチーは『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』から『スナッチ』を撮ったが、ギレルモ・デル・トロは同じスペイン内戦化を舞台にした『デビルズ・バックボーン』から『パンズ・ラビリンス』を撮った。ガイ・リッチーは焼き増しくらいしか出来なかったが、デル・トロは焼き増しにならず、しっかりと作品のレベルをグンと上げて来た。

スペイン内戦化でおとぎ話にしか希望を見出せないオフェリア。彼女の母はサディストなナチの将軍と再婚。妊娠。後継者を望んでる義父の事をオフェリアは嫌っている。そんな地獄のような日々を送る事になったオフェリアの前に妖精が現れ、その妖精についていくと牧羊神(パン)に出会い。あなたはお姫様の生まれ変わりです。と言われる。そのオフェリアに3つの試練を与えるパン。その試練が。

ちょーでかいカエルの中にある鍵を取る事。

豪華絢爛な食べ物の誘惑に負けずに剣を手に入れる事。

弟をサディストのナチ将軍にバレないようにさらって、パンズ・ラビリンスに連れてくる事。

ただ、これだけの試練なのだが、それはまるで風呂掃除をするだけなのにハラハラドキドキする『千と千尋』のよう。『ミツバチのささやき』が元ネタらしく、それを見てないのでなんとも言えないけど、かなりいろんなところに元ネタが隠されてるだろう。ただ、個人的には『千と千尋』の影響がすごく強いと思う。カエルのシーンなんて、カオナシを彷彿とさせたし、CGもすごく精巧なんだけど、あえて(多分)人形アニメのような質感と動きにしてあって、そういう部分もすごく好感が持てた。

木陰に入ったり、木が画面に被さる時にカットバックして、映像を変えるなど、ファンタジック以外な部分でもすごく魅せてくれる。映像は全カット美しく。森の撮り方、使い方は秀逸だ。『パンズ・ラビリンス』はファンタジーと銘打って公開されたが、実は現実的な部分がすごく多い。大半を占めてる。特にそれを象徴してるのが、徹底した惨殺。『ミュンヘン』や『シンドラーのリスト』のように徹底している。頭をガスガス撃ち、顔面をナイフで切られ、死ぬ寸前まで拷問するなど、ものすごくリアルに描写する。

ファンタジーというのは現実逃避にしかならないから、その中で現実を見せてくれなければ観る意味が無いと思ってる。『パンズ・ラビリンス』はファンタジーと言いながらも、すごく現実的で残酷な部分が多い、現実は地獄でクソみたいなもん。だからおとぎ話の方が美しいという『パンズ・ラビリンス』実際、オフェリアはスペイン内戦の被害者であり、彼女が逃げ込んだ世界は彼女の理想の世界だった。

ハッキリ言って万人にお勧め出来ないし(残虐な映画が苦手な人は絶対に観ない方がいいと思う)

ある種のおとぎ話を期待すると、完全に裏切られるが、確実に『デビルズ・バックボーン』は越えてる。

てなわけでよしなに。

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2007-12-06

[]銀杏BOYZの『光』と『あいどんわなだい』 18:22 銀杏BOYZの『光』と『あいどんわなだい』を含むブックマーク

HDDに撮ってて、見てなかったニュース23鑑賞。銀杏BOYZが出演したヤツだ。番組の最後の最後に登場して、12分ある新曲を披露していた。もちろん尺に収まるわけなく、途中でカットされてたが、すごく感動した。胸が震えた。久しぶりに音楽を聞いて、泣きそうになってしまった。銀杏BOYZを聞くと、音楽を聞いてて、細部があーだこーだだとか、音質がどうのこうのとか、言うのがすごくバカらしくなる。それは私みたいな人間の事を指すんだけど、音楽ってかっこいいか、すごいかだから基本的に。

昔、Mr.ChildrenMステに出た際、ウルフルズの『ええねん』を評して、

「いやぁいいなぁっと思って、これ聞いてるとオレ何グダグダ歌ってんだろうって(笑)自分の歌ってる内容がね、嫌になってきます、でもとっても素敵で僕は大好きですね。」

と言ってた。まさにそれなんだ。峯田和伸というか、他のメンバーもそうなのだけれど、人間そのものが音楽というか、ロックというか、すさまじくかっこいいんだ。

新曲の『光』は吉田拓郎のようなフォーク調の曲だが、「君の首を締めていたよ 君は「殺して」と言う 君はいつかの僕だったんだ」という衝撃的なフレーズがあって、オブラートに包まない生々しい歌詞は健在だ。やはり銀杏BOYZはかっこいい。

んで、その前に出した『あいどんわなだい』をyoutubeで聞いたんだけど、これがめちゃくちゃかっこよくて早くCD借りてこなきゃと思った。

仕事から帰ってきて、メディアパワーに行き、銀杏BOYZ『あいどんわなだい』ユニコーントリビュート音速ラインの新曲をレンタル。帰って『あいどんわなだい』を聞く。すげぇかっこいい。かっこよすぎる。銀杏BOYZって嫌いって人も多いし、目を背けたくなったり聞きたくない事をぶつけてきたりするけど、そのどうしようもなさがかっこいいっていうか、ウソ無く歌ってる気がする。誰とは言わないけど、ヘタなラブソングが虚構なもんに聞こえるんだよね。

今回の『あいどんわなだい』もすごくシンプルで素直なラブソングだ。「純情可憐な君を気持ち良くしたい 純情可憐な君とweezer聴きたい 純情可憐な君と杏仁豆腐食べたい」とか、普通だったら「君に会いたい」とか「キレイな星を見せたい」とか歌うんだけど、銀杏BOYZはそうは歌わない。直球にリアルに、好きな娘としたい事を叫ぶ。こういう部分に私はとても共感を覚える。特に銀杏BOYZはセックスの事について包み隠さずに歌うけど、『あいどんわなだい』でも「おしべとめしべがおっぺけぺー」「ジーザス! YES! 骨になるまでキスしたい」とか、普通の人は恥ずかしくて歌えない様な部分も歌う。そういうのが私みたいな人にはかっこいいんだよなぁ。でも、そっちの方がホントだもん。AVとか激しいラブシーンの映画とかなんてウソだもん。セックスって冷静に考えるとすげぇヘンだもん。客観的に見るとアホみたいじゃん。

一般的に女の人が恋愛体質だっていうけど、峯田和伸もそうなのかもしれない。ここまで恋愛の事を本気で歌えるアーティストって居ないし、ここまで大っぴらに言える事もすごい。

あいかわらず音は歪みまくって気持ち悪いし、妙にバカでかい音で収録されてるし、いい音で録音しようとしてるアーティストとは真逆に作ってるけど、オレみたいな人間にはかっこいいんだな。ラストにビートルズパロディをしてるところもおもしろいし、とにかく「あいどんわなだい」はとてつもない傑作ですよ。12時まで寝て、銀杏BOYZを聴きまくる。『あいどんわなだい』があまりに良い曲すぎるために、また銀杏BOYZブームが到来する。んで、前に買おうと思ってた、ドキュメンタリー『僕たちは世界を変えることができない』を購入。

15時頃『僕たちは世界を変えることができない』鑑賞。すごくいいタイトルだ。世界を変えることは出来ないけど、音楽を奏でる事は出来るし、何かを突きつけたりする事は出来る。このドキュメンタリーはゴイステ解散から峯田の映画出演、ライブ、アルバムレコーディング、発売までを追ったものだ。発売に先駆けて、映画館で上映もされたほどの力作である。

まぁドキュメンタリーとしては完成度も低いし、かなりイビツな出来だし、わけわかんないもんが延々映ったりするけど、2時間半、まったく長さを感じさせない。ここが映画と違う部分でドキュメンタリーのおもしろさになるんだよなぁ。何よりも銀杏BOYZがどのように音楽的な方向性を変えていったかとか、迫力のライブ映像とかが素晴しい。これ編集した人、ホントに銀杏BOYZが好きで好きでしょうがないんだよね。そんな感じの映像だった。第三者がどうのこうのじゃない。銀杏BOYZが好きで好きで、でもちゃんと他の人にも見せる様な作品にしようと、そんな感じの温かさが伝わって来る。私は青春パンクが流行った時、結構聴いてたけど、似てるバンドがドカドカ出てきて飽きた。でも銀杏BOYZサンボマスターだけは未だに聴き続けてられる。その理由がこのドキュメンタリーを観て、ちょっと分かった気がした。私は音楽性がどうのこうのというよりもこの峯田和伸という男が好きなんだな。心から尊敬してるんだと思うよ。

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2007-12-05

[][]脚本だけが悪い『黒帯18:26 脚本だけが悪い『黒帯』を含むブックマーク

11時まで寝て、ラーメンを喰らい、12時45分より『黒帯』鑑賞。

とても素晴しいし、こういう映画を待ってた!と言いたいが惜しい!という作品。

素晴しい点はいくつもある。いきなり千葉真一の息吹のようなシーンから始まるが、まさにそこから空手の魅力が90分にぎっちり詰まっている。かつてクンフーを広めるために映画に出たブルース・リーのように本物の空手家をスクリーンに登場させ。しっかりとワンテイクで、さらに全身を映して、空手の技を細かく演出したのは素晴しい。今の格闘映画が妙なバストアップと細かいカット割りで台無しにしてる事を考えると、ブルース・リーが『燃えよドラゴン』で魅せた衝撃が蘇ってきそうな感じだ。しかも主人公の人がすごくジミー・ウォングに似てるし、顔もいい人を選んでいる。大日本帝国と言われた軍国主義日本を舞台に、流派は同じだが思想が違う2人の生き様を描いた作品だが、その時代背景やら、空手のシーンやらで、個人的に『ドラゴン怒りの鉄拳』を思い出してしまった。

1番重要な試合シーンの撮影がヘンチクリンだったり、クライマックス長回しがガキのケンカにしか見えないのはご愛嬌だとしても、ヘンに音楽は鳴らないし、無駄なセリフも無いし、格闘家としての姿勢や哲学的な要素まであり、かなり盛り上がる。

ただね、この『黒帯』という映画は…

脚本が壊滅的に悪い!というか悪過ぎる!!!!ぶっちゃけ、小生意気なガキにムカついたりしたし(これはオレだけだろう)手を出すな!と教えられてきた主人公が手を出したり出さなかったりでよく分からんし、それぞれのキャラが何考えてるか分からんし、ビックリするくらい都合が良く話が進むし、特に後半が酷過ぎるんですねぇ、ホントに前半は素晴し過ぎるくらいいいのに、後半で急転直下に悪くなる。演出はホントに素晴しいんですよ、セットもロケハンも映像もホントに素晴しい。ただ、脚本がホントに悪い。なんだろう、集中力が途切れたのか?みたいな感じにがたがたになるんですねぇ、だって、おかしいもん。偶然が偶然を呼びすぎてるのもさることながら、マンガよりも酷くなるの、特にあのくだりだよ、見た人なら分かるあのくだり。ラスト付近の。畑みたいなところの…

あー!!!!もどかしいからネタバレツッコミするぜ!マウスドラッグよろー。

主人公が誘拐したとかなんとかいうところがさあるわけなんだが、なんて軍隊よりも先にあの売春を斡旋してるところが主人公の居場所を嗅ぎ付けたんだ?あそこは絶対に要らないはずなんだよ、その後の展開になんの影響もない。なんであんなシーンを入れたか意味がまったくわからん。さらにあの軍隊長みたいなヤツもなんなんだ?だいたい、大日本帝国とか言われた軍国主義日本がよぉ、いきなりあの主人公を許してるところがわからん!納得いかんぞ!

ネタバレツッコミ終了

誰だ!こんな酷い本を書いたのは!と思ってたら、あいつですよ、あの才能の欠片もないあいつです…はぁ…、、、、、こいつにはいつもがっかりさせられるんですが、またですか…『らせん』『コールドスリープ』『アナザへブン』と、駄作ばっかり撮り続けてるヤツですよ。『ドラゴンヘッド』という映画もありましたが、あまりに妹がボロカスにけなしすぎてたので観てません。『ドラゴンヘッド』の原作は大好きなんですがね。あえて観てみようかな。

まぁそれにしても「黒とは染まらず自らの信念を貫く色である」とかいう名言が飛び出したからよしとしよう。あういぇ。

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2007-12-03

[]ベオウルフ 18:44 ベオウルフを含むブックマーク

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8時にスパッと目が覚める。なので、起きてしまったのならばと思い『ベオウルフ』を観に行く事にした。

9時半に『ベオウルフ/呪われし勇者』鑑賞。アンソニー・ホプキンス演じる王様に一体何があったんだ?とか、明確にしない部分も多々あり、結局のところ、原作を知らないと楽しめないんじゃないか?とも思ったが、映画自体は無茶苦茶おもしろかった。ほぼ90分だし、この手の映画にありがちな重々しい雰囲気は一切無し。CGで実写作品に近いもんをやるというコンセプトをついに手元に引き寄せた感じはある。美術だとか、メイクとか、衣装の事を考えると意外とこちらの方が安く出来るのかも。ただ『ロード・オブ・ザ・リング』みたいにアナログ撮影の中にCGがあった方が感動はするけどね。

でも「実写で撮ればいいじゃん!」という作品にはなってない。ちゃんとCGアニメの意味がある。ちゃんと人が叫んだら、その喉の中からカメラが出てきたり、木と木の間を猛スピードでカメラがトラックバックしたり、人が飛ぶシーンでは、カメラがその人に寄り添うようにくっついてたり、カメラワークがとにかくおもしろい。3D上映もしてるらしいが、これは絶対に3Dで観るべきだろう。アクションシーンはとにかく派手で見世物小屋状態だ。

ゼメキスというと、間に合うのか?間に合わないのか?みたいなサスペンス的な演出をよくするが、『ベオウルフ』ではそれを一切封印して、徹底的にダークで残虐な娯楽映画を作り上げてる。『ロード・オブ〜』に触発されたのだろうが、あれには勝てないとわかった上での演出は非常に小気味良く、ひたすら残虐的に撮ったのも好感が持てる。というか、ストーリー的にはファンタジー色は薄い。男ってのは結局、富と名声と権力と飛び切り美しい女には弱いっていう映画だし(笑)

ゼメキス監督と言うと『ポーラ・エキスプレス』とか、ファミリー映画を撮ってるイメージもあるだろうが、『BTTF2』のビフの世界だとか、『キャスト・アウェイ』での飛行機がぶっ壊れるシーンとか、スピルバーグとかと変わらない残虐さにもぬかりはない監督。まぁ『ベオウルフ』はその側面が存分に発揮された作品。

人間が虫けらのように壁に叩き付けられて死んだり、

肉体が腐敗したクソでかいゾンビみたいなのに腕をもぎ取られたり、

さらに体をねじられて、ブチッと真っ二つに裂かれ、臓物や肉片が飛び散ったり、

竜みたいな怪物にナイフを突き立て、血が滝のように溢れたり、

目ん玉の裏側から、剣をブッさして、血まみれになった主人公が飛び出してきたり、

とにかく凄まじい。冒頭の大殺戮シーンなんて、最近こういうのが流行ってるのか?というくらい徹底している。

これがなんの指定もなく公開していいのかという感じだ。個人的には嬉しい事なんだけど、もし、CGを使った冒険活劇だと勘違いして、子供を連れてきたら、親はどうするんだろう?セリフもすごくて、『オレの獣(チンポの事)を女はねだってる』って歌ったり、『とっとと口でやってくれ』とか、ド下ネタばっかり!ゼメキスすげぇよ!

まぁ、1番の語りどころはジョリー姐さんのフルヌード(CGだけど)ですわな。予告編でもちらっと出てたが映画では完全なフルヌードで、ところどころ金箔みたいので隠れてはいるものの、素っ裸で出て来る(でもCGだけど)あれはモデリングとかどうするんだ?きっとオレみたいなヤツが妄想したり、ヌード雑誌とか読んで、がんばるんだろうが、ジョリー自身も出来た映像に関与するでしょう?「もっと胸をでかくしなさい!」とか「もっと腰をくびれさせなさい!」とか(笑)この場合どうやって撮影したのか?とかギャラはどうするんだ?とかいろんな謎があるが、まぁそれは他の人に任せる事にしよう。

ジョリーのおっぱいがどうのこうの言われますけど、主人公も素っ裸で戦ったりするんですよ!でもね、肝心のちんこ的な部分は剣の持つ手で隠れたり、煙で隠れたりして、バカっぽいの(笑)というか、何故裸で戦う?????

ちょっと人間の動きがぎこちないような部分もあったりして(というか、今は動き自体をコンピューターに取り込めるだろうが)違和感がある部分もあったが、ホントに気にならない程度で、映像のクオリティはとにかく高い。ゲームのムービーシーンを90分作り込んだ感じだ。ゲームのムービーシーンのクオリティが高いから、それに映画が負けてなるものか!というくらいの意気込みを感じる。

まぁね、賛否両論あるだろうし、まったく受け付けない人もいるだろうが、個人的には楽しめた。『ロード・オブ〜』と『300』を足したようなとかいう触れ込みで公開してるが、それは合ってる気がする。オススメです。

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