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2011-05-18

[]アイドルなんてなるもんじゃない「アイドルすかんぴん」 12:52 アイドルなんてなるもんじゃない「アイドルすかんぴん」を含むブックマーク

何かと話題の「ザ・ノンフィクション アイドルすかんぴん」を見た。

f:id:katokitiz:20110518124801j:image

ザ・ノンフィクションという番組は新潟ではやってないのだが、Twitterタイムライン上に「アイドルすかんぴんがすごい!」とやたら流れて来たので気になっていた。

そのツイートの内容から察するに、売れないアイドルの苦労を追ったドキュメンタリーだということだけは分かったのだが、普段「ザ・ノンフィクション」についての話題が出て来ないTwitterにて、この番組が注目されたのは、アイドル戦国時代と言われていたり、タレントの上原美優自殺してしまうというショッキングな事件があったりしたというタイミングもあっただろうが、何よりも売れないアイドルがアダルトチックなヌードギリギリの仕事を引き受けたりするさまや、所属事務所の社長に「お前みたいなレベルの女なんて東京にはゴロゴロいるんだよ!」と罵倒されたりするさまを日曜の昼に放送したという英断もあったのではないかと思われる。

某サイトにて見たのだが、個人的な感想として、番組の内容は自分の期待通りというか、想定内というか、まぁこんなもんだろうなぁだった。

何故かというと、最近かつてのおニャン子モー娘。などの元アイドルたちがバラエティ番組に出て、過去のことをぶっちゃける番組が増えて来ていて、かつて社会現象になったアイドルですら裏でこんなめにあっているのだから、売れないアイドルだったらその苦労は何倍にもなるだろうなぁと思ったからである。パニック障害を起こしたり、脚本に書かれてた以上(ヌード)のことを要求されたりして困惑するシーンが映されたが、吉田豪の『元・アイドル』にはそんなこと当たり前のように書かれていたりする。

元アイドル! (新潮文庫)

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もっと言えば、AKB48が出演する番組でも、メインのメンバーではないいわゆるアンダーと呼ばれる彼女たちの悲痛な叫びがいろんなところから聞こえていていて、それで耐性が出来てしまったのかもしれない。

そう、今、売れてる/注目されてるアイドルでさえ、実のところかなり苦労しているのだ。

AKBINGOの「語ルシス」という、同世代の女の子たちと本音をぶつけ合うという企画の中で、「AKBつっても知られてるのはホントにメインに出てる人くらいで、それ以外の人なんて知られてない。ぶっちゃけAKBだけじゃ喰えないんですよ」とメディア選抜のメンバーがいる中で堂々と言ってのけた娘がいたが、それは本当だろう。

AKBの場合はAKB自体を夢の通過点として、卒業して羽ばたいていってほしいというコンセプトだが、それにしてはあまりにもだし、実際には厳しい現実がそこには待っている。

そもそも一万人という応募の中からAKBに入るのは十数人、さらにそこから月に一万と噂される給料で二年から三年という研究生期間*1を経て、正式メンバーに昇格したとしても、その努力とは裏腹に「誰このブサイク?」と世間からは言われ、握手会にて人が集まらず惨めな思いをしたりする娘もいる。さらに研究生で苦労しても芽が出なければセレクション審査という名のクビきり宣告があり、遅刻やAKBらしからぬ行動を取ったりするとクビに近づいてしまうという恐ろしいシステムもある。いざ正式メンバーに昇格したとしても大手プロダクションに移籍しなければピンでの仕事などまわってくるはずもなく、当然ながらプロダクションに移籍が決まったとしても、「誰これ?」と言われる娘もいるわけで、本当においしい思いをしているのはCDの売り上げで得る印税でうっはうはの秋元康くらいのもんである。しかもメディア選抜はメディア選抜でランジェリー姿で踊り狂ったり、番組で芸人顔負けのムチャぶりさせられたり……

アイドルが儲からないというのは昔からよく言われてることだが、恐らくAKBでも儲けてるのは総選挙の8位くらいまでだろう。と言っても実際はもっともっと貰っても良いレベルの働きをしていて、こんなに働いてるのにこの程度なのか!?と思ってる娘が大半だとは思うが……自殺した上原美優だって給料が15万〜20万だったという噂もあるし……

夢を売る商売とは言え、それで得るものはほんのわずか、金銭面で一般人よりも貰っていれば有名税なんて言葉も当てはまるだろうが、アイドルというのはハッキリ言って失うものの方が圧倒的に多い。番組に出演した3人のアイドルはあの内容なら放送してほしくはなかったとブログに書いたりしているらしいが、華やかではない地下アイドルと呼ばれる世界にスポットを当てればあの編集は当然だろうし、その3人には本当に申し訳ないんだけど、ホントにあれ以上のえげつないことは他にもっともっとおこってるはずで、日曜の昼に放送されるということを鑑みたら、まだあれは優しい方だったのではないかなと思う。実際に「応援してます!」という声がその本人のブログのコメントに殺到してるというのは良い印象を与えたからなのではないだろうか。

というわけで、アイドルすかんぴんは、あくまでも日曜の昼間というフィルターを通して描かれた芸能界の裏側としておすすめ。もしじぶんの娘がアイドルになりたい!と言い出したら、この番組を見せて、さらに吉田豪氏の『元・アイドル』を読ませましょう。それでもアイドルになりたいというのならそれなりの覚悟があるということなので、是非汲み取ってあげてください、あういぇ。

関連エントリ

「裏切られた」「放送しないで」フジ「アイドルすかんぴん」演出に出演者が続々苦言 - ライブドアニュース

「アイドルすかんぴん」 - みせもんぞめき!

*1:当然一年足らずで正式メンバーになる娘もいるが、それはホントに稀である

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